2020年09月23日
15回戦@東京ドーム 広島3−7読売 投手陣今日も崩壊。9回ピレラ選手2ランも焼け石に水。
広島4連敗で借金12 野村が今季最短3回4失点KO
9/23(水) 21:06
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デイリースポーツ
渋い表情の広島・佐々岡監督
「巨人7−3広島」(23日、東京ドーム)
広島が4連敗で借金12となった。
誤算は先発の野村。二回に大城、若林に連続適時二塁打を浴びると、三回には坂本に右翼席へソロ被弾。今季最短の3回4失点で2敗目を喫した。
打線も田口に翻弄(ほんろう)された。四回に堂林が適時打を放ったが、五回から八回までひとりの走者も出せず。九回にピレラが2ランを放ったが、反撃はここまでだった。
最近、毎度言っている気がしますが、目標のあるチームと目標を失ったチームの勢いの差が今日の試合にも見られました。
カープ先発の野村投手はドリヨシ的には調子は悪くなかったと思います。低めに丁寧に投げている印象がありました。が、2回裏、四球とヒットでノーアウト1、2塁とされると、読売大城選手にライト線へのタイムリー2ベースを浴びて0−1と、今日も読売に先制を許しました。続く読売若林選手にレフト線へのタイムリー2ベースを浴びて0−2となりました。この2本のタイムリーは当たりは良くなかっただけに、野村投手にとっては不運としか言いようがありません。
3回裏には、先頭の読売坂本選手にライトスタンドへソロホームランを浴びて0−3。さらに2アウト2塁から、読売大城選手にセンター前にタイムリーを浴びて0−4となりました。この当たりも良い当たりではありませんでしたが、低めの難しい球を読売大城選手がうまく拾って、バットを折りながらのタイムリーとなりました。こうなったら読売の勢いを感じざるを得ません。野村投手は3回69球を投げて7安打4失点で降板となりました。ドリヨシ的には5回までは投げてもらっても良かったのかなと思いましたが…。今季最短KOとなりました。野村投手自身は納得のいかない降板ではなかったでしょうか。
4回表、読売先発田口投手に対してようやく打線が奮起しました。1アウト1塁から、堂林選手が左中間へのタイムリー2ベースを放ち、1−4としました。よし、これで反撃開始かと思ったのですが、後続が倒れ、1点止まりになりました。
4回裏、2番手の島内投手が登板しました。が、ピリッとしません。ヒットと2つの四球でノーアウト満塁のピンチを背負い、読売岡本選手のショートゴロ併殺の間に3塁ランナーが生還して1−5となりました。島内投手も疲れていますね。ボール先行の苦しいピッチング内容でした。縛らき島内投手は休ませて上げた方がいいと思います。さらに読売丸選手の打席の時に、島内投手が暴投し、3塁ランナーが生還して1−6とされました。ほぼ試合は決まりましたね。しかし、今季はあまりにもバッテリーミスが多すぎると思います。捕手のキャッチングが甘い証拠ですね。
7回裏、4番手の菊池保則投手が、2アウト後読売若林選手にライトスタンドへソロホームランを浴びて1−7となりました。菊池保則投手のモチベーションは大丈夫なのでしょうか。勝ちパターンでの投入がメインだったのに、シーズン序盤で抑えに抜擢されて失敗したのを機に、ビハインドでの登板が増えたようです。菊池保則投手は威力あるストレートと、キレのあるツーシームで相手バッターを打ち取れるピッチャーだけに、どうも使い方を間違っているような気がしてなりません。
9回表、遅ればせながら反撃です。1アウト後、松山選手が死球で出塁すると、続くピレラ選手がレフトスタンドへ2ランを放ち、3−7としました。読売田口投手は3年ぶりの完投を目前にここで交代となりました。あと2人というところで降板させる読売原監督は、なかなか厳しいなと感じました。しかし、カープの反撃もここまででした。
これでカープは同一カード3連敗で、都合4連敗になりました。借金も今季最多の12です。ドリヨシから見て、カープはチームの結束力が完全になくなっているように感じでいます。投打が噛み合わず、お互いの信頼関係も失われているようです。そんな中で、試合後の監督のコメントが解せません。選手に苦言を言っているんです。何故選手のせいにするのでしょうか?敗戦は全て監督の責任だと思います。敗戦のコメントで、「私の責任です」と言った事があるでしょうか?他人事の采配と、選手への批判だけでは、誰も監督について行きません。
さて、明日は移動日で試合はありません。あさってからはマツダスタジアムに戻ってDeNAと4連戦です。とにかくまず1つ勝ちましょう!チーム状態を良くするためには、勝つのが一番です。
14回戦@東京ドーム 広島4−5読売(9回サヨナラ) 土壇場松山選手同点タイムリーもフランスア投手痛恨の牽制悪送球で力尽く。
広島 今季6度目サヨナラ負けで今季初の借金11 長野3ラン空砲 松山打で同点もフランスア力尽きる
9/22(火) 22:32
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スポニチアネックス
<巨・広>9回2死三塁、吉川尚(右)にサヨナラ打を浴びたフランスア(撮影・篠原岳夫)
◇セ・リーグ 広島4―5巨人(2020年9月22日 東京D)
5位・広島が今季6度目となるサヨナラ負けを喫し、今季7度目の3連敗。借金が今季初の11にふくらんだ。
0―2で迎えた4回、長野が相手エース菅野から左中間スタンドへ5号3ランを放って一度は逆転に成功。一昨年まで在籍した巨人戦での初本塁打で史上39人目の12球団アーチを達成した長野の一発が球団通算8500号のメモリアル弾となり、勢いづいたはずだった。
だが、今季3勝目を狙った先発右腕・遠藤が5回に今季ここまで12打席ノーヒットに抑えていた相手主砲・岡本に痛恨の逆転2ランを被弾し、5回4安打4失点で降板。それでも9回には相手守護神デラロサから先頭・坂倉が中前打を放って出塁すると、主砲・鈴木誠が二飛に倒れた1死一塁から5番・松山が左前へ。これに坂倉の代走に出ていた曽根が俊足を飛ばして一塁から一気に本塁生還を果たして土壇場で4―4の同点とした。
だが、その裏。この回から5番手として登板した守護神のフランスアが先頭の代打・石川に右前打されると、2死一塁まで持ち込みながら石川の代走に出ていた若林の動きを気にして一塁へけん制悪送球。これで一気に三塁進塁を許し、続く吉川尚にサヨナラ打を浴びた。
接戦ではやはりミスしたチームが負けますね。きょうも1点差で、それも今季6度目のサヨナラ負けを喫してしまいました。
カープ先発の遠藤投手は初回、2回と素晴らしいピッチングを展開し、読売先発の菅野投手と対等に投げ合っているなと感じました。
しかし、3回裏、1アウト後、ヒットと四球などで2アウト1、2塁とされ、読売松原選手にライト線への2点タイムリー2ベースを浴びて、0−2と先制を許してしまいました。ランナーを出してから、遠藤投手は若干弱気になり、なんとかかわそうとしているように感じました。質の良いストレートと落差の大きいカーブがある訳ですから、どんどん強気で攻めて行って欲しいですね。
しかし、直後の4回表、読売先発の菅野投手を攻めて、一度併殺で2アウトランナーなしになったのですが、鈴木誠也選手、松山選手の連打で2アウト1、3塁とチャンスが拡大し、続く長野選手が左中間スタンドへ3ランを放ち、3−2と逆転しました。長野選手はこのホームランでプロ野球12球団全てのチームからホームランを放ち、なおかつ球団通算8500号になる記念すべき一発になりました。
しかし、遠藤投手も粘りの投球を見せてくれていましたが、5回裏に捕まります。四球を与えた読売松原選手が盗塁と外野フライで2アウトながら3塁に進み、ここで読売岡本選手にレフトスタンドへ2ランを浴びて、3−4と再び逆転を許してしまいました。遠藤投手もコメントしていましたが、読売松原選手に与えた四球が痛かったですね。カープの投手陣は四球があまりにも多すぎると思います。かわそうとか、打たれたらどうしようとかいう弱気のピッチングが、悪い結果をもたらしているように感じます。結局遠藤投手は5回102球を投げて、4安打4失点でした。もう少し遠藤投手には強気で攻めて欲しかったです。結果を求めるのも大事かもしれませんが、今はまだ自身の長所を生かしたピッチングをしたほうがいいと思います。
試合は3−4のまま、9回表を迎えました。読売菅野投手は長野選手の3ラン以降は素晴らしいピッチングをされ、9回も菅野投手が投げるのかと思いきや、デラロサ投手が登板しました。カープにとってはワンチャンありそうな予感がしました。先頭の坂倉選手がセンター前ヒットで出塁。代走に曽根選手が入りました。1アウト後、松山選手が初球を打ってレフトの右へのヒットを放ちます。曽根選手はスタートを切っており、1塁から一気に生還して、土壇場で4−4の同点に追いつきました。これで読売菅野投手の勝ち投手の権利が消滅しましたし、遠藤投手の負けが消えました。しかし、なお1アウト2塁の勝ち越しのチャンスでしたが、長野選手、堂林選手と倒れ、同点止まりになりました。本来ならここで勝ち越さないといけませんでした。
9回裏は5番手野フランスア投手が登板しました。が、先頭の代打読売石川選手がライト前ヒットで出塁。その後2アウトまでこぎつけましたが、読売吉川尚輝選手が打席の時、フランスア投手が1塁へ牽制悪送球をし、1塁ランナーは一気に3塁まで進塁しました。かなり痛いミスです。それまでフランスア投手は再三にわたり1塁へ牽制球を投げていましたが、コントロールがあまり良くなくて、ドリヨシは悪送球をしてしまう可能性があるのではないかと、少し心配していました。さらに、2アウトなので、ランナーのケアは大事ですが、牽制球はそんなに投げなくてもいいのかなと思っていました。そして読売吉川尚輝選手はライト前へタイムリーを放ち、4−5でサヨナラ負けとなりました。
昨日も書きましたが、目標のあるチームと目標を失ったチームの勢いの差を感じざるを得ない試合が続いています。カープがリーグ3連覇していた頃と、立場が全く逆になってしまいました。明日の先発は野村投手です。無双のピッチングを期待します。読売は田口投手です。4点から5点は取れるので、明日は序盤からカープが主導権を握る試合にしたいです。とにかく頑張れ!カープ!
2020年09月22日
13回戦@東京ドーム 広島3−10読売 今日も投手陣崩壊。19安打10失点。再び借金は10に。
広島が9度目の2ケタ失点 九里が毎回失点4回KO 五回1死満塁で長野、鈴木誠が三振
9/21(月) 21:54
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デイリースポーツ
5回、空振り三振に倒れる鈴木誠
「巨人10−3広島」(21日、東京ドーム)
広島が今季9度目の2ケタ失点で連敗。借金10とした。
初回、田中広の5号2ランで先制したが、先発の九里が誤算。毎回失点を喫し、4回9安打6失点でKO。5敗目を喫した。
初回に岡本に適時打浴びて1点差。二回には松原には同点ソロを被弾した。三回は2安打と四球で満塁のピンチを招き一ゴロの間に勝ち越し点を献上。四回は中島に一発を浴び、さらに味方の2失策も絡んで吉川尚の適時打、坂本の適時二塁打で3点を失った。
打線は五回、3四死球で1死満塁としたが、巨人3番手・鍵谷の前に長野、鈴木誠が連続三振。好機を逸し流れを引き寄せることができなかった。
六回を終えて7点差とリードを広げられると巨人は坂本、岡本、丸のクリーンアップを含む野手5人をベンチに下げた。余裕を見せつけられての敗戦だった。
まさに目標のあるチームと、目標を失ったチームの勢いの差を嫌ほど感じた試合でした。読売打線に好きにやられてしまい、カープファンとしては悔しさを通り越してあきれてしまうほどの散々な試合でした。
打線は1回表、読売先発の直江投手を攻めて、先頭の大盛選手がレフト前ヒットで出塁すると、続く田中広輔選手がライトスタンドへ2ランを放ち、幸先良く2点を先制しました。「おっ?今日は勝てるかも」とこの時思いましたが、そんなに野球は甘くありません。
1回裏、内野安打などで2アウト2塁から、読売岡本選手にセンター前タイムリーを浴びて2−1とされます。得点した直後での失点は痛かったですね。
2回裏、2アウトから読売松原選手に右中間スタンドへソロホームランを浴びて、2−2の同点にされました。2アウトですから、一発長打を警戒しなくてはいけない中で、ホームランを打たれては、どうしようもありません。今季はこのようなシーンを何度も観たような気がします。
3回裏、1アウト後、ヒット2本と四球で満塁のピンチを背負うと、読売丸選手のファーストゴロの間に3塁ランナーが生還して、2−3と逆転されました。
さらに4回裏、先頭の読売中島選手に右中間スタンドへソロホームランを浴びて2−4。さらに内野安打と送りバントなどで1アウト3塁から、読売吉川尚輝選手にライト前タイムリーを浴びて2−5。さらに1、2塁から読売坂本選手にレフト線へのタイムリー2ベースを浴びて2−6とリードを広げられました。
先発九里投手は結局4回86球を投げて、9安打6失点でした。ドリヨシ的には、今日の九里投手はそんなに悪くなかったと思いましたが、読売の打者が低めの難しい球を見切って、カウントを取りにきた球をしっかり打ち返すという徹底ぶりに負けてしまった感じがしました。今季また読売戦に登板する機会があると思いますが、今日の悔しさを是非ぶつけて欲しいと思います。
6回裏、カープは3番手に今村投手が登板しました。1軍のマウンドは久しぶりです。が、ピリッとしません。1アウト後、ヒット2本と暴投で2、3塁とされ、読売坂本選手に左中間への2点タイムリー2ベースを浴びて2−8。さらに読売岡本選手にセンター前タイムリーを浴びて2−9となりました。今村投手はストレートに伸びがなく、変化球もキレが悪く、とても勝ちパターンで起用は無理だと感じました。
8回裏、6番手にケムナ投手が登板しましたが、勢いついた読売打線を止めるのは容易ではありません。ヒット2本と四球などで2アウト満塁のピンチを背負いました。そして読売田中選手にファーストへのタイムリー内野安打を許し、2−10となりました。
9回表、昨日のように最後にカープ打線の反抗が観れるかなと密かに期待していたのですが…。2ベースで出塁した大盛選手を置き、長野選手がセカンドへ内野安打を放ちました。さらにセカンドの読売若林選手が悪送球し、この間に大盛選手が生還して、3−10になりました。しかし、反撃もここまで。今日は読売に大敗を喫してしまいました。
投手の起用について、勝ちパターンと負けパターンの区別がつかなくなってきている感じがします。こうなると、勝ちパターンの投手のモチベーションが下がってしまう危険をはらんでいます。先発投手が早い回で降板するため、どうしてもリリーフ陣がフル回転状態になるので、やむを得ないところもありますが…。
しかし、一言ファンとして申し上げたいのは、監督が選手を悪く言うコメントがありますが、敗戦した試合は監督の責任です。選手は毎試合一生懸命頑張っています。そして勝利した試合は選手の皆さんの手柄です。監督はチームの一体感を唄ってきていますが、今のチームには一体感が感じられません。これは監督に責任があるのではないかと思います。今季の残り試合、監督の手腕が問われています。
さて、明日はカープは遠藤投手が先発です。できるだけ長いイニングを頑張って欲しいですね。読売は菅野投手です。難攻不落です。が、そんな事は言ってられません。今季初の黒星をつけるべく、打線の奮起を期待します。
2020年09月20日
14回戦@神宮 広島6−8東京ヤクルト 投手陣今日も崩壊。最終回猛追も及ばす敗戦。
広島再び投壊8失点、中村祐3連発被弾に中継ぎ陣も
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9/20(日) 22:35
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日刊スポーツ
ヤクルト対広島 1回裏ヤクルト無死、山田哲(左)に3者連続となる本塁打を浴びた広島の先発中村祐(撮影・たえ見朱実)
<ヤクルト8−6広島>◇20日◇神宮
広島は4被弾含む8失点が響き、最終回の打者一巡5得点の追い上げも届かなかった。
今季初先発の中村祐太投手は1回に先頭から3者連続本塁打を浴び、中継ぎ陣も6回に4失点。7回は高橋樹也が村上にダメ押し弾を食らった。14失点した18日に佐々岡監督は「もっと、抑えてやろうというものを見せてほしい」と奮起を促したが、再びの投壊で2カードぶりに負け越した。
カープの投手陣は完全に崩壊してしまいました。こんな状態になるとは、シーズンが始まる時には思いもしませんでした。
先発は中村祐太投手でした。今季1軍初登板、初先発のマウンドでしたが、いきなり先制パンチを食らいました。1回裏、先頭のヤクルト濱田選手に左中間スタンドへソロホームランを浴びて0−1。続くヤクルト青木選手にレフトスタンドへソロホームランを浴びて0−2。さらにヤクルト山田選手にレフトスタンドへソロホームランを浴びて0−3と、なんと3者連続ホームランを打たれてしまいました。初回先頭から3者連続ホームランは25年ぶりのプロ野球タイ記録だそうです。カープにとっては屈辱です。初回は勝負球が甘く入ってしまい、完璧に捉えられてしまいました。
久しぶりの1軍登板という事で、かなり力んだのかなと思います。
中村祐太投手は2回以降4回までは球が低めに集まり、ヤクルト打線を抑えました。
打線はヤクルト先発の小川投手に対し、全く手も足も出ないという状態ではありませんが、コーナーを投げ分ける丁寧なピッチングの前に4回まで無得点でした。
5回表、先頭の田中広輔選手がライト線への2ベースで出塁すると、続く磯村選手のセカンドゴロの当たりをヤクルト山田選手が後逸し、2塁ランナーが生還して1−3としました。
その裏、ヒットと四球などで2アウト1、2塁となった所で中村祐太投手に身体的なアクシデントが発生し、降板となりました。2番手に菊池保則投手が登板して、後続を抑え、このイニング無失点で切り抜けました。
ところが、6回以降はリリーフ陣が打ち込まれました。6回裏は3番手の島内投手が登板しましたが、ヒット2本と四球でノーアウト満塁の大ピンチが来ました。続くヤクルト西田選手にレフト前へ2点タイムリーを浴びて、1−5となりました。島内投手は今ひとつ表情が冴えなかったですね。ドリヨシ的には、疲れが溜まっているように感じます。ここで思い切って登録抹消して、リフレッシュするのも方法かと思います。ピッチャーはここで4番手の中田投手に代わりました。なおも1アウト2、3塁からヤクルト濱田選手のセカンドゴロの間に3塁ランナーが生還して1−6となりました。さらに続くヤクルト青木選手にセンターオーバーのタイムリー2ベースを許し、1−7となりました。
7回裏は5番手の高橋樹也投手が登板しました。が、いきなり先頭のヤクルト村上選手にバックスクリーンへソロホームランを浴びて1−8となりました。ホームランバッターへの初球の入り方について、準備が出来ていなかったようです。どれたけバッテリーが準備できていたのか、疑問が残りました。
打線はヤクルト小川投手の丁寧なピッチングに翻弄され、8回までわずか1得点でした。しかし、9回表、カープが驚異的な粘りを見せます。ヒット2本でノーアウト1、3塁とチャンスを作りました。が、堂林選手がピッチャーゴロの1−4−3の併殺に倒れ、この間に3塁ランナーが生還して2−8となりました。しかし、2アウトランナーなしとなり、ここで終わりかと思われましたが、その後1、2塁とし、代打坂倉選手がライト前タイムリーを放ち、3−8。さらにピレラ選手が左中間へのタイムリー2ベースを放ち4−8。さらに上本選手がセンター前へ2点タイムリーを放ち6−8と、あっという間に2点差に追い上げました。ここでようやくヤクルトは先発小川投手を諦めて、守護神の石山投手が登板しました。が、続く野間選手がライト前ヒットで1、3塁とし、一発逆転のところまで来ました。しかし、続く代打正随選手が空振り三振に倒れ、試合終了。万事休すとなりました。しかし、この9回表の粘りは大したものだと思いました。
それだけに、先発中村祐太投手の3連続被弾や、高橋樹也投手の被弾が悔やまれます。しかし、カープ投手陣、特にリリーフ陣はかなり疲れていますね。先発投手も長いイニングを投げられないだけに、投手陣は負のスパイラルに陥ってしまっています。先発投手陣の踏ん張りがシーズン終盤の上位浮上のカギになりそうです。
さて、明日からは東京ドームで読売との3連戦です。カープは九里投手が先発です。できるだけ長いイニングをしっかり投げて欲しいですね。読売は直江投手です。今日みたいな粘りの攻撃で、早い回に攻略したいですね。
13回戦@神宮 広島3−2東京ヤクルト(延長10回)大盛選手執念の決勝タイムリー内野安打!森下投手7回2失点好投も勝ちつかず。
広島 育成出身の大盛「ガムシャラに全力」延長十回、執念の決勝内野安打
9/19(土) 22:32
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デイリースポーツ
10回、勝ち越し打を放ち、ナインから祝福される大盛(中央)=撮影・西岡正
「ヤクルト2−3広島」(19日、神宮球場)
広島が延長戦を制した。十回、2イニング目となるヤクルト守護神・石山から堂林、田中の連打などで2死二、三塁の好機を作った。続く大盛が追い込まれながら、たたきつける打撃で二遊間へ。「打った瞬間に全力で走ろうという気持ちでいっぱいでした」。ベルトが切れるほどの激しいヘッドスライディングで執念の二塁決勝内野安打とした。
1番で出場したがそれまでは野手で唯一無安打。3三振も喫していた。「その前もチャンスの場面で三振してしまったので、十回は何が何でもという気持ちで打席に入りました」と振り返る。「打席に入っている時からすごく応援が伝わってきたので、打てて良かったです」と決勝打を喜んだ。
好機を作りながら得点が奪えない展開だった。「打撃の方で何とか(先発の)森下を援護できるようにと思っていたんですけどなかなかうまくいかず…。結果的には1点が取れて良かったです」と勝利にほっと息をついた。
強肩、俊足を武器に静岡産業大から18年育成ドラフト1位で入団した。今季から支配下選手登録を勝ち取った。7月24日に初めて1軍登録された。「せっかくもらったチャンスなのでガムシャラに全力で毎日過ごすだけです」と泥臭い全力プレーを続ける思いだ。
「全員で全力で試合していきます応援宜しくお願いします」とファンにメッセージを送った。
ドリヨシとしては、というか、カープファンとしては、森下投手に勝ちをつけてあげたかったという思いを抱いたと思います。でも、今日森下投手の好投で、延長戦を勝ち切れたと思います。
打線は1回表、ヤクルト先発の吉田投手を攻めて、1アウト後、菊池涼介選手がセンター前ヒットで出塁。続く長野選手が右中間へのタイムリー2ベースを放ち、1点先制しました。なおもヤクルト吉田投手が制球に苦しみ、2アウト満塁の大チャンスでしたが、堂林選手がショートゴロに倒れ、結局1点止まりでした。この追加点が取れなかったのが、1点を争うゲームになるきっかけとなりました。
カープ先発の森下投手は立ち上がり良く、1回は3者凡退に打ち取りました。が、2回裏、四球で出塁したヤクルト村上選手を1塁に置き、1アウト後、ヤクルト坂口選手にライトスタンドへ2ランを浴びて、1−2と逆転されました。このホームランは出会い頭みたいな感じでしたので、森下投手自身も切り替えはスッと出来たと思います。
森下投手は3回以降は森下投手のピッチングが冴え渡り、7回まで投げました。伸びのあるスピンの効いたストレートと、カーブ、チェンジアップとのコンビネーションは見事でした。111球を投げて4安打2失点、9奪三振の素晴らしい内容でした。しかし、打線の援護がなく、勝ち星はつきませんでした。森下投手は本当に強いメンタル力だと感心しています。読売戸郷投手との新人王争いには、是非勝って欲しいと思います。
1−2で迎えた8回表、ヤクルトはセットアッパーの清水投手が登板しました。完全に逃げ切り体制に入りました。1アウト後、堂林選手が5球目をジャストミート!打球はレフトスタンドへ飛び込むソロホームランとなり、2−2の同点になりました。これで森下投手の負けが消えました。なおも1アウト1、3塁と逆転のチャンス、森下投手に勝ち星が転がり込むチャンスでしたが、大盛選手が空振り三振。菊池涼介選手がピッチャーゴロでチャンスを潰してしまいました。あと1本が出ないのは、今季のカープの特徴ですね。
試合はこのまま延長戦に入りました。
10回表、ヤクルトは9回から抑えの石山投手が回跨ぎで登板しました。1アウト後、堂林選手と田中広輔選手の連打で1、3塁の勝ち越しのチャンスを作りました。続く代打野間選手の時に1塁ランナーが2塁へ盗塁を成功させ、2、3塁としました。しかし、野間選手は空振り三振に倒れ、2アウト2、3塁となりました。この延長戦もカープの勝ちはなくなるのかと思いましたが、続く大盛選手が、4球目を叩きつけて打球は二遊間へ。セカンドのヤクルト山田選手が捕球して1塁へ送球しましたが、大盛選手が俊足を生かして1塁へヘッドスライディングしてセーフとなり、3塁ランナーが生還。タイムリー内野安打となり、3−2と勝ち越しました。大盛選手の必死に野球に取り組む姿勢が、このタイムリー内野安打を産んだと思います。ドリヨシはこのような泥臭い野球、泥臭いプレーが大好きです。
10回裏は9回から回跨ぎしたフランスア投手がヤクルト打線を3者凡退に抑え、3−2で勝利しました。カープは延長戦は今季初勝利です。いかに接戦に弱いかがわかりますね。それに、今日の試合は15安打しながら3得点と拙攻と残塁の山が目立ちました。あと1本が出ていれば、カープのワンサイドゲームになっていた可能性があります。この点は今日の反省ですね。
さて、明日もナイターです。カープは中村祐太投手が今季初登板、初先発です。神宮のマウンドはプロ初だそうです。出身の関東一高の時に慣れ親しんだ神宮のマウンドです。初回からどんどん飛ばして欲しいですね。ヤクルトは小川投手です。そんなには点は取れないでしょうから、大盛選手の気持ち、全力プレーで泥臭い野球をして欲しいと思います。
2020年09月18日
12回戦@神宮 広島5−14東京ヤクルト 投手陣崩壊被安打16で今季ワーストの14失点。正随選手プロ初安打がホームラン!
広島大敗 今季ワースト14失点で3連勝ならず…床田が8失点KO
9/18(金) 21:29
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デイリースポーツ
5回途中、6失点でマウンドを降りる床田(手前)=撮影・西岡正
「ヤクルト14−5広島」(18日、神宮球場)
広島は今季ワースト14失点の大敗で3連勝ならず。最下位ヤクルトに1・5差と迫られた。
先発床田が踏ん張れず、五回途中8失点でKO負け。6敗目を喫した。
3番手の高橋樹、4番手矢崎がともに3失点。5投手で計16安打、5四死球を与えて失点を重ねた。
打線は菊池涼が8号3ラン。七回は正随にプロ初安打初本塁打が飛び出したが、ビハインドが重すぎた。
何度も今日のような試合を観たような気がします。あまりにも投手陣が悪すぎますね。勝負になっていません。
先発の床田投手は立ち上がりから制球に苦しみました。1回裏、ヒット2本と四球などで1アウト満塁のピンチを背負い、ヤクルト西浦選手にセンターへの犠牲フライを許し、0−1と先制されました。
しかし、直後の2回表、ヤクルト先発のスアレス投手を攻めて、ヒットと暴投でノーアウト3塁のチャンスを迎え、松山選手のセカンドゴロの間に3塁ランナーが生還して、1−1の同点としました。
しかし、床田投手がピリッとしません。ノーアウト1塁から、ヤクルト西田選手に左中間スタンドへ2ランを浴びて、1−3と勝ち越しを許しました。真ん中やや外よりのストレートでしたが、バッターにとっては打ち頃の球となりました。
しかし、その直後の3回表、1アウト後ヒット2本で1、3塁のチャンスを作ると、菊池涼介選手が左中間スタンドへ3ランを放ち、4−3と逆転に成功しました。しかし、ドリヨシは素直に喜べませんでした。床田投手の内容が悪すぎるからです。
勝ち投手の権利がかかった5回裏、1アウト1塁から、ヤクルト山田選手にレフトスタンドへ2ランを浴びて、4−5と逆転を許しました。さらにノーアウト3塁からヤクルト西浦選手にレフト前タイムリーを浴びて4−6となりました。さらに1アウト1、2塁となった所で床田投手は降板。2番手に菊池保則投手が登板しました。が、いきなり暴投で1アウト2、3塁とされ、ヤクルトエスコバー選手にセンター前に2点タイムリーを浴びて4−8とリードを広げられました。
以降はヤクルトのやりたい放題でした。
6回裏は3番手の高橋樹也投手が捕まり、ヒット2本と四球でノーアウト満塁のピンチとなり、ヤクルト西浦選手に左中間を破る2点タイムリー2ベースを浴びて4−10。続くヤクルト坂口選手にレフトへの犠牲フライを打たれ、4−11となり、一方的になりました。
7回表、ヤクルト2番手の中澤投手から、代打の正随選手が右中間スタンドへソロホームランを放ち、5−11としました。正随選手はプロ初安打がホームランとなり、持ち前の長打力を見せつけてくれました。正随選手、おめでとうございます!その後、1アウト満塁の大チャンスが訪れましたが、ヤクルト3番手の星投手の前に、鈴木誠也選手が見逃し三振。松山選手がファーストファウルフライに倒れ、見事にチャンスを潰しました。こんなシーンも今季は何度も見ているような気がします。
7回裏は4番手の矢崎投手が捕まりました。1アウト後、ヒットと四球で1、2塁とされ、ヤクルト村上選手に右中間スタンドへ3ランを浴びて5−14となり、撃沈されました。
試合はこのまま終了。結局5−14と大敗を喫してしまいました。投手陣総崩れのゲームでした。先発の床田投手は下半身を使って投げていない、いわゆる立ち投げになっています。手先でコントロールしようとする癖がついてしまったのではないでしょうか。リリーフ陣は最初から勝負が出来ていません。四球やバッテリーミスが多すぎます。もっと強い気持ちでゾーンで勝負して欲しいですね。そして、理解できなかったのは、8回裏に5番手に島内投手を投げさせた事です。島内投手は勝ちパターンでの起用ではないのでしょうか?ほぼ負けが決まった試合で登板させるのはいかがなものかと思います。それこそ矢崎投手を最後まで投げさせた方が良かったと思います。どうも不可解な采配が多く、ドリヨシはカープの首脳陣に疑問を抱いています。
今日の負けは東京6連戦に影を落とすことになるのではと思います。これでチームの勢いが再びマイナスになりました。下手すれば6連敗の可能性もあります。
明日のカープは森下投手が先発です。再びチームに勢いを持たせる為には、森下投手の好投が不可欠です。新人王獲得のためにも是非頑張って欲しいです。ヤクルトは吉田投手です。十分攻略は可能です。打線には今日の倍返しを期待します。
2020年09月17日
今日の広島−中日は降雨により中止となりました。
広島−中日が天候不良のため中止
9/17(木) 14:20
配信
デイリースポーツ
マツダスタジアム
「広島(降雨中止)中日」(17日、マツダスタジアム)
マツダスタジアムで実施予定だった17日の広島−中日戦は、天候不良のため中止が発表された。
広島は15、16日の同戦に連勝してカード勝ち越しを決めていた。
出来れば今日も試合をしたかったのがカープとしての本音だったのかもしれません。しかし、9連戦の真っ只中で、明日から神宮に移動してヤクルト戦なので、今日は中止になって良かったのかもしれません。
おととい、そして昨日と中日相手に良い試合内容を展開して連勝となりました。この勢いで明日からのヤクルト3連戦、そして読売との3連戦を是非勝ち越して欲しいと思います。特に読売戦はこのまますんなりリーグ優勝させてはいけないので、カープとしては全員野球で3連勝を狙って欲しいですね。明日からの戦いに期待したいと思います。
2020年09月16日
17回戦@マツダ 広島9−2中日 打線3発含む13安打9得点で快勝!野村投手6回途中2失点粘投で5勝目!
広島13安打9得点大勝!野村5勝 中日岡野2敗
9/16(水) 21:32
配信
日刊スポーツ
広島対中日 右越え本塁打を放ったピレラを迎えるナイン(撮影・加藤孝規)
<広島9−2中日>◇16日◇マツダスタジアム
広島野村、中日はルーキー岡野が先発。広島は1回無死一、三塁からピレラの左前適時打で1点を先制。中日は3回まで無得点。
広島は4回、松山の4号2ラン、磯村の1号ソロで3点を追加。中日は6回、代打木下拓の適時打などで2点を返した。
広島は7回にピレラの9号ソロ、8回に坂倉の適時打などで加点。13安打9得点で大勝した。野村が5勝目。中日は2連敗で、岡野が2敗目を喫した。
理想的な試合展開で、ほとんどストレスがない試合でした。今日のような試合を続ければ、上位進出も可能かと思います。
打線は1回裏、中日先発の岡野投手を攻めて、先頭の大盛選手がレフト前ヒットで出塁。続く菊池涼介選手がレフト前ヒットでノーアウト1、3塁とチャンスメイクしました。大盛選手はいいですね。まだ打撃で粗いところもありますが、十分活躍してくれています。そして、続くピレラ選手がレフト前タイムリーを放ち、1−0と今日も先制しました。
4回裏は、先頭の鈴木誠也選手がレフト前ヒットで出塁。続く松山選手が中日先発岡野投手の5球目を叩き、ライトスタンドへ2ランを放ち、3−0としました。インハイのストレート系の難しい球でしたが、うまくバットのヘッドの回転を効かせて、技ありの2ランになりました。2アウト後、磯村選手が2球目を打ち、レフトスタンドへソロホームランを放ちました。これで4−0とリードを広げました。
しかし、野村投手が6回表に捕まりました。連打と送りバントで1アウト2、3塁とされ、代打中日井領選手のセカンドゴロの間に3塁ランナーが生還して、4−1。続く代打中日木下選手にレフト前タイムリーを浴びて4−2と2点差に追い上げられました。ここで野村投手は降板。6回途中101球を投げて8安打2失点の粘投でした。130キロ後半ではありましたが、食い込むストレートと多彩な変化球で、中日打線に的を絞らせなかったのは大きいですね。
しかし、その直後の6回裏、中日2番手のゴンサレス投手を攻めて、1アウト後、連打と四球で満塁の大チャンスを迎えました。中日はここで3番手に藤嶋投手が登板しました。2アウト後、代打長野選手がレフト前へ2点タイムリーを放ち、6−2と、中日の追い上げを突き放しました。この長野選手のタイムリーは非常に大きいですね。
7回裏、中日4番手の山井投手を攻めて、ピレラ選手が6球目を思い切り叩き、ライトスタンドへソロホームランを放ち、7−2としました。
さらに8回裏、連打でノーアウト1、2塁から、途中出場の坂倉選手がライト前タイムリーを放ち、8−2。さらにノーアウト満塁から、大盛選手がレフトへの犠牲フライを打ち、9−2として試合を決めました。
カープの継投は、6回途中から菊池保則投手、7回はケムナ投手、8回は島内投手、そして9回は矢崎投手が登板し、中日打線を無失点に抑えました。
今日の試合は先制、中押し、ダメ押しと理想的な得点でした。投手陣も踏ん張って投打がしっかり噛み合いました。
明日の試合、カープは森下投手です。森下投手には是非新人王を狙って欲しいので、攻めのピッチングで完投を目指して欲しいですね。中日は福谷投手です。カープにとっては天敵ですが、おととい中日大野投手を攻略したので、明日も打線に期待したいと思います。
2020年09月15日
16回戦@マツダ 広島6−3中日 鈴木誠也選手3ラン!堂林選手ダメ押しタイムリー!九里投手6回1失点粘投4勝目!
広島、連続完投の大野雄攻め連敗ストップ!鈴木誠18号3ラン、九里4勝目
9/15(火) 21:33
配信
ベースボールキング
広島・九里亜蓮
○ 広島 6 − 3 中日 ●
<16回線・マツダスタジアム>
広島が終盤に突き放し、9連戦の初戦を快勝。連敗を3でストップし、借金を9に減らした。
この日は6連続完投中の大野雄大を相手に、打線が立ち上がりに猛攻。先頭の大盛穂が内野安打で切り込み、続く菊池涼介の中前打で一三塁にチャンス拡大。3番に入ったピレラが直球を叩いて右線へ適時二塁打を放ち先手を取ると、さらに4番・鈴木誠也が左中間スタンドへ弾丸3ランを放り込み、あっという間の4得点。初回から竜のエースを打ち崩し先手を取った。
投げては先発の九里亜蓮が「なんとか投げ負けないように」と、走者を背負いながらも要所を締める力投。失点は6回にアルモンテに浴びたソロ弾による1点に抑え、6イニングで12個のゴロアウトを積み上げた。
7回に2番手・中田廉が2被弾し1点差に詰め寄られたものの、売り出し中のケムナ誠が後続を断つ好救援。8回はセットアッパーの塹江敦哉が締め、直後に堂林翔太が試合を決定づける中越え2点打を放ち突き放した。
9回はクローザーのフランスアがゼロで締めて、今季9セーブ目(1勝2敗)をマーク。6回(87球)を投げて、3安打、3四球、1失点の九里が今季4勝目(4敗)を手にした。
敗れた中日は、大野雄大が2回以降は立て直したものの、5回に代打を送られ4回4失点で2連敗(5勝5敗)。投球数は今季最少の74球、開幕戦以来となる今季最短タイの4イニングでマウンドを降りた。
BASEBALL KING
4点先制したものの、1点差まで追い上げられましたが、粘りの野球で勝ちきりました。
打線は1回裏、6連続完投中の中日先発大野投手を攻めて、連打でノーアウト1、3塁とチャンスを作り、ピレラ選手がライト線へのタイムリー2ベースを放ち、1−0と先制しました。そして続く鈴木誠也選手が左中間スタンドへ3ランを放ち、一気に4−0とリードしました。大野投手は立ち上がりは制球に苦しみ、先頭から4人で4点を奪う事が出来ました。これはかなり大きいですね。
しかし、中日大野投手は2回以降は大野投手らしいピッチングに戻り、追加点を奪う事は出来ませんでした。大野投手は4回で降板し、7試合連続完投はなりませんでした。
先発九里投手は立ち上がりから丁寧なピッチングを展開し、1回表は3者連続三振に打ち取り、最高のスタートとなりました。5回までランナーを出してピンチになる場面もありましたが、バックの堅い守りもあって、中日打線を無失点に抑えました。
5回裏、追加点のチャンスが到来しました。中日2番手の藤嶋投手を攻めて、内野安打2本などでノーアウト1、3塁の大チャンスです。が、ピレラ選手がキャッチャーへのファウルフライ。鈴木誠也選手が見逃し三振。松山選手がサードへのファウルフライに倒れ、チャンスを潰してしまいました。今季のカープを象徴するイニングになりました。
チャンスを潰した後は流れが相手に行きやすいですが、6回表、2アウトから中日アルモンテ選手にライトスタンドへソロホームランを浴びて、4−1となりました。九里投手はこのイニングが終わり、マウンドを降りました。
さらに7回表、九里投手から2番手の中田投手が登板しました。が、代わりっぱな中日高橋選手にバックスクリーンへソロを浴びて、4−2。1アウト後、中日京田選手に右中間スタンドへソロホームランを浴びて、ついに1点差に追い上げられました。結果論になるかもしれませんが、7回は島内投手でなかったのが疑問です。中田投手も調子がいいからここで使おうという見解になったのかもしれませんが、リリーフ陣は結果が全てです。中田投手も投げ込みをしっかりして、安定したピッチングが展開出来るように祈っています。
しかし、今日からのカープは一味違ってました。8回裏、中日5番手の又吉投手を攻めて、1アウト後、鈴木誠也選手が右中間への2ベースを放ち、チャンスを作りました。続く松山選手が申告敬遠で1、2塁とします。ここで堂林選手です。堂林選手は3球目をスイング!打球はセンターオーバーの2点タイムリー2ベースを放ち、6−3とし、貴重な追加点になりました。
9回表はフランスア投手が中日打線を3人で抑え、試合終了。6−3で勝利しました。
今日は投打が噛み合ったいい試合になりました。ドリヨシもテレビを観ながら一喜一憂しましたが、久しぶりにナイスゲームだったので、安心しました。
明日のカープは野村投手が先発です。前回、前々回と、途中で崩れてチームの計算力を狂わせています。明日は6回まででいいので、小気味よいピッチングをして欲しいです。中日は岡野投手です。カープ戦の防御率は9.00です。一気にたたみかけて、試合を優位に進めましょう!
2020年09月13日
17回戦@甲子園 広島6−7阪神 鈴木誠也選手先制3ランも阪神に競り負ける。ついに借金は10に。
広島3連敗で7年ぶり借金10 不振誠也が先制3ランも痛恨の逆転負け
9/13(日) 17:36
配信
デイリースポーツ
8回、投手交代を告げてベンチに戻る佐々岡監督(撮影・山口登)
「阪神7−6広島」(13日、甲子園球場)
広島は痛恨の逆転負けで3連敗。2013年9月9日以来、7年ぶりの借金10となった。
初回に不振の鈴木誠が17号3ラン。四回には藤浪を攻め、大盛の適時打で追いついた。五回には坂倉の遊ゴロの間に勝ち越し、阪神投手陣を攻め立てた。
だが、投手陣が粘りきれない。先発薮田が三回途中5失点。七回1死二、三塁は二塁手・菊池涼が二直をダイビングキャッチし、三走もアウトにしてピンチを切り抜けた。だが、同点の八回には塹江が陽川に痛恨ソロを浴び、これが決勝点となった。
1点を争う攻防は、結局競り負ける形になりました。目標のあるチームと、目標を失ったチームの差が出たのでしょうか。
打線は1回表、阪神先発の藤浪投手を攻めて、ヒットと四球などで1アウト1、2塁とすると、鈴木誠也選手がレフトスタンドへ3ランを放ち、いきなり3点を先制しました。
今日はカープが主導権を握るかと思われましたが、先発の薮田投手がピリッとしません。1回裏、四球とパスボールで1アウト2塁とされると、阪神糸原選手にセンター前タイムリーを浴びて3−1。さらに2アウト1、2塁から阪神ボーア選手にライト前タイムリーを浴びて3−2とされ、あっという間に1点差に迫られました。
さらに3回裏、ノーアウト2塁のピンチから、阪神糸原選手にセンター前タイムリーを浴びて3−3の同点に追いつかれました。1アウト2、3塁とされたところで、薮田投手から2番手の高橋樹也投手に代わりました。しかし、続く阪神ボーア選手にセンター前タイムリーを浴びて3−4と逆転され、さらに阪神糸井選手にレフト前タイムリーを浴びて3−5とされました。薮田投手は悪い意味で変わっていませんでした。今日は3回途中4安打5失点と、先発のチャンスを掴むことは出来ませんでした。また、2番手の高橋樹也投手は左バッターの阪神ボーア選手と糸井選手に続けてタイムリーを浴びてしまい、高橋投手を起用した意味がなくなりました。
しかし、その直後の4回表、1アウトからヒット2本と四球などで1アウト満塁の大チャンスが到来しました。阪神はここで藤浪投手から2番手の馬場投手に代わりました。が、続く大盛選手がライト線への2点タイムリー2ベースを放ち、5−5の同点に追いつきました。大盛選手は打撃好調ですね。今季はこのまま1番センターの座を奪って欲しいですね。なおも1アウト満塁の大チャンスでしたが、堂林選手が空振り三振、鈴木誠也選手がショートライナーに倒れ、勝ち越しはなりませんでした。今季のカープを象徴している感じですね。
5回表、阪神3番手の岩貞投手を攻めて、連打でノーアウト1、3塁として、坂倉選手のショートゴロの間に3塁ランナーが生還して、6−5と勝ち越しました。
しかし、6回裏、3番手のケムナ投手が捕まります。先頭の阪神木浪選手がレフトオーバーの3ベースを浴び、1アウト後、阪神近本選手のサードゴロの間に3塁ランナーが生還して6−6の同点に追いつかれました。
同点で終盤を迎えると、どうもカープは不利な感じがします。無駄な四球、守備のミス、そしてホームランが試合を決めてしまいますが、8回裏にイヤな予感が当たります。6番手に塹江投手が登板しました。2アウトランナーなしまで来ました。続くバッターは阪神陽川選手です。一発長打は特に警戒しなくてはいけないところ、塹江投手が投げた2球目、外から内よりに入るストレートを見事に振り抜かれ、打球はバックスクリーン右に飛び込みました。痛いソロ被弾となり、6−7と勝ち越しを許してしまいました。
9回表は阪神抑えのスアレス投手の前に無得点に終わり、試合終了です。
カープは甲子園で阪神に同一カード3連敗になりました。2013年9月以来の借金10になりました。屈辱です。
今日は攻撃面では盗塁など積極的であったので良かったと思いますが、こういう時は逆に投手陣が踏ん張れず、投打が噛み合わない状態になっていますね。カープがこの位置にいるのもうなずけます。
しかし、それにしても情けない試合が続きますね。ドリヨシが提唱していますが、若手選手をどんどん起用して、チーム内を活性化して欲しいなと思います。
さて、明日は移動日で試合はありません。あさってからは9連戦、その後1日おいて10連戦と、タフな日程が続きます。あさってからはマツダスタジアムで中日と3連戦です。とにかくカープらしい試合を見せて欲しいですね。