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モテキよ、いま一度・・・・・・

モテキ、それは突如として現れる。ハート最近、そういうタイトルの映画やドラマがあったけど・・・・・・・・。長い人生のうちに誰にでも必ず訪れる。なんだかよくわからないけどモテてしまう。そんな時期。

バツイチ(まだ戸籍上×ついてないけど)子持ちになった俺に果たして人生3度目のモテキが訪れるか。ドキドキ大
そういや、アンガールズの田中が人生の晩年にモテキが訪れるよう、今のうちから種を蒔いておくというような発言をしていた。実に遠大な計画……。(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
しかし、諦めないことの大事さを教えてくれる。





人生1度目のモテキ。小学校4年生の時。……この頃のガキにもモテキという言葉を使うなら、まさにそうだった。この時ほどモテたことはこの後25年ほど経った今までない。
俺はサッカー少年だった。サッカークラスで少ないサッカー部レギュラーだったし、クラスで一番足が速かった。ポジションはその当時のウィング。クラス代表のリレーの選手。走る
……小学生のモテる条件は確かに揃っている。なぜか小学生中学生高校生ぐらいまで? 足の速い男がモテる。キラキラ
クラスの中で、オイラの事を好きだって言ってる二人がいたのは知っていた。この二人はほんとに露骨だった。放課後だったか、この二人に両手をつかんで引っ張り合いされたのは覚えてる。女の子女の子大岡越前が裁くなら、「両者とも愛していない」と断じるような引っ張り合い。
でも実は俺はこの二人のうちの一人T子は気になっていた。まんざら悪い気もしないでもない。
雨の中サッカーの試合をした後、泥だらけでもはや傘を差しかけることに何の意味もない状態の俺に「風邪ひくよ」って言ってT子が傘を差しかけてくれたのは覚えてる。雨
「大丈夫だって。もう手遅れ。いまさら差しても」どうぜ全身びちょびちょなんだ。そのままの恰好で濡れながら帰ろうと思っていた。この頃、傘を差さずに濡れながら歩くのも結構好きだった。
T子とは不思議とよく近くの席にばかり座っていた。夏休みプールに行ってもよく会った。プールで戯れたのも何度もある泳ぐ
が、不幸にしてオイラが大阪に転校することになる。そういやその時も男女何人かからプレゼントはもらって送り出された。この頃男にもモテていた。男の子
転校先で何か月か経った頃、この遠く離れた場所のクラスメート達全員から手紙が届いたメールなんでも、クラスみんなで手紙を送ろうということが学級会で決まり、先生がまとめて送ってくれたのだという。
涙が出る程嬉しかった。事実涙が出た。( TДT)何度も読み返した。その頃オイラはこの遠く離れた地でイジメっこに苦しめられていた。
嬉しい言葉達が並んでいる。「絶対忘れない」「またサッカーしようよ」「僕は憧れていた」男の子
人の言葉というのは、人の心に突き刺さる。いい意味でも悪い意味でも。この頃の友達と大人になるまで年賀状のやり取りだけ続いた人もいる。
女の子数人からは今だから言うけどって告白の言葉が書いてあった。中にはチクリを入れて「クラスの半分以上の女子が一番好きって言ってたんだよ」って書いた人がいた。女の子この人はよくいる世話焼きおばちゃんタイプだった。
「ああ、あの頃はよかったな……。何の悩みもなかった。いつも原っぱを走り回って、みんなでサッカーしてドッヂボールして野球して。それに比べて現状はどうだ?見知らぬ地でしょうもない奴らにいじめられて。陰湿だよ」その当時そんな言葉が出たかどうかは別としてそういう事を考えながら一人部屋で泣いていた。(T▽T)
そんな状況でも、この転校先で俺の事を好きだって言ってくれる女の子がいた。女の子活発な女の子だった。ドッヂボールがこの学校でも流行っていたけど、投げる球のスピードが速い。男子もぽんぽん当てられる。
…………。今考えるとこの小学校4年生ごろが人生においてのモテキのピークだった気がする。この頃のモテ方なら、ハーレム創るのも目じゃない。炎
……バカだな。できるわけないのに。ガキの頃とは違う。自問自答。





T子さんとの後日談〜高校時代の再会〜
高校に入って、2年生になった時からすごく親しくするようになった友人Sがいた。このSはその時サッカー部で非常な秀才。ほんとにこの人物について「まるで『東京大学物語』の村上直樹そのものだ」とみんな言う程、性格も悩み方も暴走っぷりも似ているような奴だった。事実彼の志望大学は東京大学だった。
Sは俺が昔行ってた小学校の校区の人が通うことになる中学校出身だった。小学校と中学校の頭の名前も同じ。
帰り道も途中まで一緒だったのでよく二人で帰った。
いろんな話をしていた。主に勉強法とかの話が多かった。この人物の話からはいろいろ盗めるものが多い。
懲役3年注意と高校時代の友人同士で集まると、この時代をそう呼ぶ。進学校で、つわもの達が多かった。本当に苦しい苦しい高校生活だった。そのつわものの一人がこのS。
そのSとの会話の中で昔話が出た。ちょうどその小学校の前あたりを通りかかってる時だ。
そういやさ、お前が昔この小学校行ってたっていう話だったから、ある女の子に聞いてみたんだ。知ってたよ女の子
「えっ、誰?」
「T子さんって覚えてる?」
「もちろん覚えてるよ。仲良かったもん」(・ω・`lll)
昔お前の事が好きだったんだってさ
その後詳しく話を聞いてみると、なんだかこのSとT子の仲は非常に妖しい。付き合ってるわけではないようだったが、高校から離れ離れになってもたまに電話で連絡取り合ってるという話だった。口ぶりからするに明らかにSはT子のことが好きだ。確かに昔も目の大きな可愛らしい顔立ちの子だった。T子も連絡を取り合うぐらいだから好意を持ってるんだろう。Sは村上直樹だ。モテる男の子となるとT子は遥ちゃん?女の子
T子は、このブログにもうたびたび登場してる制服のデザインがいいみんなの憧れ知的お嬢様女子高に通っていた。リボンお嬢様女子高と言っても、公立なのだが。なんとなくのイメージ。(この女子高について、いろいろネタもあるので今度別稿で書いてみよう)
そのT子が、今度うちの高校の学祭に来ることになった。
内心ドキドキ。どう成長してるのかな? ドキドキ小たぶんあの制服で来る。すべての高校の制服の中で俺はこの高校の制服が一番好きだ。……この頃からコスプレ大好きの素養はあったのかもしれない。Σ(°Д°;
俺は朝からなんとなく浮かれている。そんな俺の様子に気づいてSが厳しい目を向けている。無言の圧力だ。「ちょっかい出すなよ」という言葉が聴こえてきそうだ。
―――――T子に会った。女の子
ちょっと待ってよ。久しぶりの再会でそれってあり?」いきなりちょっと半笑。( ゚д゚)ポカーン
実は俺、この時女装をしていた。メイクも施している。女の子妖しげな占い師役だ。うちのクラスがやってるのは占いの館。
T子はちょっと……いやかなり引いている。ドン引き。(´Д⊂
「そんな人じゃなかったのに……」なんかガッカリしてる。
俺が手相を占おうとしても恐々だ。
Sはほくそえんでいる。そういやこいつは何の変装もしてない。いつもどうりすました顔してやがる。(*^?°)v

みなさんも、初恋の相手とかに会う場合とかは気をつけましょう。
えっ、そんなバカなカッコして会う奴いない? 確かに。
でも、今思ったんですが、Sが村上直樹なら、俺は・・・・・・佐野役?ノーびっくり

「5年かければ〜人は顔立ちも変わる。ましてや男ましてや他人……」音符その時のバックには中島みゆきが流れているようだった。

モテキ2 大学2年生に続く

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