2019年05月26日
11回戦@東京ドーム 広島4−5読売 終盤同点に追い付くも、フランスア投手誤算で敗戦。連勝は11でストップ。
広島が逆転負け 35年ぶり12連勝ならず…代打長野が執念の同点打もフランスアが誤算
5/26(日) 17:44配信
「巨人5−4広島」(26日、東京ドーム)
広島の連勝が11でストップ。球団タイ記録となる35年ぶりの12連勝はならなかった。
負けて強し。王者の力は示した。3点を追う七回、鈴木の適時打、代打長野の2点適時打で同点。劣勢を跳ね返し、鯉党も盛り上がったが、この日ばかりは巨人の執念が上回った。
八回、4番手のフランスアが1死満塁のピンチを招くと、重信が放った浅い飛球で三走・岡本がスタート。中堅手・野間の送球が三塁方向にそれ、激走の岡本が生還。緒方監督がリクエストを要求したが、判定通り、セーフとなった。フランスアは2敗目となった。
巨人は負ければ3位転落の危機だったが、何とか勝利。広島とのゲーム差を2とした。不調に苦しんでいた岡本が一回に9号3ラン。八回を三者凡退に抑えた沢村が今季初勝利を飾った。
今日の試合は終盤にもつれる展開になりましたが、最後は読売の執念を感じました。
広島は1回表、読売先発の山口投手から、西川選手がレフトへの犠牲フライで1点を先制しました。
しかし、1回裏、先発アドゥワ投手が捕まりました。読売岡本選手にレフトスタンドへ逆転の3ランを浴び、1−3とされました。結果的にはこの3ランが効いた感じになりました。立ち上がりのアドゥワ投手は球が高めに来ていました。低めに来ていれば、球がナチュラルに動くので長打はないのですが、高めに来ると打たれてしまいます。
4回裏は読売ゲレーロ選手にライトスタンドへソロホームランを浴び、1−4とリードを広げられました。
結局アドゥワ投手は5回87球を投げて7安打4失点でした。全てホームランによる失点だったので、非常にもったいなかったですね。しかし、今日のピッチングはアドゥワ投手にとっては糧になったと思います。
7回表、広島の反撃が始まりました。読売2番手のアダメス投手から、鈴木選手がライト前へのタイムリーで2−4とし、さらに読売4番手の田原投手から、代打長野選手がセンター前へ2点タイムリーを放ち、ついに4−4の同点に追い付きました。なお2アウト満塁のチャンスで、會澤選手が左中間を破ろうかという飛球を読売レフトゲレーロ選手が好捕して、逆転にはなりませんでした。
8回裏、4番手のフランスア投手が誤算でした。ヒット2本と申告敬遠などで1アウト満塁のピンチを招き、読売重信選手がセンターへの浅いフライを打ちました。ここで3塁ランナーの読売岡本選手がタッチアップしました。本塁のタイミングは非常に微妙でしたが、センター野間選手の返球が少しそれたため、岡本選手は生還し、4−5と勝ち越されました。たらればを言うのはあれなんですが、野間選手の返球がまともならば、本塁タッチアウトになっていたと思います。
9回表、読売6番手の中川投手から、2アウト1、3塁と同点のチャンスを迎えましたが、田中選手がショートゴロに倒れて、あと一歩というところで試合終了となりました。
いつかは連勝が止まる思いはありましたが、敗戦するとやはり悔しいですね。今日は球際の差で負けた感じがしました。これで2位読売とのゲーム差は2になりました。当分は読売との首位争いが続きそうですね。しかし、この11連勝は広島らしい戦いを完全に取り戻した感じです。この先も大型連勝がありそうです。
さて、あさってからは神宮でヤクルトとの3連戦、そしてマツダスタジアムで阪神との3連戦を戦い、その後いよいよ交流戦に突入します。交流戦前の6試合は、きっちり勝ち越して、首位をキープして挑みたいですね。