2012年12月24日
白き部屋の記録45
酒盛りF
「此間ね、娘が五拾万持って来てくれたんだよ、働いているんでね、ボーナスでも貯めといたんだろ、俺涙が出たよ、そしてお父さん、お父さんは私が見てあげますからねと、俺断ったよ、可哀そうだもの。」
「一人娘でね、家内と暮らしているんだ、三十才だというのに結婚もせずにね、母ちゃんに似て美人だし、俺に似てスタイルがいいんだ、ファッションモデルやってた事もあるよ、俺は道楽もんでね、家内はたまりかねて離婚さ、百人もの女と遊んだんだから無理ないよね、今もいるんだ愛人がよ、二人だ、電話したら四,五日したら来るってんだ、彼奴のあれは最高でね、その為億万長者の翁さんと結婚したけど、時時来てくれるんだ、何翁さんより俺の方がいいにきまっているからね、来ても彼奴時間ばかり気にしてね落付かないんだ、翁さんに悪いと思ってんだね、これは五十だ、もう一人は俺より年上だ。」
全く驚いた話です。
この時電話のベル「ハイハイ何来れないってどうしてだ、楽しみにして帰へって来たのに、いいよ、もう来るな。」ガチャン。
「若い方が来れないってよ、まあいいさ、彼奴が来ると近所がうるさいんだ、子供の教育上よろしくないってね、彼奴泣いたりなんかしやがるんでね、隣の奥さん大変だよ、干してある布団をやけにパンパン叩き通しだよ、気の毒に。」
「話題をかえよう、あんた東大の〇〇教授を知ってるかい。」知りませんね。
「東大病院の〇〇博士を知ってるかい。」
「知るはずないでしょ、私家政婦ですよ、おえら方を知るわけがない。」
「俺の親しくしている人達なんだ、この近くの病院は殆ど入院、そして退院だからね、俺が苦しくて一一〇番しても救急車は来てくれないんだよ、もう東大病院にでも入るしかないと思うんだ、何とか入れないかなあ。」話は一転「あんた妻と愛人との異いを知ってるかね」
「妻とはおざなりの生活さ、愛人とはよくてよくてたまらないものなんだよ。」
酔うほどに話は妖しくなる。
この間一週間
「此間ね、娘が五拾万持って来てくれたんだよ、働いているんでね、ボーナスでも貯めといたんだろ、俺涙が出たよ、そしてお父さん、お父さんは私が見てあげますからねと、俺断ったよ、可哀そうだもの。」
「一人娘でね、家内と暮らしているんだ、三十才だというのに結婚もせずにね、母ちゃんに似て美人だし、俺に似てスタイルがいいんだ、ファッションモデルやってた事もあるよ、俺は道楽もんでね、家内はたまりかねて離婚さ、百人もの女と遊んだんだから無理ないよね、今もいるんだ愛人がよ、二人だ、電話したら四,五日したら来るってんだ、彼奴のあれは最高でね、その為億万長者の翁さんと結婚したけど、時時来てくれるんだ、何翁さんより俺の方がいいにきまっているからね、来ても彼奴時間ばかり気にしてね落付かないんだ、翁さんに悪いと思ってんだね、これは五十だ、もう一人は俺より年上だ。」
全く驚いた話です。
この時電話のベル「ハイハイ何来れないってどうしてだ、楽しみにして帰へって来たのに、いいよ、もう来るな。」ガチャン。
「若い方が来れないってよ、まあいいさ、彼奴が来ると近所がうるさいんだ、子供の教育上よろしくないってね、彼奴泣いたりなんかしやがるんでね、隣の奥さん大変だよ、干してある布団をやけにパンパン叩き通しだよ、気の毒に。」
「話題をかえよう、あんた東大の〇〇教授を知ってるかい。」知りませんね。
「東大病院の〇〇博士を知ってるかい。」
「知るはずないでしょ、私家政婦ですよ、おえら方を知るわけがない。」
「俺の親しくしている人達なんだ、この近くの病院は殆ど入院、そして退院だからね、俺が苦しくて一一〇番しても救急車は来てくれないんだよ、もう東大病院にでも入るしかないと思うんだ、何とか入れないかなあ。」話は一転「あんた妻と愛人との異いを知ってるかね」
「妻とはおざなりの生活さ、愛人とはよくてよくてたまらないものなんだよ。」
酔うほどに話は妖しくなる。
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