2019年11月01日
ENEOS侍ジャパンシリーズ2019第1戦@那覇 日本5−6カナダ 1点差まで追い上げるも、序盤の大量失点響き惜敗。
【侍ジャパン】巨人・山口の乱調で、カナダとの強化試合に敗戦…救援陣は6人で無失点リレー
10/31(木) 22:23配信
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ベンチから身を乗り出し試合を見る稲葉篤紀監督(カメラ・渡辺 了文)
◆ENEOS 侍ジャパンシリーズ2019 日本5―6カナダ(31日、沖縄セルラースタジアム那覇)
11月の国際大会「プレミア12」に出場する侍ジャパンが31日、強化試合・カナダ戦を行った。侍ジャパンは序盤の6失点が最後まで重くのしかかって敗れた。
試合はまさかの展開となった。両軍無得点で迎えた2回。先発の巨人・山口俊投手(32)が大乱調だった。四球とヒットで無死一、三塁のピンチを迎えると右前適時打を浴びて先取点を献上。さらに押し出し四球で失点するなど、制球に苦しんでカナダ打線の勢いを止めることが出来なかった。打者一巡11人の猛攻を浴びて4安打4四球で6失点。「プレミア12」へ不安を残した形となった山口は「もう少しフォークの精度を上げないといけない。低めのボール球を見極めたれてしまったので、ブルペンで修正していきたい」と反省しきりだった。
打線は序盤は沈黙。カナダの先発右腕・オーモンの手元で微妙に動く速球系のボールに苦戦して3回までは近藤(日本ハム)の1安打に抑えられ無得点だった。ようやく目を覚ましたのは4回。このイニングからマウンドに上がった40歳の2番手右腕・リッチモンドを打ち崩した。先頭の4番・鈴木(広島)が左翼フェンス直撃の二塁打で出塁。続く吉田(オリックス)が右翼フェンス直撃の適時二塁打を放ってまずは1点を返した。柵越えまでもあとわずかという一打に吉田は「チャンスだったので、積極的に行こうと思いました。強く良いスイングが出来ました」と納得だった。
さらに1死三塁から近藤(日本ハム)の二ゴロの間に1点を追加。5回には代打・会沢(広島)、外崎(西武)、菊池(広島)の3連打で無死満塁のチャンスを作ると、3番・坂本(巨人)が左犠飛を放ってさらに1点を返して3点差に迫った。7回には相手の2失策というミスにつけ込んで無安打で1得点。ジワジワと得点差を縮めていった。
リリーフ投手陣は快投を見せた。3回は2番手・田口(巨人)が三者凡退に抑えて、カナダ打線の勢いを止めると、4回からはアンダースローの高橋(ソフトバンク)が2イニングを無失点。その後も山岡(オリックス)、大竹(巨人)、嘉弥真(ソフトバンク)、甲斐野(ソフトバンク)が1イニングずつを投げて無失点で抑え、3回以降は9回までスコアボードに「0」を並べ続けた。
カナダとの強化試合は翌11月1日にも行われ、同5日に台湾で開幕するプレミア12に備える。
今夜の試合は山口投手の誤算ですね。見た感じ体が重そうで、キレがなかったようでしたが、制球に苦しみ、苦し紛れに投げた甘い球を痛打されました。プレミア12では絶対必要なピースだけに、次回本戦での登板にやや不安を残したピッチングになってしまいました。
2番手以降のリリーフ陣は、持ち味を発揮し、カナダ打線を無失点に抑えました。日本のリリーフ陣は世界に通用する、安心して観ていられます。なので、先発投手が5回、6回投げて試合を作ってくれれば、十分勝機はあると思います。
打線はカナダ先発のオーモン投手の前に3回まで無得点でしたが、4回以降、ピッチャーが代わると大技、小技に機動力と、日本らしい攻撃が出来たと思います。我らが広島東洋カープでは、4番の鈴木選手が2安打と好調でしたし、2番に入った菊池涼介選手は、5回ノーアウト1、2塁から、絶妙のセーフティーバントを決めて、満塁にチャンスを広げる、つなぎの役割を果たしました。途中代打か出場した會澤選手もヒットを放ち、好調ぶりをアピールしました。0−6から1点差まで追い上げた打線は評価できるのではないでしょうか。
さて、明日は第2戦が行われます。日本の先発は今永投手です。非常に楽しみです。恐らく無双のピッチングをしてくれると期待しています。明日は快勝して、プレミア12の本戦に気持ち良く入りたいですね。
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