広島が球団史上３度目の１１連勝！ついに貯金２桁到達 菊池涼＆バティ弾でＧに５連勝
5/25(土) 17:16配信
８回、ソロを放ち得意げな表情で三塁をまわるバティスタ（撮影・金田祐二）
「巨人５−７広島」（２５日、東京ドーム）
広島が３年ぶりの１１連勝。貯金が２桁１０に到達し、２位巨人に３差をつけた。巨人戦は１分けを挟んで５連勝となった。
序盤から猛攻を仕掛けた。二回に鈴木の二塁打をきっかけに、安部の併殺の間に先制。三回には菊池涼が左翼席へ４号ソロを放った。
四回は１死一、三塁でジョンソンに強攻させる緒方監督の采配も的中。ジョンソンは中前適時打で３点目を加えると、野間も適時二塁打。メルセデスをＫＯ負けした。
六回には強力クリーンアップが鮮やかな３連打で追加点。２死から３番バティスタ、鈴木の連打で一、二塁として、５番・西川が右翼線へ適時二塁打を放った。八回にはバティスタが左腕の戸根から左翼席上段へ１２号ソロ。スタンドがどよめくほどの完璧な一撃だった。
ジョンソンは八回途中４失点で４勝目。デーゲームは５戦４勝となった。
なお、チームの１１連勝以上は８４年、１６年に次いで球団史上３度目となった。
巨人はメルセデスが今季ワーストの四回途中４失点で３敗目。２連敗で首位・広島とのゲーム差は３となった。
広島の連勝が止まりませんね。ついに球団記録に王手になりました。
打線は今日は小刻みに得点を積み重ねていきました。２回表、読売先発のメルセデス投手を攻め、ノーアウト１、３塁から安部選手のセカンドゴロ併殺の間に１点を先制しました。先制できたのは良かったですが、併殺は避けたかったのが本音ですね。
３回表には菊池涼介選手が左中間スタンドへソロホームランを放ち、２−０としました。菊池選手の思い切りの良さが生んだホームランでしたね。
４回表は１アウト１、３塁から、ジョンソン投手がセンター前へタイムリーを放ち、３−０としました。ジョンソン投手はこのヒットが今季初ヒット、初打点となりました。なお１アウト１、３塁から、野間選手が左中間へタイムリー２ベースを放ち、４−０としました。ここで読売メルセデス投手はKO。２番手に田口投手が登板しました。さらに２アウト２、３塁から、バティスタ選手が空振り三振しましたが、キャッチャーの読売小林選手が捕球できず、１塁への送球が悪送球になり、３塁ランナーが生還し、５−０と今日も試合の主導権を握りました。
５回裏に１点返されましたが、６回表、２アウト１、２塁から西川選手がライト線へのタイムリー２ベースを放ち、６−１としました。
８回表は読売３番手の戸根投手から、バティスタ選手がレフトスタンドへ完璧な当たりのソロホームランを放ち、７−１とし、これでほぼ試合は決まったかに見えました。
先発ジョンソン投手は制球も球のキレも良く、７回までは読売打線を見事に抑えました。失点は５回裏に読売ゲレーロ選手にライトスタンドへ打たれたソロホームランの１点のみでした。ジョンソン投手はゲレーロ選手と相性が悪いんですよね。
８回裏、ジョンソン投手は続投でしたが、先頭の読売山本選手にライトポール際にソロホームランを浴び７−２になりました。このホームランは想定外だったと思います。これでジョンソン投手が浮き足立ったのか、読売小林選手に四球、続く代打陽選手に左中間への２ベースを浴びてしまいました。ここで広島は２番手にレグナルト投手が登板しました。が、読売中島選手にセンターへの犠牲フライを打たれ７−３。そして読売坂本選手に左中間スタンドへ２ランを浴び、７−５と２点差に迫られました。しかし、後続をなんとか抑えました。結局ジョンソン投手は８回途中103球を投げて、５安打４失点でした。最後はスタミナ切れみたいでしたが、間違いなく調子を上げてきています。来週の登板も期待していいと思います。
９回裏は抑えの中崎投手が登板しましたが、今日も「中崎劇場」が開演しました。先頭の読売ゲレーロ選手がレフト線への２ベースで出塁。続く代打大城選手はファーストゴロで１アウト３塁に。続く代打阿部選手の打った打球はショート右へのハーフライナーでした。抜けたら１点差になり、かつ同点のランナーが出塁するという、かなりヤバい展開になるところでしたが、田中選手がダイビングキャッチを試み、ダイレクトではなかったですが、１塁に送球して間一髪アウトになりました。３塁ランナーのゲレーロ選手は本塁に行けず、２アウト３塁になりました。この田中選手のプレーはチームを、そして中崎投手を救いました。続く読売陽選手は空振り三振に打ち取り、「中崎劇場」は終了。７−５で逃げきりました。
これで広島は３年ぶりの１１連勝になり、貯金もついに１０になりました。さらに、２位読売に３ゲーム差に広げました。さて、明日は球団記録に並ぶ１２連勝をかけての一戦になります。広島はアドゥワ投手です。前回阪神戦は７回４安打無失点で勝利投手になっています。かなり安定した内容で、低めに球が集まれば、連打されることはないと思います。読売は山口投手です。前回中日戦では６回途中１０安打４失点で敗戦投手になっています。今の広島打線ならば、十分攻略できるでしょう。ただ、読売も明日は必死に戦ってくるでしょうから、広島としても心して戦わないといけません。明日も勝って、首位をがっちり固めていきたいところですね。
