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2014年01月13日
「現代語訳 信長公記」 太田牛一
 信長について知るには最適の資料の現代語版が文庫で出た。どの書店でも目立つ所にあったということはそれなりに需要があると見越しての発行なのか?それとも大河ドラマに乗ろうとしたのだろうか。まあともかく古文書の現代語訳が廉価で手に入るのはうれしいことだ。

 軍記物・合戦物では平家物語、太平記、甲陽軍鑑といった有名どころは現代語訳が出回るものの、なぜか真骨頂であるはずの応仁〜戦国期を扱ったものはそう一般的な書籍としては流通しない。ましてや現代語訳など・・・。陰徳太平記や北条記なんかの廉価現代語版出ないかなぁ。また、すこしそれるが兵法書の類もいいかげん五輪書、柳生兵法家伝書、不動智神妙録といったメジャーどころじゃないもの、天狗芸術論何かをぜひ現代語訳して廉価で世に出してほしい。欲を言うならこれらに詳細な合戦図、陣形図、原本にある図、脚注をつけた状態で出して欲しい。平家物語、太平記なんかも古典文学としてではなく、軍事記録・政治資料・戦争文学としての観点から詳細な資料を付け加えたものが出ないだろうか。そうすればもっと生きた古典となるのに。

 脱線したが「信長公記」である。信長の側近(本によっては秘書官とも)であった太田牛一が1610年頃に 完成させた信長の一代記。信長生誕から本能寺の変までが描かれている。信長の側近が記した記録として、信ぴょう性がある一級資料とされている。

 内容はまあ、信長について書かれた本大半のソースなので衝撃の事実発覚!というようなものはない。ただし、道三二代説(斉藤道三の国盗りは実は父子二代によるものであったという説、ソースとして近隣の大名六角氏の文書が挙げられる)を裏付ける記述はなく、講談などでおなじみの一代の成り上がりとして描かれているのでどうしても一代説を推したくなる。

 信長の若い頃の合戦一つ一つに至るまで詳細に何某が一番槍、何某が討死と書かれている点がいかにも戦場ルポの様だ。信長の全生涯が文庫・現代語訳にして500頁に収まるのだから当時の軍記がいかに無駄を排し、要点のみをまとめ上げた文章なのかがよくわかる。

 武将名の羅列に近い戦闘描写以外の信長の描写は生き生きしたエピソードが多い。虚偽を許さず手ずから処刑する信長や山中の乞食を憐れむ信長は現代語である文余計に近所のヤンキーを見るかのごとく感じられる。

 欧米の知識階層に比べ日本人は自らの文学を大事にしないと言われる。フランス人ならラブレーやモーパッサンを読んでいないことは考えられないそうだ(まあ文学好きの知識人としてはだろうが)。だから意外と他国の文学には無頓着なことが多いそう。それに対して日本人は他国文学はやたらと渉猟するくせに自国は顧みない不思議な国民と考えられているらしい。

 日本においては古典というとまず、いわゆる文学作品が筆頭に来て次いで歌や神話もの、と来る。良質なルポルタージュ、モノによっては山師の売り込み本としての軍記物ももう少し視野に入れてみてはどうだろうか。ガリア戦記のように武将自らが執筆したものが少ないのもあるのだろうが。



 


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