2023年12月03日
頑張れ!矢野選手!小園選手に負けるな!
「マジで今ずっと打撃に打ち込む」レギュラーへ覚悟 広島カープ 矢野雅哉「守備・走塁では小園海斗には負けていない」
12/3(日) 7:02配信
RCC中国放送
中国放送
来シーズンに向け、人一倍の信念を持って練習に挑む選手の姿がありました。広島カープの 矢野雅哉 です。
プロ3年目の今シーズン、着実なステップアップを果たし、93試合に出場。特にトレードマークのパンチパーマに加え、チームの窮地を救う守備で存在感を示しました。
広島カープ 矢野雅哉 選手
「打球傾向であったり、そういう考える能力とかは自信があります。守備能力でいったら、まだまだ真ん中とか、そんな上に行けないですけど、左右に振られたときにいいプレーが出ているってことは、その前に何かしらの自分で行動しているというのが絶対あるので、そこの考え方だと思います」
特に印象的だったのは9月30日の阪神戦。一打出れば同点の場面でスーパープレーは飛び出しました。体の反射で動きながらも、しっかり考えたうえで成しえたプレーだったと振り返ります。
矢野雅哉 選手
「あれは、(打球が)上がった瞬間もノーバウンドでは捕れないという判断で、追っている最中に栗林(良吏)さんが飛び込んでくるっていうのが見えたので、自分、一瞬止まってバウンドがこっちにはねてしまったので、もう手でいくしかないと思って投げたという感じです」
今シーズン、得た経験値を確実に自分の糧とするため、汗を流すキャンプ(日南・先月)ですが、それだけにとどまりません。ふだん、チームの “いじられキャラ” のイメージがある矢野も、若手中心キャンプの今回は自身の経験をさらに後輩へ継承していく心づもりです。
矢野雅哉 選手
「ほかの人と比べても、より多く声かけとかをやるようにはしています。ことし1年間、ずっと1軍にいさせていただいて、いろいろ気づいたことも、感じたこともたくさんありましたし、それを自分がやっていかないとっていうのも少し自分中にあるので」
多くの経験を得た今シーズン―。ただ、その経験とともに、自身の課題もより明確なものとして浮かび上がりました。
矢野雅哉 選手
「得るものっていうか、自分の課題というか、それが見つかったかなっていう。いや、もう自分が打てれば絶対、出られるっていう…。守備・走塁は 小園(海斗)には負けていないって自信もありますし、あとはバッティングはすごく差があるので、そこをどれだけ縮められるかっていうことで結果は変わってくるかなと思います」
課題と話す「バッティング」―。出場機会を得ながらも成績を伸ばすことができなかった自分にふがいなさを感じているといいます。
さらに、この課題を痛感させられたのか、クライマックスシリーズ(CS)のファイナルステージ。ベンチ入りするも、矢野がグラウンドに立つことはありませんでした。
矢野雅哉 選手
「阪神戦のクライマックスで3試合あって1試合も出られなかったっていう。なんか何も役に立てなかったとか、何もできなかったっていうのが、クライマックスが終わってからもずっと自分の中でモヤモヤ感があって…。くやしいのかもわかんなくて、それがずっと引っかかっていて、キャンプに入る前に自分の課題とかもう一度、見つめ直して、ことしよかったところとか課題とか、いろいろ見つめ直した中でより意識が高くなった。『レギュラーになりたい』っていう…。去年、ことしのシーズン中も高かったんですけど、その、もっとはるか上の意識になったっていうか…」
力になれることすら証明できなかったファイナルステージ。自分の壁を乗り越えるために必要なのは自身の努力のみ。逆襲のシーズンへ―。矢野の戦いはすでに始まっています。
矢野雅哉 選手
「マジで今ずっとバッティングに打ち込んでいるので、それしか考えていないですね、今。(レギュラーに)ならないとダメです」
◇ ◇ ◇
RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
楽しみです。そこまでやっぱり自分の課題がわかっているってことだと思いますし、打力が伸びてくれば、本当に本人も言っていたように小園海斗選手と張れる。そうなればチーム力も上がりますし、あと、日南キャンプ中に首脳陣にレポートを提出した。あれで文字にしたっていうことで、より自分と向き合える時間を作ったんじゃないか、それも首脳陣の狙いの1つだったと思うんです。それもうまくはまってるんじゃないかなと思います。
青山高治 キャスター
そう感じるぐらい、本当にCSもくやしかったんでしょうね。
天谷宗一郎 さん
そうですね。そのくやしさを糧にしてほしいなと思います。
中国放送
矢野選手の守備力と走力は素晴らしいものがあります。守備では異次元的な守備範囲の広さと、恐るべき強肩を披露しています。遠投で、ホームベースからバックスクリーンまで投げ込む事が出来るのはすごいですね。また、フジテレビONEの「プロ野球ニュース」で、プレー・オブ・ザ・デイの年間大賞を受賞し、ゴールデン・グラブ賞でもセ・リーグの遊撃手部門で4票を獲得しています。
印象に残るプレーは、本文にもありますが、9月30日の阪神戦、9回表の守備で、一打同点のピンチで、阪神佐藤選手の放った小飛球をピッチャーの栗林投手がダイビングキャッチを試みるも失敗し、ショートバウンドした打球を矢野選手が右手の素手で捕球して難しい体勢から1塁へ送球してアウトにして試合終了となったシーンがありました。まさに矢野選手の今季の集大成のプレーでした。
今季の矢野選手は93試合に出場し、119打数22安打で、打率.185でした。とにかく課題は打撃力です。矢野選手自身もコメントしていますが、守備と走塁は小園選手に負けていない自信があります。ドリヨシも守備と走塁は小園選手より矢野選手の方が上だと確信しています。あとはどれだけ打撃力を上げていけるかにかかっています。
矢野選手が打率.250以上打てるようになれば、是非ショートのレギュラーに矢野選手を起用して欲しいと思います。個人的には小園選手はサードでの起用がいいと思っています。
矢野選手が「宣戦布告」したからには、来季はしっかり結果を残せるように、死物狂いで頑張って欲しいですね。
2023年10月27日
この時期になると、1986年の日本シリーズを思い出す。
史上初の日本シリーズ第8戦 広島・金石昭人氏の投打での奮闘劇
10/27(金) 16:00配信
デイリースポーツ
金石昭人氏
日本シリーズが来るたびに、大型右腕・金石昭人氏(62)の大奮闘を思い出す。
2023年の「SMBC 日本シリーズ」が28日、始まる。現段階では阪神、オリックスのどちらに勝利の女神がほほ笑むのか、分からない熱戦に次ぐ熱戦になるのは間違いない。
そんな状況で思い起こすのが86年、広島−西武が争ったシリーズだ。このシリーズは初戦が延長14回時間切れの引き分け。その後、広島が3連勝して王手をかけたが、西武がそこから4連勝して日本一に輝いた球史に残る戦いだった。
当時、広島担当として取材しており、8試合ともそれぞれ思い出深いが、プロ野球史上唯一の第8戦は忘れられない。10月27日。決戦の地は広島市民球場だった。この試合、広島の先発は金石昭人、西武は東尾修氏(73)の先発だったが、最後の最後まで1点を争う好ゲームだった。
金石氏は前年、プロ初勝利を含む6勝(9敗)を挙げ、86年は12勝6敗、防御率2・68の好成績でローテーションの一角を占める投手になっていた。だが、シーズンオフの間も広島の繁華街に繰り出すこともあった気心の知れた取材相手のひとりだった、
当時、金石氏は「金田ファミリーで600勝したい」という目標を再三、口にしていた。すでに引退していたが叔父の故金田正一氏は400勝(218敗)、故金田留広氏は128勝(109敗2セーブ)という記録を残していた。2人の叔父の口添えもあり、78年にドラフト外で入団した金石氏にとって、72勝しての「金田ファミリー600勝」は自分に課したノルマだったに違いない。
彼にとって初出場を果たした86年のシリーズは、さらなる飛躍を誓う絶好の場だった。23日の第4戦は勝ち星こそ付かなかったが、先発して8回1失点と好投。そして巡ってきたのが、第8戦の先発だった。
その試合で信じられない光景を目の当たりにした。三回1死二塁の場面で、通算16年のプロ野球人生でわずか1本しか記録していない本塁打を東尾氏から放ったからだ。金石氏の身長は197センチで、リーチも長い。一緒にゴルフのラウンドをした際には、その長いリーチを生かしたドライバーの飛距離に驚かされたこともある。それでも、取材する記者でさえも固唾(かたず)を飲んで見守った試合での一発の飛距離には目を見張るしかなかった。
六回に秋山幸二氏(61)に同点の2ランを浴び、八回2死二塁からジョージ・ブコビッチ(67)に決勝打を許したが、金石氏が投打に十分に存在感を発揮した試合だった。彼は92年には日本ハムに移籍。翌年から抑えに転向したが95年6月26日のオリックス戦(仙台)で、ついに念願の「金田ファミリー600勝」を達成している。
今も彼と会うたびにあのシリーズ8戦の奮闘が、野球人生のエポックメーキングになったことを思い出す。今年のシリーズでは誰がどんなドラマを生み出すのだろうか。楽しみでしかない。(デイリースポーツ・今野良彦)
ドリヨシが高校2年の時だったと思います。当時の日本シリーズは全てデーゲームで行われていました。史上初の第8戦は10月27日の月曜日、広島市民球場で行われました。月曜日の午後という事で、ドリヨシは学校の授業と重なる事になり、どうにかしてこの第8戦を見聞きできないか考えて、ポケットラジオを制服の内ポケットに忍ばせて、イヤホンを左袖の内側に通して、机に左肘をつく姿勢を取りながら、ラジオの実況を聴いていました。(授業が終わるまでバレませんでした)
カープの先発は金石投手、西武の先発は東尾投手でした。本文にもありますが、3回裏1アウト2塁の場面で、金石投手が西武東尾投手から左中間スタンドへ2ランを放ちました。まさか金石投手が2ランを放つとは、全く予想していなかっただけに、これで日本一は間違いないと確信しました。
しかし、6回表、西武の秋山幸二選手にレフトスタンドへ同点2ランを打たれ、秋山選手が「バック宙」でホームインしました。カープ側から見ると、かなり屈辱的でした。
試合は西武側に流れが傾き、8回表、西武ブコビッチ選手にレフトオーバーのタイムリー2ベースを打たれ、これが決勝点となり、2−3で敗れ、惜しくも日本一とはなりませんでした。
この1986年の日本シリーズは、第1戦は延長14回の死闘の末に引き分けとなり、第2戦からカープは3連勝で日本一に王手をかけたものの、第5戦の延長12回裏に、普段は打席に立たない西武工藤投手にサヨナラヒットを打たれて敗戦。そこから西武に勢いがつき、結局3勝4敗1分けで日本一にはなれませんでした。
日本シリーズの始まる頃になると、1979年の「江夏の21球」のカープ初の日本一と、この1986年の日本シリーズを思い出します。
明日から2023年の日本シリーズが開幕します。どんなドラマが展開されるのか、野球ファンの1人として楽しみですね。
2023年10月24日
広島東洋カープのドラフト指名予想。
10/23(月) 12:50配信
高校野球ドットコム
すでに1位に常廣 羽也斗投手(大分舞鶴-青山学院大)の指名を公表した広島。今季は新井貴浩監督のもと、2位。来季ペナントレースを制するために、2位以降、どんな戦略をしていくべきか考えていきたい。
まず今年の退団者はこちら。
引退・一岡 竜司投手(藤蔭出身)
戦力外・薮田 和樹投手(岡山理大付出身)
戦力外・岡田 明丈投手(大商大高出身)
戦力外・行木 俊投手(横芝敬愛出身)*
戦力外・中村 来生投手(高岡第一出身)*
戦力外・三好 匠内野手(九州国際大付出身)
戦力外・木下 元秀外野手(敦賀気比出身)*
(*は育成選手)
投手が6人も減ることになる。1位常廣だけでなく、2位以降も投手指名が基本線となりそうだ。
2位、もしくは「外れ1位」で獲りたい4投手
常廣(青山学院大)
「常廣1位」という選択はカープの王道の戦略と言っていいだろう。カープの主力投手のほとんどが大卒だ。
不動のエース・大瀬良 大地投手(長崎日大-九州共立大)、若きエースの森下 暢仁投手(大分商-明治大)、今季8勝、3完封の九里 亜蓮投手(岡山理大附-亜細亜大)、11勝の床田 寛樹投手(箕面学園-中部学院大)、48試合登板の大道 温貴投手(春日部共栄-八戸学院大)、54試合登板の矢崎 拓也投手(慶應義塾高-慶應大)、そして通算80勝を挙げている野村 祐輔投手(広陵-明治大)。いずれもドラフトで3位までに指名されている。
今年は大学生投手が大豊作だ。2位、もしくは常廣の外れ1位として獲得できそうな逸材大学生投手の4名を挙げていきたい。
草加 勝投手(創志学園-亜細亜大)
上田 大河投手(大商大高-大商大)
高 太一投手(広陵-大阪商業大)
村田 賢一投手(春日部共栄)
草加はカープ好みの頑丈さと総合力の高さを秘めている。テクニックが長けているのは上田、速球派左腕なら高がおり、野村、森下と明治大のエースを獲得してきた流れで、今年のエース・村田もあるだろう。速球、ツーシームを生かした投球術は絶品だ。
センス抜群の高校生野手2人!
高校生野手も指名したいところ。ショートでは横山 聖哉内野手(上田西)は鍛えがいのある逸材だ。
そして武田 陸玖投手(山形中央)もオススメだ。投げては140キロ後半、打者としては高校日本代表の4番打者を任された二刀流選手である。木製バットでも左中間に長打が打てる技術の高さがある。
将来的にはかつて広島のローテーションとして活躍し、打撃も良かった橋 建投手(横浜)、あるいは、打者に転向し、赤ゴジラとよばれた嶋 重宣外野手(東北)のような打者に育つかもしれない。それぐらいのセンスを持った逸材である。
また、2018年育成1位の大盛 穂外野手(飛龍高−静岡産業大)、2022年育成2位の中村 貴浩外野手(九州国際大付高−九州産業大)が一軍デビューしているが、今年は打撃力の高い大学生野手の育成指名もあるのではないか。
そこで推したいのが、静岡大のスラッガー・佐藤 啓介外野手(中京大中京)。高校時代は、怪我が多く、控えだったが、高橋源一郎監督は「早朝から練習を行い、努力を惜しまない選手」と評し、最後の夏は2試合連続本塁打を放った努力家は、大学で花開いた。エピソードから聞いてもカープ好みの逸材ではないか。
完成度が高い大学生投手を複数指名し、センスの高い野手も獲得――。そして数年後には「やはり広島はドラフトがうまい」と呼ばれる成果を期待したい。
運命のドラフト会議が26日に行われます。我らが広島東洋カープは1位に青山学院大の常廣投手を指名することを公表しています。カープが常廣投手を一本釣りしたいところから、公表に踏み切ったものと思われます。しかし、ドリヨシ的には2、3球団で競合しそうな感じがします。読売、日本ハムあたりが指名しそうです。
広島・苑田聡彦スカウト統括部長は「最初は力んでいたけど、落ち着いてきたね。やっぱりフォークが強み。「ストーン!」と落ちる永川のフォークを思い出したね。メジャー(の日本人投手)でもフォークが良ければ打たれないからね。佐々木朗希も直球とフォーク中心のスタイル。腕の振りが良ければ真っすぐとフォークだけでも打つのは難しい。将来ウチの先発の軸になってもらいたく、1位指名を公言しました。体力、球質、球速、球種を評価しました。(獲得できれば)先発で中5日で投げてことを目指してほしいですね」と語った。(スポニチ)
広島は4人体制で視察。苑田スカウト統括部長は「真っすぐの速さ、伸びもある。コントロールもある。(1位で)間違いなかった」と、笑顔で話した。(日刊)
カープのスカウト陣も絶賛の常廣投手です。何としても是非指名に成功して欲しいと思います。
亜細亜大の草加投手は、MAX153キロの角度あるストレートを軸に、スライダー、カーブ、ツーシームを操る本格派右腕です。高校時代(創志学園)は現阪神の西純矢投手の控えを務めました。
大商大の上田投手は、MAX154キロのストレートにスライダー、カットボール、カーブ、チェンジアップを持ちます。元カープの岡田明丈2世として期待される本格派右腕です。重いストレートとカットボールが特徴です。
大商大の高投手は、MAX151キロのストレートに、スライダー、カットボール、カーブ、スプリット、チェンジアップ、ツーシームを持つプロ注目の左腕です。広陵高校出身です。リリーフ兼先発で活躍しました。
明治大の村田投手は、MAX150キロのストレートを中心に、スライダー、カーブ、チェンジアップ、スプリット、シンカーを持つ右腕です。右肘の手術を克服し、縦横のスライダーとシンカーを織り交ぜる技巧派です。
上田西高の横山選手は、ショート兼ピッチャーの二刀流です。遠投は100メートルの強肩と、50メートル6秒3の俊足です。高校通算30発で、プロ注目のショートです。
山形中央高の武田選手は、ピッチャー兼ファースト兼外野手の二刀流(三刀流)で、ピッチャーではMAX149キロのストレート、カーブ、チェンジアップを操ります。高校通算31発を放ち、広角に打てる左打者です。
静岡大の佐藤選手は、スイッチヒッターでセカンドとサードを主に守ります。俊足強打が魅力で、1塁到達4.1秒の脚力を備えています。
我らが広島東洋カープはどの選手を指名するのか、楽しみですね。ドリヨシ的には、即戦力の左腕投手と、右の大砲スラッガーを獲得して欲しいと思います。
運命のドラフト会議はもうすぐです。
2023年10月22日
前田健太投手はカープ復帰なるか?
新井広島は今オフも大型補強の予定なしだが…ツインズFA前田健太の“復帰補強”に現実味
10/22(日) 9:06配信
日刊ゲンダイDIGITAL
前田健太(C)ロイター/USA TODAY Sports
下克上は果たせなかった。2連敗で迎えたCSファイナルS第3戦。広島は2−2で迎えた六回2死一、二塁から、床田が坂本に右前にポトリと落ちる勝ち越し打を浴び、2−4でジ・エンドだ。3連敗でアドバンテージを含め0勝4敗で敗退となったが、さる球界関係者がこう言う。
前田健太はノルマ達成で3億円ボーナスゲット! シーズン終盤に目の色変える“選手の懐事情”
「新井貴浩監督(46)は就任1年目なのに、大した補強もなく、開幕前の専門家の予想はほとんど最下位。それをベテラン再生と育成と采配でシーズン2位。球団はCSもファーストSを主催して勝ち上がったのは上出来という評価のようです」
今オフも大型補強は行わない予定だが、「復帰」となれば話は別だ。ターゲットはツインズの前田健太(35)である。
2015年オフに広島からドジャースへポスティング移籍。最初に結んだ8年2400万ドル(約36億円)という低い基本給の代わりに、出来高を重視した8年契約が終了した。右肘のトミー・ジョン手術から復帰した今季は21試合に登板(20試合に先発)し、6勝8敗、防御率4.23だった。さる米球界関係者が言う。
「8年前は選手会が問題視した変則的な契約だったし、マエケンはまだ一度も、メジャーで正当な評価を受けていない。このオフはメジャー移籍後初めてFAになるから、本当の評価は知りたいでしょう。思えばマエケンが海を渡った16年から広島はリーグV3。マエケンも35歳なので残るか帰るか熟考するでしょう。広島の関係者は可能性が十分にあるとみています」(同前)
もし前田が復帰すれば、来年は一層、阪神を脅かす投手陣になりそうだが……。
2015年オフに大リーグのドジャースへポスティング移籍し、今季まで3年間ツインズに所属した前田健太投手ですが、もう35歳なんですね。今季でメジャーの8年契約が終了します。
アメリカの移籍情報サイトでは、前田投手は退団する可能性があると言及しています。その記事では今季104回1/3を投げて、防御率4.23をマークした前田投手の成績に触れ、不安定ながらも力強いシーズンを過ごしたと総括しています。4月に右上腕三頭筋の張りで離脱し、復帰後の防御率は3.36で、29.6%の割合で三振を奪う活躍を見せたと評価しています。
注目されるのはツインズが残留オファーを出すかという点です。アメリカの移籍情報サイトによると、ツインズがおよそ1年2050万ドル(約30億6500万円)を提示した場合は、前田投手が受諾する可能性があるとしています。ただ、来季36歳になる前田投手がシーズンをフルに活躍できるかは不透明な状況です。ツインズも好条件を提示できるかどうか、難しい選択が迫られることが予測されます。
仮に前田投手が退団となった場合、日本球界に復帰の可能性があります。NPBでは、読売、ソフトバンク、そして我らが広島東洋カープも興味を示しているようです。カープは今オフも大型補強は行わない予定ですが、前田投手が日本球界復帰となれば話は別です。前田投手も年齢の事がありますので、メジャー残留か日本球界復帰か熟考するのは間違いないと思います。
あのレジェンドの黒田投手がカープに電撃復帰したように、前田投手も「故郷」の広島に戻って欲しいのは、我々カープファンの切なる願いです。前田投手がカープに復帰してくれれば、先発ローテーションの厚みがさらに増して、若手選手に対してとても良い刺激になるはずです。来季の6年ぶりのリーグ優勝と40年ぶりの日本一が現実味を帯びて来ますね。
「マエケン」の今後の動向に注目しましょう。
2023年10月17日
「新井イズム」が選手に浸透!全員野球の新井采配発動でCSファイナルステージを突破出来るか?
広島スモール野球≠ナCS突破 中軸打者にも迷わずバント&代打 全員野球の新井采配、短期決戦で威力発揮か
10/16(月) 17:00配信
夕刊フジ
先制弾の3番打者にも送りバントのサイン。犠打を決めた西川を迎える新井監督=15日、マツダスタジアム
■阪神とCSファイナルで激突
広島は15日、DeNAとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第2戦(マツダ)に競り勝ち2連勝。今季就任の新井貴浩監督(46)が「高校球児のように」と表現した通り、ベンチワークで1点を積み重ねるスモールベースボール≠貫き、リーグ覇者の阪神への挑戦権をつかんだ。
歓喜にわく真っ赤なスタンドを見渡しながら、新井監督は阪神とのCSファイナルに向け「甲子園ではがむしゃらに、カープの全員野球で高校球児のように戦っていく」と宣言した。
初采配のCSもまさに全員野球だった。この日は2点リードの6回無死一、二塁で先制ソロの3番西川が犠打。続く4番堂林に送った代打松山が凡退して追加点はならなかった。同点とされ8回無死一、二塁でも西川が再び犠打。続く代打田中が今度は勝ち越し打を決めた。
中軸打者にも迷わず代打を送り、バントのサインも出す。藤井彰人ヘッドコーチ(47)は「(シーズン)初めから『ホンマ何させるか分からんから準備しといて!』と伝えている。選手は分かってくれている」と1年かけて培われたチーム内の意思統一を強調。「今日は1点勝負。安打も続かない中で、走者が得点圏に進めば外野が前にきたりヒットゾーンが広がったり、相手にプレッシャーを確実に与えられる」と意図を説明する。
メジャー帰りのベテラン、秋山翔吾外野手(35)も今季はチーム2位タイ9犠打。「本塁打を20本も打てる打者がいない。広島の野球はこういう形だと理解している」とうなずき、この日も2回無死一塁の打席で「バントかなと思っていたら打たせてくれた」とスモール野球≠ノすっかり順応している。
短期決戦ではシーズン以上に威力を発揮しそうな新井采配。
高校球児の聖地で18日から行われるCSファイナルでも、阪神とシーズンの11・5ゲーム差を感じさせない好勝負が期待できそうだ。 (山戸英州)
いよいよクライマックスシリーズは18日からファイナルステージを迎えます。セ・リーグでは我らが広島東洋カープは甲子園で阪神と戦います。
今季阪神との対戦成績は9勝15敗1分けと6つ負け越しています。野球解説者のほとんどは阪神が有利と分析していますが、ドリヨシはカープ贔屓で言う訳ではないですが、4勝3敗(阪神に1勝のアドバンテージがあるので、実質は4勝2敗)で我らが広島東洋カープが突破するのではないかと思っています。
CSファーストステージのカープの戦い方を見ると、継投も攻撃も早め早めに手を打っていました。プロ野球のレギュラーシーズンの戦い方とは全く違い、負けたら終わりのトーナメント戦を戦っているかのようでした。試合の流れを読みながら、ベンチに入っている選手の皆さんをうまく起用して、チームに勢いを与える采配を揮っています。また、控えの選手の皆さんも、試合の中でいつ起用されても大丈夫なように、常に準備をしています。こうした新井監督ら首脳陣と選手の皆さんの間に信頼関係が構築されているのは間違いないですね。
ドリヨシがその信頼関係が見られたシーンが、CSファーストステージ第1戦の8回裏の攻撃に凝縮されているように感じました。DeNA先発の東投手に対し、先頭のデビッドソン選手が四球で出塁し、代走に羽月選手が入りました。続く代打の矢野選手が送りバントを決めて1アウト2塁に。続く菊池選手の打席で羽月選手が3塁への盗塁を成功させます。1アウト3塁となり、菊池選手がスクイズバントを決めて、羽月選手が生還し、2−2の同点に追いつきました。何と、持ち味の機動力を生かしてノーヒットで1点をもぎ取りました。このベンチワークは素晴らしかったですね。
レギュラーシーズンは優勝した阪神に11.5ゲーム差まで離されましたが、このCSファイナルステージでは、その差を感じさせない試合展開になりそうです。我らが広島東洋カープはレギュラーシーズン2位で終えてのCSファイナルステージですから、恐れるものは何もありません。反対に阪神はセ・リーグのチャンピオンチームですから、CS突破が当たり前のように思われている訳で、選手にかかるプレッシャーは大きいと思います。
CSファーストステージ第2戦で勝利した後、スタンドのファンへのあいさつで新井監督は「甲子園では、今年のスローガンでもあります『がむしゃら』に、そしてカープの全員野球で高校球児のように戦っていきたいと思います」と述べました。既に新井監督はCSファイナルステージに向けて、腹をくくっていますね。恐らくこのあいさつの言葉は選手の皆さん1人1人に伝わっていると思います。
CSファイナルステージでは、カープは6戦中で4勝しなくてはなりません。そのためには、第1戦、第2戦と連勝するのが理想ですが、今のカープの勢いがあれば、連勝は可能であるとドリヨシは思います。まず、阪神のアドバンテージの1勝を含む対戦成績を2勝1敗にすれば、阪神首脳陣も選手の皆さんも慌て始めると思いますので、カープとしてはそこに出来る隙を突く野球をしたいところです。
新井監督が甲子園でどのように必勝采配を揮うのか、楽しみでなりません。
2023年10月06日
末包選手がCSの一番のキーマンに!堂林選手とマクブルーム選手、デビッドソン選手の両外国人もカギを握る!
【広島】末包昇大がCS初戦DeNA東克樹の攻略キーマン名乗り 大阪ガス時代に短期決戦を熟知
10/6(金) 18:34配信
日刊スポーツ
広島全体練習 囲み取材に応じる末包(撮影・加藤孝規)
広島末包昇大外野手(27)が6日、CSファーストステージ突破のキーマンに名乗りを上げた。初戦先発が濃厚なDeNA東には今季、9月7日に1発を放つなど10打数3安打。マツダスタジアムでは6打数2安打と相性は悪くない。マツダスタジアムでの全体練習後に特打を行った大砲は「苦手意識はないので、気負うことなく入れるかなと」と汗を拭った。チームが6戦4敗と苦手とする最多勝左腕攻略へ、腕ぶした。
西川や野間ら外野の主力が復帰する状況も、簡単にポジションを渡すつもりはない。主力離脱によって出場機会を増やした8月以降、打率2割7分5厘、9本塁打、21打点。結果を残し、打撃状態を維持する。「シーズン中はゼロか100の内容が多かったので、50点でもいいので、進塁打で1点を取りにいくことを考えたい。迷ったりすると一瞬で終わる。攻めの姿勢で行けたら」。長打ばかりを求めず、状況に応じた打撃に徹する構えだ。
プロでは2年目で初のCS出場も、大阪ガス時代にトーナメント戦を経験しており短期決戦は熟知している。「気負いすぎて力が入ってしまうと思うので、体はフラットな状態で臨めれば余計な力が入らずに行ける」。実戦勘を養いながら、東攻略へ向けて万全のコンディションに整える。【前原淳】
14日からのCSファーストステージに、対戦相手のDeNAは初戦に東投手、2戦目に今永投手、3戦目にM口投手と、全て左投手が先発するかなとドリヨシは予想しています。
となると、我らがカープは右打者がいかに攻略していくかが課題となりますね。その右打者のキーマンの筆頭に末包選手が挙げられました。末包選手は8月以降、外野の主力である秋山選手、西川選手、野間選手が離脱した時から1軍で出場機会を増やし、見事に結果を残しています。本文にもあるように、末包選手はDeNAの東投手に対し、10打数3安打1本塁打と相性は悪くないです。末包選手の今季の成績は打率.273、11本塁打、27打点です。長打率は.554と、持ち味の長打力も発揮しています。末包選手がどれだけ左投手を攻略できるかがカギを握ります。
他に右の長距離砲として、堂林選手やマクブルーム選手、デビッドソン選手の両外国人選手にも注目です。カープがファーストステージを突破して阪神とファイナルステージで戦う場合、おそらく左投手を多用してくると思います。大竹投手や伊藤投手は1戦目、2戦目で間違いなく先発してくるでしょうから、カープの右打者がどれだけこれら左投手を攻略するのか、これ一つでカープの行く末が決まりそうな気がします。
短期決戦ですから、何が起きるかわかりません。あくまでドリヨシの個人的な思いですが、上本選手に頑張って欲しいです。レギュラーシーズン最終戦の阪神戦、守備で2回の悪送球をし、失点に絡んでしまいました。上本選手本人もかなり悔しい思いをしているはずです。その思いを是非このCSにぶつけて欲しいと思います。意外と上本選手がCSのMVPを獲得したりして…。
いずれにしても、対左投手対策をしっかりして、1週間後に迫ったCSに臨んでもらいたいと思います。
2023年09月21日
カープの自力2位消滅。マツダスタジアムでのCS開催は可能なのか?
新井カープ DeNAと1差2位なのに自力2位消滅 相次ぐ主力離脱でマツダCS開催へ正念場
9/21(木) 6:00配信
デイリースポーツ
DeNAに完敗し、グラウンドを見つめる新井監督ら首脳陣(撮影・田中太一)
「広島東洋カープ1−3横浜DeNAベイスターズ」(20日、マツダスタジアム)
広島はDeNA・東に7回で1得点に抑えられ、八、九回も反撃ならず敗戦。今季は東に6試合で4勝0敗、防御率1・84と完全にカモにされた格好。カード最終戦を落としたため、3位・DeNAと1ゲーム差の2位ながら、自力での2位の可能性が消滅した。CSの本拠地開催を勝ち取るためにも残り6試合を勝ち抜くしかない。
試合前から重苦しい雰囲気が漂っていた。菊池、西川、上本、野間に続き、発熱のため秋山が出られない。天敵・東との対戦を前に大きすぎるハンディを背負うことになった。
打線は初回から2点を追う中、東の前に凡打の山を築く。四回までパーフェクト。五回1死から末包が右越え二塁打で初安打を放つが、あとが続かない。
七回に矢野のポテンヒットから小園、堂林と連続内野安打で1点をかえすのがやっと。なおも無死一、二塁から末包、マクブルーム、デビッドソンと今季、東から一発を放った右の大砲トリオに期待が寄せられたがあっさりと打ち取られた。
八、九回も反撃の糸口すら見当たらず敗戦。東には今季6試合の対戦で4敗目。新井監督は「元々、コントロールの良い投手なんだけどきょうはより良かった。セ・リーグで一番勝っている投手なのでそう簡単にはこっちも打てないと思っている。まだ対戦があると思っているのでそこはまた考えていきたい」とCSでのリベンジを誓った。
これで9月は6勝11敗と大きく負け越している。シーズン終盤に来て相次ぐ主力の離脱が影響している。不可抗力にも見えるが指揮官は「開幕からみんなアクセル全開で頑張ってきてくれている。残り6試合になってこれだけ(離脱者が)、たくさん出るっていうのも自分がマネジメントミスしているから。そこは反省したい。選手は一生懸命やってくれている」とすべての責任をかぶった。
3位・DeNAとの今季最終戦に敗れ、1ゲーム差に迫られた。このため残り6試合に全勝しても、DeNAが残り9試合に全勝すれば勝率で上にはいけないため、自力での2位確保の可能性は消滅した。
5年ぶりのCS本拠地開催だけは逃したくない。
「もちろん。みんなそのつもりだし、きょうは終わったんで残り6試合。(23日の)巨人戦に向けて全員で頑張っていきたい」
苦しいときこそみんなで。新井カープを象徴する全員野球で戦い抜く。
◆自力2位の可能性消滅 広島がこの日、DeNAとの今季最終戦に敗れ自力2位の可能性が消滅した。広島は今季残り6試合全勝でも77勝62敗4分け、勝率.5539。一方でDeNAが今季残り9試合に全勝すれば78勝62敗3分け、勝率.5571となり、広島はDeNAを上回れない。
シーズン最終盤になって、主力選手の相次ぐ離脱はチームにとってかなりの痛手になります。上本選手はあさっての読売戦から1軍復帰の見込みですが、菊池選手、西川選手、野間選手、秋山選手らがいつ1軍に復帰するのか、はっきりしていません。
また、昨日のDeNAとの大事な試合を落とした事で、3位DeNAとのゲーム差は1となりました。これでカープは自力で2位を確定させる可能性が消滅しました。ドリヨシは、昨日の大事な試合に何故大瀬良投手を先発させたのか、理解できません。最近の大瀬良投手は立ち上がりが不安定で、初回失点が続いていただけに、大瀬良投手の先発は避けるべきだったと思います。
そして、カープ打線は苦手投手をあまりにも作り過ぎていますね。昨日のDeNA東投手、阪神では大竹投手や伊藤投手、中日では柳投手など、天敵が多すぎます。打線の各打者の攻略に向けた方向性が見えて来ません。朝山、迎両打撃コーチの責任は重大かと考えています。
で、カープは2位を死守できるかどうかが、今の我々カープファンが毎日気にしているところです。ドリヨシ的には、カープの2位死守は可能だと思っています。カープが残り6試合を全勝した場合、DeNAは残り9試合を全勝した場合のみ、DeNAが2位になります。DeNAが残り9試合を全勝するとは考えられませんので、仮にDeNAが5勝4敗だった場合は、カープは3勝3敗の五分でもカープの2位が確定します。なので自力は消滅していますが、まだカープが少し有利かと考えています。
まあ、とにかくカープは残り6試合全勝して、人事を尽くして天命を待つことにしたいところです。
ちなみに、カープが3位以上を確定させるには、あと3勝または2勝1分けすればいい状態になっています。しかし、CSファーストステージは是非広島で迎えたいですね。
2023年08月21日
シーズン終盤、逆転Vのカギを握る堂林選手。
カープ・堂林翔太選手「自分の中でも手応えがある打席が増えた」 活躍のカギに迫る!
8/21(月) 14:20配信
広島テレビ ニュース
広島テレビ放送
ペナントレース後半戦、ここぞの場面で勝負強さを発揮しているのが、プロ14年目の堂林翔太です。月別打率は7月から3割台をキープ。離脱者が続出する非常事態の中、チームをバットで支えています。
手応えを感じている堂林翔太選手
■広島テレビ 小野宏樹アナウンサー
「印象的な活躍も多いんですけども、堂林さんご自身の状態を、どのように感じていらっしゃいますか?」
■堂林翔太選手
「7月に入ったくらいから、徐々に自分の中でも手応えがある打席が増えたなというのは感じています。やっぱり、初球から積極的に振りにいけてるっていうのが、そこがやっぱり一番かなっていう。」
バッティングの変化が結果に表れた
堂林が今シーズンここまで放ったヒットのうち、初球打ちは12本。さらに、そのうち8本が7月以降に生まれたヒットと、積極的に仕掛けた結果が現れています。そこには、打席での意識の変化が関係していました。
■堂林翔太選手
「ぼくの悪い癖というか、すぐ上を向くんすよ。それをなくすために、ホームベースに打ち込むくらい、上からつぶすというか、それくらいの意識で、今は取り組んでいます。」
夏前までは、結果を出そうという気持ちから、打つ瞬間に体が伸び上がっていたという堂林。インパクトの瞬間が遅れ、ファウルになってしまう事が多かったと振り返ります。7月以降はその癖を修正し、ボールに対して最短距離でバットを当てられるようになったことでミート率がアップ。そこから、初球から仕掛けるスタイルにつなげられていると、手応えを掴んでいます。さらに、打球を前に飛ばす意識づけのため、7月からあることに取り組んでいました。
■堂林翔太選手
「今、ロンティーを練習前に入れたりして、それが、自分の中でロンティーをやるとき、遠くに飛ばしたい意識がどうしても働くんですけど、それも抜きにして、低いライナーで強く振るっていう意識に今は変えてます。」
全体練習の前にロングティーを行う堂林選手
この全体練習の前に行うロングティーの成果があったという打席が、8月11日と13日の試合にありました。
■堂林翔太選手
「この前のバンテリンドームナゴヤの2本っていうのは、手応えはかなりありましたね。」
1つ目は、8月11日の中日戦で放った同点2ランホームラン。2ボール、ノーストライクからストレートを見事にとらえ、2点ビハインドから試合を振り出しに戻す値千金の一発になりました。
■広島テレビ 小野宏樹アナウンサー
「ファーストスイングからしっかり仕留められた。」
■堂林翔太選手
「そうですね、はい。今年には無い良い手応えでした。」
そして2つ目は、8月13日の中日戦。中日の先発は柳。さらに、この試合まで36試合に登板し、防御率0.00だったマルティネスからヒットを一本も打てないまま迎えた、延長10回2アウトでの打席でした。
■堂林翔太選手
「まっすぐを打ちにいった結果、センターに入っていって、たまたまスライダーが引っかかったっていう。とにかく、塁に出てっていうところから自分は入ってましたけど、まさかあそこまで飛ぶとは思ってなかったですね。結果としても、ホームランも出ましたし、初球から仕掛けた結果、ヒットが増えたりもしましたし、今は良い方向にいってるかなと思います。」
今後に向けて意気込みを語る
そんな堂林は、8月17日に誕生日を迎え32歳に。さらなる進化を遂げた『背番号7』が、逆転優勝をかけたチームの勝利のため、バットを振り続けます。
■堂林翔太選手
「(カープに)入ったのが18で、もう14年目になるので、年取ったなと思います。与えられた場所で、自分の仕事をするだけだと思いますし、そのためにも、準備だけは怠らずに、やっていけたらなと思います。」
【進め!スポーツ元気丸 2023年8月20日放送】
ドリヨシは正直、堂林選手がここまで活躍するとは思っていませんでした。堂林選手は2009年のドラフト2位でカープに入団し、今年14年目を迎えています。2012年は144試合に出場し、打率.242、14本塁打を記録し、将来のカープを担う選手になるぞと思われましたが、その後不振に陥り、2019年は28試合の出場にとどまりました。もう堂林選手の選手生命は終わりかと思われた2020年シーズンは、111試合に出場し、打率.279、14本塁打のキャリアハイを記録しました。
そして、今季は7月から打撃力が向上し、今はレギュラーとして欠かせないピースとなりました。記憶に新しいところでは、11日のバンテリンドームでの中日戦での同点2ランと、13日の同じくバンテリンドームでの中日戦、延長10回表に中日の絶対的守護神のマルティネス投手から左中間スタンドへのホームラン、さらには20日のマツダスタジアムでの読売戦での右中間スタンドへの3ランですね。
最近の堂林選手の打球はよく伸びるようになったなと感じています。本文にもあるように、ロングティーをする時に、低いライナーで強く振る意識に変えた成果が出てきているのでしょうね。
ここに来て、堂林選手が打線のカギになってきているのは確かです。対戦チームが左投手を先発にぶつけてくるケースが多い中で、打線では右打者が重要となります。現在、マクブルーム選手や上本選手がいない中で、デビッドソン選手、末包選手、そして堂林選手の右の中、長距離バッターが奮闘しています。
とにかく、堂林選手が右中間方向へどれだけ強い当たりを飛ばせるか、ドリヨシは注目していきたいと思います。
22日のからは横浜でDeNAとの2位争いの直接対決、いや、2位争いではなく、カープ的には逆転Vの可能性をかけたDeNAとの戦いです。DeNAは左腕の今永投手が予告先発です。早速堂林選手の力が試されます。おそらく6番ファーストでスタメン出場するかと思われます。
2023年08月14日
明日からの阪神戦に大瀬良投手、九里投手、床田投手で背水の陣に臨む!
【広島】大瀬良大地、負ければマジック点灯許す15日阪神戦先発「みんなでとれるように」
8/14(月) 18:55配信
日刊スポーツ
投手指名練習でキャッチボールをする広島大瀬良(撮影・加藤孝規)
6連敗中の広島が本拠地に阪神を迎えて3連戦に臨む。
7月27日には首位に立ちながら、その後は3勝9敗3分けで首位阪神とのゲーム差が8にまで広がった。15日に敗れれば、マジックナンバーの点灯を許す。前回登板から中8日と間隔を空けて、初戦を託された大瀬良大地投手(32)は「先を見ても、後ろを振り返っても仕方がないので、まずは明日みんなでとれるようにやっていきたい」と表情を引き締める。6回4失点で敗れた前回対戦の7月30日以来の再戦。大型連敗とともに悪い流れを断ち切りたい。
後半戦前、8月中旬をペナントレースの勝負どころと見ていた新井監督は13日の中日戦後も「踏ん張りどころだと思うし、みんな踏ん張ってやってくれている。そこを結果に結びつけるのが私の仕事なので、また明日しっかり考えて、整理して、明後日の試合に備えたい」と落ち着いていた。2戦目以降は今季阪神戦防御率1・59の九里、同1・29の床田をぶつける。
▽広島床田 (イニングの)先頭を取れるように。大山、森下を得点圏で回さないようにしたい。前回(登板では)初回にやられているので、立ち上がりをしっかりできたら。
▽広島九里 チームが勝てるような投球をすることに変わりはない。長打を打てる打者もいますが、変に気をつけ過ぎず、まずは回の先頭打者をしっかりと抑えていければ。
もう後がありません。カープは勝ち続けるしかありません。明日からはマツダスタジアムで首位阪神との3連戦ですが、逆転優勝するためには3タテが条件となります。
明日は大瀬良投手が先発します。しかし、今季の大瀬良投手は4勝9敗で、防御率は3.35です。ドリヨシ的には正直不安で仕方ありません。特に今季対阪神の防御率は6.00と打ち込まれています。なので、大瀬良投手には初回から飛ばして、投げられるところまでギアを上げていって欲しいと思います。明日の阪神の先発は西純矢投手で、対広島の防御率は6.97とカープ打線は苦にしていません。なので明日は打線が大瀬良投手を大量援護して勝利するのがベストです。
あさって16日は九里投手が先発予定です。前回ヤクルト戦では6回を投げて6安打4失点と不甲斐ない内容でした。しかし、今季対阪神の防御率は1.59と抑えています。なので、この数字を信じてしっかり阪神打線を抑え込んで欲しいと思います。阪神は大竹投手をぶつけてくる可能性があります。もうそろそろ攻略しないといけません。
17日は床田投手が先発予定です。前回ヤクルト戦では3回11安打7失点と大炎上しました。しかし、ドリヨシは心配していません。阪神打線を翻弄してくれると期待しています。阪神は才木投手かビーズリー投手だと思われますので、打線にはチャンスはあると思います。
いずれにせよ、カープは負けられない戦いが続きます。特に阪神との直接対決は1つも落とせません。選手の皆さんの奮起を期待します。
2023年07月31日
菊池選手が実戦復帰!役者がそろいつつあるカープのこれからの戦いに期待!
広島に菊池が帰ってきた! 9試合ぶりスタメン復帰で適時打放ち新井監督も「すごく安心しています」
7/31(月) 5:00配信
スポニチアネックス
<神・広> 6回2死二塁、菊池は同点の中前適時打を放つ (撮影・後藤 大輝)
◇セ・リーグ 広島2−4阪神(2023年7月30日 甲子園)
左脇腹の張りで先発を外れていた広島・菊池涼介内野手(33)が30日、9試合ぶりに復帰した阪神戦で存在感を発揮した。今季初めて「2番・二塁」で出場し、1点を追う6回に同点の中前適時打だ。大瀬良大地投手(32)が6回4失点と崩れ、試合は2―4で悔しい敗戦。首位攻防3連戦は1分け2敗に終わっても、阪神とはまだ1ゲーム差につけており、8月戦線に勝負を懸ける。
1点を返した8回、なおも1死二、三塁の好機。2点打が出れば同点の場面で、二飛に倒れた第4打席が悔しかったのだろう。菊池は試合後、多くを語らず、短い言葉に名誉挽回の思いを込めた。
「試合にはフルで出られたけど、(試合に)負けたんでね。またあさって(8月1日)、頑張ります」
先発復帰即、難敵・伊藤将から貴重な1点をもぎ取った。1点劣勢の6回2死二塁に小園を置き、鮮やかな同点タイムリー。フルカウントからのボールゾーンへ落ちる外角低めチェンジアップを巧みに捉えると、打球は中前で弾んだ。
奇禍に見舞われたのは、3安打を放った16日のDeNA戦。スイングした際に左脇腹に異変を覚え、翌17日から7試合を欠場した。4時間56分を戦った前日29日、延長11回の守備から実戦復帰。この日の「2番」は今季初で、9試合ぶりのスタメン復帰だった。
新井監督は主力の復帰に安どの息をつく。
「久しぶりにスタメンで出て、体の状態は問題ないということなんで、そこはすごく安心しています」
打線には菊池以外にも上がり目がある。7番・右翼で先発し、8回の先頭で今季初安打となる遊撃内野安打を放った中村奨だ。「結果が出なくて焦りがあった。1本出たので、マツダでもまたしっかりやりたい」。思い出の甲子園での初先発初安打にも、気を引き締めて巻き返しを誓う。
8回は続く末包が中前打でつなぎ、代打・会沢が勝負強さを発揮する中前タイムリー。大盛、野間をダブルで代走に送った勝負の場面で、小園は確実に犠打を決めて伊藤将を引きずり降ろし、一打同点の好機を築いてみせた。指揮官は言う。
「最後ね、若い選手がチャンスをつくってくれて、ベテランの会沢が勝負強いところを見せてくれた。次につながると思いますね」
粘り強さを見せつけながらも、敵地での首位攻防3連戦は1分け2敗に終わった。それでも阪神とは、わずか1ゲーム差。1日からは炎天下の8月戦線。勝負はここからだ。(江尾 卓也)
ドリヨシは菊池選手がスタメンを外れていたのは、手に受けた死球の影響だと思っていましたが、そうではなく、左脇腹の張りだったんですね。
ともかくも、菊池選手がスタメンに戻ってきたのはチームにとって大きいです。現在チームは首位阪神と1ゲーム差の2位につけています。新井監督が勝負と言われていた8月に入ります。そんな中で菊池選手の存在は頼れる兄貴です。守備力ではウルトラ級の守備範囲と強肩で味方投手を何度も救ってくれています。「エリア33」は引き続き存在します。比較してはいけないかもしれませんが、29日の阪神戦は、セカンドに小園選手が入りましたが、守備範囲という点では、菊池選手の足元にも及びませんね。
あと、野手では西川選手がそろそろ1軍に復帰するかと思います。西川選手がスタメンに名を連ねると、打線の軸がしっかりしてくる事になります。おそらく4番に入ると思いますが、あの天才的なバットコントロールを早く見たいものです。
現在調子が今一つの秋山選手のバッティングが上向きになり、外国人のマクブルーム選手とデビッドソン選手が調子を上げてスタメンに復帰する事になると、カープの打線は恐るべきものとなります。投手陣が比較的安定している中で、打線が好調になれば、再び首位を奪還出来るはずです。
まずは8月戦線1カード目はマツダスタジアムでDeNAとの3連戦です。現在、2位の広島と3位DeNAのゲーム差は4.5です。DeNAからすれば、この3連戦は1つも落とせない訳で、かなり必死にかかってくると思います。なので我らが広島東洋カープも気を引き締めて試合に臨まなくてはなりません。
明日のカープの先発は九里投手です。九里投手は今季対DeNAの防御率は7.11と打ち込まれています。明日はそんな苦手意識を払拭するピッチングに期待したいところです。DeNAは今永投手です。難敵です。しかし、優勝するためにはどうしても攻略しなければなりません。打線の奮起に期待しましょう。