2020年11月03日
22回戦@マツダ 広島2−2読売(延長10回今季特別ルールにより引き分け) 9回土壇場で菊池涼介選手の2ランで同点に追いつきドロー。読売戸郷投手の勝ちを消す。
菊池涼9回同点弾で戸郷勝ち消す、森下新人王後押し
11/3(火) 17:13
配信
日刊スポーツ
広島対巨人 9回裏広島2死一塁、同点2点本塁打を放つ菊池涼(撮影・江口和貴)
<広島2−2巨人>3日◇マツダスタジアム
広島菊池涼介内野手(30)が2点ビハインドの9回2死一塁から、起死回生の10号同点2ランを放った。チームメート森下が新人王を争う巨人戸郷の勝ち星を消す1発で5年連続2桁本塁打とした。
試合終了まであとアウト1つとなった9回2死一塁。菊池涼は8回まで無失点投球の戸郷の初球、144キロの外角球を捉えた。コースに逆らわない打撃で打ち上げた飛球は本拠地のファンの声援に押されるように、右翼席に飛び込んだ。「九里が本当に頑張って投げていた。何とか同点につながるホームランになってよかった。風にも助けられました」。9回2失点と好投した九里の黒星を消すとともに、森下の新人王獲得を後押しする1発となった。
今日の試合、読売戸郷投手のプロ初完封を許すかと思われましたが、野球は最後までわかりませんね。
カープ先発の九里投手は今日も安定したピッチングを展開しました。最近の九里投手は本当に安心感のあるピッチングをしてくれています。序盤3回までは読売打線を無失点に抑えました。
しかし、4回表、1アウト後、読売坂本選手にセンター前ヒットで出塁を許し、続く読売岡本選手に四球を与え、1、2塁とされると、続く読売丸選手にライト線へのタイムリー2ベースを浴びて0−1と先制されました。
6回表は2アウト後、読売岡本選手に四球を与えて出塁を許すと、続く読売丸選手にセンター前ヒットを浴びて1、3塁とされ、続く読売陽選手にレフト前タイムリーを浴びて0−2とされました。2アウトからの失点だけに、この1点はもったいなかったですね。
それでも九里投手は変化球を低めに集めた丁寧な粘りのピッチングで以降読売打線をしっかり抑えました。結局九里投手は9回138球を投げきって、8安打2失点で降板しました。これで九里投手は9月28日のDeNA戦で完封勝利を収めて以降、この試合を含めて6試合連続のクオリティースタートを達成しました。規定投球回到達も達成しました。まさに今季後半は先発の柱になりましたね。
九里投手の好投になんとか応えたい打線ですが、読売先発戸郷投手の前に無得点が続きました。戸郷投手は得点圏にランナーを背負った場面でも動じず、落ち着いたピッチングで打線は8回まで無得点に抑えられました。
しかし、土壇場の9回裏、1アウト後、堂林選手がライト前ヒットで出塁。2アウト後、菊池涼介選手が初球144キロのストレートをフルスイング。打球はライトスタンドに飛び込み、2−2の同点としました。まさに値千金の2ランとなりました。
試合はそのまま延長戦に入りましたが、両軍無得点で、2−2の引き分けになりました。
菊池涼介選手の2ランは、読売戸郷投手の勝ちを消し、九里投手の負けを消し、さらには森下投手の新人王をより確実にするものとなりました。
結果はドローになりましたが、内容の濃い試合でした。価値ある引き分けゲームだったと思います。
さて、明日あさってはナイターです。明日の先発は遠藤投手です。おそらく最後の登板なので、悔いのない、思い切ったピッチングをして欲しいと思います。読売は橋投手です。十分いけるチャンスはありますので、明日は打線の爆発を期待したいです。
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