2019年01月01日
今年は厳しい戦いに!?
大下剛史氏 広島リーグ4連覇へ心配なのは“マンネリ化”
2018/12/31(月) 16:45配信
丸(右)が抜けたことに加え緒方監督が抱える課題は多そうだ
【大下剛史 熱血球論:広島リーグ4連覇への道(下)】今さらながらに大きいのは、丸の巨人移籍だ。FA権は個人の権利であり、とやかく言うつもりもないが、丸の抜けた穴は埋めようもないほど大きい。
昨季は故障で約1か月ほど戦線離脱したが、打率3割6厘で、ともに自己最多となる39本塁打、97打点。130四球の数字が示すように選球眼も良く、自身初の最高出塁率のタイトルを獲得し、球団初の2年連続MVPにも輝いた。簡単に代わりは務まらないし、これほどの選手は一朝一夕に育つものでもない。
同学年のタナキクマルの3人にあっては長男的存在で、派手さはなくても黙々と練習に打ち込む姿勢は若手にも好影響を与えていた。先の秋季キャンプでは内野手の西川にメヒア、捕手の坂倉も外野の守備練習に取り組んでいたが、丸の抜けた穴の大きさはシーズンが進むに連れて痛感するのではないだろうか。
さらに心配なのが、気の緩みだ。選手たちもことあるごとに「リーグ4連覇」や「日本一」と口にしているが、球団初のリーグ3連覇を成し遂げた達成感は絶対にある。「俺たちはやったんだ」という自信や自負もあるだろう。どんなに強い人間だって、一息つきたい衝動に駆られるものだ。
緒方孝市監督は今季で就任5年目となる。見事な手綱さばきでチームを3連覇に導いたが、一方でマンネリ化するころでもある。過去には1946年から23年にわたって南海を率いた鶴岡一人さんを筆頭に、巨人をV9に導いた川上哲治さん、ダイエー、ソフトバンクで黄金期を築いた王貞治さんの14年と長期政権になった例はある。ただ、5年目というのは節目になる年であり、マンネリからの脱却はたやすいことではない。
一つには、厳しい練習を科して引き締めるという手法もある。しかし、これにはオーバーワークによる故障や、自信を持った選手たちがこれまで通りついてきてくれるのかという不安も伴う。
ファンは当然のようにリーグ4連覇を期待しているし、してくれるものだと信じている。今年は緒方監督にとって、就任以来もっとも舵取りの難しいシーズンになるかもしれない。 =おわり=
(本紙専属評論家)
選手の皆さんのモチベーションを大下さんは心配しておられますが、ドリヨシはモチベーションは昨年以上に上がってくると思います。2016年日本シリーズでは日本ハムに、そして昨年の日本シリーズではソフトバンクに敗れ、共にマツダスタジアムで敵チームの胴上げを見るという屈辱を味わっています。日本一になりたい気持ちはひとしおだと思います。そして、昨年オフには丸選手がFAで読売に移籍した事で、広島の選手の皆さんに火が着いたはずです。特に読売に対する敵対心は一層増したと思います。そして、優秀なコーチスタッフです。今季は昨年までと違って、ベンチワークが問われる試合が多くなりそうです。そこで緒方監督の手腕が問われますが、参謀の高ヘッドコーチや東出打撃コーチ、新たに1軍に加わった佐々岡投手コーチらがいます。コーチ陣と選手の歯車がしっかり噛み合っていますので、全員野球で勝利を掴んでいくことでしょう。まさに今季のスローガン「水金地火木ドッテンカープ」ですね。
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8433630
大丈夫!
ファンが叱咤激励するから緩みません。
丸なんかいらんわ!