2018年08月01日
14回戦@神宮 広島13−7東京ヤクルト 打線爆発16安打6本塁打!鈴木選手7打点!
広島“サイクル超え”の鈴木「自分にはまだ早い」 2日勝利で「M42」点灯
8/1(水) 21:48配信
7回、2ランを放ち、一走・菊池(右)の胸にタッチする鈴木(撮影・棚橋慶太)
「ヤクルト7−13広島」(1日、神宮球場)
広島打線が2013年以来、5年ぶりとなる1試合6本塁打(鈴木2発、丸、田中、菊池、バティスタ)など、16安打13得点でヤクルトを圧倒。2日のヤクルト戦で広島が勝てば球団史上最速でマジック42が点灯する。
鈴木は第3打席まで本塁打、二塁打、単打を放ち、史上68人目(73回目)のサイクル安打に三塁打を残して王手。そこから二塁打、本塁打と長打2本を放ち、5打数5安打7打点だった。
サイクルは逃した鈴木は「打席に入るまで意識していたんですけど、打席に入ったら忘れていて…。自分にはまだ早いかなと。機会があれば頑張ります。きょうは出来すぎ。まだまだ、試合もあるのでまた明日頑張ります」と“サイクル超え”に笑顔を見せていた。
さらに甲子園出場を決めた母校・二松学舎大付には「甲子園でしっかり暴れて欲しい」とエール。マジックについては「まだ8月、気は抜けない」と話していた。
試合前はヤクルト先発ブキャナン投手の好投と広島先発九里投手の粘りのピッチングで、ロースコアの展開かと思いましたが、終わってみれば大量得点で快勝となりました。
初回、ヤクルト先発ブキャナン投手から、鈴木選手がレフトスタンドへ先制の3ランを放ち、3−0とリードしました。
さらに2回、丸選手がレフトスタンドへソロホームランを放ち4−0。松山選手のレフトオーバーのタイムリー2ベースで5−0。バティスタ選手のライト前タイムリーで6−0と主導権を握りました。
先発九里投手は低めへの変化球を集める粘りのピッチングを展開しました。しかし、2回裏、ヤクルト中村選手への初球をレフトスタンドへ運ばれ、6−1となります。九里投手にたまにある不用意な1球でした。
ところが、今日の広島打線は止まりません。3回表、ヤクルト2番手星投手から、田中選手がライトスタンドへソロホームランで7−1。さらに菊池選手がレフトスタンドへソロホームランで8−1とリードを広げます。
5回表にはヤクルト3番手風張投手から、鈴木選手がライトオーバーの2点タイムリーで10−1にします。
6回表はバティスタ選手が左中間スタンドへソロホームランを放ち、11−1とします。
7回表はヤクルト4番手の中澤投手から、鈴木選手がこの日2本目となる2ランホームランをバックスクリーンに叩き込んで13−1とし、ほぼ試合が決まったかに見えました。
しかし、7回裏、九里投手のスタミナが切れてきます。ヤクルト上田選手のファースト強襲のタイムリー内野安打で13−2。さらに山田選手が右中間へタイムリー2ベースで13−3となります。ドリヨシはここで九里投手は交代した方がいいと感じました。明らかに九里投手の表情が疲れており、球のキレがなくなってきてました。次の打者がバレンティン選手だけに、一発は避けなくてはならないところで、ここで交代と思いましたが、九里投手続投です。そして、バレンティン選手に左中間スタンドへさんランを浴びて、13−6と追い上げられます。これで試合がわからなくなってきました。続くヤクルト川端選手に四球を与えたところで、2番手アドゥワ投手に代わります。どう考えても交代のタイミングが遅いと感じました。
アドゥワ投手は8回裏、ヤクルト坂口選手のショートゴロの間に1点を失い13−7とされますが、9回裏はフランスア投手が抑え、ヤクルトに連勝しました。
今日は恐るべし広島打線ですね。1試合6本のホームランは5年ぶりらしいです。貯金は今季最多の18になり、2位読売に10.5ゲーム差になりました。明日勝てば球団最速でリーグ優勝へのマジックが点灯します。
その明日の先発は岡田投手です。前回阪神戦は3回4安打1失点でした。1失点ながらも、内容は不安定で、首脳陣も痺れを切らして3回で交代させられました。明日は不安を払拭するピッチングを期待したいです。ヤクルトは原投手です。7月は6試合に登板して防御率が1.04と好投しています。しかし、まだ広島からは勝てていません。明日も打線の援護で岡田投手に勝ちをつけて欲しいですね。
13回戦@神宮 広島6−3東京ヤクルト バティスタ選手V打!安部選手3打点!ジョンソン投手8勝目!
広島、8・2マジック点灯&緒方監督300勝も 7月は12勝5敗で終える
7/31(火) 22:12配信
8回、2ランを放ちナインとハイタッチする広島・安部=神宮球場(撮影・棚橋慶太)
「ヤクルト3−6広島」(31日、神宮球場)
広島が勝ち、月間成績を12勝5敗で7月を終えた。
最短で8月2日にマジックが点灯するが、緒方監督の通算300勝にもあと2勝としており、区切りの勝利でマジック点灯の可能性もある。
なお、広島監督で通算300勝以上は、古葉竹識711、山本浩二649、白石勝己581、三村敏之337、野村謙二郎321の5人。
試合は同点の六回にバティスタが適時二塁打を放ち、1点の勝ち越しに成功。八回には安部の4号2ラン、田中の7号ソロで3点を追加した。
投げては先発・ジョンソンは5回5安打2失点で8勝目(2敗)。4点リードの九回は中崎が1点を失い、なおも2死満塁でバレンティンを迎えたが二ゴロに打ち取り、逃げ切った。
勝ち越し打を含む2本の二塁打を放ったバティスタはヒーローインタビューを受け、「とにかく前へ飛ばす気持ちで打席に入りました。点が入ってすごくうれしいです。最近は調子がいい。3連覇、目指していきます」とコメントした。
7回までは1点を争う接戦でしたが、最終的には広島が寄り切ったゲームになりました。
広島は初回、ヤクルト先発の小川投手から、松山選手がセンター前へタイムリーで1点先制しました。
しかし、先発ジョンソン投手の立ち上がりが不安定で、その裏にヤクルト山田選手にセンター前へタイムリーで1−1の同点とされ、さらに川端選手にピッチャー強襲のタイムリー内野安打で1−2と逆転を許してしまいました。
ジョンソン投手は2回以降は安定したピッチングを展開し、5回を投げて5安打2失点でマウンドを降りました。内容を見ると、7回ぐらいまでは投げる事は可能だったと思いますが、代打の関係で降板となりました。
さて、打線は4回表、安部選手がセンターオーバーのタイムリー3ベースを放ち、2−2の同点に追い付きました。この前に、2塁ランナーだった鈴木選手の誤った走塁があったのですが、それを帳消しにするタイムリーでした。
さらに、6回表にはバティスタ選手がレフトフェンス直撃のタイムリー2ベースで3−2と逆転しました。目の覚めるような当たりで、ライナーでスタンドへ入るかという当たりでした。
投げては6回に一岡投手、7回には永川投手が0に抑えました。本当に永川投手の復活はカープのブルペン陣を助けてくれています。
8回表、安部選手が右中間スタンドへ2ランを放ち、5−2とリードを広げました。この2ランはかなり大きかったですね。今日は安部選手が3打点の活躍です。ここに来てようやく復調してきた感じですね。さらに、田中選手がバックスクリーンへソロホームランを放ち、6−2とします。
8回裏はフランスア投手が登板しましたが、ヤクルトバレンティン選手にはストレートで真っ向勝負して、空振り三振を奪いました。MAX157キロが出たのは驚きでした。まさに圧巻のピッチングでこの回を0に抑えました。
9回裏、抑えの中崎投手が登板しましたが、中崎劇場が展開されました。ヤクルト谷内選手にタイムリーを打たれ、6−3とされて、その後ヒットと内野安打で2アウト満塁の大ピンチで、迎えるバッターはヤクルトバレンティン選手です。一発逆転サヨナラの危機の中で、中崎投手と石原選手のバッテリーは徹底したインコース攻めを見せました。これが功を奏してセカンドゴロに打ち取り、試合が終わりました。
途中まではどちらが勝ってもおかしくない試合でしたが、勝負所で広島が押しきった感じでした。今日はバティスタ選手、安部選手の活躍が光りました。これで2位ヤクルトに9.5ゲーム差に広げました。最短であさって8月2日にもマジックが点灯します。ますます広島に勢いがついてきます。
明日の先発は九里投手です。前回阪神戦では4回8安打5失点で負け投手になっています。明日はリベンジに燃えていると思います。ヤクルトはブキャナン投手です。前回読売戦では7回途中8安打5失点ながら勝ち投手になっています。ドリヨシ的には広島打線はブキャナン投手を苦手としています。粘りの攻撃が必要かと思います。相性が良いのは鈴木選手です。主砲の一振りに期待しましょう。