2017年03月09日
WBC一次ラウンド 日本4−1オーストラリア 先発菅野投手粘投66球4安打1失点
侍・菅野が五回途中1失点「もっと長くこのメンバーで野球をやりたい」
2017年3月8日(水) 23:37
「WBC・1次リーグB組、日本4-1オーストラリア」(8日、東京ドーム)
日本代表「侍ジャパン」が初戦のキューバ戦(7日)に続き2連勝で1次リーグ突破を濃厚にした。9日にオーストラリアが中国に勝てば2次リーグ進出が決定する。日本は10日に中国と戦う。
日本は先発したエース・菅野(巨人)が66球を投げ、4回1/3を4安打1失点。球数が規定の65球に達したことで1死一、二塁と、イニング途中での降板となった。
2番手・岡田(中日)がその後のピンチをしのぎ、3番手・千賀(ソフトバンク)が六、七回を4奪三振無失点に抑えた。八回は宮西(日本ハム)、九回は牧田(西武)が完ぺきに抑えた。
菅野はお立ち台で、「いつもとは違う雰囲気の中で、少し緊張したが、最低限の役割は果たしたと思う。(二回の先制被弾は)2死からのホームランだったので反省したい。それ以降はある程度、自分のピッチングができた。(松田が同点犠飛)心強いチームメイトばかりなので、もっともっと長くこのメンバーで野球をやりたい」と語って、スタンドを湧かせた。
降板後には中田(日本ハム)と筒香(DeNA)が本塁打競演。菅野は、「ベンチで見ていても、打ちそうな雰囲気しかない。本当に心強いです」と語ると、2次リーグ以降での登板へ向け、「なるべく長い回を投げようという目標があるので、0点で投げきれるように頑張っていきます」と誓った。
(提供元:デイリースポーツ)
本当に菅野投手はよく投げたと思います。先制ホームランを許して、重い雰囲気の中、追加点を取られなかったのが大きかったですね。
2番手岡田投手に代わったところで1アウト満塁の大ピンチでしたが、併殺に打ち取り、勝ち越しを許さなかったのが勝負の分かれ目になりました。
3番手の千賀投手は素晴らしいピッチングでした。MAX155キロのストレートと落差のあるホークで、相手打者を翻弄してました。今日は継投はしっかりはまったので、本当に良かったです。侍ジャパンの投手陣はかなりレベルが高いのではないでしょうか。
2017年03月07日
WBC一次ラウンド 日本11−6キューバ 14安打11得点で乱打戦制す
侍ジャパン14安打11得点!2大会ぶり頂点へ白星発進
東スポWeb 3/7(火) 23:11配信
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は7日、東京ドームで1次ラウンドB組が開幕し、日本代表「侍ジャパン」はキューバに11―6と打ち勝ち、2大会ぶりの優勝へ白星発進となった。
1―1の4回二死二塁、山田(ヤクルト)の打球はグングン伸びて左中間最前列へ。誰もが勝ち越し2ランだと思ったが、審判団はリプレー検証に入る。その結果、最前列のグラブを持ったファンがフェンスより手前で捕球したと判断され、判定は「二塁打」に。それでも1点の勝ち越しに成功した。
続く5回、一死から四球を選んだ中田(日本ハム)がまさかの盗塁を決めると、坂本(巨人)の適時二塁打で1点追加。さらに鈴木(広島)が四球を選んで一死一、二塁とし、松田(ソフトバンク)が左翼席中段へ豪快に3ランを放つ。その後も二死三塁から菊池(広島)が適時打を放ち、打者11人の猛攻で一挙5得点。
7―4と追い上げられた7回には、筒香(DeNA)が右翼席へ2ラン。再び9―6と追い上げられた8回は、松田の4本目の安打となる適時打などで2点を加えて突き放した。
先発・石川(ロッテ)は4回2安打1失点と安定した投球を披露。しかし、2番手・則本(楽天)が3イニング目に入った7回、先頭デスパイネ(ソフトバンク)に本塁打を許すと、連打で無死二、三塁のピンチを招き、アービレイスに中前へ2点適時打を浴びる。さらに二死無走者からセスペデスに中前打を許したところで降板した。
8回には二死二、三塁から5番手で登板した秋吉(ヤクルト)が中越えの2点適時二塁打を浴びるなど、投手陣には今後に向けて不安も残った。
侍ジャパン、白星スタートです。打線がつながったのが大きいですね。松田選手が3ランを含む4安打4打点の大当たりだったのは、チームにとってかなりのパワーを与えられたと思います。筒香選手も先制タイムリーと効果的な2ランホームランは見事でした。これぞジャパンの4番です。
守備でもいいところがありました。特に1回のピンチで、我が広島東洋カープの菊池選手のファインプレーで併殺に打ち取る場面がありました。いきなりしびれました。プロ野球ニュースで言うところの「プレー・オブ・ザ・デイ」ですね。このプレーが日本の先制につながったと思います。センター青木選手の背走しながらのナイスキャッチも見事でした。
投手陣は、先発石川投手がナイスピッチングでした。本人はあまり良くなかったと言ってましたが、丁寧なピッチングでキューバ打線を抑えたのは素晴らしかったです。問題は2番手の則本投手です。1、2イニングは見事なピッチングでしたが、3イニング目に捕まりました。いい時は手がつけられない程ですが、一度リズムが狂うと修正が効かなくなることがあります。テレビ中継のゲストの黒田さんが、「スピードは出ているが、体の開きが早いので、バッターからしたらそんなにスピードは感じないのではないでしょうか」とコメントしてました。今後修正できるかどうかでしょう。これで7回以降はキューバ打線に反撃されてしまったので、投手陣の出来は参考になりませんね。
とはいえ、初戦キューバに勝ったのは大きいです。明日はオーストラリア戦です。油断したら足元をすくわれる危険性があるので、気を引き締めて臨んで欲しいです。がんばれ!侍ジャパン!がんばれ!カープ3人衆!