2020年10月28日
22回戦@マツダ 広島3−2東京ヤクルト 遠藤投手7回1失点好投で4勝目!初回の3点を守り切る!
広島逃げ切り連勝 堂林が節目超え51打点 ヤクルトは村上2発も借金25
10/28(水) 20:55
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デイリースポーツ
1回裏の攻撃が終わり、2点適時打を放った広島・堂林翔太はベンチの声に応えてガッツポーズを見せる
「広島3−2ヤクルト」(28日、マツダスタジアム)
5位の広島が逃げ切り、最下位のヤクルトに連勝した。
初回2死満塁から会沢の押し出し死球で先制すると、続く堂林が三遊間を破る左前打で2点を加えた。「チャンスで良い対応ができた。遠藤の援護点になって良かったです」という背番号7は、51打点としプロ11年目で初めて50打点の節目を超えた。
先発の遠藤は四回に村上に25号ソロを右翼席に運ばれたが、7回5安打1失点で4勝目。1点差の九回はフランスアが締めて17セーブ目を挙げた。
ヤクルトは村上が25、26号と1試合2発でホームランダービー2位タイとしたが、得点はソロ2発のみ。借金は最多の「25」となった。
初回の3点をなんとか守り切りました。しかし、打線はあと1本が出ませんね。
打線は1回裏、ヤクルト先発の石川投手を攻め、2アウトランナーなしから、鈴木誠也選手がライト前ヒットで出塁し、続く松山選手がセンター前ヒットで1、3塁とチャンスが拡大します。西川選手は四球で歩いて2アウト満塁の大チャンスとなりました。続く會澤選手は死球で押し出しとなり、1−0と先制しました。さらに堂林選手がレフト前に2点タイムリーを放ち、3−0としました。堂林選手は14打席ぶりの安打がタイムリーとなりました。
先発の遠藤投手は課題の立ち上がりですが、1回表を3者凡退に抑え、2回以降も粘りのピッチングを展開しました。
しかし4回表、1アウトからヤクルト村上選手にライトスタンドへソロホームランヲ浴びて3−1となりました。高めに浮いたストレートを見事に叩かれてしまいました。さらに2アウト後、ヒット、ボーク、四球で1、2塁のピンチを背負います。今までの遠藤投手なら、ここからガタガタと崩れていくのですが、今日は違いました。続くヤクルト嶋選手をサードゴロに仕留め、最小失点におさめました。
今日の遠藤投手はストレートが冴えて前回登板と同じ9奪三振を記録しました。遠藤投手は7回117球を投げて5安打1失点のナイスピッチングでした。何かピッチングのコツを掴んだかもしれません。来週の読売戦でのピッチングも期待したいところです。
8回からは勝ちパターンの継投に入りました。8回表はケムナ投手が登板しました。が、2アウト後、ヤクルト村上選手にレフトスタンドへこの日2本目のソロホームランを浴びて3−2と1点差に追い上げられました。2アウトだけに、一番打たれてはいけないホームランを打たれた所で、ケムナ投手は反省ですね。
9回表は守護神のフランスア投手が登板しました。しかし、1点差だけに、ドリヨシは少し心配でした。でも、今日はヤクルト打線を3者凡退に仕留め、試合は終わりました。
シーズン終盤になって、カープは投手陣が良くなってきました。先発投手陣はクオリティースタートを決めていますし、リリーフ投手陣も踏ん張って、失点しにくくなってきました。しかし、それに反比例するように、打線の勢いがなくなってきています。あと1本でたら、試合の主導権を握るとか、ダメ押しになるとかという場面で、その1本が出ず、試合がもつれてきます。野手の皆さんも疲れがどっと出そうな時期ですが、力を振り絞って頑張って欲しいです。
明日の先発は薮田投手です。前回の阪神戦では、味方の大量援護もあって勝ち投手になっています。明日の試合は、薮田投手の真価を問われることになります。
好投を期待します。ヤクルトは金久保投手です。プロ初先発です。カープは初モノに弱い傾向がありますが、薮田投手のためにも、しっかり打ち崩して欲しいですね。
2020年10月27日
21回戦@マツダ 広島2−0東京ヤクルト 九里投手8回途中無失点好投で8勝目!大盛選手決勝タイムリー!
広島・九里が4連勝で8勝目 7回2/3を3安打無失点10奪三振 大盛が決勝打
10/27(火) 21:00
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デイリースポーツ
6回、ナインに声をかけながらベンチへ戻る広島・九里=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
「広島2−0ヤクルト」(27日、マツダスタジアム)
広島が勝ち借金を一桁の9とした。
先発の九里は威力のある直球にシンカー、フォークを効果的に配球。7回2/3を3安打無失点、10三振を奪う好投で、自身4連勝で8勝目を挙げた。八回、2死満塁のピンチを招き、打者村上を迎えて降板。2番手塹江が村上を三振に抑えて切り抜けた。
打線は4日のヤクルト戦以来となる1番に座った大盛が起用に応える活躍。三回1死三塁から左中間を破る先制適時三塁打。続く田中広の一ゴロの間に俊足を生かして生還。2点目をもぎ取った。
今日も九里投手が好投しました。今や先発ローテーションの柱となっています。素晴らしいピッチングでした。
打線は3回裏、ヤクルト先発の高梨投手を攻めて、先頭の菊池涼介選手がセンターオーバーの2ベースで出塁。九里投手が送りバントを決めて1アウト3塁としました。続く大盛選手がレフトオーバーのタイムリー3ベースを放ち、1−0と先制しました。インハイやや中よりのストレートをうまく弾き返しました。大盛選手のバッティングは良くなっています。彼はシーズン終了までスタメンで使って欲しいと思います。続く田中広輔選手はファーストゴロを打ちました。この当たりで3塁ランナーの大盛選手が良いスタートを切って本塁に突入。ファーストのヤクルト坂口選手から本塁に返球しましたが、大盛選手の足が速く、余裕を持って生還し、2−0としました。カープ伝統の機動力でもぎ取った2点でした。
先発の九里投手は立ち上がりから安定感抜群のピッチングを見せてくれました。ストレートを軸に変化球を低めに織り交ぜて、今季最多の10奪三振を奪うナイスピッチングでした。
九里投手の最大のピンチは8回表、2アウト3塁から、ヤクルト青木選手、代打西浦選手に連続四球を与えて満塁の大ピンチを背負いました。カープベンチはここで九里投手から2番手の塹江投手にスイッチしました。ドリヨシはこのスイッチに納得がいきません。九里投手を8回もマウンドに送った限りは、点を取られるまでは九里投手に任せるべきだと思います。次のバッターは左の村上選手ですが、九里投手がここを踏ん張れば、さらに一皮むけて成長するという、大きな財産となるはずです。仮に九里投手続投で打たれたとしても、選手も我々ファンも納得できたはずです。2番手の塹江投手はヤクルト村上選手を空振り三振に仕留め、今日の最大のピンチを脱しました。九里投手は7回2/3、128球を投げて3安打無失点の好投でした。
9回表はフランスア投手が締めて、結局2−0の完封リレーでした。
これでチームは借金を一桁の9としました。九里投手は9月28日のDeNA戦から4連勝です。レギュラーシーズンの残り試合を考えると、二桁勝利も夢ではありません。是非頑張って欲しいです。
さて、明日の先発は遠藤投手です。前回登板は立ち上がりにいきなり失点したのが響き、その後好投も援護なく敗戦投手となっています。明日も立ち上がりをなんとかすれば、完投ペースになるかもしれません。ヤクルトはベテラン石川投手です。巧みな投球術に翻弄されないように、機動力と小技で攻めていきたいところです。
なお、今日パ・リーグは福岡ソフトバンクホークスが3年ぶり19回目のリーグ優勝をしました。おめでとうございます!
2020年10月25日
24回戦@横浜 広島0−3横浜DeNA 中村祐太投手6回1失点好投も打線の援護なく4勝目ならず。今季6度目の完封負け。
広島・中村祐 2回以降完全投球、6回1失点で降板 打線援護なく自身初の4連勝ならず
10/25(日) 16:12
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スポニチアネックス
<D・広>力投する広島先発の中村祐(撮影・島崎忠彦)
◇セ・リーグ 広島―DeNA(2020年10月25日 横浜)
広島の中村祐太投手(25)が自身初の4連勝を懸け、DeNA戦(横浜)に先発登板。初回に3安打されて1点を失ったものの、2回以降は完全投球の6回3安打1失点と好投して降板した。
初回、先頭・梶谷に三塁への内野安打で出塁を許した中村祐。ソトを右飛、オースティンを空振り三振で2死までこぎ着けた後で佐野、宮崎に連打されて1点を先制された。
初回は全体的にボールが高めだったが、2回以降は別人のように立ち直り、6回まで1人の走者も出さないパーフェクト投球。0―1のまま迎えた7回、1死二塁で打席が回ると、代打・坂倉を送られ降板となった。味方打線の援護がなく今季4勝目はならなかったが、見事な投球で来季の開幕ローテーション入りへ好印象を残した。なお、7回から2番手として中田が登板している。
中村祐の投球内容は6回で打者21人に対して84球を投げ、3安打1失点。毎回の7三振を奪い、四死球はなかった。
中村祐太投手はナイスピッチングでした。しかし、中村投手を援護できなかった打線に「喝」ですね。
中村祐太投手は立ち上がりに球が高めに上ずるところをDeNA打線に攻められました。1回裏、先頭のDeNA梶谷選手にサードへの内野安打で出塁され、2アウトまでこぎつけましたが、DeNA佐野選手にセンター前ヒットで1、3塁とされ、続くDeNA宮ア選手にライト前タイムリーを浴びて0−1と先制を許しました。
しかし、2回以降は中村祐太投手は素晴らしいピッチングを展開しました。カーブで緩急をつけながらストレートで空振りを取る場面も多く、DeNA打線を寄せ付けませんでした。結局中村祐太投手は6回84球を投げて3安打1失点で降板しました。先発投手としては十分役割を果たしたと思います。中村祐太投手は来季の先発ローテーションの構想に入れてもいいのではないでしょうか。
0−1で迎えた8回裏、4番手にケムナ投手が登板しました。しかし、2アウトランナーなしから捕まりました。DeNAソト選手にライトスタンドへソロホームランを浴びて0−2となりました。この1点は致命的な失点となりました。ソト選手はアウトコースはリーチが長いのでバットが届く訳で、そのアウトコースばかりに集めてしまうと、手痛い一発を浴びることになります。なぜインコースに飛び込まないのでしょうか。それもインハイを攻めて欲しいところですが…。続くDeNAオースティン選手にレフト前ヒットを浴びて出塁。続くDeNA佐野選手は四球で1、2塁となり、DeNA大和選手にライトオーバーのタイムリーを浴びて0−3となり、ダメを押されました。ケムナ投手も疲れがたまってきているかなと思いますが、残り試合少なくなってきたので、やりきって欲しいですね。
打線はDeNAの6人のピッチャーの継投の前に、散発6安打の完封を喫してしまいました。得点圏にランナーを進めたのは2回、3回、7回、8回、9回と5度のチャンスがありましたが、あと1本が出ず、DeNAに追いつくことすら出来ませんでした。今年のカープの攻撃の特徴が出ています。朝山打撃コーチ、迎打撃コーチは適確な指示を出しているのでしょうか。
これでカープは今季6度目の完封負けとなりました。非常に悔しいですね。やはりカープの選手に元気がない感じがします。最後の最後まで全力で戦い抜いて欲しいです。来季に向けて、勢いづくチームの状態で今季を終えて欲しいと思います。
さて、明日は移動日で試合はありません。あさってからはマツダスタジアムでヤクルトとの3連戦です。是非3連勝して、上位進出へ望みをつなぎましょう。
2020年10月24日
23回戦@横浜 広島2−1横浜DeNA 森下投手1失点完投&決勝タイムリーで9勝目!新人王へ大きく前進!
広島・森下が投打で主役 1失点完投&決勝タイムリー 新人王に大きく前進9勝目
10/24(土) 17:30
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デイリースポーツ
8回、勝ち越し適時打を放ちガッツポーズする森下=横浜スタジアム(撮影・堀内翔)
「DeNA1−2広島」(24日、横浜スタジアム)
広島の森下が投打で主役を演じた。投げては1失点の完投で9勝目。打っては1−1で迎えた八回に2死二塁から右前に適時打を放ち、決勝点をたたき出した。新人王争いの面でも非常に大きな9勝目となった。
森下は三回、1死から1番・梶谷の三塁前への打球を堂林が一塁へ悪送球(記録は内野安打と失策)。1死二塁と得点圏に走者を背負うと、続く乙坂の右前への打球を右翼・鈴木誠が打球に追いつきならも捕球できず適時打となり、梶谷が生還して先制点を献上。これが横浜スタジアムでの初失点となった。
しかし、五回に鈴木誠が同点タイムリーを放つと、八回に自らのバットで勝ち越し点をたたき出した。2死から菊池涼が左前打で出て、二盗を決めると、森下がカウント0−2から右前にタイムリーを放った。
九回までマウンドを守り続け、被安打4、自責なしの1失点完投勝利。素晴らしい内容で9勝目をつかんだ。
正直、森下投手に勝ちがついてホッとしました。今日は決勝タイムリーも放ち、「セルフ援護」で勝ちを掴みました。
森下投手は今日も立ち上がりから伸びのあるストレートとカーブやチェンジアップなどの変化球のコンビネーションが抜群で、DeNA打線を翻弄しました。
しかし、3回裏、1アウトから、DeNA梶谷選手のボテボテのサードゴロの当たりを堂林選手が1塁へ悪送球し、梶谷選手は2塁へ進塁しました。タイミング的には1塁は間にあわないと思うので、送球を諦める勇気も必要だと思います。堂林選手はもう少し野球全体の流れを感じながらプレーして欲しいです。続くDeNA乙坂選手にライト前タイムリーを浴びて0−1と先制を許しました。堂林選手のミスがなければという感じですね。しかし、森下投手はここからギアを上げて、続くDeNAロペス選手をショートゴロ併殺に仕留め、最小失点に抑えました。
打線は5回表、DeNA先発の井納投手を攻め、2アウトランナーなしから、田中広輔選手がレフト前ヒットで出塁し、すかさず2塁へ盗塁を成功させまさした。続く堂林選手は四球で1、2塁のチャンスになります。ここで続く鈴木誠也選手がレフト前タイムリーを放ち、1−1の同点に追いつきました。
後半戦に入り、カープは森下投手が投げ続け、DeNAは7回から継投に入りました。
そして8回表、DeNA4番手の平田投手を攻めます。この回も2アウトランナーなしから、菊池涼介選手がレフト前ヒットで出塁。続くバッターは森下投手です。1塁ランナーの菊池涼介選手が一か八かでディレードスチールを仕掛けました。DeNA平田投手が2塁へ送球しましたが、逸れてしまい、菊池選手は盗塁成功という形になりました。そして、平田投手が投げた3球目、森下投手がなんとかバットに当てた打球はしぶとくセカンドの右を抜けてライト前へ達しました。セカンドランナーの菊池選手は本塁へ突入。ライトのDeNAオースティン選手の返球が大きく逸れて菊池選手は生還。森下投手のタイムリーで2−1と勝ち越しました。この場面はドリヨシもシビレましたね。
森下投手は9回までマウンドに立ち続け、最後のバッターDeNAオースティン選手にレフトオーバーの当たりを打たれましたが、2塁でタッチアウトとなり試合終了。2−1で勝利しました。
森下投手は投打に活躍で9勝目を挙げ、セ・リーグ新人王に大きく前進しました。二桁勝利も現実味を帯びてきましたね。とにかく勝てて良かったです。
明日の先発は中村祐太投手です。調子を上げてきているだけに、明日も期待できそうです。DeNAは武藤投手です。明日は打線の奮起で快勝して、4位浮上に近づける試合にしましょう!
2020年10月23日
22回戦@横浜 広島0−2横浜DeNA 床田投手6回2失点粘投も打線の援護なく、3安打完封リレーを喫す。
広島完封負け 先発床田6回2失点の好投も孤立無援 七回1死三塁で長野、野間が凡退
10/23(金) 21:00
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デイリースポーツ
6回、DeNAの先発・京山に打線が抑え込まれベンチで腕組みする佐々岡監督(中央)=撮影・開出牧
「DeNA2−0広島」(23日、横浜スタジアム)
広島打線が沈黙。DeNA先発・京山の前に五回2死まで無安打、6回2安打無得点に抑えられた。
2点を追う七回は2番手・パットンから先頭の堂林が右翼フェンス直撃の二塁打で出塁。菊池涼の二ゴロの間に1死三塁としたが、代打長野、野間が凡退した。
先発の床田は四回まで2安打無失点の好投。だが五回、連打で無死一、二塁とされ、続く京山のバントを悪送球し満塁とされると、梶谷に適時打、神里に犠飛を許し2点を失った。6回5安打2失点の好投だったが、打線の援護に恵まれなかった。
今日はチーム全体に活気がなかったように感じました。なんとかしようという雰囲気もありませんでしたし、攻撃も淡白に感じました。最悪のチーム状態ですね。
先発の床田投手はランナーを出しながらも、粘りのピッチングでDeNA打線を4回まで無失点に抑えました。
しかし、5回裏に大ピンチを迎えました。先頭のDeNA戸柱選手にライト線へのヒットで出塁を許し、続くDeNA大和選手にショートへの内野安打を許して1、2塁とされます。この当たり、サードの堂林選手がカットしないと、2塁または1塁でアウトが取れないところで、堂林選手が躊躇してショートに任せてしまいました。今日の堂林選手は送球エラーもあり、消極的なプレーもあり、ちょっといただけませんね。そして続くDeNA京山投手は送りバントをしましたが、ピッチャー床田投手の前に転がり、床田投手は思い切って3塁へ送球しました。タイミングは完全なアウトでしたが、送球が逸れてオールセーフとなり、ノーアウト満塁の大ピンチです。床田投手自身が拡大させたピンチですから、なんとか無失点で切り抜けたいところでしたが、続くDeNA梶谷選手にレフト前タイムリーを浴びて0−1と先制されました。続くDeNA神里選手にレフトへの犠牲フライを打たれ、0−2とされました。なお1アウト満塁の大ピンチでしたが、後続を抑えました。
結局床田投手は6回101球を投げて、5安打2失点の粘りのピッチングでした。
打線はDeNA先発の京山投手を攻めきれず、5回2アウトまでノーヒットに抑えられてしまいました。序盤は四球が多く、自滅の道を歩むかと思っていたのですが、尻上がりに調子を上げて、カープ打線の攻め入る隙を与えてくれませんでした。京山投手は6回2安打無失点の好投でした。
7回はDeNAパットン投手、8回はDeNA石田投手、そして9回はDeNA三嶋投手の前に無得点に終わり、結局0−2で完封負けとなってしまいました。
今日の試合、床田投手は自責点は1だけに、打線にしっかり援護してもらわないといけない試合でした。どうも野手陣に気合いがなく、覇気もない感じがしました。リーグ優勝が完全消滅した影響なのでしょうか。しかし、あと14試合残ってます。我々ファンは純粋にカープが勝つ試合を観たいんです。だから、気の抜けたようなプレーはして欲しくありません。全力プレーが観たいです。
さて、明日はデーゲームです。カープの先発はルーキーの森下投手です。読売戸郷投手との新人王争いに勝つ為に、明日は打線の大量援護を期待します。DeNAは井納投手です。大量得点は可能かと思いますが、前回登板の読売戦では7回無失点の好投をしていますので、油断はできません。しかし、明日はチーム全体で森下投手に勝ちをプレゼントしましょう!
2020年10月22日
23回戦@甲子園 広島9−5阪神 薮田投手6回2失点で今季初勝利!後半追い上げられるも9回ピレラ選手の3ランで突き放す!
広島・薮田 933日ぶり先発勝利も「まだまだ借金返さないと」 阪神戦で6回2失点の好投
10/22(木) 21:36
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スポニチアネックス
<神・広23>堂林(右)からウイニングボールを受け取る薮田(中央) (撮影・奥 調)
◇セ・リーグ 広島9−5阪神(2020年10月22日 甲子園)
広島の薮田和樹投手(28)が、22日の阪神戦に先発し、6回を3安打2失点に抑えて今季初勝利を挙げた。昨年は未勝利で、先発での勝利は18年4月3日のヤクルト戦以来、実に933日ぶり。今季3度目の先発で、久々の白星をかみしめた。
薮田は序盤からエンジン全開。初回2死無走者でマルテに左前打を浴びてから、5回1死で陽川に四球を与えるまで、打者14人を完璧に抑える好投を見せた。打線も序盤から効果的に得点し援護。6回に2点を失ったものの、勝利投手の権利を得て降板した。その後、阪神の猛攻で1点差まで攻めよられたが、9回にピレラの11号3ランが飛び出すなどして逃げ切った。
ヒーローインタビューで薮田は、933日ぶり勝利にも「まあ、個人的なことは…。なんて言いますか、うれしいですが、5位という結果ですし、まだまだ借金を返していかないといけない。次の試合も頑張りたい」とチームとしての巻き返しに言及。自身の投球については「ここ最近、空振りが取れなくて苦しんでいたが、きょう8個三振が取れたのが一番大きな要因」と手ごたえを口にしつつも、「もっと詰めるところ。きょうだったら逆球だったり、6回の四球からの失点であったり、詰めるところがあるので、反省して次に修正していきたい」と喜びよりも、次回に視線を向けていた。
今日は薮田投手の久々の好投と、打線の奮起で勝利しました。カード勝ち越しです。
打線は1回表、阪神先発の岩田投手を攻めて、2ベースと四球などで2アウト1、2塁とし、會澤選手がレフト前へタイムリーを放ち、1点を先制しました。続く堂林選手がライト線へのタイムリー2ベースを放ち、2点目を入れました。
さらに2回表は2つの四球と死球などで1アウト満塁のチャンスで、西川選手が押し出しの四球を選び、3−0としました。
さらに3回表は2ベースなどで2アウト2塁とし、長野選手がレフト線へのタイムリー2ベースを放ち、4−0。続く田中広輔選手がライトオーバーのタイムリー3ベースを放ち、5−0。さらに鈴木誠也選手がレフト前タイムリーを放ち、6−0とリードを広げました。昨日とガラッと変わり、今日は打線がつながりました。長野選手はバッティングが好調ですね。ベンチに置いておくのがもったいないですね。
先発薮田投手は立ち上がりからストレートと変化球のコンビネーションが冴え渡り、5回まで阪神マルテ選手のヒット1本に抑えるナイスピッチングを見せてくれました。このまま完投が狙えるのではないかと思いましたが、プロの世界はそんなに甘くはなかったですね。
6−0で迎えた6回裏、1アウトから阪神代打陽川選手に四球を与えました。この四球が無駄でした。続く阪神近本選手にライト前ヒットを浴びて1、3塁とされます。続く阪神糸原選手にライト前タイムリーを浴びて6−1。さらに2、3塁のピンチから、薮田投手が暴投し、3塁ランナーが生還し、6−2となります。今までの薮田投手なら、ここからガタガタっと崩れるのですが、阪神マルテ選手を空振り三振。続く阪神大山選手をショートゴロに仕留め、2失点で止めました。結局薮田投手は6回86球を投げて、3安打2失点の好投で降板しました。
7回裏、2番手の塹江投手が捕まります。2アウトランナーなしから、連打で1、2塁とされると、阪神代打原口選手にレフトスタンドへ3ランを浴びて6−5と一気に1点差に追い上げられました。塹江投手は疲れが出ているようです。原口選手にはスライダーを投げたのですが、少し抜けてしまい、絶好球となってしまいました。
試合の行方が全くわからなくなりましたが、阪神に流れが行きかけたのを止めたのは、3番手のケムナ投手でした。8回裏、阪神糸原選手をピッチャーゴロ、マルテ選手をセンターフライ、大山選手を空振り三振に仕留め、3者凡退にしました。
そして9回表、阪神5番手の岩貞投手を攻めて、相手のエラーとヒットなどで1アウト2、3塁とし、ピレラ選手がレフトスタンドへ3ランを放ち、9−5として試合を決めました。この一発は大きかったですね。ピレラ選手は来季の契約の事があるので必死でプレーしています。
9回裏はフランスア投手が締めて、9−5で勝利しました。カード勝ち越しを決めました。薮田投手は919日ぶりの勝利となりました。来週のマツダでのヤクルト戦での先発は間違いないですが、次回登板が薮田投手の真価が問われます。ドリヨシも注目したいと思います。
さて、明日からは横浜でDeNAとの3連戦です。3連勝すれば4位浮上も可能になります。なので選手の皆さんは一丸でDeNAにぶつかって欲しいと思います。明日の先発は床田投手です。初回からどんどん飛ばして、前回登板のリベンジを果たして欲しいです。DeNAは京山投手です。4〜5点は取れると思います。今日のような打線のつながりを期待しましょう!
2020年10月21日
22回戦@甲子園 広島0−2阪神 遠藤投手初回の一発に泣く。打線沈黙3安打。2年連続V逸決定。
広島 104試合目で2年連続のV逸決定 佐々岡監督「残り試合に集中するだけ」
10/21(水) 21:33
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スポニチアネックス
<神・広(22)> 6回1死一塁、空振り三振に倒れた鈴木誠を見つめる佐々岡監督 (撮影・後藤 大輝)
◇セ・リーグ 広島0−2阪神(2020年10月21日 甲子園)
広島の優勝の可能性が完全消滅した。21日の阪神戦に0−2で敗れ、広島が残り全勝しても、勝率で巨人を上回ることができなくなり、2年連続でのV逸が決まった。
広島は16〜18年まで3連覇を達成したが、昨年は4位に低迷。今季から佐々岡監督が就任し、新体制で臨んだが、守護神として期待されたスコットの乱調や、K・ジョンソンの不調。さらに大瀬良、野村といった柱になる投手が相次いで負傷離脱するなど、投手陣の誤算が目立ち、今季はここまで42勝52敗10分けでセ・リーグ5位に甘んじている。一方で投手陣ではドラフト1位の森下や、塹江、ケムナ、野手でも大盛、宇草など来季以降に楽しみな若手の台頭が目立ったシーズンでもあった。
佐々岡監督は「残り試合、我々は一戦一戦に集中してやるだけです」と話し、残り16試合に全力を注ぐ決意を見せた。
V逸はほぼ確定していましたが、今日完全に確定してしまうと、やはりさびしいものがありますね。
先発の遠藤投手ですが、課題の立ち上がりを心配していましたが、今日もイヤな予感が的中してしまいました。
1回裏、1アウト後に阪神糸原選手に四球を与え、続く阪神マルテ選手への3球目を左中間スタンドへ2ランを打たれ、0−2と先制されました。スライダーが抜けて甘く入ったところを痛打されました。無駄な四球を出し、つながれて失点するという、最悪なパターンです。ここを改善していかないと、先発投手としての信頼が揺らいでしまいます。
しかし、遠藤投手は2回以降は尻上がりに調子が良くなり、結局6回97球を投げて4安打2失点の粘りのピッチングでした。やはり1回の被弾が悔やまれます。
打線は阪神先発の青柳投手、2番手岩貞投手、3番手岩崎投手、4番手藤浪投手、守護神スアレス投手の前に完封リレーを喫してしまいました。今日は3塁を踏んでいません。振り返れば、1回表の攻撃が流れを逃した感じです。先頭の田中広輔選手がレフト前ヒットで出塁。羽月選手が送りバントを決めて1アウト2塁としましたが、続く鈴木誠也選手、松山選手と2者連続空振り三振に倒れ、チャンスを潰しました。
攻撃に関しては、終始重苦しい雰囲気が漂っていて、連打が出そうもなかったですね。ドリヨシが思うに、打線、打順をいじり過ぎているのではないかと思います。野手のそれぞれのルーティーンやモチベーションが変わってしまって、本来の力が発揮されにくくなる可能性があります。また、調子のいい選手を起用し続けていかないと、試合勘がなくなって、調子が悪くなる危険性もあると思います。カープ首脳陣は選手それぞれのコンディションをもっと考えて欲しいですね。
さて、明日の先発は薮田投手です。野村投手の離脱で巡ってきたチャンスです。是非一発回答のピッチングをして欲しいです。阪神は岩田投手です。十分攻略は出来ると思います。
来季に向けて、いい形で残り16試合を戦って欲しいです。
2020年10月20日
21回戦@甲子園 広島5−1阪神 九里投手完封逃すも9回途中1失点で7勝目!
広島・九里、9回途中1失点で今季7勝目も反省…「最後まで投げ切りたかったですね」
10/20(火) 21:38
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スポニチアネックス
ヒーローインタビューを終え、ファンに手を振る九里(撮影・後藤 大輝)
◇セ・リーグ 広島5―1阪神(2020年10月20日 甲子園)
広島は先発の九里が8回1/3、113球を投げて4安打1失点の好投で今季7勝目をマークし、チームを2連勝に導いた。
九里は「やっぱり最後まで投げ切りたかったですね」と完投目前で降板したことを開口一番に反省した。
5回途中まで完全投球を披露し、6回途中まで無安打投球だったが、偉業達成への意識があったか聞かれると「全然意識はなかったです」ときっぱり。「しっかり真っ直ぐが投げ切れていたところと落ち球もある程度思ったところには投げられていたかなと思います」と自身の投球を振り返った。
自身3連勝となり、好調が続いている要因については「しっかりゾーン中で勝負していくことを大切にしているのである程度それが出来ているかなと思います」と話した。
先発投手陣の戦線離脱が相次ぐ中で先発ローテーションを守っている九里。「何とか引っ張っていけるような選手になりたいとプレーをしているので自覚と責任を持ってプレーしたいと思っています」と語った。
最後に「今日は最後まで投げ切れず悔しい気持ちしか残っていないので、これを糧に次はイニングの最後まで投げ切れるように準備したいと思います」と次戦に向けて意気込んだ。
九里投手、完封惜しかったですね。しかし、ほぼ完璧の内容で7勝目を挙げました。
打線は3回表、阪神先発のガルシア投手を攻め、先頭の上本選手が四球で出塁。九里投手が送りバントを決め1アウト2塁。続く今日1番に入った長野選手がセンターオーバーの2ベースを放ち、2、3塁とします。本来はこの当たりで2塁ランナーの上本選手が生還しなくてはいけないところでしたが、打球の判断を誤り、スタートが遅れて3塁ストップとなりました。これが後にどう響くか心配になりました。続く田中広輔選手はショートゴロに倒れ2アウト2、3塁。続く鈴木誠也選手が申告敬遠で満塁とします。そして、今日自身初の4番に入った西川選手がレフト前へ2点タイムリーを放ち、2−0と先制しました。西川選手もかなり集中していましたね。この先制点はチームにとってかなり大きかったと思います。続く今日5番に入ったピレラ選手がショートへの内野安打で再び満塁のチャンスとなりました。そして続く坂倉選手がピッチャー強襲の2点タイムリー内野安打を放ち、4−0と、試合の主導権を握りました。
4回表は阪神2番手の伊藤投手を攻め、先頭の上本選手が四球で出塁。九里投手が送りバントをしましたが、キャッチャーゴロとなり失敗しました。しかし、先にバッターランナーをアウトにして、1塁ランナーを挟殺プレーでアウトにしようとしましたが、阪神セカンドの板山選手が1塁ランナーの上本選手の走路を妨害したとして、上本選手は2塁に進塁。1アウト2塁となりました。続く長野選手の打席中、阪神伊藤投手が暴投して、1アウト3塁となりました。長野選手はレフトへ犠牲フライを打ち、5−0としました。
カープ先発の九里投手は立ち上がりからストレートに加え、ツーシームやスライダーなどの変化球が冴え渡り、5回までノーヒットピッチングと完璧な内容でした。
5点リードの6回裏2アウトから、阪神近本選手に初めての被安打となる2ベースを浴びて、大記録の夢はなくなりました。しかし、後続をきっちり抑え、阪神打線を翻弄しました。
九里投手は8回まで1安打に抑えましたが、9回裏、1アウトから連打を浴びて1、2塁とされると、阪神糸井選手にライト前タイムリーを浴びて5−1と、完封の夢は断たれました。九里投手は8回1/3、113球を投げて4安打1失点の素晴らしいピッチングでした。カープベンチはここで守護神のフランスア投手にスイッチ。後続をきっちり抑え、結局5−1で勝利しました。
今日の試合は九里投手に尽きますね。しかし、ヒーローインタビューでは悔しさをにじませて、満足の表情ではなかったのが印象的でした。次回登板では完封してくれると期待しています。
しかし、ドリヨシが個人的に思ったのは、打線を大幅に組み替えたのが気に入りません。1番に長野選手、4番に西川選手、5番にピレラ選手、7番に三好選手、8番に上本選手にしました。おそらく、対戦ピッチャーが阪神ガルシア投手だからという事で組み替えたのでしょうが、こんな小細工はもう止めて欲しいです。前の試合で勝利しているのですから、オーダーはそのままでいいのではないでしょうか?
それより、鈴木誠也選手が本塁打王がかかっているのですから、それこそ鈴木誠也選手を1番にする方が有効ではないでしょうか。
さて、明日のカープの先発は遠藤投手です。前回読売戦では不甲斐ないピッチングだっただけに、明日はリベンジを果たして欲しいです。阪神は青柳投手です。粘りのあるピッチングを展開しますので、打線もしっかり粘って、機動力を生かしながら攻めて欲しいですね。
2020年10月18日
20回戦@マツダ 広島5−0中日 中村祐太投手7回無失点で3勝目!鈴木誠也選手本塁打王見えてくる24号3ラン!
【広島】鈴木誠也、キング争い名乗りの24号3ラン!連敗3で止めた
10/18(日) 16:43
配信
スポーツ報知
5回2死一、二塁、左越えへ3ラン本塁打を放った鈴木誠也(1)らを迎える中村祐太(左)ら広島ナイン
◆JERAセ・リーグ 広島5―0中日(18日・マツダスタジアム)
広島・鈴木誠也外野手(26)が値千金の24号3ランを放ち、中日を突き放した。1点リードで迎えた5回、2死一、二塁のチャンスで登場。中日・清水に執ように内角を攻められながら、6球目のストレートを左翼席へ運んだ。
「祐太(先発の中村)が頑張っているので、良い追加点になってよかった」。16日の同カードでも3ラン2発を打っており、この3連戦で3発目。この時点で本塁打トップの阪神・大山に2本差に迫った。量産体制に入った背番号1がキング争いに割って入る。
試合は西川龍馬内野手(25)の2本塁打と、先発・中村祐太投手(24)が毎回走者を出しながらも7回7安打無失点に抑える粘投もあり、広島が快勝。連敗を3で止めた。
報知新聞社
今日は打線が少ないチャンスをモノにする効率良い攻めと、中村祐太投手の粘りのピッチングが光ったゲームになりました。
打線は4回裏、中日先発の清水投手を攻めて、1アウト後、西川選手がレフトポール直撃のソロホームランを放ち、1−0と先制しました。
さらに5回裏、ヒットと四球などで2アウト1、2塁のチャンスが訪れました。
ここで鈴木誠也選手がレフトスタンドへ技ありの3ランを放ち、4−0とリードを広げました。この打席、鈴木選手は中日バッテリーのインコース攻めを徹底していました。そして中日清水投手が投げた6球目、インハイのストレートを肘をたたんでジャストミート!上からしばいた当たりはレフトスタンドへ吸い込まれていきました。さすが我らが主砲です。これで鈴木誠也選手は24本のホームランとなり、リーグ1位の阪神大山選手の26本まであと2本です。十分射程距離に入ったと思います。あと18試合ですから、逆転する可能性は十分あると思います。
8回裏は中日4番手マルク投手から、西川選手が今日2本目となるソロホームランをセンターバックスクリーンに運び、5−0とし、ほぼ試合は決まりました。
中村祐太投手は7回110球を投げて、7安打無失点の粘りのピッチングを展開しました。登板した全てのイニングでランナーを出しましたが、スライダーなどの変化球を低めに集める丁寧なピッチングで中日打線を翻弄し、要所を締めました。
8回はケムナ投手、9回はフランスア投手が締めて、チームは引き分けを挟んで3連敗でストップしました。現在、リリーフ投手陣の中で、一番安定しているのはケムナ投手です。現状では、8回のセットアッパーにケムナ投手、そして9回はフランスア投手のパターンがベストでしょうね。
今日はこんな試合が出来るのですから、昨日の試合が悔やまれてなりません。まあ、終わった事は仕方ないので、次の試合への準備をしっかりして欲しいですね。
明日は移動日で試合がありません。あさってからは甲子園で阪神との3連戦です。その後は横浜でDeNAどの3連戦です。ドリヨシはこの6試合で、今季の順位が確定しそうな気がします。なので、1つでも上の順位にするべく、選手全員でたたみかけて欲しいです。
2020年10月17日
19回戦@マツダ 広島2−5中日 森下投手7回1失点好投も救援失敗で9勝目ならず。
広島 継投失敗でドラ1・森下の9勝目消滅 佐々岡監督「これで失敗したら監督の責任」
10/17(土) 18:26
配信
東スポWeb
降板後、ベンチからナインに声援を送った広島・森下だが…
ルーキー右腕の9勝目は幻となった。広島のドラフト1位・森下暢仁投手(23)が17日の中日戦(マツダ)に先発。「いい投げ合いができるようにと思って準備していた」と明大時代の先輩である中日・柳とのプロ初対決で7回1失点を見せて勝利投手の権利を得てマウンドを後にした。
しかし、継投策が裏目に出た。森下の後を受けて8回に登板した塹江が一死から四球と安打で一、二塁のピンチを招く。ここで首脳陣は早々に守護神・フランスアを投入する執念を見せたが、悪い流れを止められず。二死満塁から阿部に2点適時打を浴びて逆転を許し、森下の勝ち星が消えると、続くビシエドにも打たれてこの回一挙4失点となった。
まさかの逆転負けに佐々岡真司監督(53)は「森下がしっかり試合を作ってくれて勝てる試合だった。勝ちパターンの継投。これで失敗したら監督の責任でもある。期待に応えてくれると思って送り込んでいる。何とか森下を勝たせたいと思っての継投だった」とガックリ。森下の勝利目前での逆転負けは3度目となってしまった。
東京スポーツ
森下投手の9勝目がお預けになってしまいました。とても残念でなりません。
打線は1回裏、中日先発の柳投手を攻め、2アウトから連打で1、3塁とし、西川選手がレフト線へのタイムリー2ベースを放ち、1−0と先制しました。
さらに3回裏は、鈴木誠也選手の2ベースを足掛かりに2アウト3塁のチャンスから、坂倉選手がライト前タイムリーを放ち、2−0としました。
先発のルーキー森下投手は立ち上がりから抜群のピッチングで中日打線を抑えました。
森下投手の唯一の失点は4回表、連打でノーアウト1、2塁とされました。しかし、森下投手はここからがすごいです。中日阿部選手、ビシエド選手を空振り三振に仕留め、2アウトまできました。が、あと1人というところで中日高橋選手にレフト前タイムリーを浴びて2−1とされました。アウトコースへのストレートが中に入った所をうまく打たれてしまいました。
しかし、以降森下投手は危なげないピッチングを展開し、7回96球を投げて5安打1失点、8奪三振の好投でした。規定投球回に達し、防御率も2.21と良くなりました。
8回からは継投に入りましたが、これが裏目に出てしまいました。ドリヨシ的には、7回までで96球だっただけに、8回も森下投手に投げて欲しかったですね。完投も可能だったのではないかと思いつつ、継投の行く末を見ていました。
8回は塹江投手が登板しました。が、1アウト後、中日木下選手に四球を与え、イヤな雰囲気が漂います。続く中日代打堂上選手にレフト前ヒットを打たれ、ノーアウト1、2塁となります。カープベンチはここで抑えのフランスア投手に代わりました。続く中日大島選手に四球を与えて1アウト満塁の大ピンチとなります。続く中日京田選手はセカンドフライて2アウト満塁になりました。あと1人という所でしたが、中日阿部選手にセンター前に2点タイムリーを浴びて2−3と逆転されました。これで森下投手の勝ちが消えてしまいました。最悪の展開です。その後、フランスア投手の暴投で2、3塁とされ、中日ビシエド選手にレフト前へ2点タイムリーを浴びて2−5となり、試合が決まってしまいました。
非常に後味の悪い試合となってしまいました。塹江投手も、フランスア投手も、いつもとは表情が違っていました。森下投手の勝ちを消してはいけないという、その緊張感で余裕がない感じでした。1点差ということもあったので、森下投手には完投させて欲しかったです。森下投手と心中で良かったのではないでしょうか。今日の試合は監督の責任はかなり大きいと思います。
明日もデーゲームです。カープは中村祐太投手です。ピッチングのコツを掴んだ感じがしますので、明日も試合をしっかり作ってくれるでしょう。中日は清水投手です。決して油断のできないピッチャーです。打線はどんどん仕掛けて、プレッシャーを与えて崩していきたいですね。