2018年11月09日
2018日米野球第1戦@東京ドーム 日本7−6MLBオールスター(9回サヨナラ) 柳田選手の逆転サヨナラ弾で侍ジャパン先勝!
【日米野球】侍ジャパン、柳田の劇的逆転サヨナラ2ランで白星発進 バックスクリーンに豪快弾
11/9(金) 22:09配信
MLB選抜に3被弾も最後の最後に試合をひっくり返す
逆転サヨナラ弾を放った侍ジャパン・柳田悠岐【写真:Getty Images】
■侍ジャパン 7-6 MLBオールスター(9日・東京ドーム)
野球日本代表「侍ジャパン」とMLBオールスターチームが対戦する「2018日米野球」は9日、東京ドームで第1戦が行われ、侍ジャパンは7-6でサヨナラ勝ち。9回に柳田悠岐(ソフトバンク)が劇的な逆転サヨナラ弾を放ち、白星発進となった。
侍ジャパンの先発マウンドに上がったのは岸孝之(楽天)。3回に先頭ロサリオに左翼へ先制弾を運ばれたが、4回まで2安打1失点と快投した。だが、1−1で迎えた5回に、ホスキンスに右前打、ロサリオに中前打と連打。続くメリフィールドを空振り三振に仕留め、1死一、二塁としたところで、球数が81球(53ストライク)に達してマウンドを下りた。
ここで稲葉篤紀監督はトップチーム初選出の成田翔(ロッテ)を投入したが、最初の打者サンタナに3ランを被弾。結局、岸は4回1/3を投げて4安打5奪三振1四球3失点(自責3)となった。
だが、その裏に甲斐拓也(ソフトバンク)の中前打、山田哲人(ヤクルト)の左前打などで1死満塁の絶好機を作ると、この日3番に入った秋山翔吾(西武)が走者一掃となるタイムリー二塁打を左翼線に弾き返し、一気に同点に追いついた。
6回にソトの2点弾で3度目の勝ち越しを許したが、9回にイエーツから會澤翼(広島)のタイムリーで1点差に迫ると、柳田がセンターバックスクリーンへ豪快な逆転サヨナラ2ラン。最後の最後に試合をひっくり返し、球場は悲鳴のような大歓声に包まれた。
Full-Count編集部
今日敗戦になっていた場合は、広島の岡田投手が敗戦投手になっていただけに、今日の勝ちで一番ホッとしているのは岡田投手ではないでしょうか。
今日の第1戦は両チームの良さが引き出された試合だったと思います。さすがメジャーの選手はパワーが違いますね。特に6回表、広島の岡田投手が打たれた2ランは、左バッターの擦った当たりのレフトフライかと思われましたが、打球はレフトスタンドへ吸い込まれました。東京ドーム全体がどよめく一発になりました。まさに規格外のパワーでした。
守備面ではスタメンでショートに広島の田中選手が入りましたが、好プレーを連発しました。メジャーの選手が「あのショートは誰だい?」と言わしめるほど、今日の田中選手は素晴らしいプレーを見せてくれました。
広島の菊池選手は、地味ではありましたが、1−1の同点になるショートゴロを打ち、5回裏には西武秋山選手のタイムリー2ベースのお膳立てをする四球を選んでいます。
さらに広島會澤選手が9回裏、2アウト2塁の場面で代打で登場し、1点差に迫るセンター前タイムリーを放ち、ソフトバンク柳田選手の逆転サヨナラ2ランを呼び込みました。
広島の野手陣が得点に絡む活躍が出来たのは嬉しい事です。
明日も東京ドームで第2戦が行われますが、メジャーリーグオールスターチームの打線対侍ジャパン投手陣の構図は変わらないでしょうね。
松山選手、FA権行使せずに広島に残留。
残留表明の広島・松山、先輩の新井&石原から「絶対残った方がいい」【一問一答】
11/9(金) 11:27配信
広島残留を表明する広島・松山
広島・松山竜平外野手(33)が9日、マツダスタジアムで取材に応じ、今季取得した国内FA権を行使せず、広島に残留することを明かした。
【以下、主な一問一答】
「よく考えて悩んだ答えは、残留して、またカープでやらせてもらうことになりました」
−残留の理由は。
「やっぱりこのチームがすごく好きなので、ここでずっとやりたいという気持ちが一番強いですね」
−決断した時期は。
「日本シリーズが終わって、2日3日ぐらいで家族とも話して、先輩とかいろんな人と話をして、いろんな話を聞けて、そこで」
−一番は家族か。
「そうですね。やっぱり一番は家族だと思っているので、家族の意見も聞いて『あなたの判断に任せる』というふうに言ってくれたので、残留することを決めました」
−チームメートからはどんな声をかけられたか。
「特に新井さん、石原さん、先輩に話をさせていただいて、『この球団はすごくいい、絶対残った方がいい、家族のためにもここにいることが一番いい』と。そうだなと思いました」
−球団には。
「鈴木さん(球団本部長)と話をしてまたここでやりますと」
−球団の反応は。
「絶対に出てほしくないと言われ続けて、僕が残留しますと言ったらすごく喜んでくれたので、そこは僕も素直にうれしいです」
−ファンへの思いもあったのか。
「結構、ファンの人にも行かないでくれと声をかけてもらって、結構悩みましたけど、ファンの人も僕が出て行くことをさみしいと言ってくれていたので残留することに決めてファンの人も喜んでくれるかなと思います」
−来季へ向けて。
「残留する理由の一つに日本一をこのチームで何とか取りたい。来年は僕ももっともっとチームの力になれるように頑張りたい」
−このオフは。
「11年目で初めてキャンプ免除なので、ちょっと難しいかもしれないですけど、自分でやるのは。体を鍛えて、来年に向けていい体作りをしていけたら良いなと思います」
いやあ、ホッとしました。丸選手に続いて松山選手までFA権を行使されたら、広島東洋カープのお先は真っ暗になりかねないところでした。主力選手がFAで流出する流れを作ると、来年は菊池選手、再来年は田中選手とFA権利を取得するだけに、ひと昔の暗黒時代に逆戻りする危機感があります。
松山選手はカープファンからも根強い人気があり、「アンパンマン」と言われるほど愛される存在なので、もしいなくなったらかなり寂しいですね。
今季はバッティングに好不調の波がほとんどなく、安定した内容でしたので、来季も打率3割はもちろんのこと、100打点目指して頑張って欲しいと思います。