2020年11月11日
24回戦@マツダ 広島2−3中日 今季最終戦を勝利で飾れず。借金4で5位確定。
広島、最終戦に敗れ借金4の5位で今季終了 佐々岡監督「この悔しさを来年」
11/11(水) 21:44
配信
ベースボールキング
広島・九里亜蓮
● 広島 2 − 3 中日 ○
<24回戦・マツダスタジアム>
広島は本拠地での今季最終戦を勝利で飾れず、52勝56敗12分けの5位で全日程を終了。試合後に就任1年目の佐々岡真司監督(53)と、今季限りでの退団を表明している小窪哲也内野手(35)がファンにあいさつした。
広島は中日先発・柳の前に8回まで無得点。3点を追う9回も簡単に二死を奪われたが、1番・長野の四球、続く田中広の右中間二塁打で二、三塁の好機を作り、3番・堂林の左前2点適時打で1点差に迫った。代わった藤嶋に対し続く松山も痛烈な打球を放ったが、打球は右直でゲームセット。先発の九里は9回をひとりで投げ抜いたが、力投実らず9回8安打3失点で6敗目(8勝)を喫した。
試合には敗れたものの、8回に代打で登場した小窪が今季初安打となる中前打をマーク。また、菊池涼と鈴木誠は揃って欠場したが、菊池涼は二塁手として史上初となるシーズン無失策を達成。鈴木誠は球団史上初の5年連続3割を達成した。
試合後には最終戦セレモニーが行われ、まず佐々岡監督が「今年は新型コロナウイルスの影響で、今まで経験しことがないシーズンでした。この状況の中、死力を尽くしてくださった医療従事者のみなさん、そして多くの関係者のみなさん、本当にありがとうございました。改めてファンのみなさんの声援に支えられているんだな、と感じた1年でした。そんなファンのみなさんのご期待に応えられず、本当に申し訳ありません。この悔しさを来年、チーム一丸となって優勝を目指して頑張ります。また来シーズンも温かいご声援をよろしくお願いします。1年間、本当にありがとうございました」とあいさつした。
佐々岡監督は「最後に小窪選手から、みなさんにあいさつがあるとのことなのでマイクを渡します」と続け、指名され大きな拍手を浴びた小窪は「ファンのみなさん、13年間、本当に熱い声援ありがとうございます。このような決断をした僕に対して、熱い声援を送っていただいたことは一生忘れません。今日でカープのユニフォームを着て試合をするのは最後だと思いますが、またみなさんに元気な姿を見せられるように、これからも頑張っていきます。13年間ありがとうとざいました」とファンに別れを告げた。
BASEBALL KING
カープは最終戦を勝利で飾ることができませんでした。毎年、最終戦は勝てないイメージがあるのはドリヨシだけでしょうか…。
先発の九里投手は今日も安定感あるピッチングでした。シーズン終盤の九里投手は頼り甲斐があります。
しかし、5回表、2アウトから中日根尾選手がライト前ヒットで出塁。続く中日京田選手のレフトへのタイムリー2ベースで0−1で先制されました。レフトのピレラ選手がスライディングキャッチを試みましたが、打球がスライスしていたため、捕球しきれませんでした。
さらに9回表は、九里投手が出した2つの四球をきっかけに、2アウト2、3塁のピンチを作り、中日桂選手にレフト前に2点タイムリーを浴び、0−3とされました。この失点はもったいなかったですね。結局九里投手は9回129球の熱投でしたが、8安打3失点で敗戦投手となってしまいました。
打線は中日先発の柳投手を攻略できず、8回まで無得点に抑えられていました。
0−3で迎えた9回裏、2アウトから長野選手が四球で出塁。続く田中広輔選手が右中間への2ベースで2、3塁とすると、堂林選手がレフト前に2点タイムリーを放ち、2−3と1点差に追い上げました。ここで中日柳投手は降板。2番手に中日藤嶋投手に代わりました。なお2アウト1塁で松山選手でしたが、ライトフライに倒れ、試合終了。2−3で惜敗となりました。
これでカープは52勝56敗12分けでリーグ5位が確定しました。これで鈴木誠也選手が球団史上初の5年連続打率3割を達成させましたし、菊池涼介選手がプロ野球史上初のセカンドでのシーズン無失策を記録しました。また、ルーキー森下投手は規定投球回到達の新人で2桁勝利と防御率1点台は、1966年の読売堀内投手以来、54年ぶりの快挙です。
また、この試合で小窪選手が8回2アウトで代打で出場し、右中間へのヒットを放ちました。小窪選手のカープでの最後の勇姿でした。2016年から2年間選手会長としてチームを牽引してくれました。在籍13年間、夢と感動をありがとうございました。
カープの2020年シーズンは終了しました。新型コロナウイルスの感染拡大で、開催すら危ぶまれた公式戦ですが、なんとか120試合を消化出来て、本当に良かったと思います。来季はコロナが終息して、普段の状態で野球ができるようになっていて欲しいものです。
今シーズンも、首脳陣、選手、スタッフの皆さん、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
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