2021年10月14日
24回戦@マツダ 広島5−3横浜DeNA 大瀬良投手6回2失点で9勝目!鈴木誠也選手35号ソロから反撃し、逆転勝利!
【カープ】「カピバラ3兄弟」次男の大瀬良、戦力外通告の長男今村の登場曲で奮起し9勝目
10/14(木) 22:19
配信
中国新聞デジタル
6回2失点で9勝目を挙げた大瀬良
【広島5―3DeNA】(14日、マツダ)
広島東洋カープが逆転勝ちし、借金を再び9とした。先発の大瀬良大地が四回に先制を許したが、直後の四回に鈴木誠也が35号ソロを放って追い付いた。五回に小園海斗、西川龍馬の連続適時打で勝ち越し、六回にも2点を追加した。
投げては大瀬良が6回6安打2失点で9勝目。2点差の九回は栗林良吏が3人で抑えて33セーブとした。
負けるわけにはいかなかった。普段は背中で引っ張る大瀬良が、表情を険しく保ち、気持ちを出した。6回を投げ6安打2失点の好投。7三振を奪い、9勝目を挙げた。前回登板から中5日。抜群の投球ではなくても、勝つことだけを追い求めたマウンドだった。
「この星に生まれ、生きる♪」―。入団以来、同じだった登場曲を変えた。この日、球団から来季の契約を結ばないことを通告された今村猛が使う曲だった。覚悟を決めた大瀬良は、四回に3安打で先制を許したが、打線が逆転した後の五、六回は粘りの投球。同点、逆転を許さなかった。
同じ長崎県出身で同学年。長崎日大高時代は清峰の今村としのぎを削った。2009年の夏の県大会はセンバツ優勝の清峰を破るなどし、甲子園に出場。高卒でプロ入りした今村に導かれるように、4年後、同じドラフト1位で広島のユニホームに袖を通した。
大地と猛で呼び合う仲。互いに「他の選手とは違う存在。あいつがいたから今の自分がある」と話す。ファンからは一岡竜司を含めた「カピバラ3兄弟」としても親しまれた。厳しい世界なのは百も承知。感謝とエールと惜別と。大瀬良は白星にすべてを込めた。
中国新聞社
大瀬良投手にとっては今日は特別のマウンドでした。同郷で同学年の今村投手が戦力外の通告を受けた日に、大瀬良投手がマツダスタジアムのマウンドに立ちました。
今日の大瀬良投手は本調子ではありませんでした。2回以降は毎回ランナーを出す苦しいピッチングでした。4回表には3安打を浴びて先制を許しましたが、打線の援護を受け、さらには盟友今村投手との絆を感じながら踏ん張りました。キャッチャーの會澤選手のリードにも助けられ、6回106球を投げて2失点で9勝目を挙げました。大瀬良投手にとっては、忘れられない一日になったと思います。
打線は0−1と先制された直後の4回裏、DeNA先発のロメロ投手から、鈴木誠也選手がレフトスタンドへソロホームランを放ち、1−1の同点に追いつきました。先制された直後のホームランですから、チームにとっては勇気を与える一発になりました。
さらに5回裏は2アウト2塁から、小園選手がセンター前タイムリーを放ち、2−1と逆転しました。なお2アウト2塁から、西川選手がタイムリーを放ち、3−1としました。
3−2と1点差に迫られた直後の6回裏、1アウト2、3塁から代打松山選手のセカンドゴロの間に3塁ランナーが生還し、4−2。さらに2アウト1、3塁から小園選手がライト前タイムリーを放ち、5−2としました。
7回からは継投に入り、7回表は2番手森浦投手が0に抑えましたが、問題は8回です。3番手島内投手が登板しました。2アウトまではしっかり取れたのですが、DeNA牧選手にレフト線への2ベース。続くDeNA宮崎選手にタイムリーを浴びて5−3とされました。島内投手は素晴らしいストレートを持っていながら、うまく活かせていません。やはり島内投手には図太い神経が必要かと思います。打たれたらどうしようというネガティブな考えから、打てるものなら打ってみろという、ポジティブな考えに切り替えるべきですね。その後4番手バード投手、さらに5番手コルニエル投手が登板し、後続をなんとか断ちました。
9回表は守護神栗林投手が登板し、DeNA打線を3者凡退に抑え、試合が終わりました。栗林投手はこれで16試合連続セーブとなり、1997年の横浜佐々木投手に並ぶセ・リーグ歴代3位タイとなりました。
これで3位読売とのゲーム差が4.5となりました。一気にここまで差が縮むとは思っていませんでした。なんとか全員で頑張って、残り9試合全勝しましょう!
次の試合はあさって16日、東京ドームで読売との決戦です。この試合、勝つか負けるかで、逆転CSのカギを大きく握ることになります。是非勝って弾みをつけましょう!
2021年10月13日
23回戦@マツダ 広島3−9横浜DeNA 床田投手5回大炎上7失点。連勝は6で止まる。
広島大敗 連勝6で止まる 床田が五回に一挙7失点の炎上
10/13(水) 21:29
配信
デイリースポーツ
戦況を見守る佐々岡監督(撮影・立川洋一郎)
「広島3−9DeNA」(13日、マツダスタジアム)
投手陣が踏ん張れなかった広島がDeNAに大敗。連勝は6で止まり、今季初の7連勝を逃した。
先発・床田の乱調が響いた。3−0の五回に集中打を浴び、4回2/3を8安打7失点で降板。7失点は今季ワーストだった。2番手・菊池保も2死満塁で戸柱に左中間へ2点適時打を浴び、五回表は打者12人の猛攻で一挙7失点。六回は佐野と牧の2者連続本塁打でリードを広げられた。
打線は三回、小園の適時三塁打などで幸先良く3点を先制したが、その後は好機をつくりながらも追加点を奪えなかった。
後味の悪い敗戦となりました。床田投手がまさかの乱調で一気に大量失点し、試合が決まってしまいました。
打線は序盤の3回裏に先制しました。DeNA先発の大貫投手を攻め、ノーアウト1塁から小園選手がライト線へタイムリー3ベースを放ち、1−0と先制しました。続く西川選手がセンターへ犠牲フライを打ち、2−0。さらに2アウト2塁から菊池涼介選手がセンター前タイムリーを放ち、3−0として、試合の主導権を握ったかに見えました。
4回裏、1アウト後、床田投手がレフト前ヒットで出塁しました。後から考えると、この床田投手がヒットで自ら出塁したのが、後のピッチングのリズムを狂わせたのかもしれません。続く宇草選手がライトへの2ベースで2、3塁とし、追加点の絶好のチャンスを作りました。しかし、続く小園選手が空振り三振。さらには西川選手も空振り三振に倒れ、チャンスを潰しました。これで流れがDeNAに傾きました。
5回表、DeNAは1アウト後、DeNA戸柱選手のレフト前ヒットから始まり、実に打者12人の猛攻で一気に7点を入れて、3−7と逆転されました。床田投手はランナーをためてから、投げ急いでいた感じがしました。それ故に下半身が使えておらず、上体だけで投げる悪い癖が出てしまいました。相手打者にとっては打ち頃の球になってしまいました。結局床田投手は4回2/3、94球を投げて8安打7失点で4敗目を喫してしまいました。
一度爆発したDeNA打線を抑えるのは難しく、6回表は2番手の菊池保則投手がDeNA佐野選手、牧選手に連続ソロを被弾し、3−9とされ、万事休すとなりました。
痛恨の1敗となりました。数字上はまだCS進出の可能性は残っていますが、チームは残り10試合、読売が残り7試合という状況で5.5ゲーム差はかなり厳しいですね。今季66敗目で、2019年から3年連続のシーズン勝ち越しなしとなり、2年連続のホームマツダスタジアムでの負け越しが決まりました。
しかし、我々ファンは最後までCSの可能性がある限り、応援していきます。明日のカープの先発は大瀬良投手です。必勝体制ですから、何が何でも勝ちましょう!DeNAはロメロ投手です。現在4連勝中なので、大量得点は難しいと思われます。機動力を活用して少ないチャンスをモノにしたいですね。
2021年10月12日
22回戦@マツダ 広島3−0横浜DeNA 九里投手7回1安打無失点の好投で12勝目!栗林投手球団新の15試合連続セーブの32セーブ目!鈴木誠也選手3安打3打点の活躍!
広島鈴木誠の2ランで突き放し今季最長タイ6連勝 DeNA東が2敗目
10/12(火) 21:21
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日刊スポーツ
広島対DeNA 8回裏広島1死二塁、鈴木誠は左越え2点本塁打を放つ(撮影・加藤孝規)
<広島3−0DeNA>◇12日◇マツダスタジアム
序盤は広島九里、DeNA東の投手戦。九里は3回まで3四死球も無安打無失点。東は3回まで1人の走者も出さない立ち上がり。
広島は4回1死からチーム初安打の小園から西川、鈴木誠の3連打で1点を先制。先発九里は6回まで1安打投球。
8回に鈴木誠の2ランで突き放した広島が今季最長タイの6連勝。九里が12勝目。栗林が歴代新人単独2位の32セーブ。DeNA東が2敗目。
今日は九里投手の好投と、主砲の鈴木誠也選手の活躍、そして栗林投手がきっちり締めてDeNAに勝利しました。
先発の九里投手は7回1安打無失点の完璧なピッチングで、リーグトップタイの12勝目を挙げました。
1回表は死球と四球でランナーを出しましたが、無失点に抑えると、尻上がりに調子を上げました。打たれたヒットは4回表にDeNA宮崎選手にレフトへの2ベースの1本のみでした。低めに丁寧に変化球を投げるピッチングで、DeNA打線を手玉に取っていました。次回登板は中5日で18日の阪神戦になりそうです。ここまで来たら、是非最多勝のタイトルを獲得して欲しいですね。他の投手の状況次第では、登板間隔を詰める可能性もあります。九里投手はモチベーションが上がりまくっていますので、次の試合でも無双のピッチングをしてくれるでしょう。
打線は、DeNA東投手の前に3回までパーフェクトに抑えられてしまい、手も足も出ない状態でした。
しかし、4回裏にワンチャンスをモノにしました。1アウト後、小園選手と西川選手の連打で1、2塁とすると、鈴木誠也選手がレフトへのタイムリー2ベースを放ち、1−0と先制しました。
1−0で迎えた8回表、2番手の島内投手が登板しました。が、先頭のDeNA柴田選手に四球を与え、送りバントで1アウト2塁とされました。続くDeNA代打神里選手は見逃し三振に打ち取りましたが、DeNA桑原選手にセカンドへの内野安打で2アウト1、3塁とされました。この内野安打ですが、二遊間の当たりを菊池涼介選手が追いついたため、2塁ランナーが生還できず、3塁に止まることになったので、菊池選手の好プレーと言っていいと思います。ここでカープベンチは3番手のバード投手にスイッチしました。これが功を奏して、続くDeNA楠本選手を見逃し三振に仕留め、このイニングのピンチを脱しました。今日の試合のポイントになった所です。
その直後の8回裏、DeNA2番手のエスコバー投手を攻め、先頭の小園選手が内野安打で出塁。送りバントで1アウト2塁として、続く鈴木誠也選手がレフトスタンドへ2ランを放ち、3−0とし、試合を決めました。威力あるストレートに対してコンパクトに振り抜く技ありの一打でした。
9回表は守護神の栗林投手が登板しました。先頭のDeNA佐野選手に四球を与えましたが、後続をしっかり抑えて試合を締めました。栗林投手はこれで32セーブを挙げ、球団新記録となる15試合連続セーブを樹立しました。それまでの大野投手の記録を抜いた事になります。すごいですね。
チームはこれで6連勝となり、3位の読売が今日も敗れているので、5ゲーム差になりました。ひょっとしたらがあるかもしれませんね。カープはとにかく一戦必勝です。
明日のカープの先発は床田投手です。絶好調なので、明日も好投を期待しましょう。DeNAは大貫投手です。試合は作るタイプですが、対カープ戦の防御率は8.31です。今の打線のつながりがあれば、早い回にKOできると思います。明日もとにかく勝ちましょう。
2021年10月10日
24回戦@マツダ 広島3−1読売 森下投手7回無失点で7勝目!栗林投手球団タイ14連続の31セーブ目!
広島5連勝、森下3カ月ぶり7勝、栗林球団タイ14戦連続S 巨人6連敗
10/10(日) 17:15
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日刊スポーツ
広島対巨人 広島先発の森下(撮影・加藤孝規)
<広島3−1巨人>◇10日◇マツダスタジアム
先発は広島森下、巨人高橋。巨人は初回から3回まで得点圏に走者を進めながらも得点を奪えず。広島も3回まで2安打無得点。
広島は4回、林の内野ゴロの間に1点を先制。5回は西川の右越え2点適時三塁打でリードを拡大。巨人は6回まで5安打無得点。
広島が5連勝。森下は3カ月ぶりの勝ち星となる7勝目。栗林が球団タイ記録の14試合連続セーブで、31セーブ目。巨人は6連敗。
今日は森下投手の粘投でチームは5連勝になりました。勢いのつく勝利で、残り12試合も全部勝てるような感じです。(言い過ぎましたかね?…)
先発の森下投手は7回112球を投げて、7安打6奪三振で無失点に抑えました。8試合連続で勝ち星がなく、自身3連敗中でしたが、今日は粘りのピッチングを見せてくれました。
1回表は2アウト2塁で読売岡本選手をライトフライに仕留め、2回表は2アウト1、2塁のピンチを切り抜け、3回表は2アウト1、3塁で読売丸選手を見逃し三振に斬りました。3回まで毎回得点圏にランナーを背負いましたが、決定打は許しませんでした。
ストレートとカットボール、カーブなどを織り交ぜるピッチングで、5回までに味方も3点を援護しました。
6回表も2アウト1、2塁と攻められましたが、読売中島選手をサードゴロに仕留め、7回表は2アウト2、3塁と一発出れば同点の場面で、読売坂本選手をセカンドライナーに打ち取りました。やや苦しみながらも、森下投手も意地で粘って、読売打線を無失点に抑えました。
8回は2番手の島内投手が登板しました。読売丸選手にライトスタンドへソロホームランを浴びましたが、威力あるストレートとブレーキのある変化球で、1失点で抑えました。ドリヨシは8回の島内投手の起用は間違っていないと思います。
9回は守護神の栗林投手が登板しました。1人四球を与えましたが、危なげなく読売打線を抑え、今季31セーブを記録。これで14試合連続セーブへと伸ばし、1991年に大野投手の持つ球団記録に並びました。また、新人では1990年の中日与田投手に並ぶ歴代2位タイになりました。
打線は今日は泥臭く点を取る、まさにカープらしい攻撃でした。4回裏、読売先発の高橋投手を攻め、先頭の坂倉選手がライト線を破る3ベースを放ちノーアウト3塁。1アウト後、林選手のピッチャーゴロの当たりで、3塁ランナーの坂倉選手がホームに突入。ピッチャーからホームに送球され、クロスプレーになりましたが、わずかに坂倉選手のホームに左手が触れたのが早く、セーフとなり、待望の先制点が入りました。
5回裏は1アウト後、宇草選手がライト前ヒットで出塁。続く小園選手でヒットエンドランが成功し、1、3塁とチャンスが拡大、続く西川選手が右中間への2点タイムリー3ベースを放ち、3−0としました。読売先発の高橋投手はここでKOとなりました。
これでカープは5連勝で、いつの間にか借金は10になりました。3位読売までまだ6ゲームありますが、今の読売のチーム状態を考えると、逆転CSの可能性が少しずつ高くなっています。可能性ある限り、チーム一丸で勝ち続けて欲しいですね。
さて、あさってからはマツダスタジアムでDeNAとの3連戦です。ホームゲームなので、今のカープの勢いがあれば3連勝は可能です。がんばれ!カープ!
2021年10月09日
23回戦@マツダ 広島7−1読売 打線つながり13安打7得点!高橋昂也投手5回無失点で5勝目!
広島、投打かみ合い4連勝 高橋昂は5回無失点で5勝目
10/9(土) 17:30
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デイリースポーツ
力投する高橋昂(撮影・立川洋一郎)
「広島7−1巨人」(9日、マツダスタジアム)
広島は投打がかみ合って巨人に快勝。カード勝ち越しを決め、4連勝を飾った。
先発の高橋昂は5回4安打5奪三振で無失点の粘投を示した。球数は105球と費やしたが一度も連打を許さず、要所を締める投球で5勝目。六回からは継投で巨人打線を封じた。
打線は初回、鈴木誠と坂倉の連続適時打で幸先良く2点を先制した。その後も小刻みかつ効率良く得点を奪い、終わってみれば13安打7得点と打線の活発さが目立った。
今日はほぼ理想的な試合展開で読売に快勝しました。
先発の高橋昂也投手は、持ち味の粘りのピッチングを展開し、5回105球を投げて4安打5奪三振で無失点に抑えました。球数こそ費やしたものの、1度も連打を許しませんでした。
1回表、ヒットと四球で1アウト1、2塁のピンチを迎えましたが、読売岡本選手を空振り三振。続く読売丸選手をレフトフライに仕留め、立ち上がりを無失点で切り抜けました。この立ち上がりをしのいだのは大きかったですね。
2回表はノーアウト1塁から読売ウィーラー選手をサードゴロ併殺に打ち取り、2アウトから読売岸田選手にライト線への3ベースを許しましたが、得点は与えませんでした。
今日は低めへのカットボールが良かったです。5回表は2つの四球で1アウト1、2塁とピンチを背負いましたが、読売廣岡選手をレフトフライ。2アウトから読売坂本選手にはインコースへのカットボールを決めて、空振り三振に仕留めました。
6回からは継投に入り、6回はケムナ投手、7回は高橋樹也投手、8回は島内投手が読売打線を0に抑えました。
9回はコルニエル投手が登板しましたが、先頭の読売丸選手にライトスタンドへソロホームランを浴びて7−1とされました。コルニエル投手は威力あるストレートがあるものの、変化球の制球が不安定なので、狙われてしまう傾向があります。相変わらず被弾が多いコルニエル投手は、変化球の制球が課題ですね。
打線は今日は効率よく得点を重ねました。1回裏、読売先発の戸郷投手を攻め、2アウト1塁から鈴木誠也選手がレフト線へのタイムリー2ベースを放ち、1−0と先制しました。2アウトランナーなしからの得点は大きかったですね。それも鈴木誠也選手がカウント3−0から積極的に打ったのも大きかったと思います。続く坂倉選手がセンター前タイムリーを放ち、2−0としました。
3回裏は1アウト3塁から、西川選手のセカンドゴロの間に3塁ランナーが生還し、3−0としました。
4回裏は四球とヒットでノーアウト1、3塁とし、読売はここで2番手の高木投手にスイッチ。続く林選手がレフトへの犠牲フライを打ち、4−0となりました。
6回裏は読売3番手の鍵谷投手を攻め、2アウト2塁から代打松山選手が3塁ベースに打球が当たるタイムリー内野安打で5−0としました。
7回裏は読売4番手高梨投手を攻め、1アウト1、3塁から坂倉選手が2点タイムリー2ベースを放ち、7−0とし、試合を決めました。
今日の打線は効率よく、小刻みに得点して、読売をじわじわ攻め込んでいきました。こんな攻めがシーズン序盤から出来ていれば、今頃は優勝マジックを減らす段階になっていただろうと思うと、悔やまれてなりません。3位の読売までは7ゲーム差で、読売が残り10試合で5勝すればCS進出が決まります。が、今の読売には5勝する力があるのか微妙な感じがします。カープは残り13試合ですが、今の勢いがあれば10勝3敗もクリアできるかもしれません。明日もしカープが勝てば、ひょっとしたら逆転3位の可能性が出てくると思います。
明日のカープの先発は森下投手です。明日こそ勝たせてあげましょう。読売は高橋投手です。最多勝のタイトルを九里投手に獲得してもらう為にも、打線のつながりで攻略しましょう。
2021年10月08日
22回戦@マツダ 広島6−2読売 大瀬良投手8勝目!安部選手同点タイムリー!坂倉選手決勝タイムリー!チームは3連勝!
広島3連勝、先発大瀬良が8勝目 巨人4連敗、先発山口が自身7連敗
10/8(金) 21:44
配信
日刊スポーツ
広島対巨人 4回表巨人中島の打球に好守備を見せた三塁手林にグラブをたたく大瀬良(撮影・足立雅史)
<広島6−2巨人>◇8日◇マツダスタジアム
巨人は初回、松原の12号先頭打者弾で先制。2回にも1点を追加した。広島は2回、安部の2点適時打で同点に追いついた。
広島は同点の5回、坂倉の適時打などで4点の勝ち越しに成功。巨人山口は5回途中6失点で降板し、10戦連続で勝ち星を逃した。
広島が4点のリードを守り切り3連勝。先発大瀬良が8勝目。巨人は4連敗で、山口が自身7連敗を喫し、今季8敗目。
今日は大瀬良投手の粘りのピッチングと、打線のつながりで勝利しました。
先発の大瀬良投手は今日は決して調子が良かった訳ではありませんでした。1回表、先頭の読売松原選手に初球を右中間スタンドへソロホームランを浴びていきなり先制されました。2回表は1アウト2塁から読売ウィーラー選手にセンター前タイムリーを浴びて0−2とされました。大瀬良投手は制球にかなり苦しんで、まだ失点していてもおかしくなかったと思います。
しかし、3回以降は修正して粘りのピッチングを展開しました。何と言ってもバックが好守を連発し、大瀬良投手をもり立てました。まさに理想的な守り勝つ野球が出来ていたと思います。結局大瀬良投手は7回115球を投げて、7安打されながらも2失点の粘投で8勝目を挙げました。残り試合を考えても、二桁勝利は狙えると思います。
打線は読売先発の山口投手を攻略しました。2回裏、1アウト2、3塁から安部選手がセンター前に2点タイムリーを放ち、2−2の同点に追いつきました。
5回裏には1アウト満塁から坂倉選手がセンター前に2点タイムリーを放ち、4−2と逆転しました。読売は山口投手から2番手の戸根投手に代わりました。が、2アウト1、2塁から安部選手がセカンドへのタイムリー内野安打を放ち、5−2としました。2塁ランナーの鈴木誠也選手の好走塁も光りましたね。さらに會澤選手がセンター前タイムリーを放ち、6−2とリードを広げました。
8回からは菊池保則投手、バード投手、森浦投手の継投で読売打線を抑えました。
これでカープは3連勝。シーズン終盤になって、ようやくカープらしい野球ができ始めたのかなと思います。3位読売まで8ゲーム差ありますが、まだカープはわずかながら3位の可能性が残っています。可能性がある限り、目指して頑張って欲しいと思います。
明日、あさってはデーゲームです。明日のカープの先発は高橋昂也投手です。来季開幕1軍に残るためにも、明日は全力で素晴らしいピッチングが求められます。読売は戸郷投手です。好調なカープ打線なので、4点は取れると思います。逆転3位の可能性をかけて、なんとしても連勝したいですね。
2021年10月07日
25回戦@バンテリンドーム 広島5−2中日 鈴木誠也選手値千金のグランドスラム!林選手追撃弾!玉村投手久々の3勝目!栗林投手30セーブ到達!
広島・鈴木誠のグランドスラムで4位浮上! 守護神・栗林は30セーブ到達
10/7(木) 21:18
配信
東スポWeb
中日・大野雄撃ちの満塁弾に、笑顔がはじける広島・鈴木誠(中)
4番・鈴木誠のグランドスラムでカープが4位に浮上だ。広島は7日の中日戦(バンテリン)に5―2で勝利。2カードぶりの勝ち越しを決めた。
左翼席の鯉党が興奮度MAXに達したのは5回一死満塁での金メダリスト対決≠セった。中日先発・大野雄の147キロ速球を鈴木誠がフルスイング。高々と舞い上がった打球はセンターバックスクリーン左に突き刺さった。
「(先発の)玉村が頑張っているので、いい形で援護することができて良かったです」。3回一死満塁の場面では侍ジャパンで共に戦った竜のエースに抑え込まれたが、2度目のチャンスは逃さない。今季33号は通算6本目の満塁弾となった。
9月はリーグトップの打率3割8分1厘、13本塁打で2か月連続の月間MVPに輝いた。現在、首位打者の鈴木誠だが本塁打トップの岡本(巨人)、村上(ヤクルト)とはこれで5本差。9月と同じようにアーチを量産すれば、ひょっとする可能性も出てくる。
3点リードの9回には守護神・栗林がマウンド上で仁王立ち。自身の持つ新人の連続試合セーブ記録を「13」に更新する30セーブ目をマークした。新人の30セーブは1990年の与田(中日)、2015年の山崎康(DeNA)以来3人目の快挙だ。投打がかみ合ったカープ。4位浮上で勢いに乗ってきそうだ。
東京スポーツ
今日は一発攻勢で中日に勝ち、入れ替わって4位に浮上しました。
打線は4回までは中日先発の大野投手の前に、ヒットなどでチャンスを作りますが、あと1本が出ず、0が並びました。
しかし、5回表に均衡が敗れました。1アウト後、連打と四球で満塁のチャンスがやってきました。ここで鈴木誠也選手がセンターバックスクリーン左へ満塁ホームランを放ち、4−0と大きく先制しました。さすがは鈴木選手ですね。この打席は初球からどんどん振っていて、超積極的にいけたのが良かったのではないかと思います。
8回表は中日3番手の藤嶋投手を攻め、2アウト後、林選手がライトスタンドへソロホームランを放ち、5−1とリードを広げました。この林選手の一発も大きかったですね。
先発の玉村投手は今日もしっかり試合を作りました。ボール先行のやや苦しいピッチングでしたが、気負うことなく、堂々たる内容でした。玉村投手は7回0/3、106球を投げて6安打2失点でした。7月2日の阪神戦以来となる約3か月ぶりの勝利に、玉村投手自身もかなり嬉しかったことでしょう。
玉村投手は来季は飛躍のシーズンにして欲しいですね。今季先発ローテーションに入ってみて、いろいろな課題が見えてきたと思います。その課題をオフの間、そして来季の春のキャンプで克服して、素晴らしい2022年シーズンにして欲しいですね。
5−2で迎えた9回裏は守護神栗林投手が登板し、中日打線を3者凡退に抑えて、ついに30セーブを達成しました。新人投手の30セーブは、1990年の中日与田投手、2015年のDeNA山崎投手以来、3人目の快挙だそうです。できる限りセーブ数を伸ばして、新人王を確実にしたいところですね。そのためにも、チームは接戦をモノにしなくてはなりません。
チームはこれで連勝で、中日と入れ替わり4位に浮上です。
さて、明日からは3位読売との3連戦です。調子をかなり落としている読売なので、ここは3連勝できるのではと期待しています。カープの先発は大瀬良投手、読売は山口投手です。今のカープ打線は好調なので、きっと打ち崩せるでしょう。明日も栗林投手が登板できる試合展開を期待します。
24回戦@バンテリンドーム 広島7−3中日 菊池涼介選手3打点の活躍!九里投手リーグトップタイの11勝目!栗林投手29セーブ目!
広島菊池涼介がチームの連敗ストップに貢献 2安打3打点と奮闘
10/6(水) 22:46
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日刊スポーツ
中日対広島 1回表広島2死二塁、中前適時打を放つ菊池涼(撮影・森本幸一)
<中日3−7広島>◇6日◇バンテリンドーム
広島菊池涼介内野手(31)が2安打3打点と奮闘し、チームの連敗ストップに貢献した。
初回に2点を奪い、なおも2死二塁から中前に落とす適時打で3点目をたたき出した。1点リードの6回には2死一、三塁から右中間を破るダメ押しの2点適時三塁打をマーク。「良い追加点になってよかった」と振り返った。佐々岡監督は「キクの3打点は大きい」とたたえた。今季3連敗中と苦戦していた中日松葉を打ち崩した。
何と言っても、苦手にしていた中日先発の松葉投手を攻略したのは、来季以降の戦いにも大きく影響するでしょう。チームも連敗を4で止めました。
先発の九里投手はセ・リーグのハーラートップタイとなる11勝目を挙げました。1回に3点の援護をもらい、2回裏に中日木下選手にピッチャーへのタイムリー内野安打、4回裏は中日高松選手にタイムリーを浴びて3−2とされましたが、リードを死守しました。6回裏は中日ビシエド選手にレフトスタンドへソロホームランを浴びましたが、結果的に6回8安打無四球で3失点と試合を作りました。ドリヨシ的には、今日の九里投手はゾーンでどんどん勝負していた感じがしました。それだけストレートが速く、変化球がキレていたのだと思います。これで阪神青柳投手、読売高橋投手に並ぶ11勝となり、セ・リーグ最多勝のタイトルも見えてきました。ここまで来たら、最多勝のタイトル獲得に向けて頑張って欲しいと思います。
7回からは継投になりましたが、7回は森浦投手、8回は島内投手がしっかり中日打線を抑え、7−3と、いい形で9回裏を迎えました。4番手のケムナ投手が登板しましたが、連打を浴びるなどして1アウト1、2塁とされましたが、ここで守護神栗林投手が登板しました。回の途中から登板するのは今季2度目でした。最初の打者の中日高松選手を空振り三振に仕留めると、最後は中日代打岡林選手を空振り三振に仕留めて試合終了。栗林投手は29セーブを挙げ、30セーブに王手となりました。ドリヨシは30セーブを挙げたらセ・リーグ新人王はほぼ確実だと思います。明日そのシチュエーションになればいいなと思います。
打線は1回表に先制パンチを見せました。1アウト1塁から堂林選手が左中間へのタイムリー2ベースで1点目。2アウト後、ランナー2塁から坂倉選手がライト前タイムリーを放ち2−0としました。さらにランナー2塁から菊池涼介選手がセンター前タイムリーを放ち、この回3点を先制しました。九里投手にしっかりした援護点になっているようです。
そして3−2で迎えた6回表、2アウト1、3塁から菊池涼介選手が右中間への2点タイムリー3ベースを放ち、5−2としました。この追加点は大きかったですね。
9回表は中日4番手の森投手を攻め、1アウト3塁から暴投で3塁ランナーが生還し、6−3。さらに2アウト1、3塁から大盛選手がライト前タイムリーを放ち7−3と試合を決めました。
これでチームは4連敗でストップしました。そして4位中日に0.5ゲーム差に縮めました。明日勝てば4位に浮上します。明日は選手全員総動員で勝ちにいきましょう。カープの先発は玉村投手です。試合をしっかり作ってくれますので、明日も期待しましょう。中日は大野投手です。安定したピッチングが続いていますので、カープとしては奇襲攻撃で中日ベンチをバタバタさせましょう。
2021年10月05日
23回戦@バンテリンドーム 広島3−4中日(9回サヨナラ) 終盤までに3点ビハインドを追いつくも、最終回痛恨の押し出しでサヨナラ負け。
広島サヨナラ負けも…投手4冠狙う中日・柳から意地の3得点 勝ち星は許さず
10/5(火) 22:22
配信
東スポWeb
7回、代打でタイムリーを放った広島・鈴木誠
広島は5日の中日戦(バンテリン)に3―4でサヨナラ負け。しかし、防御率、奪三振、勝率に加えて、勝てばリーグトップに並ぶ11勝目となる相手先発・柳に牙をむいた。
先発・床田が3回に3点を先制される苦しい展開だったが、4回に反撃ののろしを上げた。二死二塁から会沢の右前適時打で1点を返すと、5回一死三塁では宇草が適時打を中前にはじき返し「積極的に打ちに行きました。つないでチャンスをつくってもらったので、何とか点につながって良かった」と安堵の表情を浮かべた。
さらに1点を追う7回には役者が一振りで仕事をした。2試合連続ベンチスタートとなった鈴木誠が一死三塁の好機に床田の代打で登場。柳から強烈な打球で三遊間を破る適時打を放った。
今やリーグを代表する右腕となった柳に、3月27日の今季初対戦で黒星をつけたのも、7月14日の対戦で今季最後の黒星をつけたのも赤ヘル打線だった。白星にはつながらなかったが、意地は示した格好だ。
東京スポーツ
0−3から7回までに同点に追いつきましたが、最後は2アウト満塁から痛恨の四球でサヨナラ負けとなりました。
先発の床田投手は、6回8安打3失点でした。3回裏1アウト満塁から中日大島選手にセンター前タイムリー。続く中日ビシエド選手にレフト前2点タイムリーを浴びて0−3と先制されました。9月21日の読売戦から18イニングぶりとなる失点を許しましたが、4回以降はランナーを出しながらも要所を締め、得点は許しませんでした。
後半戦はここまで5試合で4勝1敗、防御率0.77と好調を維持してしています。これで6試合連続クオリティースタートを達成しました。しかし、今日の試合は勝ち負け関係無しになりました。ドリヨシ的には、今日の床田投手は調子は悪くなかったと思いますが、中日打線を相手に過度に慎重になって、ピッチングの幅が狭くなっていたのではないかと思いました。コースぎりぎりのところで勝負したい意図はわかるのですが、もう少しゾーンで勝負しても良かったかなと思います。
打線は0−3で迎えた4回表、中日先発の柳投手をせめます。2アウト2塁から會澤選手がライト前タイムリーを放ち、1−3。5回表は1アウト3塁から宇草選手がセンター前タイムリーを放ち、2−3。さらに7回表は1アウト3塁から代打鈴木誠也選手がレフト前へタイムリーを放ち、3−3の同点に追いつきました。
試合は同点のままで9回裏を迎えました。カープは4番手に菊池保則投手がマウンドに上がりました。ドリヨシは今日も継投に問題があると思いました。7回から継投に入りましたが、7回の森浦投手は妥当だと思いましたが、8回島内 投手、9回菊池保則投手はどうかと思いました。島内投手と菊池保則投手は入れ替えて、菊池保則投手8回、島内投手9回にした方が良かったと思います。
結局9回裏は2アウト満塁から、中日高橋選手にフルカウントから四球を与え、押し出しとなり3−4でサヨナラ負けとなりました。残念です。
これでカープは4連敗となり、4位中日に1.5ゲーム差と広がりました。明日、あさっては絶対に負けられない戦いになります。
今夜も監督が選手への批判コメントをしています。これだけは絶対にやめて欲しいです。選手のモチベーションが上がらなくなります。批判ばかりするのではなく、どう使えば選手がベストパフォーマンスを出せるかを考えるべきです。どうも監督の批判コメントは解せません。
さて、明日のカープの先発は九里投手です。キャリアハイの11勝目指してモチベーションは上がっていると思います。素晴らしいピッチングを頼みます。中日は松葉投手です。カープ打線は苦手にしていますので、明日は一矢報いる攻撃に期待しましょう!
2021年10月03日
22回戦@マツダ 広島1−4東京ヤクルト 森下投手7回1失点も白星ならず。3連敗で今季のリーグ優勝の可能性消滅。
あぁ3年連続のV逸…広島中継ぎ陣打たれ首位ヤクルトに3連敗、遠のくCS
10/3(日) 20:42
配信
日刊スポーツ
広島対ヤクルト 9回表ヤクルト、交代を告げる佐々岡監督(撮影・加藤孝規)
<広島1−4ヤクルト>◇3日◇マツダスタジアム
あぁ3年連続のV逸…。広島が首位ヤクルトに同一カード3連敗を喫して、21年の優勝の可能性がなくなった。今季も課題だった中継ぎ陣が打たれ、得点力不足の打線もヤクルトを上回る安打を放ちながら、1得点。敵地でDeNAと阪神に6連勝後、地元で3連敗と流れに乗れない。3年連続Bクラス目前の広島が、首位ヤクルトとの差を見せつけられる結果となった。
◇ ◇ ◇
力の差をまざまざと痛感させられるV逸決定試合になった。先発森下の粘投で接戦に持ち込んだが中継ぎ勝負で踏ん張れず、終盤の失点が試合を決めた。鈴木誠を欠く打線は、ヤクルトを上回る11安打を放ちながら、わずか1得点止まり。首位ヤクルトに今季本拠地で1勝9敗1分けとなり、3年連続V逸が決まった。
佐々岡監督 これだけ負ければ、当然と受け止めながら。とにかく最後まで、もう1度、集中力を持ってやらないといけないなと思います。いろんなミスを起こしても、反省しながらも、1戦1戦。1つでも上、1つでも借金を減らすということを変わらずやっていきます。
就任から2年続けて頂点に立てなかった指揮官は、唇をかんだ。思い描いたチームづくりは、思うように進んでいない。
1日に続き、この日もまた8回に決勝点を許した。同点で迎えたマウンドには、シーズン終盤に勝ちパターンを任せた島内を投入した。だが、先頭山田にボールが先行して歩かせると、続く村上にもカウントを悪くした4球目は右前打となった。1死後、右打者が続く打順で左腕森浦にスイッチするも、2死二、三塁からサンタナにわずかに浮いたチェンジアップを中堅前に落とされ、2点の勝ち越しを許した。
絶対的守護神の栗林の存在がありながら、今季も勝ちパターンが固まっていない。開幕から固定せずに調子や状態を見ながらの起用が続くが、奏功しているとは言えない。今季の8回の失点はイニング別最多となる94失点。好救援の2番手今野が7勝目を手にした首位ヤクルトとは、対照的なシーンになった。指揮官は「いいときはいいが、それが長続きしない。求めているのはそこ」と奮起を促す。ただ、選手の能力を見極め、適材適所に起用するのは首脳陣の役割でもある。
3連覇後、3年連続でセ界の頂点は夢に終わり、CS進出も厳しい状況にある。現状と向き合いながら、現有戦力を最大限に生かすチームづくりが求められる。選手だけでなく、首脳陣、チーム全体がひとつとなって、はい上がっていくしかない。【前原淳】
後味の悪い敗戦となり、ついに今季のリーグ優勝の可能性が完全消滅しました。無念です。
先発の森下投手は、シーズン後半戦の初勝利を目指して、満を持してのマウンドでした。しかし、1回表、先頭のヤクルト塩見選手にレフト前ヒット。続くヤクルト青木選手にレフト線への2ベースを浴びてノーアウト2、3塁のピンチを背負いました。続くヤクルト山田選手にセンターへの犠牲フライを許し、先制点を奪われました。
2回以降も毎回ランナーを背負う苦しいピッチングでした。2アウトから四球を与えたり、イニングの先頭に四球だったりと、森下投手らしくない内容でした。今日は比較的変化球の割合が多かったように感じました。森下投手の本来のピッチングは、ストレートを中心にグイグイ攻めていく中で、変化球で凡打に打ち取る形だと思います。今日のピッチングは攻めるというより、かわす感覚が強かったように思います。それでも本調子ではない中でしたが、7回120球を投げて6安打4四球で1失点にまとめました。ただ、打線の援護がなく、白星とはなりませんでした。
打線はヤクルト先発の石川投手の投球術にはまってしまい、5回まで無得点でした。4回裏には1アウト満塁の大チャンスを迎えましたが、石原選手が空振り三振。続く林選手がサードライナーに倒れ、チャンスを潰しました。
しかし、6回裏に再びチャンスが訪れました。ノーアウト1、3塁から坂倉選手がライト前タイムリーを放ち、1−1の同点に追いつきました。と、ここまでは良かったのですが、ヤクルト2番手の大西投手に代わり、なおノーアウト1、2塁から菊池涼介選手が送りバントをしましたが失敗し1アウト1、2塁となり、続く代打の松山選手がショートゴロ併殺に倒れ、逆転のチャンスを潰してしまいました。ここぞという時の小技が、今季はことごとく失敗しているように思えてなりません。それと併殺打が多いですね。それ故にチームはこの位置にいるのでしょうね。今日の試合のポイントはここでした。
1−1で迎えた8回表、2番手に島内投手が登板しましたが、ピリッとしません。四球を与えてヒットを打たれ、外野フライで1アウト1、3塁とされたところで島内投手は降板。3番手に森浦投手に代わりました。その後2アウト2、3塁とされ、ヤクルトサンタナ選手にセンター前に2点タイムリーを浴びて1−3と勝ち越されました。ドリヨシは何故島内投手を続投させなかったのか、疑問が残りました。島内投手の威力あるストレートにかけても良かったのではないかと思いました。そレもヤクルト中村選手、サンタナ選手と右打者が続くだけに、なおさら島内投手続投が妥当だったと思います。
9回表は4番手のケムナ投手がヤクルト青木選手にライトスタンドへソロホームランをあびて1−4とされ、万事休すとなりました。
これでカープはビジター6連勝の後、ホームで3連敗という、非常に情けない結果になってしまいました。この3連戦、ベンチワークの無能さを感じました。継投をはじめ、攻撃での代打策、代走の起用など、どうも試合の流れを読んでいない感じがします。それと今日の試合、鈴木誠也選手を休養で試合に出していません。信じられません。本人の申し出があれば別ですが、もうシーズン終盤で、最下位だけは避けなければならない中、休養どころか、最後の力を振り絞ってでも出場させるべきです。何より、鈴木誠也選手の姿を楽しみにしてスタジアムに来てくれたファンに対して失礼です。首脳陣の考えには、理解できません。
さて、あさってからは名古屋で中日との3連戦です。カープの意地を見せて欲しいですね。
カープファンにとっては、秋風が余計に身に染みてきそうです。