2020年09月05日
15回戦@マツダ 広島12−12横浜DeNA(延長10回今季特別ルールにより引き分け)両軍合わせて33安打24得点の乱打戦は土壇場で菊池涼介選手の同点タイムリーでドロー。
広島、延長戦今季初勝利はならず 両チーム計33安打、24得点の大乱打戦
9/4(金) 22:51
配信
デイリースポーツ
9回、同点に追いつく2点適時打を放ち、ガッツポーズを見せる広島・菊池涼=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
「広島12−12DeNA」(4日、マツダスタジアム)
広島は九回2死の土壇場で菊池涼が同点タイムリーを放ったが、サヨナラ勝利はならず引き分けた。DeNAが17安打、広島が16安打の両チーム計33安打、24得点の大乱打戦だった。広島は今季9度目の延長戦で、2敗7分けとなった。
延長十回はDeNAのエスコバーの前に、鈴木誠、松山と倒れ、三好が四球で出塁。上本が代走で出て長野の打席を迎えたが、あと1本が出なかった。
先発の森下が三回に捕まり3回5失点で降板したのが誤算だった。打線が奮起し、四回に松山、ピレラ(2点打)、菊池涼と3本のタイムリーで同点においついたものの、直後の五回にはソトの10号ソロなどで再び3点差をつけられた。
この後も反撃をしては突き放される、という展開となったが、2点差で迎えた九回に2死二、三塁の場面で菊池涼がこの日5安打目となる同点タイムリーを中前にはじき返した。
4時間47分に及ぶ乱打戦は、結局12−12の引き分けに終わりました。勝ちたかったですが、今日は引き分けでも価値はあります。
先発の森下投手はらしくなかったですね。勝負球が甘く入ってしまいました。3回表にDeNA打線に捕まり、3連打でノーアウト満塁とされ、DeNAソト選手に右中間を破る走者一掃のタイムリー2ベースを浴びて、0−3。2アウト後、DeNA柴田選手がセカンドへの内野安打で、1塁への送球の際、ファースト松山選手の捕球ミスで、その間に2塁ランナーが生還して0−4。続くDeNA嶺井選手にライトオーバーのタイムリー2ベースを浴びて0−5となりました。結局森下投手は3回73球を投げて8安打5失点と、今季最短でKOとなりました。まあ、こんな日もあるという事で、次回登板へ気持ちを切り替えて臨んで欲しいです。
今日も敗色濃厚かと思われましたが、今日は打線に反発力がありました。4回裏、DeNA先発の井納投手を攻めて、ノーアウト1塁から松山選手が右中間を破るタイムリー2ベースを放ち、1−5。さらに1アウト1、3塁から田中広輔選手のセカンドゴロ併殺崩れの間に3塁ランナーが生還し2−5となりました。さらに2アウト2、3塁からピレラ選手がセンターオーバーの2点タイムリー2ベースを放ち、4−5。続く菊池涼介選手がレフト前タイムリーを放ち、一気に5−5の同点に追いつきました。ここでDeNA井納投手はKO。ついに天敵の井納投手を攻略しました。
しかし、直後の5回表、3番手の菊池保則投手が捕まります。いきなりDeNAソト選手にセンターへのソロホームランを浴びて、5−6。さらに2アウト満塁のピンチからDeNA倉本選手にセンター前へ2点タイムリーを浴びて5−8とリードを広げられました。
7回表は5番手のケムナ投手がノーアウト2、3塁のピンチから、DeNA梶谷選手にライトへの犠牲フライを許し、5−9とされました。
さすがにこれで今日は終戦かと思われましたが、打線が頑張ります。7回裏、DeNA4番手の山ア投手を攻めて、1アウト1、2塁から松山選手がライト前タイムリーを放ち、6−9。さらに1アウト満塁から長野選手が右中間を破る2点タイムリー2ベースを放ち、8−9と1点差に迫りました。
しかし、8回表、6番手の島内投手が苦しみました。ヒット2本と四球でノーアウト満塁の大ピンチを背負いました。しかし、ここで島内投手が開き直り、DeNA代打山下選手、神里選手を空振り三振に打ち取り、2アウト満塁となりました。あと1人というところで、島内投手に力が入り過ぎました。続くDeNA倉本選手に押し出しの四球を与え、8−10。さらにDeNA梶谷選手にセンター前に2点タイムリーを浴びて、8−12とされました。
もうこれでダメかなとドリヨシは思いましたが、今日のカープは諦めていません。8回裏、DeNA5番手の石田投手を攻めて、1アウト1、3塁から堂林選手がレフト前タイムリーを放ち、9−12。さらに満塁となったところで、DeNAは抑えの三嶋投手に代わりました。そして続く松山選手がライトへの犠牲フライを打ち、10−12としました。
9回表は7番手塹江投手がDeNA打線を無失点に抑え、流れを作って9回裏を迎えます。DeNAは三嶋投手が回跨ぎして登板しました。四球とヒットなどで1アウト1、2塁とします。続くピレラ選手がセンターフライを打ちましたが、2塁ランナーの田中広輔選手が3塁へタッチアップで進塁しましたが、なんと1塁ランナーの代走曽根選手も2塁へのタッチアップを成功させました。DeNAの誰もが、2塁のベースカバーに入っていなかったところを曽根選手はよく見ていました。これで2アウト2、3塁と、一打同点のチャンスとなります。そして続く菊池涼介選手が初球を打ってライト前にしぶとく落とす2点タイムリーを放ち、土壇場でついに12−12の同点に追いつきました。曽根選手の好走塁が生きた形になりました。
試合は延長戦に入りましたが、両軍無得点で、結局12−12のドローとなりました。
勝てなかったの残念でしたが、負けなかったのは素晴らしかったと思いました。カープの選手の皆が一丸となっている証だと感じました。
さて、明日はデーゲームで午後2時試合開始です。カープは大瀬良投手です。前回の阪神戦は不甲斐ないピッチングだっただけに、明日はしっかり投げてくれるでしょう。DeNAは大貫投手です。自身初のカープ戦の登板です。防御率が2.22と安定しているだけに、どれだけ機動力を使って揺さぶる事ができるかがカギになりそうですね。
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