2020年09月09日
10回戦@マツダ 広島10−10東京ヤクルト(延長10回今季特別ルールにより引き分け) 終盤7点リードを守りきれず、痛恨のドロー。
広島、7点差吐き出し“悪夢の引き分け”今季延長戦10戦勝ちなしの2敗8分け
9/9(水) 22:42
配信
デイリースポーツ
9回終了後、選手交代を告げベンチに戻る広島・佐々岡真司監督=マツダスタジアム(撮影・高部洋祐)
「広島10−10ヤクルト」(9日、マツダスタジアム)
広島が終盤7点差を追い付かれ、引き分けた。延長戦は10試合目だったが勝てず今季通算2敗8分けとなった。
7点のリードが一気になくなった。六回までは3失点できていた先発・野村が七回に山田哲の7号3ラン、村上の12号ソロと2者連続弾を浴びて3点差に。試合が分からなくなった。
さらに八回には塹江が3本の適時打を許して同点にされた。
フランスアが九回、延長十回と2イニングを打者6人、4奪三振で抑え、負けはなくなったが、打線はヤクルトの抑え・石山を攻略できなかった。1死一、二塁までいったがあと1本が出なかった。
逃げ切れなかった広島、勢いに乗り切れなかったヤクルト。両チーム合計で31安打、20点の試合は痛み分けに終わった。
こんな試合が今年は多いですね。正直言って情けないです。アマチュア野球じゃないのですから…。プロですよ、プロ。
先発の野村投手はあまり良い内容とは言い難い感じでした。球にキレはありましたが、甘く入る球が目立ちました。
2回表に付くヤクルト打線に捕まります。2アウト1、3塁のピンチから、ヤクルト山中投手にレフト線への2点タイムリー2ベースを浴びて0−2と先制されました。直前のヤクルト中村選手を四球で歩かせて、山中投手と勝負を選んだのですが、カウントを悪くしてフルカウントにしてしまったのが要因でしょう。野村投手の詰めの甘さが出たと思います。続くヤクルト山崎選手にレフト前タイムリーを浴びて、0−3とされました。野村投手が気持ちの切り替えが出来ないまま、山崎選手への初球が不用意になりました。
しかし、その裏、打線がつながりました。ヤクルト先発の山中投手を攻めて、1アウト2、3塁から田中広輔選手がセンターへ犠牲フライを打ち、1−3。さらに2アウト満塁のチャンスで、菊池涼介選手がレフト線への走者一掃のタイムリー2ベースを放ち、4−3と逆転に成功しました。菊池選手のバッティングが大分戻ってきました。最近は勝負強さが光ります。続く堂林選手がセンター前タイムリーを放ち、5−3としました。鮮やかな2回裏の攻撃でした。
さらに3回裏は、1アウト1、2塁から田中広輔選手が右中間を破る2点タイムリー2ベースを放ち、7−3としました。田中選手もバッティングは上向きになってきました。切り込み隊長の1番への復帰も近いかもしれません。
5回裏はヤクルト2番手の星投手を攻めて、ノーアウト3塁から田中広輔選手がセンターへの犠牲フライを打ち、8−3になりました。最低限の仕事をきっちり果たしてくれています。
6回裏はヤクルト3番手の風張投手を攻めて、1アウトから鈴木誠也選手が左中間スタンドへソロホームランを放ち、9−3としました。鈴木選手は久しぶりの会心の一撃だっただけに、これが復調のきっかけになってくれればと思います。
さらに2アウト1塁からピレラ選手が右中間を破るタイムリー3ベースを放ち、10−3と試合を決めました。と思ったのですが、悲劇はこの後始まります。
先発の野村投手は3回以降は粘りのピッチングでなんとか6回まで3失点でおさめました。が、7回表、ヒットと四球でノーアウト1、2塁とされると、ヤクルト山田選手にレフトポールを巻く3ランを浴びて10−6となりました。ランナーをためるのを避けなければならないところでしたが、最悪の結果になりました。さらに続くヤクルト村上選手にライトスタンドへソロホームランを浴びて、10−7と3点差に迫られました。ここで野村投手は降板。6回0/3、108球を投げて11安打7失点と、大量援護もありながらでしたが、前回の中日戦の不甲斐ないピッチングは活かされませんでした。本当に情けないです。
一度勢いのついたヤクルト打線を抑えるのは至難の業です。8回表は3番手の塹江投手が登板しましたが、1アウト2塁から、ヤクルト廣岡選手にレフト前タイムリーを浴びて10−8。さらに1アウト1、2塁から、ヤクルト村上選手にライト前タイムリーを浴びて10−9。さらにヤクルト塩見選手にライト前タイムリーを浴びてついに10−10の同点に追いつかれてしまいました。ヤクルトの各打者の気迫が塹江投手を上回った感じでした。
試合はこのまま延長戦に入りましたが、カープはフランスア投手が抑え、ヤクルトは清水投手から石山投手へつなぎ、両チーム無得点に終わり、10−10の引き分けになりました。
カープサイドとしては、7点リードを追いつかれた訳ですから、間違いなく負けに等しい引き分けになります。追いつかれたきっかけになったのは野村投手の7回のピッチングですね。突然球が行かず、キレがなくなり、甘く入るという、最悪の状態になりました。7回にヒットと四球を出したところで継投に入っても良かったのではと思います。野村投手は突然変わりますから、そのところの見極めも必要ですね。
さて、明日はカード勝ち越しをかけた一戦です。カープは森下投手が先発です。前回は3回KOでしたので、リベンジに燃えていると思います。快投を期待しましょう。ヤクルトは高橋投手です。前回はリリーフ登板で試合を作っています。明日は右バッターがカギになりそうです。
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負けたような気分になりましたし引き分けが多すぎる。
しかも大味な試合で見ててたいぎいですよ。