2020年10月17日
18回戦@マツダ 広島6−8中日 鈴木誠也選手2本のホームランも及ばず。終盤リリーフ陣踏ん張れず。
広島・鈴木誠也が2本塁打も…反撃及ばず 22号2ラン、23号3ランで5打点
10/16(金) 22:41
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デイリースポーツ
9回、バックスクリーンへ3ランを放つ鈴木誠(撮影・立川洋一郎)
「広島6−8中日」(16日、マツダスタジアム)
広島・鈴木誠也外野手(26)が1試合2発の本塁打で5打点をマークし、敗戦の中で気を吐いた。
3点を追う三回は1死一塁からロドリゲスの速球を豪快に振り抜いてバックスクリーンへ2ラン。追撃の一打に「バッティングカウントだったので割り切って打ちに行った結果、しっかり捉えることができました」と3ボールから放った22号を振り返った。
5点ビハインドの九回は無死一、二塁で藤嶋から3ラン。再びバックスクリーンに突き刺す23号。6月26日の中日戦(ナゴヤドーム)以来、出場92試合ぶりの1試合2発で攻撃陣を引っ張った。
試合終盤までは1点差の非常に締まったゲームでしたが、8回、9回と追加点を許し、試合を決められてしまいました。
打線は1回裏、中日先発のロドリゲス投手を攻めて、ヒットとボークなどで2アウト3塁とし、松山選手がライト前タイムリーを放ち、1−0と先制しました。
しかし、直後の2回表に先発の床田投手が捕まりました。1アウト後、連打で1、3塁とされ、中日遠藤選手にレフト前タイムリーを浴びてたちまち1−1の同点になりました。さらに中日木下選手にレフトスタンドへ3ランを浴びて、1−4と一気にリードされてしまいました。今日の床田投手はそんなに悪くないと見ていたのですが、勝負球が甘く入り、中日打線に弾き返されていました。
3回裏、1アウト後、田中広輔選手がセンター前ヒットで出塁すると、続く鈴木誠也選手がセンターバックスクリーンへ2ランを放ち、3−4と1点差に迫りました。
床田投手はそれ以降6回までは無失点のピッチングをしました。まずまずの内容で、中日打線は凡打の山を築きました。それだけに、2回の失点、特に中日木下選手にうたれた3ランは痛かったですね。
7回からは菊池保則投手が登板しました。しかし、8回に捕まります。ヒットと四球などで1アウト1、2塁となったところで、3番手の中田投手、さらに4番手の中村恭平投手に代わりました。そして中日高橋選手にセンター前タイムリーを浴びて3−5。さらに2アウト満塁となり、中日遠藤選手にライト前タイムリーを放ち、3−6となりました。
そして、9回表、育成出身の藤井黎來投手が当番しました。連打で1アウト2、3塁とされ、中日阿部選手にレフト前タイムリーを放ち、3−8となりました。
カープも後半、チャンスはありました。6回裏は1アウト2、3塁。7回裏は1アウト1、2塁。中日からチャンスは作るのですが、あと1本が出ません。
そして9回裏、連打でノーアウト1、2塁とし、鈴木誠也選手がセンターバックスクリーンへ3ランを放ち、6−3。3点差に追い上げましたが、中日はR・マルティネス投手に代わり、後続は断たれ、試合が終わりました。
指摘したい場面はかなりあるのですが、今夜はもうよしとしましょう。明日はデーゲームで、午後2時開始です。カープの先発はルーキー森下投手です。新人王がかかる大事な試合が続きます。明日の中日は柳投手です。打線の奮起で森下投手を大量援護しましょう!
2020年10月15日
21回戦@東京ドーム 広島5−5読売(延長10回今季特別ルールにより引き分け) 4点ビハインドを中盤追いつくも、終盤の好機生かせずドロー。
広島今季10回目の引き分け 松山同点2ラン フランスア2回無失点
10/15(木) 22:13
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デイリースポーツ
きびしい表情で選手交代を告げる広島・佐々岡監督(撮影・金田祐二)
「巨人5−5広島」(15日、東京ドーム)
広島が今季13回目の延長戦で10試合目の引き分け。12年以来8年ぶりの2ケタ引き分けとなった。九回を無失点に抑えた守護神・フランスアが十回も続投。丸に四球を与えたが、後続を断った。
劣勢だった。二回まで投げた先発・野村がわずか33球投げたのみで緊急降板。同点の三回に急きょ登板した高橋樹が一挙4点を失った。
打線が奮起したのは五回だ。巨人先発・サンチェスから1死二、三塁とし、まずは田中広が中前2点適時打。田中広はけん制で一度はアウトとされたが、リプレー検証の末セーフとなり一塁に残った。この走者が生きた。2死後、松山の弾丸ライナーでスタンドに飛び込む8号左越え2ランで同点としていた。
その後は勝ち越し機にあと一本が出なかった。六回1死二、三塁の好機には小園、長野が凡退。さらに八回1死一、三塁には曽根の走塁死と坂倉の三振で逸した。九回1死二塁では鈴木誠が三振、松山が二直に倒れた。
ついに今季10回目の引き分けになりました。やはり、接戦を勝ちきれない今年のカープを象徴する試合でした。
打線は1回表、読売先発のサンチェス投手を攻めて、先頭のドラ2ルーキーの宇草選手がセンター前ヒットで出塁し、すかさず2塁へ盗塁を成功させました。宇草選手の持ち味を十分に発揮できたシーンでした。1アウト後、鈴木誠也選手がセンター前にタイムリーを放ち、幸先よくカープが1点先制しました。
カープ先発の野村投手は、2回裏に読売打線に迫られます。先頭の読売岡本選手にレフト線への2ベースで出塁を許しました。その後1アウト1、3塁とされ、読売田中選手にレフトへの犠牲フライを許し、1−1の同点とされました。ところが、先発の野村投手はこの回で降板しました。野村投手に何かアクシデントが発生したのでしょうか?ドリヨシが観た限りでは、野村投手に故障が発生したような様子は確認できませんでした。野村投手に関しては新たな情報が入り次第、ブログにアップさせていただきます。
3回裏、急遽?2番手に登板した高橋樹也投手が読売打線の餌食となりました。ヒットと四球などで2アウト1、2塁とされ、読売岡本選手に右中間を破る2点タイムリー2ベースを浴びて1−3と勝ち越されました。さらに暴投と四球で2アウト1、3塁とされ、読売若林選手にセンター前タイムリーを浴びて1−4。さらに読売田中選手にレフト前タイムリーを浴びて1−5と、一気にリードを広げられました。
もはや序盤で敗色濃厚かと思われましたが、ここからカープの粘りが見られました。5回表に読売サンチェス投手に襲いかかりました。内野安打とヒットなどで1アウト2、3塁とチャンスを作ると、田中広輔選手がセンター前に2点タイムリーを放ち、3−5。2アウト後、松山選手がレフトスタンドへ2ランを放ち、ついに5−5の同点に追いつきました。田中広輔選手の打撃は絶好調ですね。下半身が据わって、前に突っ込まなくなったのが絶好調の要因だと思います。そして、松山選手はチャンスに強いですね。ポイントゲッターとしての働きを十分発揮していますので、今後も楽しみですね。
試合はこのまま延長戦に突入しましたが、両軍共に決定機を作れず、延長10回、今季初特別ルールにより引き分けになりました。
リリーフ投手陣は4回は中田投手、5回は中村恭平投手、6回、7回はケムナ投手、8回は塹江投手、9回、10回はフランスア投手が、それぞれ読売打線を0に抑えました。
カープにも勝ち越しのチャンスはありました。6回表、四球とヒットなどで1アウト2、3塁とし、ここで代打の小園選手が入ります。読売はこれを見て、2番手に左の大江投手に代わりました。ドリヨシはここで代打の代打で長野選手を送り込むかと思ったのですが、ベンチは小園選手をそのまま打席に立たせました。そして、2、3塁のランナーがスタートを切りました。小園選手はスイングしてファウルになりましたが、おそらくこの時スクイズのサインが出ていたようで、小園選手がそのサインを見落していたものと思われます。結局小園選手は空振り三振に倒れました。そして、次の宇草選手の所で長野選手を代打で起用しましたが、ショートゴロに倒れて、チャンスを潰しました。ドリヨシは、宇草選手の所で代打長野選手ならば、なぜ小園選手の所で長野選手を起用しなかったのか、どうも納得がいきません。
そして8回表、四球とヒットなどで1アウト1、3塁のチャンスを迎え、ケムナ投手の所で代打坂倉選手を起用します。で、読売左の高梨投手の投げた初球をスクイズしましたが、空振りし、3塁ランナーの代走曽根選手がタッチアウトになりました。スクイズ失敗です。結局坂倉選手は空振り三振に倒れ、この回もチャンスを潰してしまいました。ドリヨシ的には、読売高梨投手が出てきたところで、代打の代打で右バッターを送り込むべきだったのではないでしょうか。高梨投手相手では、左打者では対応できないのと、スクイズするなら右打者がしやすいというのが理由です。6回もこの8回も、ベンチワークにかなり疑問があります。
ドリヨシは今季の僅差の敗戦と引き分け試合は、ベンチワーク、首脳陣の責任が大きいと思っています。
さて、明日からはマツダスタジアムで中日との3連戦です。中日は好調で、リーグ単独2位に浮上しています。明日のカープの先発は床田投手です。ドリヨシ的にはかなり不安ですが、立ち上がりからどんどん飛ばして欲しいですね。中日はロドリゲス投手です。奪三振は多いですが、隙はあります。ランナーを出してプレッシャーをかけていきたいですね。
2020年10月14日
20回戦@東京ドーム 広島1−6読売 打線沈黙3安打1得点。遠藤投手6回途中4失点KO。
広島の連勝は3で止まる 打線沈黙3安打1得点 先発・遠藤は投手に決勝三塁打浴びる
10/14(水) 20:55
配信
デイリースポーツ
6回、追加点を許し降板する広島・遠藤(撮影・金田祐二)
「巨人6−1広島」(14日、東京ドーム)
広島の連勝が3でストップした。
二回に会沢のソロで同点としたが、三回以降は打線が沈黙。巨人投手陣の前に内野安打2本に抑えられた。
先発の遠藤は5回1/3を7安打4失点で5敗目。課題の立ち上がりを克服できなかった。初回は四球をきっかけに先制点を献上。同点で迎えた二回には2死一塁から投手の高橋に右中間への決勝三塁打を浴びた。六回は連打と四球で1死満塁のピンチを招き、大城に中前2点適時打を浴びてKOとなった。
七回に登板した3番手・菊池保は安打と失策で1死一、二塁とされ、丸に2点二塁打を浴び突き放された。
今日の試合、失点のしかたが今年のカープを象徴するような感じでした。またかという、呆れる試合展開ですね。
先発遠藤投手は、課題の立ち上がりが今日も克服できませんでした。1回裏、1アウト後読売松原選手に四球を与え、続く読売坂本選手に左中間へのタイムリー2ベースを浴びて0−1と先制されました。無駄な四球から失点という、遠藤投手の悪いパターンでした。
しかし、直後の2回表、読売先発の橋投手から、會澤選手が左中間スタンドへソロホームランを放ち、1−1の同点に追いつきました。失点直後のこのホームランは本当に貴重でした。
ところが2回裏、先頭の読売若林選手に四球を与え、2アウト後、読売橋投手に右中間を破るタイムリー3ベースを浴びて1−2と勝ち越しを許しました。なんと読売の橋投手に打たれたのは、遠藤投手にとっても、チームにとってもかなり痛いですね。しかも、この回も無駄な四球からの失点です。ここを修正していかないと、先発投手としての役割を果たせられないかと思います。
そして、6回裏、ヒット2本と四球などで1アウト満塁の大ピンチを迎えました。ここで読売大城選手にセンター前に2点タイムリーを浴びて、1−4とされました。遠藤投手はここで降板。6回途中107球を投げて6安打4失点でした。全体的に球が高めに上ずっていた感じでしたし、変化球が抜けてました。4四球は改善の余地がありますね。
ビハインドの時のリリーフ陣が踏ん張れません。7回裏、3番手の菊池保則投手が捕まりました。1アウト後、内野安打とエラーで1、2塁とされ、読売丸選手に左中間への2点タイムリー2ベースを浴びて、1−6とほぼ試合が決まりました。菊池保則投手はそんなに悪くないと思っているのですが、シーズン序盤で抑えのピッチャーが固定できない時に、菊池保則投手も抑えに回りましたが、失敗しました。どうもこれを境にモチベーションが下がってしまったのではないかと心配しています。
結局1−6で完敗でした。読売投手陣の前にたったの3安打。得点は會澤選手のソロホームランの1点のみでした。
今年は何度も同じパターンの試合を観てきましたが、改善されないこのチーム状態に苛立ちを感じます。投手陣にもう少し、いや、かなり闘争心が欲しいですね。ポテンシャルが高い投手が多いだけに、あとは勇気だけだと思います。
さて、明日のカープの先発は野村投手です。前回は阪神戦で6回途中8失点KOでした。ベンチワークの問題もあったと思いますが、明日はリベンジ登板に燃えてくれると期待しています。読売はサンチェス投手です。安定感抜群のピッチャーなので、粘り強く、足を絡めた機動力で揺さぶりをかけて欲しいですね。
2020年10月13日
19回戦@東京ドーム 広島4−3読売 九里投手8回1失点で読売菅野投手に投げ勝つ!9回1点差に追い上げられるも何とか逃げ切る!
【カープ】九里、8回1失点「先に点はやれない」と好投 13連勝中の菅野に投げ勝つ
10/13(火) 21:45
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中国新聞デジタル
【巨人―広島】8回1失点と好投した九里
【広島4―3巨人】広島が開幕から13連勝中だった菅野に黒星を付けた。二回に松山、西川の連打などで先制。四回も3安打を集め、3得点した。先発九里は8回1失点と好投した。
九里が安定した投球を見せつけた。首位巨人相手に、テンポ良く投げ込み、8回1失点で6勝目(5敗)をマーク。「菅野さんに投げ負けないようにと思って投げた」と喜んだ。
球界を代表する右腕との対戦で燃えた。「先に点はやれない」と五回まで2安打投球。4―0の六回は4連打で1点を失い、さらに1死満塁のピンチを迎えた。ここでウィーラーに外角ぎりぎりへ直球を決め、見逃し三振。続く大城は得意のツーシームで中飛に抑え、切り抜けた。
ここ3試合は計24回を投げ、2失点という抜群の成績。「打者一人一人としっかり勝負すると考えてマウンドに上がっている。走者が出たから、どうとかは考えない」。シンプルな思考で大瀬良が抜けた先発陣を支える。
ペナントレースは残り1カ月を切った。「一戦一戦勝っていくだけ」。今季だけでなく来季へつなげるためにも、九里にとって大事な試合が続く。
中国新聞社
今や大瀬良投手とジョンソン投手のいない先発投手陣で、ルーキー森下投手と共に柱となっている九里投手ですが、今日も素晴らしいピッチングを展開しました。
打線は粘りのバッティングで読売菅野投手をじわっと攻め立てます。2回表、先頭の松山選手がライト線への2ベースで出塁。続く西川選手がライト前ヒットで1、3塁の先制のチャンスを迎えます。続く坂倉選手がセカンドゴロで併殺に倒れましたが、この間に3塁ランナーが生還し、1−0と先制しました。併殺の間とはいえ、読売菅野投手から1点先制出来たのは大きかったですね。
4回表はヒットと四球でノーアウト1、2塁とし、松山選手がセンター前タイムリーを放ち、2−0としました。さらに1アウト1、2塁から、坂倉選手がファーストゴロを放ち、3−6−1の併殺になるところでしたが、ショートの読売坂本選手が1塁へ悪送球したため、2塁ランナーの鈴木誠也選手が生還して3−0となりました。さらに菊池涼介選手がライト線へのタイムリー3ベースを放ち、4−0とリードを広げました。
結局読売菅野投手は6回119球を投げて降板しました。KOではありませんでしたが、なんとか菅野投手を攻略しました。
カープ先発の九里投手は、立ち上がりから速いストレートとスライダー、フォーク、ツーシームなどの多彩な変化球で読売打線に的を絞らせず、凡打の山を築きました。
唯一の大ピンチは6回裏、1アウト後、読売松原選手に右中間へ2ベースを打たれ、出塁を許すと、続く読売坂本選手にライト前タイムリーを浴びて4−1とされました。さらに1アウト満塁のピンチを背負いましたが、九里投手はバタバタしませんでした。読売ウィーラー選手を見逃し三振。続く読売大城選手をセンターフライに打ち取り、ピンチを脱しました。
九里投手は8回117球を投げて6安打1失点の好投でした。もし九里投手が8回までに100球ぐらいだったら、9回も投げたのかなと思いますが、無理はさせませんでしたね。
9回裏は守護神のフランスア投手が登板しました。3人ピシャリと抑えれば最高だったのですが、読売も粘ります。先頭の読売丸選手に左中間スタンドへソロホームランを浴びて4−2。続く読売ウィーラー選手に左中間スタンドへソロホームランを浴びて4−3と1点差に迫ってきました。フランスア投手の胸中は、おそらく九里投手が完投するから、自分は出番がないだろうと気を抜いてしまっていたのではないかと推測します。しかし、連続ホームランを浴びて目が覚めたのでしょう。読売大城選手、中島選手、代打石川選手と、3者連続空振り三振に仕留め、試合が終わりました。
最後はハラハラしましたが、なんとか逃げ切ってチームは3連勝。読売菅野投手に今季初めて土をつけました。九里投手のナイスピッチングは素晴らしかったですが、読売菅野投手に対して粘り強く、時には機動力でプレッシャーをかけた、まさに全員野球の勝利だと思います。
さて、明日ですが、カープは遠藤投手です。前回阪神戦では5回3失点で勝ち投手になっていますが、なんとか勝った感じなので、明日は自慢のストレート中心にどんどん攻めて欲しいです。読売は橋投手です。前回DeNA戦のリリーフで2回2/3を投げて1失点のまずまずの内容でした。カープは相手が左投手なので、右バッターをずらりと並べるのか注目です。
2020年10月11日
20回戦@マツダ 広島7−4東京ヤクルト 中村祐太投手6回1失点で2勝目!打線は5回に一挙6点!西川選手復帰いきなり猛打賞!
広島が5回一挙6点で連勝 ヤクルト小川5敗目
10/11(日) 17:25
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日刊スポーツ
プロ野球広島対ヤクルト 4回裏広島1死三塁、鈴木誠は先制左適時打を放つ(撮影・加藤孝規)
<広島7−4ヤクルト>◇11日◇マツダスタジアム
序盤は両先発の投げ合い。広島中村祐が3回まで1安打無失点に抑えれば、ヤクルト小川は3回まで完全投球の滑り出し。
広島は4回、鈴木の左前打で先制。5回は打者11人で6点を奪い、ヤクルト小川をKO。広島中村祐は6回1失点で降板した。
広島が逃げ切り、連勝でカード勝ち越し。中村祐が2勝目、フランスアが自己最多更新の13セーブ目。ヤクルト小川は5敗目。
今日の試合、ヤクルト先発の小川投手を攻略できた事が大きいですね。カープ中村祐太投手も今日は真価を問われる登板でしたが、一発回答出来たのではないでしょうか。
打線は4回裏、それまでパーフェクトに抑えられていたヤクルト先発の小川投手を攻め、1アウト後、田中広輔選手が右中間を破る3ベースでチャンスメイク。続く鈴木誠也選手がレフト前へタイムリーを放ち、1−0と先制しました。非常に効率の良い点の取り方でしたね。
さらに5回裏、打線がつながりました。ヒットと四球でノーアウト1、2塁とすると、堂林選手がセンター前タイムリーを放ち、2−0。さらに満塁のチャンスで、中村祐太投手がライト前タイムリーを放ち、3−0になりました。この中村祐太投手のタイムリーはヤクルトにかなりダメージを与えたのではないでしょうか。ここでヤクルト小川投手はKO。2番手に久保投手が登板しました。そして2アウト満塁のチャンスで、鈴木誠也選手、続く松山選手の連続四球で押し出しとなり、5−0とリードが広がりました。さらに西川選手がショートへの2点タイムリーを放ち、7−0と一方的にリードしました。
先発の中村祐太投手は、課題の立ち上がり、1回表に2アウト1、2塁のピンチでしたが、ヤクルト青木選手をライトフライに仕留め、ピンチを脱しました。
中村祐太投手は立ち上がりは球が高めに浮く感じがありましたが、2回以降はストレートを軸に、カーブやスライダーなどの変化球を織り交ぜ、5回までヤクルト打線を無失点に抑えました。特にストレートは130キロ後半から140キロ前半と、豪速球ではありませんが、ヤクルトの各打者が押されていました。中村投手の投げる最後のリリースポイントがホームに近い。簡単に言えば球持ちがいいという事になります。
しかし、ひと息ついた直後の6回表、先頭打者に不用意な1球を投げました。ヤクルト村上選手に右中間スタンドソロホームランを放ち、7−1としました。中村投手の悪い癖が出てしまったですね。
結局中村祐太投手は6回107球を投げて6安打7奪三振の力投でした。中村祐太投手は「マエケン2世」とまで言われた存在です。ポテンシャルはかなり高いと思いましたが、あとシュート系の変化球を習得していけば、ピッチングの幅がぐんと広がるでしょう。次回登板も楽しみです。
そして、昨日に続いて今日も7回から継投に入りました。
7回表は2番手にケムナ投手が登板しました。が、内野安打と2ベースで2アウト2、3塁となったところでカープベンチは3番手に塹江投手を繰り上げ登板させました。しかし、満塁にピンチを広げると、ヤクルト青木選手にレフト前にしぶとく落とす2点タイムリーを浴びて7−3になりました。この青木選手の打球は完全に打ち取っていただけに、塹江投手としても悔しかったことでしょう。
8回表も塹江投手が続投しましたが、ヤクルト代打廣岡選手にライトスタンドへソロホームランを浴びて、7−4となりました。じわじわとヤクルトに追い上げられて、試合はわからなくなりました。
9回表は守護神のフランスア投手が登板しました。が、すんなり終わることはありません。2アウト1、3塁のピンチで、ホームランが出たら同点という場面でヤクルトは代打中山選手が入ります。が、中山選手はライトフライに終わり、試合終了。7−4で逃げ切りました。
ヤクルト戦は打撃戦になるケースが多く、最後までどうなるかわからないのですが、今日はなんとか逃げ切った感じになりました。今日は47日ぶりに1軍に復帰した西川選手がいきなり3安打の猛打賞と、好調をアピールしました。西川選手の復帰で、打線にさらに厚みが増して来ますので、残りゲームが楽しみです。
さて、明日は試合はありません。あさってからは東京ドームで読売との3連戦です。読売はリーグ優勝目前になりましたが、なんとかカープが読売を苦しめる3連戦にして欲しいと思います。
2020年10月10日
19回戦@マツダ 広島3−0東京ヤクルト ドラ1森下投手6回無失点で8勝目!新人王に一歩前進!ドラ2宇草選手貴重な2点タイムリー!
広島・森下が8勝目 宇草が2点タイムリー 新人ドラ1・ドラ2コンビが大活躍
10/10(土) 21:23
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デイリースポーツ
お立ち台で笑顔を見せる森下(左)と宇草
「広島3−0ヤクルト」(10日、マツダスタジアム)
広島は先発のドラフト1位ルーキー・森下が6回無失点の好投で、8勝目を挙げた。ドラ2の宇草も2点タイムリーをマークしており、新人2人が勝利に大きく貢献した。
初回に森下は無死満塁の大ピンチを招いたが、村上と中山を三振に斬るなどして無失点で切り抜けた。六回にも1死満塁としてしまったが、代打・宮本と西浦から連続三振を奪った。
森下は勝負どころで俗に言う“ギアを上げる”投球で、ヤクルト打線を振り切った。8勝目は新人王を争う巨人の戸郷に並ぶ数字。宇草は1−0で迎えた五回、1死満塁のチャンスで大きなバウンドのゴロで中前に運び、貴重な2点タイムリーとした。試合後のお立ち台にはドラフト1位・2位が並び、本拠地のファンを喜ばせていた。
今日はドラ1ルーキー森下投手と、ドラ2ルーキー宇草選手の活躍でヤクルトに勝利しました。
打線は1回裏、2アウト2塁から、松山選手がレフト前タイムリーを放ち、1−0と先制しました。この前の1回表は、ヤクルトはノーアウト満塁の大チャンスでしたが、無得点に終わり、チャンスを潰していただけに、この先制点はかなり効いたと思います。
5回裏は1アウト満塁の大チャンスで、ドラ2ルーキーの宇草選手がセンター前に2点タイムリーを放ち、3−0になりました。この前の5回表はヤクルトはノーアウト1塁から、送りバントをしたのですが、森下投手のナイスフィールディングで併殺に仕留められ、チャンスを潰していただけに、この追加点はかなり効いたと思います。宇草選手はプロ初タイムリーになりました。
さて、先発のドラ1ルーキー森下投手ですが、立ち上がりいきなり大ピンチになります。1回表、連打と四球でノーアウト満塁とされました。しかし、森下投手はここからが違います。まず、ヤクルト村上選手を空振り三振。続くヤクルト青木選手はサードゴロでホームホースアウト。そしてヤクルト中山選手を空振り三振に仕留め、この大ピンチをしのぎました。
2回からは森下投手の本来のピッチングが戻り、ヤクルト打線を無失点に抑えました。
5回表は前述した通り、ノーアウト1塁からヤクルトスアレス投手の送りバントを森下投手の素晴らしい守備で併殺に打ち取りました。この守備は素晴らしかったですね。
そして6回表は1アウトからヒットと四球と死球で満塁のピンチ。今日2回目の満塁のピンチを背負いました。しかし、森下投手はここからギアをグッと上げてきました。ヤクルト代打宮本選手を空振り三振。そしてヤクルト西浦選手を見逃し三振に仕留め、この回もピンチを脱しました。結局森下投手は6回105球を投げて4安打無失点の好投でした。まさにルーキー離れした、エースの風格も感じる圧巻のピッチングでした。
7回からは継投に入り、7回はケムナ投手、8回は塹江投手、そして9回はフランスア投手がヤクルト打線を抑え、見事な完封リレーで勝利しました。
カープは連敗を2で止めました。森下投手は新人王に向けて一歩前進しました。明日は読売は新人王争いの相手の戸郷投手が中日戦に先発しますが、戸郷投手の結果次第では、森下投手がかなり有利になる可能性があります。とにかく、森下投手にはシーズン終了まで、しっかり森下投手らしいピッチングを期待しましょう。
明日はデーゲームです。カープは中村祐太投手です。前回ヤクルト戦ではなんとか勝ち投手になりましたが、内容は物足りなさがありました。明日はしっかりしたピッチングを期待します。ヤクルトは小川投手です。二桁勝利がかかっていますから、かなり本気で来ると思うので、打線はしっかり粘って攻めて欲しいです。
2020年10月09日
18回戦@マツダ 広島7−12東京ヤクルト 中盤一時4点差を追いつくも、投手陣崩壊で大敗。林選手プロ初ヒット!
広島敗戦 今季10度目の2桁失点 鈴木&堂林が猛打賞も今季を象徴する投壊に泣く
10/9(金) 22:21
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デイリースポーツ
4回、床田に代えて代打・長野を球審に告げる佐々岡監督(左)(撮影・立川洋一郎)
「広島7−12ヤクルト」(9日、マツダスタジアム)
広島が今季10度目の2桁失点。17安打で12失点し、2連敗となった。
先発床田が初回に5安打を集中されて4失点。打線が奮起して五回までに4−4としたが、六回に3番手の中田が浜田にソロ被弾。さらに菊池保も青木に2ランを被弾し、このイニングだけで6失点した。八回は一岡が2失点した。
打線は鈴木誠、堂林がそれぞれ3安打。14安打で7得点と奮起したが、リードは奪えなかった。
今季のカープの戦いを象徴するような試合になりました。10回目の二桁失点です。一言で言えば、情けないです。
先発の床田投手は立ち上がりからヤクルト打線に捕まります。いきなり連打などで1アウト1、2塁とされ、ヤクルト村上選手に左中間を破る2点タイムリー2ベースを浴びて先制を許します。さらに2アウト後、ヤクルト西田選手にライト線へのタイムリー2ベースを浴びて3点目。さらにヤクルト中山選手に右中間へのタイムリー2ベースを浴びて4点目を失いました。床田投手は制球が甘く、全体的に球が高めに浮いていました。正直、1回はよく4点でおさまったなという感じです。
その後は床田投手はなんとか4回まで投げましたが、不安定さはは最後まで修正できませんでした。結局4回89球を投げて、8安打4失点と、先発としての役割を果たせませんでした。残念です。
打線は3回裏、ヤクルト先発の歳内投手を攻め、1アウト1、3塁のチャンスで、鈴木誠也選手がレフト前タイムリーを放ち、1−4としました。
さらに5回裏、1アウト1塁から鈴木誠也選手がレフトスタンドへ2ランを放ち、3−4と1点差に追い上げます。ヤクルトはここで歳内投手を諦めました。勝ち投手の権利を目の前にして無念の降板でした。その後2アウト1塁となって、ヤクルトは3番手に梅野投手に代わりました。そして堂林選手がライト前に渋く落とすヒットを放ち、1塁ランナーの坂倉選手が一気に生還する好走塁で、4−4の同点に追いつきました。
しかし、6回表にリリーフ陣が捕まりました。3番手に中田投手が登板しました。が、いきなりヤクルト濱田選手にレフトスタンドへソロホームランを浴びて4−5と勝ち越されました。さらに1アウト1、3塁とされたところで、4番手の菊池保則投手に代わりました。しかし、ヤクルト村上選手のセカンドゴロの間に3塁ランナーが生還し、4−6。さらにヤクルト青木選手にライトポール際へ2ランを浴びて4−8。さらに2アウト2、3塁からヤクルト西浦選手にレフト前へ2点タイムリーを浴びて4−10と、一気にリードを奪われました。このイニングは失策もあり、バッテリーミスもありの、本当に締まりのないイニングでした。まあ、今年はこれが初めてではないですけどね(苦笑)。
6−10で迎えた8回表は6番手の一岡投手が登板しましたが、2アウト後、連続四球で1、2塁とされ、ヤクルト西浦選手に右中間への2点タイムリー2ベースを浴びて6−12となりました。四球で出したランナーをヒットで還される、最悪のパターンですよね。
打線は7回裏に坂倉選手の右中間へのタイムリー3ベースと堂林選手のショートゴロの間の得点の計2点。8回裏に宇草選手のセカンドゴロの間の1点を入れましたが、焼け石に水。結局7−12で敗れました。
本当に今日は投手陣が最悪でした。その中で良かったのが、7回表に登板した育成出身の藤井黎來投手でした。今日2試合目の登板でしたが、ヤクルトエスコバー選手をショートゴロ。坂口選手、山田選手と連続空振り三振に仕留める、素晴らしいピッチングを見せてくれました。今度は競っている展開でのピッチングが見たいですね。
野手では、林選手が8回裏に代打で登場し、ヤクルト清水投手からライト線への2ベースを放ち、プロ初ヒットを記録しました。将来は左のスラッガーとして期待されている林選手ですが、プロとしての一歩目を踏み出しました。おめでとうございます!
さて、明日は土曜日ですが、ナイターです。広島の先発はルーキー森下投手です。新人王のタイトルを確実なものとするべく、明日も好投で勝利を掴んで欲しいです。ヤクルトはスアレス投手です。前回神宮の対戦では、7回途中まで10安打と打っていますので、明日も打ちまくって森下投手に大量援護を期待したいですね。
2020年10月08日
20回戦@マツダ 広島1−9阪神 野村投手6回途中8失点KO。打線は今日も阪神西投手を攻略できず。
広島野村3敗目で反省「立ち上がりうまく入れず」
10/8(木) 21:35
配信
日刊スポーツ
広島対阪神 1回表阪神無死一塁、野村は北條に左越え2点本塁打を被弾(撮影・加藤哉)
<広島1−9阪神>◇8日◇マツダスタジアム
広島野村祐輔投手は5回0/3を8失点で3敗目を喫した。初回は北條に先制2ランを献上。6回はサンズ、ボーアに2者連続弾を浴び、先頭から5連打されたところで降板。1試合3被弾は自己ワーストタイ、被安打11は今季ワーストタイ。
「立ち上がりをうまく入れなかったことが反省点。なんとか粘って流れを持ってきたかったんですが、5、6回と連続で失点してしまいチームに申し訳ないです」と自戒した。
今日の試合は、野村投手がどれだけ粘れるかにかかっていましたが、残念な結果に終わってしまいました。
先発野村投手は1回表にいきなり捕まります。先頭の阪神近本選手にレフト前ヒットを打たれ、出塁を許すと、続く阪神北條選手にレフトスタンドへ2ランを浴びていきなり2点を先制されました。阪神は西投手が先発だけに、この2点はかなり重くのしかかってきました。
野村投手は2回から4回までは立ち直りを見せて、野村投手らしいピッチングで無失点に抑えました。でも、ドリヨシ的には、野村投手はこれ以上の失点はいけないという事で、結構飛ばしてスタミナを使っていたのではないかと思います。
そのスタミナ切れですが、5回表にその傾向が出てきました。2アウトまでは良かったのですが、阪神近本選手にショートへの内野安打を打たれ、すかさず盗塁を決められ、続く阪神北條選手には死球を与えて、1、2塁のピンチとなりました。そして、続く阪神糸井選手にライト前タイムリーを浴びて0−3となりました。この3点目は致命傷でした。
ドリヨシ的には野村投手は5回で限界かと思いましたが、カープベンチは6回表も続投させました。先頭の阪神サンズ選手にレフトスタンドへソロホームランを浴びて0−4。続く阪神ボーア選手にライトスタンドへソロホームランを浴びて0−5。さらに連打を浴びて1、3塁とされると、阪神西投手にライト前タイムリーを浴びて0−6となりました。ほぼ試合は決まってしまった感が有りました。ここで野村投手は降板。2番手に一岡投手が登板しました。が、さらに1アウト満塁のピンチを背負い、阪神糸井選手にセンター前タイムリーを浴びて0−7。続く阪神大山選手にセンター前タイムリーを浴びて0−8。さらに阪神サンズ選手のセカンドゴロ併殺崩れの間に3塁ランナーが生還して0−9となりました。このイニングは8安打を集中されて6失点という、カープファンにとってはため息の出るイニングになりました。結果論にはなりますが、6回からスパッと2番手ピッチャーに代えていた方が良かったのではないでしょうか。
7回表、3番手ピッチャーに育成出身の藤井黎來投手がプロ初登板しました。先頭の阪神梅野選手にライト前ヒットを許し、2アウト2塁のピンチを背負いましたが、阪神近本選手をセカンドゴロに仕留め、この回無失点に抑えました。1軍初登板にしては、マウンドさばきも落ち着いていて、バタバタしていませんでした。何か大成する予感がしました。
打線は阪神西投手に翻弄されてしまい、7回まで鈴木誠也選手のヒット2本に抑えられていましたが、8回裏に一矢報いました。1アウト後、長野選手が四球で出塁。続く堂林選手がセンター前ヒットで1、3塁とチャンス拡大。そして上本選手がレフト前タイムリーを放ち、1−9となりました。しかし、反撃はここまででした。
結局1−9で完敗でした。阪神西投手の一人舞台みたいな感じでした。確かに西投手は今日も素晴らしいピッチングを展開しましたが、カープ打線も同じピッチャーに何度も抑えられるのはいかがなものかと思います。次回の対戦に備えて、しっかり策を立てなければなりません。
カープは4連勝でストップしました。
さて、明日からはマツダスタジアムでヤクルトとの3連戦です。明日はカープは床田投手です。前回神宮のヤクルト戦では6回3失点で勝ち投手になっています。明日も素晴らしいピッチングに期待です。ヤクルトは歳内投手です。前回DeNA戦では7回無失点で、NPB復帰後初勝利を飾りました。決して侮れません。粘り強く攻めて欲しいですね。
19回戦@マツダ 広島9−3阪神 打線爆発14安打9得点で快勝!遠藤投手5回3失点で3勝目!チームは今季初の4連勝!
広島が今季初4連勝、V打の会沢「若手の活躍刺激」
10/7(水) 22:46
配信
日刊スポーツ
広島対阪神 5回裏広島2死一、二塁、会沢は右翼線に勝ち越しの適時二塁打を放つ(撮影・加藤孝規)
<広島9−3阪神>◇7日◇マツダスタジアム
広島は実績組が奮起し、シーズン92試合目にして引き分けを挟んで今季初の4連勝を飾った。
決勝打は32歳の5番会沢翼捕手だ。1点を追う5回2死一、二塁、岩田の低めツーシームをライナーで右翼線におっつけた。逆転の2点二塁打。先発遠藤に約2カ月ぶりの白星を贈り、「遠藤が頑張ってくれていたから、そこが1番。先発は勝ちがつくと自信になる。リリーフ陣も頑張ってくれた」と投手陣をねぎらった。
9月10日ヤクルト戦でファウルチップがマスクに直撃し、翌11日に出場選手登録を抹消されていた。「チームに迷惑をかけた責任を感じている」。コンディション不良から同27日に1軍復帰すると、やはりチームが落ち着きを取り戻す。
打線は14安打を浴びせ、5試合連続2ケタ安打と好調だ。若手の積極起用が続く中、この日は35歳の6番長野が適時打2本、29歳の7番堂林が適時打3本で盛り上げた。会沢は「若手の活躍はいい刺激になる。チームにとって必ずプラスになる」と笑顔。これで9月20日以来となる借金1ケタ台に突入した。まずは勝率5割復帰を目指す。【佐井陽介】
▽広島佐々岡監督(今季初4連勝に)「連勝することはいいこと。これを続けられるように。借金を1つずつ返せるようにやっていきたい」
やっと、やっと連勝が4に伸びました。この調子で連勝を伸ばして、球団記録を抜いてほしいです。
先発の遠藤投手は、制球にばらつきが有り、ストライクを入れるのにアップアップの状態でした。1回表はなんとか無失点に抑えましたが、2回表に捕まりました。先頭の阪神ボーア選手のファーストフライの当たりを松山選手がまさかの落球でノーアウト1塁となります。このプレーは松山選手のボーンヘッドとしか言いようがありません。特に遠藤投手が苦しみながら投げている中では、バックがしっかり守ってあげないといけませんね。続く阪神梅野選手にレフト線への2ベースを浴びてノーアウト2、3塁とされます。そして、続く阪神小幡選手に左中間への2点タイムリー2ベースを浴びて0−2と先制されました。このプレー、左中間に飛んだ打球を、センターの宇草選手が一瞬追いついたのですが、打球を捕っていれば、1アウト1、2塁でした。松山選手も含めて、今一度守備の基本を巽として赤バスに乗れば、基本的に江波そして2アウト1、2塁のピンチでしたが、阪神糸井選手をファーストゴロに仕留め、なんとか2失点でしのぎました。
打線はその裏、先頭の松山選手が四球で出塁。続く會澤選手が死球で、ノーアウト1、2塁のチャンスを迎えます。そして続く長野選手がセンター前への技ありのタイムリーを放ち、1−2。さらに堂林選手がレフト前へタイムリーを放ち、2−2の同点になりました。最近は打線の反発力が半端ない形になりました。取られたらすぐさま取り返すこの形は素晴らしかったです。
しかし、3回表、1アウト後ヒットと四球でチャンスを作ると、阪神梅野選手にレフト前へ技ありのタイムリーを放ち、2−3と勝ち越しを許しました。このイニングも遠藤投手はアップアップでした。
結局遠藤投手は5回100球を投げて、6安打3失点でした。毎回苦しいピッチングをしていますが、なんとか抑えるという形で、一生懸命頑張りました。
5回裏、ヒットと四球などで2アウト1、2塁とすると、代打會澤選手がライト線への2点タイムリー2ベースを放ち、4−3と逆転に成功しました。會澤選手お得意の右方向へのパンチショットが見事にハマりました。阪神はここで岩田投手から2番手の谷川投手に代わりました。なおも2アウト1、3塁から、堂林選手がレフト前タイムリーを放ち、5−3と貴重な追加点が入りました。
打線はさらに阪神投手陣に襲いかかります。7回裏、阪神4番手の齋藤投手を攻めて、1アウト3塁から長野選手がライト前タイムリーを放ち、6−3。さらに2アウト満塁のチャンスで、代打坂倉選手がライト前2点タイムリーを放ち、8−3と、ほぼ試合を決めました。
さらに8回裏は阪神5番手の石井投手を攻め、2アウト1、2塁から堂林選手がレフト前にタイムリーを放ち、9−3とダメを押しました。
試合はこのまま9−3で阪神に快勝!今季初の4連勝となり、借金も9になりました。今日の試合も、1番にドラ2ルーキーの宇草選手が入りましたが、内野安打、四球、レフト前ヒット、四球と全打席出塁と、1番バッターとしての役割を十分果たしました。走塁と守備でミスがありましたが、そこは勉強ですね。若い選手が1軍の舞台で次々と活躍する姿を見ると、来季からのカープが楽しみになってきました。
明日のカープの先発は野村投手です。森下投手に次ぐ安定感あるピッチャーです。抜群の制球力で、阪神打線を翻弄して欲しいですね。阪神は西投手です。難敵ではありますが、今のカープの勢いがあれば、KOしてくれるのではないでしょうか。明日も若手、中堅、ベテランがうまく噛み合って快勝しましょう!
2020年10月07日
18回戦@マツダ 広島4−4阪神(延長10回今季特別ルールにより引き分け) 10回勝ち越しを許すもその裏執念で追いつきドロー。
広島 鯉党に“希望の光”届けた!ドローで今季初4連勝お預けも宇草、大盛ら若鯉躍動
10/6(火) 22:36
配信
スポニチアネックス
<広・神(18)>7回1死、右中間にソロ本塁打を放った大盛(右)を迎える九里 (撮影・奥 調)
◇セ・リーグ 広島4−4阪神(2020年10月6日 マツダ)
広島が4―4で阪神と引き分け、今季9度目のドローに終わった。今季初の4連勝はお預けとなったものの、試合は若鯉が躍動する展開で、本拠地をおおいに沸かせた。
広島は3回2死一塁から、鈴木誠が投手強襲の二塁打を放ち、先制。5回にはドラフト2位の宇草がプロ初安打を放ち、スタンドの鯉党から大きな拍手を浴びた。
先発の九里は6回に味方の失策が絡み、同点とされたものの、追加点は許さず、7回1失点と好投。すると7回に九里の代打で登場した大盛が、阪神・桑原から通算2号となるソロ本塁打を放ち、再び勝ち越しに成功した。
その後は8回に2番手のケムナが2点を失い同点とされ、延長10回には勝ち越しを許したが、1点差を追う10回に、1死満塁から途中出場の堂林が遊ゴロを放ち、その間に同点。2死二、三塁から最後は代打・菊池涼が三邪飛に倒れてサヨナラ勝ちとはいかなかったものの、4時間16分の熱戦でファンを楽しませた。
正直、勝てた試合をドローにしてしまったのは残念です。しかし、若手選手が躍動したのは嬉しかったですね。
打線は3回裏、阪神先発の青柳投手を攻め、2アウトから田中広輔選手が四球で出塁し、続く鈴木誠也選手がピッチャー強襲のタイムリー2ベースを放ち、1−0と先制しました。この当たり、ピッチャーを強襲した打球はライト前まで転がり、この間に1塁から田中広輔選手が一気に生還するという好走塁を見せました。
先発九里投手は立ち上がりから素晴らしいピッチングを展開しました。前回の完封勝利の勢いそのままに、ストレートや変化球のキレが良く、制球も抜群で阪神打線を翻弄しました。
しかし、6回表、1アウト2塁から、阪神近本選手のファーストゴロの当たりを松山選手が後逸し、この間に2塁ランナーが生還して、1−1の同点となりました。
結局九里投手は7回115球を投げて5安打1失点の好投でした。それだけになんとか勝ちをつけてあげたいところですが…。
7回裏、阪神2番手の桑原投手を攻め、1アウト後、代打大盛選手が右中間スタンドへソロホームランを放ち、2−1と勝ち越し、九里投手に勝ちの権利が転がりこんできました。さらに2アウト1、2塁から松山選手がレフト前タイムリーを放ち、3−1としました。松山選手は6回の守備でエラーをしていたので、その分を取り返した形になりました。
これでなんとか逃げ切れるかと思われた8回表、2番手のケムナ投手が捕まります。2アウト満塁のピンチを迎え、阪神代打原口選手にレフト前へ2点タイムリーを浴びて、3−3の同点に追いつかれました。九里投手の勝ちの権利が消滅しました。この当たり、原口選手の打球はハーフライナーでサードの三好選手の前に来ました。サードライナーで3アウトかと思われましたが、打球が変化しながら飛んできて、三好選手のグラブの先を抜けて行ってしまいました。まさに不運な当たりでした。
この後は両軍譲らず延長戦に入りました。延長10回表、4番手に塹江投手が登板しましたが、四球とパスボール、送りバントで1アウト3塁とされました。そして阪神熊谷選手にセンター前タイムリーを浴びて3−4と勝ち越されました。本来出さなくても良かったランナーを先頭で出してしまったのが痛かったですね。そして、またしてもバッテリーエラーが出ました。キャッチャーの坂倉選手のセービングがどうも解せませんね。
10回裏、阪神は抑えのスアレス投手が登板しました。これは今日はだめかなと思ったのですが、カープにはまだ反発力が残っていました。1アウト後、連打と申告敬遠で満塁の一打逆転サヨナラのチャンスが到来します。ここで途中から出場の堂林選手が、ショートゴロを打ち、セカンドをホースアウトにする間に3塁ランナーが生還して、土壇場で4−4の同点に追いつきました。内野ゴロで点を取る、泥臭い攻撃はカープらしいですね。なおも2アウト2、3塁と、サヨナラのチャンスでしたが、代打菊池涼介選手がサードファウルフライに倒れ、試合終了。結局4−4の引き分けに終わりました。
まあ、負けなかったから良かったとしましょう。今日の試合、まず1軍昇格した宇草選手が即1番レフトスタメンでデビューしました。5回裏、2アウトから左中間を破る2ベースを打ち、プロ初ヒットを記録しました。さらに、7回裏はプロ初盗塁を成功させました。そして、1軍昇格していた林選手が7番サードスタメンで出場しました。バッティングではタイミングをうまく取れていないので、タイミングの取り方と、狙った球をフルスイングして欲しいですね。