2018年05月04日
7回戦@神宮 広島0−8東京ヤクルト 広島打線ヤクルトブキャナン投手に完封許す。中田投手今日も炎上。
【広島】ヤクルト・ブキャナンに5安打完封負け 20勝到達ならず
5/4(金) 21:29配信
◆ヤクルト8―0広島(4日・神宮)
広島が今季30試合目で初の完封負けを喫し、セ・リーグ最速の20勝到達はお預けとなった。ヤクルト・ブキャナンに5安打と抑え込まれ、三塁すら踏めなかった。
2回、先頭の鈴木が中前安打で出塁したものの、松山が痛恨の二ゴロ併殺打。4回にも無死から菊池が左前安打を放ったが、バティスタが三ゴロ併殺打に終わった。4番の鈴木はブキャナンについて「良かったです。球威も強かった。元々、カットボールもいい投手ですから」と悔しさをにじませていた。
ヤクルトの先発ブキャナン投手は素晴らしい内容でした。広島打線は散発5安打で3塁を踏めずに完封を許してしまいました。
しかし、全く手も足も出なかった訳ではなかったと思います。2回は鈴木選手がヒットで出塁するも、松山選手がセカンドゴロ併殺。3回は野間選手がヒットで出塁するも後続なし。4回は菊池選手がヒットで出塁するも、バティスタ選手がサードゴロ併殺で、数少ないチャンスを拡大することが出来ませんでした。攻撃がやや淡白に感じました。ブキャナン投手の制球力が良かっただけに、ランナーを動かしてヒッティングするなど、機動力を使って欲しかったですね。
先発のジョンソン投手は良くも悪くもなかったと思いますが、2回裏にヤクルトのある意味奇襲攻撃にやられた感じがありました。1アウト後、ヤクルト坂口選手がヒットで出塁すると、すかさず盗塁を成功させ、さらに廣岡選手が振り逃げで1、3塁とピンチを広げ、中村選手が初球をスクイズして1点先制されました。ここまでのヤクルトの攻撃にはスピード感がありました。動揺したジョンソン投手は修正が効かず、ブキャナン投手にタイムリー2ベースを打たれて2点目。山田選手が四球の後、西浦選手が絶妙のバントで内野安打として満塁とされ、青木選手に押し出しの死球を与え、この回計3点を失いました。広島が本来するべき攻撃を逆にされてしまいました。
ジョンソン投手は3回から5回はなんとか粘って0に抑えましたが、5回で降板しました。6回、7回は中村恭平投手が登板し、無失点に抑えました。中村投手は中継ぎでは結構いけるのではないかと感じました。次回も登板はありそうです。
問題は8回に登板した中田投手です。前回の中日戦では大炎上して、汚名挽回のピッチングを期待していたのですが、ヒット2本と敬遠で1アウト満塁となり、ヤクルト西浦選手に押し出しの四球を与え、さらに代打荒木選手にレフトスタンドへ満塁ホームランを浴びるという、最悪の結果を招いてしまいました。今日の中田投手も球が上ずり、甘く入っていました。打たれて当然の結果でしょうか。
その直後に4番手の長井投手がプロ初登板しました。ドリヨシが注目しているピッチャーの1人です。MAX151キロのキレのあるストレートは魅力的です。
広島は30試合目で今季初の完封負けになりました。試合の進め方次第では1点を争う好ゲームになっていたかもしれませんが、まあ、仕方がありません。切り替えていきましょう。明日の先発は大瀬良投手です。間違いなく勝てます。防御率が2.64と安定した内容です。明日もナイスピッチングを期待しましょう。ヤクルトは梅野投手です。広島打線の力では、十分攻略可能ですから、初回からどんどん攻めていって欲しいですね。