2019年03月05日
オープン戦@マツダ 広島4−1読売 床田投手4回無失点!會澤選手、バティスタ選手共に2ランで勝負決める!
広島床田Gキラー予感漂う圧巻0封、苦い記憶も払拭
3/5(火) 20:19配信
巨人打線を相手に力投する床田(撮影・栗木一考)
<オープン戦:広島4−1巨人>◇5日◇マツダスタジアム
セ・リーグ開幕前哨戦で、王者広島にGキラー誕生の気配だ。3年目左腕の床田寛樹投手(24)が巨人とのオープン戦(マツダスタジアム)に先発し4回無失点と好投。昨年までチームメートだった巨人丸から空振り三振を奪うなど、6奪三振で圧倒した。トミー・ジョン手術を乗り越え、開幕ローテーション入りに大前進。昨年広島は同カードで17勝7敗1分けだったが、若きサウスポーが新たに戦力として加わりそうだ。
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2ボールとカウントを悪くしてから、床田が敵となった丸に真っ向勝負を挑んだ。1回1死走者なしで巨人新打線の鍵を握る2番打者を迎えていた。144キロの直球を2球続けて空振りを取ると、最後も直球。148キロでみたび空を切らせた。丸を含め、初回先頭から4者連続奪三振の滑りだし。3回は2死一、二塁、4回は連打で1死一、二塁とそれぞれピンチを招いたが、落ち着いて後続を断った。紅白戦含め実戦4試合で12回0/3無失点とアピールを続け、開幕ローテを決定づけた。
「あまり左打者のインコースに投げられなかった。シーズンが始まるまでに、もっと厳しく投げられるようにならないといけない。(内容は)良くなかった。甘い球が多かった」
厳しい自己評価だったが、テンポいい投球は新たなGキラー誕生の予感が漂う強烈なインパクトを残した。昨季、巨人の対左投手のチーム打率2割3分2厘、148打点は、いずれもリーグワースト。広島ジョンソンに2勝、DeNA東に5勝、中日ガルシア(今季阪神に移籍)に3勝を献上するなど、各球団の左投手に苦しんだ。床田が17年にマークした唯一の白星であるプロ初勝利も巨人戦だ。
何よりこの日の4回67球、4安打6奪三振無失点の快投が、能力の高さを物語る。17年にトミー・ジョン手術を受け、1年間マウンドから遠ざかった。ボールさえ握れない日々を乗り越え、2年ぶりの「開幕」を迎えようとしている。この日上がったマツダスタジアムの1軍マウンドは、左ひじを痛めた17年4月19日DeNA戦以来。「(17年に痛みが走った)2回の初球は怖かったんですけど、しっかり投げられたのでもう不安はなくなりました」。苦い記憶も振り払った。リーグ4連覇を目指す王者に頼もしい男が加わった。【前原淳】
◆床田寛樹(とこだ・ひろき)1995年(平7)3月1日生まれ、兵庫県出身。箕面学園から中部学院大を経て16年ドラフト3位で広島入団。17年に3試合に登板し1勝1敗、防御率5・19。昨季は1軍戦登板なし。181センチ、85キロ。左投げ左打ち。
◆続々と投手が台頭する広島
16年 エースだった前田がドジャース入り。前年5勝に終わった野村が開幕から絶好調で16勝3敗、防御率2・71と抜群の安定感を誇った。最多勝、最高勝率のタイトルを獲得し、黒田、ジョンソンと強力な3本柱を形成した。
17年 精神的支柱でもあった黒田が現役を引退するも、右の本格派である薮田と岡田が台頭した。薮田は15勝3敗で最高勝率のタイトル。岡田もチーム2位の12勝をマークした。
18年 盤石と思われた薮田、岡田の調子が上がってこない中で、解禁となった2段モーションを駆使して大瀬良が本格化。15勝を挙げ最多勝を獲得した。
▽広島佐々岡投手コーチ 真っすぐで空振りが取れていた。真っすぐは(打者の手元で)動くこともあるし、力強い。(投手の中で)今一番目立っている。キャンプからずっといい結果と内容を見せてくれている。
▽広島緒方監督 問題ない。あれくらいはできる投手だと思っている。これからさらに成長できるように経験を積ませていきたい。
▽広島会沢 堂々と投げていた。ピンチでもおどおどせずに投げてくれて良かった。(真っすぐは)きれいな回転のときもあれば、ジャイロ回転のときもある。
広島岡田「感覚良かった」立ち上がり失点も前向き
3/5(火) 21:28配信
6回表巨人1死一、二塁、亀井に左前適時打を浴びる岡田(撮影・鈴木みどり)
<オープン戦:広島4−1巨人>◇5日◇マツダスタジアム
広島岡田明丈投手は及第点の投球で先発争いに生き残った。
登板した6回は先頭打者への四球から失点。1死満塁のピンチも招いた。それでも後続を断つと、7回以降は立て直し、4回で5三振を奪った。「球自体の感覚は良かった。制球面で課題が出たので、1つ1つアウトが取れるようイニングを重ねて投げていきたい」。立ち上がりに課題を残すも、前を向いた。
広島会沢が因縁巨人山口から今年1号、丸対策に必死
3/5(火) 21:34配信
3回裏広島1死一塁、会沢は左翼2点本塁打を放つ(撮影・浅見桂子)
<オープン戦:広島4−1巨人>◇5日◇マツダスタジアム
マツダ1号! 広島会沢翼捕手(30)が巨人とのオープン戦で今年1号を左翼席に運んだ。
12年に顔面死球を受けるなど因縁の巨人山口の失投を積極打法で捉えた。守っても先発床田を好リード。昨年まで11年間苦楽をともにした巨人丸から三振を奪った。今年も正捕手、強打者、そして選手会長と3足のわらじをはくコイの兄貴がチームを引っ張っていく。
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甘く入った失投を逃さなかった。9番に入った会沢は3回、高めに浮いた真っすぐを強振。「全然入るとは思わなかった」ライナー性の打球は、そのまま左翼席に吸い込まれた。2019年本拠地マツダスタジアム第1号を選手会長が豪快にぶっ放した。
「調子うんぬんじゃない。まだオープン戦なので、投手と勝負できるか」
山口から打った。12年に当時DeNAだった右腕から顔面に死球を受け、鼻骨骨折。昨年は2打席連続死球に珍しく感情をあらわにして激高した。因縁のある相手から今年1号で、オープン戦は4試合8打数6安打で打率7割5分、1本塁打6打点と打ちまくっている。選手会長で正捕手。昨季規定未到達ながら打率3割をマークした打棒も健在だ。
この日は、1学年下で、巨人へ移籍した丸と初対戦。昨年まで11年間ともに汗を流してきた仲間だけに、初めて後ろから見る赤ではないユニホーム姿に「不思議な感じがした」とほほえんだ。捕手として対戦した2打席は、1打数無安打1三振1四球に抑えた。「プロである以上、結果が求められる。向こうも必死になってくると思うので、こっちも必死に抑えたい」。6日の再戦以降も丸対策を練っていく。
春季キャンプ打ち上げ時には「過信と慢心は最大の敵。必死に戦っていきましょう」と名ぜりふでナインの士気を上げた。4連覇には攻守の要でありチームの精神的支柱でもある会沢の貢献は欠かせない。【前原淳】
広島バティスタ「いい結果」開幕1軍アピール弾
3/5(火) 21:38配信
広島対巨人 5回裏広島無死二塁、バティスタは左越えに2点本塁打を放つ(撮影・栗木一考)
<オープン戦:広島4−1巨人>◇5日◇マツダスタジアム
開幕1軍アピール弾だ。九州遠征から外れていた広島サビエル・バティスタ外野手が、「7番指名打者」でスタメン出場。
5回の第2打席に巨人山口の低めフォークを左翼席へ豪快にたたきこんだ。「センター返しを意識した。何とか前に飛ばそうとして、すごくいい結果になった」。最後も二塁打で2長打を記録。回避している守備についても「いつでもいける」と腕をまくった。
まずは床田投手ですが、今日もテンポのいい小気味良いピッチングでした。やはりストレートの威力は増していますね。丸選手からも三振を奪ったのは見事でした。今日は4回を投げて4安打6奪三振と上々の内容でした。これで開幕ローテーション入りは間違いないと思います。ジョンソン投手と共に左腕の先発が二枚になるのは、チームにとっても非常に大きいですね。
4番手に登板した岡田投手もまずまずの内容だったと思います。立ち上がりの6回に四球をきっかけに、読売亀井選手のタイムリーで失点しました。なおも1アウト満塁のピンチでしたが、併殺でピンチを脱しました。7回からは岡田投手らしいピッチングで無失点に抑えましたが、ドリヨシ的には、やはり制球力の向上が望まれます。あれだけ威力あるストレートを持っていますので、もっとゾーンで勝負して欲しいと思います。
打線は會澤選手が絶好調です。3回に読売先発の山口投手からレフトスタンドへ先制の2ランを放ちました。バットが内側から出て、コンパクトなスイングが出来ています。今季は會澤選手の打順を6番くらいに上げてもいいのではないかと思います。今年も頼れる選手会長ですね。
そして、今日7番指名打者に入ったバティスタ選手が一発回答で、5回に読売山口投手からレフトスタンドへ2ランを放ちました。これで再び1軍の外国人野手争いがし烈になりました。バティスタ選手とメヒア選手の一騎討ちになりますね。おそらくオープン戦の最終戦まで続くでしょうね。
今日は読売の丸選手、広島の長野選手が出場しましたが、マツダスタジアムの雰囲気はそれぞれの選手への温かい声援がありました。大きな混乱はなくて、良かったです。
さて、明日もマツダスタジアムで読売戦ですが、天気が心配です。
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