2021年09月22日
19回戦@マツダ 広島2−0読売 床田投手プロ初完封!鈴木誠也選手決勝タイムリー!
広島床田寛樹プロ初完封勝利「全力で投球」9回続投志願ピンチをチャンスに
9/21(火) 22:57
配信
日刊スポーツ
広島対巨人 お立ち台でガッツポーズする床田(左)と鈴木誠
<広島2−0巨人>◇21日◇マツダスタジアム
広島床田寛樹投手(26)が2年ぶりの完投をプロ初の完封勝利で飾った。9回、今季最多125球を投げ、6安打9三振無失点で4勝目を手にした。
8回まで115球を投じながら、自ら9回のマウンドを志願して、巨人を相手に最後までゼロを並べた。左腕の快投で、チームの連敗を止めた。
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ピンチをチャンスに変えた。2点リードの9回、先発床田は味方のミスから無死一塁とした。あと1人でも走者を出していれば交代だった可能性もあった。だが、絶対的な守護神が控えているということをプラスに捉えた。中田、ハイネマンを1球で打ち取ると、続く小林には3球勝負。最後の力を振り絞り、125球目の真っすぐで空を切らせ、試合を締めくくった。
「全力で投げようと。小林さんも(バットに)当てられるの嫌だったので思い切りいこうと。最後だと思っていた。それが逆によかったのかな」
8回を終え、すでに球数は115球に達していた。ブルペンではすでに球団の新人最多セーブに王手をかけ、新人王争いをする栗林が準備を進めていた。だが、床田は真っすぐ佐々岡監督を見つめ「行きたいです」。続投を志願した。「多分(走者が)2人出ていたら代わっていた。栗林には申し訳ないですけど、回したとしても栗林なら大丈夫だろうと。(栗林の存在が)つながったこともありますよ」。新人守護神の存在が無形の力をくれた。
今季開幕ローテ入りしながら、5月末まで1勝2敗、防御率3・98で2軍降格となった。左の柱候補と期待されながら、2軍調整は2カ月に及んだ。その間、高橋昂や玉村という年下の左腕が台頭。横山投手コーチは「彼らの姿も刺激になったはず」と相乗効果を口にする。今季最多の球数を投げ切った左腕は「暑い時期に(2軍本拠地)由宇で焼かれているので。上がってきたときも、全然楽だと思いました」。日焼けした笑顔からも、2軍での日々が無駄ではなかったことを表していた。
栗林を温存してまで続投を許可した左腕が期待に応え、佐々岡監督も手放しでたたえた。「連戦中、移動試合。長いイニングを投げてくれて良かった。ずっとこういう投球を期待していた。初完封を自信にしてほしい」。再昇格後は4試合で3勝1敗と頼もしい。左腕は「残りの試合でも試合をつくり続けて、いいものを見せたい」と初完封だけでは満足していない。【前原淳】
◆床田寛樹(とこだ・ひろき)1995年(平7)3月1日生まれ、兵庫県出身。箕面学園3年夏は大阪府大会3回戦敗退。中部学院大を経て16年ドラフト3位で広島入団。1年目の17年7月に「左肘関節内側側副靱帯(じんたい)再建術・尺骨神経剥離術」の手術を受け、19年に1軍復帰。通算55試合17勝18敗、防御率3・53。今季推定年俸2700万円。181センチ、88キロ。左投げ左打ち。
今日は「床田デー」と言っていいでしょう。床田投手は今日は文句のつけようのない、素晴らしいピッチングでした。完投は2019年4月13日のDeNA戦以来2度目で、完封はプロ初です。
床田投手は序盤はランナーを背負いながらも粘りのピッチングを展開しました。読売先発の山口投手も粘りを見せ、両チーム無得点のまま5回を終了しました。
そして6回に明暗が分かれました。6回表、床田投手は読売の中軸である坂本選手、岡本選手、中田選手に全てのアウトを空振り三振で奪い、流れがカープにやって来ました。今日の試合のポイントはここだったと思います。
6回裏、読売山口投手を攻め、ヒットと四球で1アウト1、2塁のチャンスを作ると、鈴木誠也選手が高めに浮いたフォークボールをセンター前に運び、タイムリーとなって1−0と先制しました。さらに続く坂倉選手がライト前タイムリーを放ち、2−0としました。
床田投手は5回以降、2塁を踏ませないピッチングで読売打線を抑えこみました。9回表は先頭の読売ウィーラー選手のショートゴロの当たりを小園選手が後逸して出塁させてしまいました。イヤな流れになるかなと心配しましたが、センター上本選手の超ファインプレーもあって無失点で切り抜け、見事完封勝利を飾りました。前回登板は読売戦で被安打3で負け投手になりましたが、そのリベンジをしっかり果たす事ができました。今日はストレート、カーブ、ツーシーム、パームボールなど、どれを取ってもほぼ完璧に決まっていました。125球を投げて6安打2四死球でした。
床田投手の完封を決めた時の笑顔が印象的でしたが、それ以上にキャッチャーの會澤選手がすごく喜んでいた姿を見て、少しうるっときましたね。
さて、明日のカープの先発は九里投手です。ここ数試合は集中力を欠いたピッチングをしているように感じたので、明日は初回から集中して投げて欲しいです。読売は戸郷投手です。試合は作りますが失点がやや多い傾向があります。もしかしたら明日は打撃戦になるかもしれませんが、カープは機動力を遺憾なく発揮して、試合を優位に進めたいですね。
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床田投手は最近ずっと良かったですもんね。
今日は完封勝ちでアツもガッツポーズで喜んでましたね。
誠也もチャンスで打ってくれたし上本は超ファインプレーしたし本当良かったです。