広島・森下 かつての庭で快投「ここで成長させてもらった」プロで神宮初勝利
10/3(土) 22:57
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スポニチアネックス
＜ヤ・広＞声援に応える森下（撮影・西尾 大助）
◇セ・リーグ 広島13ー2ヤクルト（２０２０年１０月３日 神宮）
広島の先発・森下がヤクルト相手に7回無失点の好投で今季7勝目を挙げた。
「点を取られないように投げようとマウンドに上がった」という森下。ヤクルトの先発・スアレスとの息詰まる投手戦も「直球がよく、そのおかげで変化球もうまく投げられた」と、緩急を使った投球で7回までスコアボードに0を並べた。「しっかりと7回を投げられてよかった」と充実した表情で話した。
森下は明大時代に慣れ親しんだ神宮での登板はプロ2度目。初登板だった9月19日のヤクルト戦で7回2失点の好投も勝利とはならなかった。「ここでたくさん成長させてもらった。ここで勝つことができてよかった」と“神宮初勝利”を喜んだ。
森下はこれで7勝目（3敗）。新人王を争う巨人・戸郷の8勝に1差と迫った。「一戦一戦、戦っていきたい」と新人王争いに負けない姿勢だ。
ドリヨシ的には森下投手が勝ててホッとしました。６回までは０−０で、森下投手が勝てるかどうかヒヤヒヤしていました。
今日の森下投手はストレートが良かったので、変化球とのコンビネーションも良かったです。ただ、制球にやや難があり、１回からヒットや四球で何度もランナーを背負いましたが、粘りのピッチングで６回まで無失点に抑えました。
打線はヤクルト先発スアレス投手に対して、攻めてはいましたが、あと１本が出ず、６回まで無得点に抑えられました。
しかし、７回表に打線が火を吹きました。先頭の長野選手がバックスクリーン左へソロホームランを放ち、１−０と均衡を破りました。さらに連打などで１アウト１、２塁とし、ここで大盛選手が初球を打ってライトスタンドへ３ランを放ち、４−０とリードを広げました。大盛選手はプロ初ホームランとなりました。ベンチで鈴木誠也選手や坂倉選手が大喜びしていたのが印象的でした。大盛選手、おめでとうございます！ここでヤクルトは２番手の中澤投手に代わりました。が、２アウト１塁から、松山選手がバックスクリーンへ２ランをはなち、６−０と一気にヤクルトを突き放しました。
森下投手は７回121球を投げて６安打無失点の粘りのピッチングでした。主力ピッチャーが離脱して、先発投手陣も苦しい状況の中、森下投手は柱的な存在になっていますね。
８回表、なお打線が爆発しました。ヤクルトは３番手の星投手が登板しましたが、四球２つと暴投などでノーアウト２、３塁とすると、菊池涼介選手が左中間を破る２点タイムリー３ベースを放ち、８−０としました。さらに１アウト１、３塁から田中広輔選手がライト前タイムリーを放ち、９−０。２アウト後、三好選手がショートへのタイムリー内野安打で１０−０。さらに坂倉選手がライト線へのタイムリー２ベースを放ち１１−０としました。ここでヤクルトは４番手に長谷川投手が登板。しかし、いきなり長谷川投手が暴投し、３塁ランナー
が生還し、１２−０。さらに曽根選手がライト前タイムリーを放ち、１３−０とし、試合が決まりました。７回、８回の２イニングで１３得点と、ハマった時の打線は手がつけられない状態ですね。
９回裏は３番手の島内投手が登板しました。が、この島内投手がビリッとしません。いきなり先頭のヤクルト荒木選手に四球を与えると、その後１アウト１、２塁とされ、代打ヤクルト西浦選手にレフト前タイムリーを浴びて１３−１となりました。さらに続くヤクルト田代選手のピッチャーゴロの当たりを島内投手がセカンドへ悪送球し、この間に２塁ランナーが生還して１３−２となりました。ドリヨシ的にはこの２失点は余計だと感じました。大量リードの中で最終回ですから、島内投手もゾーンでどんどん勝負して欲しかったのですが、残念です。島内投手ももっとシンプルに考えても良かったのではないかと思います。
試合は結局１３−２で大勝でした。これで森下投手は７勝目となり、読売戸郷投手に１勝差に迫りました。その読売戸郷投手との新人王争いですが、勝ち星では１つ負けていますが、投球イニング数と防御率では上回っています。なので、勝ち星が並んだ場合は、森下投手が一歩リードしたと言っていいかなと思います。是非森下投手にはタイトルを獲得して欲しいですし、打線もしっかり援護して欲しいです。
明日は１０連戦の最後です。カープは中村祐太投手です。前回のDeNA戦で、良いきっかけを掴んだ感じがあるので、ドリヨシは密かに期待しています。ヤクルトは吉田投手です。明日も打線の爆発で、早い回に攻略して、ヤクルトに３タテしましょう。
