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「桂馬の幻想」 坂口安吾 (03/31)
copy2021Wathe
「ボクのインプット&アウトプット法ー1日に10冊の本を読み3日で1冊の本を書く」 千田琢哉 (02/22)
copy2021Wathe
「100の地点でわかる地政学」 オリヴィエ・ダヴィド他 (02/19)
BagssjpPailm
「100の地点でわかる地政学」 オリヴィエ・ダヴィド他 (02/18)
BagssjpPailm
「ボクのインプット&アウトプット法ー1日に10冊の本を読み3日で1冊の本を書く」 千田琢哉 (02/16)
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「ボクのインプット&アウトプット法ー1日に10冊の本を読み3日で1冊の本を書く」 千田琢哉 (12/23)
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「日本の地下経済−脱税・賄賂・売春・麻薬」 (12/22)
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「ボクのインプット&アウトプット法ー1日に10冊の本を読み3日で1冊の本を書く」 千田琢哉 (12/20)
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「桂馬の幻想」 坂口安吾 (12/12)
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「戦いの原則−人間関係学から組織運営の妙まで」 大橋武夫 (12/06)
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2014年01月10日
「毒舌訳 哲学者の言葉」 有吉弘行
世界の哲学者の名言を挙げていき、それを有吉が独自の解釈でぶった切るというもの。紹介には「そうだったのかー!!哲人の言葉が身近に感じられる、有吉流・言葉遊び傑作選!」とあるのだがなかなか、内容は深い。

「なんじの敵には軽蔑すべき敵を選ぶな なんじの敵について誇りを 感じなければならない
                                                       −ニーチェ」

「なんか言ってることが『少年ジャンプ』っぽい。なんていうか、言ってることが幼い。(中略)『好敵手』って書いて『ライバル』って読ませたいタイプの人ですよね。そこが『少年ジャンプ』みたいな感じがするんです。敵に誇りなんか感じる必要ないです。戦うのは、明らかに自分より下のレベルの奴でいい。”絶対勝てる”っていう相手しか選んじゃだめです。」


「あらゆる人は同等である それを異なるものにするのは生まれではなくて、徳にあるのみ
                                                    −ヴォルテール」

「『世の中で一番平等なものって何かな?』って考えたとき、僕、風俗だと思うんですよ。風俗って客に平等なんですよ。あんまり裏表がないんですよね。(中略)プロですね。目の前の1万5千円しか見えてないんですよね、あの人たち。金があろうがなかろうが、売れていようがいまいが、1万5千円払えばもう平等に扱ってくれる。僕のこと、『1万5千円分の客』としか見てないですから」

 このように有吉流の見方でどんどん哲人たちの言葉がかすんでゆく。有吉のような極めて現実主義的、実利的な人間の出す結論と、机上型、思索型の人間の結論との違いを考えさせられる。

 「吾輩は猫である」の中で「分からぬところには馬鹿に出来ないものが潜伏して、測るべからざる辺りには何だか気高い心持が起るものだ。」と猫が知識人の性格に根源的批判を投げかけるシーンがあるがそれを面白おかしく笑い飛ばせる形にしてくれた本。

 余談だが、セネカの「仕事は高貴なる栄養なり」という言葉について「なんか言ってることが国の人っぽいんですよね。(中略)こんなんじゃ国民はもう騙されませんよっていう典型的なダメなキャッチコピーの見本。」と散々にこき下ろしている。

 セネカのみならず過去の思想家の言葉を解釈する際、現代人は主義思想ばかりを気にして、発言者のもっと俗な部分を見落としてないだろうか。有吉のゴキブリのような現実感覚が、吾猫のネコのように問いかける。






2014年01月06日
「お前なんかもう死んでいる−プロ一発屋に学ぶ『生き残りの法則50』」 有吉弘行
 毒舌芸人・有吉が自身の生き残りの方法について書いた本である。なんというかもう全てがねずみ男みたいないやらしさで覆われてる本だが、実利的な良書。猿岩石ブーム終了からのどん底生活で発見した法則とそこから這い上がった経験則が綴られる。

 始めの方には猿岩石ブームで舞い上がっていた時のエピソードが多々出てくるが、有吉という人の金銭感覚は堅実で、派手な金遣いのせいで転落したわけではないというのがすぐ分かる。落ちぶれてから翌日の仕事の有無を事務所に聞く午後四時の電話が怖くて震えていたエピソードや1日250円生活では夢など見られるわけがないなど、今の彼の境遇から見ると衝撃的な記述が続く。

 とりあえず全章・全ページが衝撃的でかつスリリングなのだが、貧乏生活・一発屋芸人の枠を超えて役に立つ思考法が多い。

 急な冠婚葬祭に怯え7千万貯めていた、身の丈より一個下の生活をする、風俗代を惜しんで風俗嬢と付き合う、といった貧乏時代のエピソードからは彼の徹底した現実性が見て取れる。自分へのご褒美はいらない、寂しいから酒を飲むのは金の無駄、などの記述も。税金対策で散財するのは、未来の自身の出費が増えるだけという考えは面白い。

 また、生き残るための法則として、宿主を常に変える寄生虫として生きろ、自分磨きに意味はない、金が無くても幸せはブスでも満足と一緒、仕事のヤリガイなんて金物屋のババアの手芸品と同じだ、結婚するなら金持ちの出身なのをコンプレックスにもつ女と結婚しろ、などこれも勢いが止まらない。

 経済的充足と精神的充足についての昨今の風潮−国民総幸福量(GNH)などを論点のすり替えを行っているにすぎないと喝破するところが痛快である。実際、俗世的なもの(金銭や利得など)と非物質的なもの(価値観や思想など)が絡み合う幸福度、戦後賠償、環境問題に関する論議では論点のすり替えが頻発する。

 この人自身の価値観は、文字面としては「金」を全面に押し出しているが、本書の内容全てを通してみてみると「身の丈に合った生活の保障」さらには「明日も食っていけること」にあることが分かる。FXや株には到底手を出さないであろう点で、「人に強くなる極意」の佐藤優の金銭観と比較してみるのも面白い。

 現代日本の「厚黒学」とでも言うべきか。







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