2020年05月28日
フランスア投手が不調のトンネルを抜け出せるか?
広島・フランスア投手 調整遅れも監督の熱血指導で上向くか/守護神は渡さない
5/28(木) 12:02
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週刊ベースボールONLINE
広島・フランスア投手 調整遅れも監督の熱血指導で上向くか/守護神は渡さない
フランスア
助っ人左腕は今季で3年目を迎える。2018年開幕前に育成契約を結び、同年5月に支配下選手登録を勝ち取ると、セットアッパーとしてリーグ3連覇達成に貢献。昨季は主に中継ぎとして奮闘も、シーズン中盤以降に守護神に定着し、67試合に登板し8勝6敗、18ホールド、12セーブの成績を残した。まさにチームにとって欠かせない存在となった。
今季も活躍が期待されるところだったが、調整の遅れが心配される。春季キャンプの実戦やオープン戦ではピリッとせず、3月下旬に再調整で二軍に降格した。持ち味の最速158キロを誇る直球のスピードも鳴りをひそめていた。新型コロナウイルスの影響で入れ替えが容易に行えなかったことから、一軍に再合流したのは4月上旬。本来の力を取り戻すべく、日々多くの汗を流し続けている。
練習では佐々岡監督による猛特訓が恒例となった。下半身強化を目的に、復調を期待する指揮官自らノックバットを持ち、練習終盤にマンツーマンで守備練習を継続して行っている。ときには指揮官がキャッチボール相手を務め、緩急を使う武器として、カーブを伝授されることもあった。左腕は指揮官の熱血指導について「監督は自分がうまくなるためにやってくれている。助けてくれている。やる気出るし、ポジティブになる」と前向きに捉えている。
守護神のライバルは多い。リーグ3連覇を支えた中崎も手術した右ヒザが回復し、既に数試合実戦で投げている。新助っ人のスコットやD.ジョンソンも候補。勝利の方程式もまだ定まっていない。佐々岡監督も「白紙の中から結果、内容といろいろなものを見て決めないと」と競争を促す。背番号97が守護神定着へ突き進む。
写真=BBM
週刊ベースボール
今シーズンはレギュラーシーズンが120試合になりましたが、それでもフランスア投手の力は必要です。今季春から不調の原因として、ドリヨシが思うにフランスア投手が好調だった時は、体全部を使って投げていました。特に下半身の粘りがあって、バネのような形で投げていました。ところが今季はその下半身の粘りがなく、上体だけで投げています。結果ストレートに威力がなく、変化球のキレもなくなり、上体だけで投げるが故に球が高めに浮くという、相手打者からしたら打ち頃の球が来るといった感じです。
佐々岡監督がなんとか好調の時のフランスア投手に戻って欲しいという思いから、マンツーマンで指導をされています。もし、今季セットアッパーや守護神を任せられない場合は、ドリヨシは新外国人のスコット投手を守護神に抜擢したら面白いと思います。三振は取りにくいですが、クセのある動く球で相手打者を打ち取る確率は非常に高いです。逆算してセットアッパーには中村恭平投手を思い切って投入し、6回7回は塹江投手または高橋樹也投手で攻めて欲しいなと個人的には思っています。
いずれにせよ、来月の練習試合12試合で、勝ちパターンの継投を決めなくてはなりませんね。
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