2020年09月20日
14回戦@神宮 広島6−8東京ヤクルト 投手陣今日も崩壊。最終回猛追も及ばす敗戦。
広島再び投壊8失点、中村祐3連発被弾に中継ぎ陣も
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9/20(日) 22:35
配信
日刊スポーツ
ヤクルト対広島 1回裏ヤクルト無死、山田哲(左)に3者連続となる本塁打を浴びた広島の先発中村祐(撮影・たえ見朱実)
<ヤクルト8−6広島>◇20日◇神宮
広島は4被弾含む8失点が響き、最終回の打者一巡5得点の追い上げも届かなかった。
今季初先発の中村祐太投手は1回に先頭から3者連続本塁打を浴び、中継ぎ陣も6回に4失点。7回は高橋樹也が村上にダメ押し弾を食らった。14失点した18日に佐々岡監督は「もっと、抑えてやろうというものを見せてほしい」と奮起を促したが、再びの投壊で2カードぶりに負け越した。
カープの投手陣は完全に崩壊してしまいました。こんな状態になるとは、シーズンが始まる時には思いもしませんでした。
先発は中村祐太投手でした。今季1軍初登板、初先発のマウンドでしたが、いきなり先制パンチを食らいました。1回裏、先頭のヤクルト濱田選手に左中間スタンドへソロホームランを浴びて0−1。続くヤクルト青木選手にレフトスタンドへソロホームランを浴びて0−2。さらにヤクルト山田選手にレフトスタンドへソロホームランを浴びて0−3と、なんと3者連続ホームランを打たれてしまいました。初回先頭から3者連続ホームランは25年ぶりのプロ野球タイ記録だそうです。カープにとっては屈辱です。初回は勝負球が甘く入ってしまい、完璧に捉えられてしまいました。
久しぶりの1軍登板という事で、かなり力んだのかなと思います。
中村祐太投手は2回以降4回までは球が低めに集まり、ヤクルト打線を抑えました。
打線はヤクルト先発の小川投手に対し、全く手も足も出ないという状態ではありませんが、コーナーを投げ分ける丁寧なピッチングの前に4回まで無得点でした。
5回表、先頭の田中広輔選手がライト線への2ベースで出塁すると、続く磯村選手のセカンドゴロの当たりをヤクルト山田選手が後逸し、2塁ランナーが生還して1−3としました。
その裏、ヒットと四球などで2アウト1、2塁となった所で中村祐太投手に身体的なアクシデントが発生し、降板となりました。2番手に菊池保則投手が登板して、後続を抑え、このイニング無失点で切り抜けました。
ところが、6回以降はリリーフ陣が打ち込まれました。6回裏は3番手の島内投手が登板しましたが、ヒット2本と四球でノーアウト満塁の大ピンチが来ました。続くヤクルト西田選手にレフト前へ2点タイムリーを浴びて、1−5となりました。島内投手は今ひとつ表情が冴えなかったですね。ドリヨシ的には、疲れが溜まっているように感じます。ここで思い切って登録抹消して、リフレッシュするのも方法かと思います。ピッチャーはここで4番手の中田投手に代わりました。なおも1アウト2、3塁からヤクルト濱田選手のセカンドゴロの間に3塁ランナーが生還して1−6となりました。さらに続くヤクルト青木選手にセンターオーバーのタイムリー2ベースを許し、1−7となりました。
7回裏は5番手の高橋樹也投手が登板しました。が、いきなり先頭のヤクルト村上選手にバックスクリーンへソロホームランを浴びて1−8となりました。ホームランバッターへの初球の入り方について、準備が出来ていなかったようです。どれたけバッテリーが準備できていたのか、疑問が残りました。
打線はヤクルト小川投手の丁寧なピッチングに翻弄され、8回までわずか1得点でした。しかし、9回表、カープが驚異的な粘りを見せます。ヒット2本でノーアウト1、3塁とチャンスを作りました。が、堂林選手がピッチャーゴロの1−4−3の併殺に倒れ、この間に3塁ランナーが生還して2−8となりました。しかし、2アウトランナーなしとなり、ここで終わりかと思われましたが、その後1、2塁とし、代打坂倉選手がライト前タイムリーを放ち、3−8。さらにピレラ選手が左中間へのタイムリー2ベースを放ち4−8。さらに上本選手がセンター前へ2点タイムリーを放ち6−8と、あっという間に2点差に追い上げました。ここでようやくヤクルトは先発小川投手を諦めて、守護神の石山投手が登板しました。が、続く野間選手がライト前ヒットで1、3塁とし、一発逆転のところまで来ました。しかし、続く代打正随選手が空振り三振に倒れ、試合終了。万事休すとなりました。しかし、この9回表の粘りは大したものだと思いました。
それだけに、先発中村祐太投手の3連続被弾や、高橋樹也投手の被弾が悔やまれます。しかし、カープ投手陣、特にリリーフ陣はかなり疲れていますね。先発投手も長いイニングを投げられないだけに、投手陣は負のスパイラルに陥ってしまっています。先発投手陣の踏ん張りがシーズン終盤の上位浮上のカギになりそうです。
さて、明日からは東京ドームで読売との3連戦です。カープは九里投手が先発です。できるだけ長いイニングをしっかり投げて欲しいですね。読売は直江投手です。今日みたいな粘りの攻撃で、早い回に攻略したいですね。
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