2019年04月17日
5回戦@熊本 広島5−4読売 9回執念の逆転劇!石原選手決勝タイムリー!
逆転の広島健在!ヒーローの石原「今日をきっかけに」逆襲誓う
4/17(水) 21:37配信
9回、勝ち越しタイムリーを放ち塁上でポーズを決める広島・石原慶幸=熊本・リブワーク藤崎台球場(撮影・飯室逸平)
「巨人4−5広島」(17日、リブワーク藤崎台球場)
広島が執念の逆転勝ち。連敗を2で止め、6カード連続負け越しを免れた。
逆転の広島は健在だった。九回、2点差を追いつき、なお2死二塁。打席にはベテランの石原。「みんながつないでつないで作ったチャンス。何とかヒットを打てるようにと思った」という一打は、遊撃手・坂本勇の頭上を越える値千金の中前適時打。これが決勝打となった。
チームの執念が結集した。2点を追う九回、巨人の守護神クックを攻め、連打で無死一、三塁。一ゴロの間に1点を返し、なお2死三塁の好機で菊池涼が右越えに同点の適時二塁打を放った。押せ押せムードを作り、石原の一打に結びつけた。
拙攻を繰り返して幾度も好機をつぶし続けると、八回は昨季までの同僚、丸に5号2ランを許す最悪の流れ。今季3度目の3連敗まであとアウトひとつまで追い込まれたが、何とか屈辱的な敗戦を免れた。
石原は「うれしかった。カープファンも応援してくれる。今日をきっかけに、何とか勝てるように頑張ります」と約束。大歓声に手を上げて、感謝の思いを示した。
巨人は同点の八回に丸が5号2ランを放ったが、抑えのクックが大誤算。今季初黒星となった。チームは連勝ならず、貯金2。
8回裏、読売丸選手が勝ち越し2ランを打った時点で、今日も終わりかと正直諦めていましたが、広島東洋カープの選手の皆さんは諦めていませんでした。
広島は初回、読売先発の高橋投手の乱調から、1アウト満塁の大チャンスでしたが、松山選手が6−4−3の併殺に倒れ、チャンスを潰しました。松山選手がどうもいけませんね。今日も流れを持って来ることが出来ない試合になるのかとため息が出てしまいました。
1回裏、先発野村投手が捕まりました。2アウト2、3塁から、読売亀井選手がライト線へのタイムリー2ベースを放ち、0−2と先制されました。またしても重苦しい展開になりました。
3回表、先頭の菊池涼介選手がレフトスタンドへソロホームランを放ち、1−2としました。
しかし、相変わらず攻撃はちぐはぐで、5回表は三振と盗塁失敗の併殺。6回表は6−4−3の併殺と、広島らしい攻撃ができませんでした。
そして、7回表、読売3番手の吉川投手から、野村投手の代打西川選手が右中間へのタイムリー3ベースで2−2の同点に追い付きました。
両チーム共に継投の勝負になりましたが、8回裏、3番手フランスア投手が登板しましたが、開幕から調子があまり良くありません。1アウト後、読売坂本選手に四球を与え、続く丸選手にライトスタンドへ2ランを浴び、2−4と勝ち越されました。雰囲気は最悪です。丸選手に打たれるとは…。
カープファンの誰もが今日も敗戦濃厚だと諦めていたと思います。ドリヨシも諦めていました。しかし、9回表に広島らしい、素晴らしい打線のつながりがありました。読売の抑えのクック投手から、先頭の野間選手がレフト前ヒットで出塁。続く安部選手がレフト前ヒットでノーアウト1、3塁とし、西川選手がファーストゴロの間に1点入れ3−4。なお1アウト1塁で、田中選手はショートゴロでランナー入れ替わり2アウト1塁になります。ここで終わるのかと思っていたのですが、菊池涼介選手の打席中、読売クック投手が暴投で田中選手は一気に3塁へ進みました。ここが今日のポイントになりました。そして菊池選手はライトオーバーのタイムリー2ベースを放ち、ついに4−4の同点に追い付きました。続く石原選手ですが、追い込まれながら、クック投手の投げた高めのストレートをジャストミート!打球はショートの頭を越えてセンターへのタイムリーで5−4と逆転しました!石原選手様様です。この9回表から、広島の戦い方が本来に戻ったような気がします。
9回裏、抑えの中崎投手が登板しました。レフト長野選手の落球エラーもありましたが、最後は読売陽選手を4−6−3の併殺に打ち取り試合終了!最後は見事な逆転勝ちとなりました。
これで広島は連敗を2で止めました。ドリヨシは今日負けたら今シーズンは終戦だと思っていましたが、選手の皆さんの執念を感じました。この試合が、広島が浮上するきっかけになると思います。
明日は試合がありません。あさってからマツダスタジアムでDeNAとの3連戦です。今日の終盤の勢いをそのままに、是非勝ち越して欲しいと思います。