広島の連敗が５でストップ 床田が“救世主”プロ初１失点完投で２勝目
4/13(土) 17:06配信
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８回、神里を見逃し三振に斬り吠える床田（撮影・中田匡峻）
「ＤｅＮＡ１−６広島」（１３日、横浜スタジアム）
広島の連敗が５でストップ。先発・床田がプロ入り初の１失点完投で２勝目を飾った。
攻撃陣は打順を一夜で元に戻したことが奏功した。一回は１番・田中広が右前打で出塁し、二盗に成功。菊池涼、野間と３連打で先制に成功した。
２点リードの四回無死満塁では、主砲・鈴木が２３打席ぶりの安打となる３点二塁打。リードを５点に広げた。
先発床田は緩急を駆使して４安打１失点に抑え、投壊のチームを救った。ヒーローインタビューでは広島ファンの大歓声を浴び、「素直にうれしい。気負うことなく投げられた。『行かしてください』と最後まで投げました。このままチームに貢献できるよう、少しでも頑張るだけです」とうなずいた。
ＤｅＮＡは一回、神里が先頭打者アーチを放ったが、二回以降は得点できず。四回、４番の筒香が右肘に死球を受けて負傷退場し、打線の勢いが生まれなかった。
今までの悪い流れを払拭する床田投手のピッチングは見事でした。
１点先制した直後の１回裏、先頭のDeNA神里選手にライトスタンドへソロホームランを浴び、１−１の同点とされました。
今日も嫌な流れになるのかなと思いましたが、失点はこの１点だけでした。２回以降はテンポのいいピッチングでDeNA打線を０に抑えました。３回はDeNAソト選手をサードゴロ併殺に打ち取り、４回はDeNA宮崎選手をサードゴロ併殺に打ち取り、チャンスの芽を摘み取りました。８回は２アウト２塁とされましたが、DeNA神里選手を見逃し三振に打ち取り、ピンチを脱しました。今日の床田投手はストレートに伸びがあり、カーブやスライダーの変化球も冴え渡り、９回127球、散発４安打６奪三振２四死球で１失点の完投で、今季２勝目を挙げました。
2017年に肘を痛めて手術を受け、辛いリハビリとトレーニングを積み重ね、昨年は２軍で過ごしました。手術後なので、ドリヨシ的には無理に投げさせなくてもいいかなて思いましたが、床田投手は自ら志願して完投したと言う事で、肘の心配は全くないんだろうなと確信しました。広島投手陣に新たな救世主の誕生かもしれません。
打線は広島らしいつながりを見せてくれました。初回、DeNA先発の京山投手を攻め、先頭の田中選手がライト前ヒットで出塁し、すぐさま盗塁し、菊池涼介選手がライト前ヒットでつなぎ１、３塁とし、続く野間選手がレフト前へタイムリーを放ち、１点先制しました。鮮やかなつながりでした。しかし、その後満塁の大チャンスでしたが、後続が抑えられてしまいました。
DeNAに１−１の同点にされましたが、床田投手のテンポあるピッチングで、攻撃にもリズムが出てきたのか、３回表は西川選手のセンターへの犠牲フライと、安部選手のセンター前タイムリーで２点を挙げて３−１とリードしました。
さらに４回表はDeNA２番手の濱矢投手を攻め、ノーアウト満塁の大チャンスで、打撃不振の鈴木選手がライト線への走者一掃のタイムリー２ベースを放ち、６−１として完全に広島ペースにしました。鈴木選手は２４打席ぶりのヒットでした。ラッキーな当たりではありましたが、これが復調へのきっかけになればと思います。
広島は５連敗でストップしました。さあ、ここから広島の逆襲が始まります。一つこの勝利が、今後の試合に向けてのターニングポイントになるのではないでしょうか。
明日もデーゲームです。広島の先発は九里投手です。前回阪神戦は５回途中６安打４失点で負け投手になっています。しかし、今日の床田投手の好投が刺激となって、明日はかなり気合いの入ったピッチングをしてくれるのではないかと思います。DeNA先発は井納投手です。前回読売戦では５回５安打１失点で勝ち投手になっています。しかし、球数は８４球と、結構しんどいピッチングだったようです。明日も広島らしいゲームが出来れば、必ず勝利できると思います。九里投手の後の継投にも注目ですね。
