2022年02月22日
着物がどれほどエコなのか、ってお話し。
皆さん着物がいったいどれほどエコかご存じですか?
これホント知れば知るほどスゴイんです!
まず@ 基本、大きな布を巻いて着るから、多少太っても痩せても着れる。
A 身八ツ口と言って脇が開いてるので、実は夏もそれほど暑くない。
B 冬は下着をちゃんと着れば身八ツ口は隠れて、お腹周りを帯で巻くので実はかなりあったかい。
でも手だけは寒いです
C 子供服なら毎年買い替えなきゃいけないが、着物はおはしょりと肩山で調節するので
3年くらいは着たおせる。
D 直線を縫っていくので昔の女性は誰でも仕立てられた。(現代の私達はとてもムリですが)
E 直線で切って縫い上げるので余り布が必ず長方形になり、それで草履の鼻緒を作ったり、
お手玉を作ったりとかなり再利用が出来る。
F 年月が経ったら、『洗い張り』と言って縫い目を解いて全部バラバラにして綺麗に洗うと
新品みたいに蘇る!
G そしてまた縫い合わせていくときに、汚れが落ちなかった部分は見えない場所に回して
仕立てる事もできる。これも全ての型紙が長方形だから上下を変えられるって事!
H 『大島紬』などは裏表が無いものもあり、生地を裏表ひっくり返して仕立てれば新品同様!
I 着る時にかなり指先の感覚を使うため、着る過程だけで脳トレになる。
etc.…
と、この様に上げればキリがないほどメリットだらけです。
特にわたくし、Eの『全て直線で切って縫い上げるので余りが長方形になる』について
力説したいと思います!(`・ω・´)ゞ
ちなみにこちらが反物を着物にするときの裁断図です。
これ長さは約13メートルあります。こんなに単純な作りであの美しい着物姿が出来上がるのですね。
本当に一体だれが考えたんだろう?と思いますが、完ぺきにムダが無い!
これがヨーロッパのドレスだったら曲線の細かい型紙になるので大量の余りがでます。
でも絹ってお蚕さんの命で出来てるんですよ。
実は着物1反に2000〜3000匹のお蚕さんが使われています。
3000匹のお蚕さんの命なんですよ。 それが余ったからといって大量に捨てられたら、、、(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
先ほど「単純な作り」と言いましたが、実はこれ、直線だから単純に見えますが実は
超ーーっ複雑に出来ています!はぁ?どっち?って言われそうですがこちら、着物の構造をご覧ください。
つまりですね、身体を覆うための衣服を作りたいけど、曲線がめんどくさくて、勿体なくないように
とだけを考えるなら、それこそ袋状にして上に穴開けて上から被って腰に帯を巻くとかで良いんですよ。
それとかインドのサリー式に巻き付けるとか。
でもそれで満足出来ないのが、昔のザ・プロフェッショナル日本人なんですよね。
背中全体だけでも4分割されており、前もわざわざ片側2分割、襟も1本たんざく状ではなくわざわざ途中で
分割されてます。
こうする事で1枚の布きれを、複雑な曲線体の人間の身体を立体的に覆う事ができ、かつ、
約13メートルの布を最も効率的に、無駄なく仕立て上げる事ができるんですね。
『美しさ』と『着やすさ』そして『お蚕さんを決して無駄にしない』
これらすべてを尊重することができたのが、この
ザ・キモノ㏌プロフェッショナルなのです!!
私のこの熱量、伝わって頂けたでしょうか。
これでお着物のスゴさが一人でも多くの方にお伝えできたら幸せです
あと一歩で50歳という私。
奇跡のアラフィフ!とか、美しすぎるアラフィフ!とか言われ
た事はべつにありませんが、じつは美容本を出したりしています。
️
https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B098R4LYGK/ref=dbs_a_w_dp_b098r4lygk
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これホント知れば知るほどスゴイんです!
まず@ 基本、大きな布を巻いて着るから、多少太っても痩せても着れる。
A 身八ツ口と言って脇が開いてるので、実は夏もそれほど暑くない。
B 冬は下着をちゃんと着れば身八ツ口は隠れて、お腹周りを帯で巻くので実はかなりあったかい。
でも手だけは寒いです
C 子供服なら毎年買い替えなきゃいけないが、着物はおはしょりと肩山で調節するので
3年くらいは着たおせる。
D 直線を縫っていくので昔の女性は誰でも仕立てられた。(現代の私達はとてもムリですが)
E 直線で切って縫い上げるので余り布が必ず長方形になり、それで草履の鼻緒を作ったり、
お手玉を作ったりとかなり再利用が出来る。
F 年月が経ったら、『洗い張り』と言って縫い目を解いて全部バラバラにして綺麗に洗うと
新品みたいに蘇る!
G そしてまた縫い合わせていくときに、汚れが落ちなかった部分は見えない場所に回して
仕立てる事もできる。これも全ての型紙が長方形だから上下を変えられるって事!
H 『大島紬』などは裏表が無いものもあり、生地を裏表ひっくり返して仕立てれば新品同様!
I 着る時にかなり指先の感覚を使うため、着る過程だけで脳トレになる。
etc.…
と、この様に上げればキリがないほどメリットだらけです。
特にわたくし、Eの『全て直線で切って縫い上げるので余りが長方形になる』について
力説したいと思います!(`・ω・´)ゞ
ちなみにこちらが反物を着物にするときの裁断図です。
これ長さは約13メートルあります。こんなに単純な作りであの美しい着物姿が出来上がるのですね。
本当に一体だれが考えたんだろう?と思いますが、完ぺきにムダが無い!
これがヨーロッパのドレスだったら曲線の細かい型紙になるので大量の余りがでます。
でも絹ってお蚕さんの命で出来てるんですよ。
実は着物1反に2000〜3000匹のお蚕さんが使われています。
3000匹のお蚕さんの命なんですよ。 それが余ったからといって大量に捨てられたら、、、(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
先ほど「単純な作り」と言いましたが、実はこれ、直線だから単純に見えますが実は
超ーーっ複雑に出来ています!はぁ?どっち?って言われそうですがこちら、着物の構造をご覧ください。
つまりですね、身体を覆うための衣服を作りたいけど、曲線がめんどくさくて、勿体なくないように
とだけを考えるなら、それこそ袋状にして上に穴開けて上から被って腰に帯を巻くとかで良いんですよ。
それとかインドのサリー式に巻き付けるとか。
でもそれで満足出来ないのが、昔のザ・プロフェッショナル日本人なんですよね。
背中全体だけでも4分割されており、前もわざわざ片側2分割、襟も1本たんざく状ではなくわざわざ途中で
分割されてます。
こうする事で1枚の布きれを、複雑な曲線体の人間の身体を立体的に覆う事ができ、かつ、
約13メートルの布を最も効率的に、無駄なく仕立て上げる事ができるんですね。
『美しさ』と『着やすさ』そして『お蚕さんを決して無駄にしない』
これらすべてを尊重することができたのが、この
ザ・キモノ㏌プロフェッショナルなのです!!
私のこの熱量、伝わって頂けたでしょうか。
これでお着物のスゴさが一人でも多くの方にお伝えできたら幸せです
あと一歩で50歳という私。
奇跡のアラフィフ!とか、美しすぎるアラフィフ!とか言われ
た事はべつにありませんが、じつは美容本を出したりしています。
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