2019年05月17日
7回戦@甲子園 広島10−2阪神 中盤逆転されるも、終盤の猛攻で突き放し5連勝で単独2位!バティスタ選手4安打の活躍!
広島 5連勝で単独2位浮上!バティスタ4安打の活躍 九里が今季初白星
5/17(金) 21:43配信
<神・広>8回表1死一、二塁、バティスタは左前に適時打を放つ(撮影・奥 調)
◇セ・リーグ 広島10−2阪神(2019年5月17日 甲子園)
セ・リーグ2位の広島が、9回に大量7点を挙げ、同率2位で並ぶ阪神を10−2で下し5連勝で今季初の貯金4。同率2位で並んでいたヤクルトが敗れたため、単独2位に浮上した。バティスタが8回の勝ち越し適時打を含む4安打2打点と活躍。3番手の九里が今季初白星を手にした。阪神は先発・西が7回まで3安打1失点の好投も8回に崩れ、今季4敗目を喫した。
広島は4回、2死一、二塁から西川が中前適時打で1点を先制。先発の床田は5回まで無失点の好投も6回に1死満塁から梅野、マルテに連続適時打を浴び2失点で降板。続く満塁のピンチは2番手レグナルトが追加点を許さず。すると8回、西から1死一、二塁のチャンスを作ると菊地涼の左前適時打で同点。さらに1死一、二塁からバティスタも左前適時打で続き逆転に成功した。
9回には2死満塁のチャンスで菊地涼が右前へ2点適時打。またもバティスタが左前適時打で続き1点追加。さらにこの日安打のなかった鈴木にも適時打が生まれるなど、打者一巡の猛攻を見せ一挙7得点で勝負を決めた。
8回までは1点を争う手に汗を握る展開でしたが、9回の猛攻で一気に試合を決めました。
打線は4回表、阪神先発の西投手を攻め、2アウト1、2塁のチャンスから西川選手がセンター前へ技ありのタイムリーを放ち、1−0と先制しました。追い込まれて、4球目のフォークボールだったと思いますが、巧みなバットコントロールでセンターへ運びました。
先発の床田投手は完璧ではありませんでしたが、粘りのピッチングで阪神打線を5回まで無失点に抑えました。4回裏は阪神梅野選手のライト前ヒットで阪神大山選手が本塁突入も、ライトの鈴木選手の好返球でタッチアウトにするなど、バックも床田投手をもり立てました。
しかし、6回裏、先頭の阪神糸原選手への四球をきっかけに、1アウト満塁のピンチを迎え、阪神梅野選手にレフト前タイムリーを浴び、1−1の同点とされ、続くマルテ選手にレフト前タイムリーを浴び1−2と逆転を許してしまいました。この回の床田投手は気持ちが守りに入ったのか、大胆さがなくなったような気がしました。ここで床田投手は降板しました。6回途中94球、8安打2失点でした。回の先頭に四球を与えたのが悔やまれますね。2番手にレグナルト投手が登板しましたが、1アウト満塁のピンチから、阪神木浪選手をセカンドフライ。続く西投手を空振り三振に打ち取り、追加点を与えませんでした。このレグナルト投手のナイスリリーフも素晴らしかったですね。
8回表、終盤の広島の粘りの攻撃が始まります。1アウト後、代打松山選手が四球で1塁へ。続く野間選手がファースト強襲の内野安打で1、2塁に。そして、得点圏打率リーグトップの菊池涼介選手がレフト前へタイムリーを放ち、2−2の同点としました。続くバティスタ選手がレフト前にタイムリーを放ち、3−2と逆転しました。阪神西投手の8回のピッチングは7回までと比べると、明らかに制球に乱れがあり、球が甘くなっていましたね。
そして、圧巻は9回表の攻撃でした。阪神2番手の島本投手、3番手の守屋投手を攻め、ヒット2本と四球で2アウト満塁のチャンスになりました。ここで再び菊池涼介選手がライト前に2点タイムリーを放ち、5−2としました。菊池涼介選手は本当に勝負強いバッティングを見せてくれています。続くバティスタ選手はレフト前にタイムリーを放ち、6−2に。さらにこれまでヒットのなかった鈴木選手がレフト前にタイムリーを放ち、7−2に。阪神4番手の石崎投手に代わりましたが、さらに2アウト満塁のチャンスから、會澤選手がレフトへの走者一掃のタイムリー3ベースで10−2と試合を決めました。
おとといの試合も、今日の試合も終盤に素晴らしい集中力で打線が繋がり、見事な得点を挙げていますね。強いカープが戻ってきた感じがしますね。
7回は九里投手(今日の勝ち投手)、8回はフランスア投手、9回は菊池保則投手が無失点リレーで締めくくりました。
これで広島は5連勝です。阪神とヤクルトが敗れたため、広島は単独2位になりました。いよいよ読売を捕まえるところまでやってきました。
明日はデーゲームです。広島の先発はジョンソン投手です。尻上がりに調子を上げてきていますので、明日もきっと抑えてくれると思います。阪神はメッセンジャー投手です。今日の西投手同様、難敵ですが、粘りが出てきた打線ですから、しっかり攻略してくれるでしょう。