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プロフィール

グレンゴールド
東京・町田市でピアノ修理・販売会社「流通ピアノセンター」の社長です。
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2008年09月27日
ピアノ選び、ピアノの修理・調律料金に疑問はありませんか?
人間が、病気になるように、ピアノも日々の注意を払わないと命を縮めます
ピアノのアクションは力学作動から働きます。このアクションは約5,000個のパーツが組み合わされ小さなパーツが一つでも狂えば完全な音を出しません。

また220本〜226本の弦が張られており、総張力は20tにもなります。ピアノは非常に大きな力に耐えながら、一瞬も休みもなく、この重荷と戦っているのです。






さらに湿気の影響を受けやすく、湿気を含むと、木材、フェルト、クロス類、皮類が膨張し、接着が弱まり鍵盤が下がったまま、上がらない、または動きが鈍くなる、タッチが重くなる、ペダルの働きが悪くなる、音色が悪くなり、音量が下がるといった症状になります。

これらを防ぐには梅雨時期や雨の日、湿度の高い日には、外気が入らないようにし、除湿機やエアコンで湿度調整をします。湿度計があればピアノの近くに設置し、50〜55%の範囲に保ちます。

調律師が販売する「乾燥剤」はピアノの中に入れても長持ちしませんし、高価です。錆取剤や防虫剤もあまり役に立ちません。
ピアノのカバーも湿気を閉じ込める要素になりますから、オール・カバーは避けたほうが安全です。


また、大型観葉植物、大型観賞魚水槽のある場合、非常に湿気が多くなるのでピアノからは遠ざけます。冬季の過乾燥時には床暖房の部屋にピアノを設置しないこと。ガスストーブはなるべく使用しない。ガスは1ミリ立方の燃焼に800ccの水分が発散します。ピアノ内部に湿気が滞留することになり、ピンや弦の錆の原因になります。

<湿度調整/大>はやはり50〜55%で過乾燥の場合、加湿器送風口に手を当てても水分が付かない方式のもの)(でコントロールします。



通年を通して、エアコンや冷暖房器具の送風口はピアノに向けないで部屋全体の空気を循環させます。特に防音室では気密性が高いのでグランドピアノの下に空気の対流が起らないため、カビが発生します。
サーキュレーターや小さな扇風機でグランドピアノの下の空気を対流させることが大切です。

ピアノの湿度コントロール装置としてピアノ内部にヒーターや水を入れて湿度管理をする器具がありますが、ピアノ全体をコントロールするものではなく、局所的に暖めるもので、響板や駒などの木材の割れやヒビを発生させますから使用は避けたほうがよろしいです。



調律師とは単に音を合わせる作業をするだけの仕事ではありません。

鍵盤下の掃除から、アクションの調整、磨耗パーツの交換すべてにおいて完璧な作業をし、精度の高い調律技術とピアノメンテナンスをするのが真のプロです。

定期調律の場合であっても、必ず鍵盤下の清掃やキー・ピンのサビをチェックし潤滑剤を塗布し、滑らかな表面にしておく必要があります。

アクションのガタも修正し、最後に調律をするのがメンテナンス調律です。

鍵盤、アクション調整が先で音合わせは2番目なのです。
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