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2015年06月19日

【森崎書店の日々】出演者・感想・完全ネタバレ(セリフ完全再現)

本日の映画紹介。
【森崎書店の日々】
森崎書店の日々.jpg

【出演者】
貴子:菊池亜希子
英明:松尾敏伸
トモコ:田中麗奈
サトル:内藤剛志
高野:奥村智史
藤崎書店の客:吉沢悠
マスター:きたろう
サブ:岩松了

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【感想】
温かい話です。
内藤さんの言葉と好きですね〜
最後の田中麗奈さんの言葉も名言。

こんな温かい街だったら、
人間の心って豊かになるんでしょうね〜

ホッコリしたいときには良い映画です!
感動があると言うわけでもなく、
ストーリーが良いというわけでもないんですが、
心温まるんですよね〜♪

これ系の映画私好きなんです。
是非一度見てください。


【あらすじ】(ネタバレあり)
貴子と英明はとあるレストランでデートしていた。
2人で話す。他愛もない会話。
その時近くの席に店員がバースデーケーキを運んだ。
その席の友人たちの祝福モード。
それを見た英明は突然話した。
「俺結婚することになったんだ。」
貴子は聞いた。
「することになった?」
「誰と誰が?」
秀樹は言った。
「俺と彼女が・・・」
貴子は自分が彼女と思っていた・・・

貴子は1人アパートに帰った。
当然の如く落ち込む貴子。

売る本の根付けをしていたサトル。
そこに現れた常連客のサブ。
サブは以前から探していた本を渡されて、
上機嫌で帰っていく。

依然として落ち込んだままの貴子。
職場でもまったく身が入らない。
数日後貴子は仕事を辞めた・・・
引きこもりになって寝続けていた貴子。
貴子のもとに母から電話が入った。
「貴子。元気にしている?」
「せっかく入った会社だったのにね〜」
「いつまでもそんな状況よくないよ。」

同時期サトルのもとへ電話が入った。
「サトル?あんたは元気?」
貴子の母はサトルの姉。
姉に聞いてサトルは貴子に電話した。
「貴子ちゃん元気?」
「サトルです。今書店から電話してます。」
貴子は言った。
「サトルおじさん?」
サトルは言った。
「しばらく働く気ないなら家こないか?」
「腰痛めちゃってさ〜」
「病院行く日に店開けてくれればそれでいいんだよ。」
「店の上に部屋もあるし。」

数日後。悩んでいた貴子のもとにサトルから手紙が届いた。
それはサトルの店。藤崎書店の地図が入っていた。
貴子はそれを見て小さい頃にサトルから貰った、
お年玉の宝の地図を思い出していた。
貴子は決意してサトルの書店を訪れた。
サトルとは8年ぶりの再会であった。
店の中に通された貴子は言った。
「かび臭い。」
それに対してサトルは言った。
「しっとりしていると言って欲しいな。」
そしてこれから住む2階の部屋に通された。
そこは明らかに物置・・・
「本どければ何とかなるよ!」

貴子はサトルのいない日は店番をした。
客はめったに来ないが、サブが来た。
「サトルさんは?って言うか誰?」
「バイトの子?」
貴子は答えた。
「私バイトって言うか・・・」
「叔父は1時くらいには着ますが。」
サブは貴子に話しかけてきた。
「今日は志賀直哉を読もうと思ってね。」
「君本は読まないの?」
「薄っぺらい人間になりたくなきゃ、
 ここにある本少しは読みなさいよ。」
そういうとサブは本の話を続けた。
とても長い話・・・

しばらくしてサトルが帰ってきた。
貴子はサブの長い話で疲れていた。
そんな貴子はサトルに聞いた。
「この店大丈夫?」
サトルは笑って答えた。
「厳しいね〜」
「今は古本が売れない時代だからね〜」
「でもこういう本が好きな人もいてね。」
「ここにある本はどれでも読んでいいからね。」

失恋してから貴子の虚無感たっぷりの生活は続いた。
そんな貴子を心配するサトル。
貴子に声をかけ続けるサトル。
ある日サトルは貴子を誘った。
連れて行ったのは、とある喫茶店。
マスターは30年営業を続ける老舗。
喫茶店で貴子はサトルに聞いた。
「叔父さんは私くらいの時、何してたの?」
サトルは答えた。
「本を読みまくって旅してたかな?」
「いろんな世界を見てみたかった。」
「そして自分の可能性を見てみたかった。」
そう話すサトルに貴子は再び聞いた。
「それで何か見つかったの?」
サトルは答えた。
「見つかったとも言うし、
 見つかるものではないとも言う。」
「そうこうしているうちに、
親父が倒れて店を継いだんだ。」
「これほど僕に向いている職業はないと思うよ。」
貴子は言う。
「いいな〜。自分の好きなことやって生きていける。」
しかしサトルは答えた。
「そうでもないよ。今でも迷うことはあるし・・・」

サトルが客と話しているとき、
マスターが貴子に話しかけてきた。
「是非、神保町の生活を楽しんでよ。」
そんなマスターに貴子は言った。
「叔父も同じようなこと言うんですよね。」
マスターは答えた。
「そりゃそうさ。」
「サトルさん以上に、この街を愛している人はいないよ。」
「いろいろあったみたいだけど、
未だにこの街にいる。」
貴子は小さかったときの記憶を思い出していた。
実家の縁側で1人泣くサトルの背中だった・・・

喫茶店の帰り道サトルに貴子は聞いた。
「私、今時間を無駄にしているのかな?」
サトルは返した。
「そんなことないよ。」
「今は夏休み。」
「君という船は今この街に碇をおろしてる。」
「よく休んだら、
また出向したらいいんじゃないか?」
その日から貴子は本を読み出した。

あれから何冊もの本を読んだ。
そんな時、古本の一冊に線が引かれていた。
『視ることは、それはもう何かなのだ。
  自分の魂の一部分あるいは、
   全部がそれに乗り移ることなのだ。』

古本に見せられた貴子。
店に来たサブに言った。
「私こういう街があるって知らなかったな。」
サブは答える。
「本屋だけで170件以上。」
「ここは世界一の書店街なんだ。」
それを聞いた貴子は言う。
「それぞれの本屋さんに、
 ちゃんとそれぞれの色がある。」
「みんなそれぞれ。
 いろいろあっていいんだな〜って・・・」

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貴子は街になじんできていた。
マスターの店で働くトモコと仲良くなり、
喫茶店にも足を運ぶようになった。
神保町の書店をめぐっては本を読んだ。
そんなある日、
書店に並んでいない一冊の本を見つけた貴子。
貴子はサトルに聞いた。
「この本って何?」
サトルは言った。
「この前仕入れた本だよ。」
「これだけ値段が決まらなくて。」
「これ貴子ちゃんに値段つけてもらうよ。」
「読んで思った値段つけて。」
貴子はサトルに言った。
「この前まで本のことに興味が無かったのに、
 今こうしているんだもん。」
そんな貴子にサトルは答える。
「いいんじゃない?」
「いつからでも人生始まる感じがして。」

神保町の古本祭り。
街中に古本の出店が並ぶ。
藤崎書店も祭りに参加した。
貴子と露店で本を売っていると、
サトルは貴子に話し始めた。
「この祭りをやると、
つくづく神保町って本みたいだって思うよ。」
「開けるまでは凄く静かで、
 開くととてつもない世界が広がっていて、
 閉じるとまたシーンと静かになる。」
貴子はそれに対して一言。
「私は好きだな〜この街。」
そんな貴子にサトルは言った。
「貴子ちゃんが居たかったら、
いつまででも居ていいからね〜。」

常に優しくしてくれるサトル。
そんなサトルに貴子は聞いた。
「何でそんなに私に優しくしてくれるの?」
サトルは答えた。
「貴子ちゃんが好きだからだ。」
「君は僕の天使だ。」
「君は恩人だ。」
「生まれたときに・・・」
「前に旅の話したでしょ。」
「その旅始めるきっかけになったのは、
貴子ちゃんなんだよ。」
「大学を卒業して出版社に就職したんだけど、
商業的に本を売るのが無理だったんだ。」
「この世界に自分の居場所なんて、
ないんじゃないかって思っていた。」
「自分の殻に閉じこもっていたともいえるし、
破れなかったともいえる。」
「そんな時に君が生まれた。」
「生まれたての君を見たときに涙が出そうになって。」
「もう少し頑張ろうかなって思うようになった。」
「今は自信がないけど、
いつか自信を持ってここが自分の居場所だって、
言えるようになりたいって。」
珍しく自分の話をするサトルに貴子は聞いた。
「それで居場所は見つかったの?」
サトルは答えた。
「そういうことになるのかな?」
「ずいぶん時間はかかったけど。」
「世界に飛び出して最後にたどり着いた場所が、
 自分が子供の頃から知り尽くした場所だなんて・・・」
「でもその時には場所ではなくて、
 大切なのは気持ちだって分かっていたから。」
「本当にいつまで居てもいいからね。」
そういい残してサトルは1人喫茶店へ行った。

喫茶店でサトルはマスターに聞いた。
「人はいつも失ったものを、
探しながら生きているんですかね?」
マスターは聞き返した。
「桃子さん?」
サトルは返した。
「桃子のことや、あの店を継いだころのことなんです。」
「桃子は僕があの日引き止めていたら、
引き留まったんですかね?」
マスターは静かに答えた。
「それは何者にもわからないことですね。」

英明のことを忘れかけていたある日、
サトルと本の引き取りに向かった貴子。
帰りの運転中に横断歩道を渡る英明を見かけた。
忘れかけていた記憶が蘇り、
再び暗闇のどん底に戻ってしまった貴子。
サトルは元気のない貴子を気にした。
そして貴子に聞いた。
「ここに来る前に何があったんだ?」
「苦しいなら全部話しちゃったほうがいいんじゃない?」
サトルの優しさに泣き出した貴子。
そして英明とのことを話し始めた。
「私何見ていたんだろう・・・」
「いっぱい寝たら・・・
そして起きたら無かったことにならないかなって・・・」
「ならないんだよね。」
サトルは言った。
「今からそいつを謝罪させに行こう。」
「君を傷つけたんだから。」
「悔しくないの?」
「いつまでも過去の亡霊に付きまとわれることになるよ。」
そして貴子とサトルは英明のもとへ・・・

英明にサトルは謝罪させようとする。
しかしサトルはまったく動じない。
「何でこいつの言うこと全部鵜呑みにするんだよ。」
「会社辞めたのもこいつの勝手だろ。」
「どういうつもりだよ。」
それを聞いた貴子は英明に言った。
「私はあなたのことが好きだった。」
「私は物じゃないの。」
「普通に物を考えて、泣くことだってある。」
「私は苦しかった。」
貴子の気持ちを受け、サトルも英明に言う。
「この子は素直に言ったんだ。」
「君も正直に答えるべきじゃないのか?」
それでもまったく動じない英明。
「警察を呼ばれたくなかったら帰ってくれ。」
そう言って家に入っていった。

帰りの車サトルは貴子に言った。
「ごめんね。」
貴子は言う。
「ああやって自分の気持ち言うの始めてかも知れない。」
「なんかちょっと軽くなった。」

次の日貴子はサトルに預かった一冊の本を読み終えた。
そして自分で値段をつけた。
書店の本棚に本を入れて本に向かって拝む貴子。
貴子はサトルに言った。
「私ここ出て行くね。」
「仕事探してここ出て行く。」
サトルは言った。
「急だね。」
貴子は返す。
「急じゃないんだ。踏ん切りついたし・・・」

出て行くことを決めた貴子。
仲良くなったトモコに話した。
「私も自分の足で歩こうと思う。」
「この街出るの少しさびしいけどね。」
するとトモコは言う。
「私もこの街好きだよ。」
「ここに来ると思うの。」
「自分で価値を作れる人間になるんだって。」
「ある古本屋さんの言葉でね、
価値のあるものを買うのではなく、
        価値を作れる人間は強い。」
「私もそんな人間になりたいんだ〜。」
貴子は答えた。
「いいね〜。」


(終わり)

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2015年06月17日

【紙の月】出演者・感想・完全ネタバレ(セリフ完全再現)

本日の映画紹介。
【紙の月】
紙の月.jpg

【出演者】
梅澤梨花:宮沢りえ
平林光太:池松壮亮
梅澤正文(梨花の夫):田辺誠一
隅より子(梨花の同僚):小林聡美
相川恵子(梨花の同僚):大島優子
今井(梨花の同僚):伊勢志摩
井上佑司(梨花の上司):近藤芳正
平林孝三(光太の祖父・梨花の顧客)石橋蓮司
小山内等(梨花の顧客):佐々木勝彦
小山内光子(梨花の顧客):天光眞弓
名護たまえ(梨花の顧客):中原ひとみ

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【感想】
宮沢さん演じきりましたね〜
池松くんもう少しチャラくて良かった?
個人的には池松くん好きですが、
配役的には窪田くんにやってほしかったかも・・・
池松くんもちろんうまいですよ!
でも根が真面目なのが全面に出ちゃうんです。

でも面白い映画でした!
どんどん変化していく梨花を演じた宮沢さん。
私が好きなのは最後の小林さん。
あのシーンのやりとりは重い・・・
あの台詞で締めくくらせたの良かった!

ストーリー展開も、描写も良くて、
とても記憶に残る映画です。


【あらすじ】(ネタバレあり)
〜〜1994年〜〜
電車で出勤する梅澤梨花と夫の正文。
梨花は若葉銀行の銀行員。

梨花は業務の外回り。
顧客である資産家の平林に、
定期預金から国債への切り替えを進める。
熱心に国債勧める梨花の魅力に、
平林は国債への切り替えを承諾した。
その時帰ってきた孫の光太。
これが梨花と光太の出会いだった。

その夜の自宅に帰った梨花。
パートから契約社員に切り替わった記念に、
正文と自分に買ったペアの腕時計を渡した。
正文は時計を見て梨花に言った。
「ゴルフにしていくよ。」
「これくらい気軽いやつ欲しかったんだ。」
一言余計な正文に梨花は笑って合わせた・・・

ある日の勤務後、同僚の送別会。
送別会の帰りに電車に乗ろうとした梨花。
声を掛けてきたのは平沢の孫の光太。
「祖父の家で会ったんですが覚えてませんか?」
その日はつたない会話で終わったが、
梨花は一瞬で惹かれてしまった・・・

数日後、外回りをしていた梨花。
顧客の名護から預かった預金分のお金を手に、
近くのデパートに立ち寄った。
化粧品を見ていた梨花は、
店員に声をかけられて化粧品を買った。
しかし合計額は4万を超えていた。
財布の中には3万円。
仕方なく名護から預かったお金で購入した。
もちろんその後にATMでお金をおろし戻した。
そんな些細な行動が全ての始まりだった・・・

毎日のように通勤の電車で顔を合わす光太。
次第にお互い惹かれるようになり、
ついには関係を持ってしまうことになる。
出張を繰り返す正文を尻目に、
毎日のように会うようになった。

ある日出張帰りの正文。
旦那は上海の出張帰りにプレゼントを梨花に渡した。
プレゼントをあけた梨花。
「なんで?時計にしたの?」
つい最近ペアの時計を買ったばかり。
戸惑う梨花に正文は言った。
「それぐらいの物、身につけてもいんじゃない?」
梨花は自分の気持ちを押し殺して言った。
「ありがとう。」

その時計をして銀行へ行くと同僚の相川は言った。
「気をつけないと結構見られてますよ。」
「私ここでは着けませんもん。」
そう言ってロレックスの時計を見せる相川。
「彼氏ですけど、人の旦那です。」
相川もまた不倫をしていた・・・

毎日のように光太と関係を持つ梨花。
そんなある日、正文は言った。
「本当忙しそうだね最近。」
「あのね上海に転勤決まったから。」
「すぐにでも来て欲しいらしい。」
「銀行にはすぐにでも話しておいて。」
「向こうで住む家見たら驚くよ。」
「でっかい家。」
「おめでとうは?」
梨花は自分の気持ちを押し殺し、一言だけ言った。
「おめでとう。」

ある日の梨花は平林の家に外回りに行っていた。
平林が入っていた保険の積立金がおりて、
その200万を預金するために呼ばれた。
梨花はお金を預かり平林に言う。
「ご家族が心配されていると思いますよ。」
すると平林は返した。
「心配されているのは俺の金だ。」
「しょっちゅうタカりに来る。」
「どいつもこいつも借金まみれなんだ。」
「あいつらに出すくらいだったら女に出す。」
「優しくしてくれる女にさ〜。」
「あんた一度会っただろ孫に。」
「あの歳でいくら借金があると思う?」
光太の借金のことを聞いた梨花。
平林の家を出ると光太がいた。

平林の目を気にしながら光太と公園へ向かった。
梨花は光太に聞いた。
「何で言わなかったの?お金のこと。」
光太は言った。
「学費だよ。借りたの大学の学費。」
光太の父はリストラでお金がないそうだ。
梨花は聞いた。
「いくらあるの?」
光太は素直に答えた。
「150万くらい。」
「でも大学辞めるし。」
「バイトばっかで就職活動も出来ないし、
       卒業してもしなくても同じだよ。」
梨花は言った。
「それでいいの?」
「60万くらいなら・・・」
「今度会うとき降ろしてくるから。」
光太は返す。
「大丈夫だって。こんな話忘れて。」

そして仕事に戻った梨花。
預かった200万を相川に渡し預金の手続きを行った。
その時会社の電話が鳴り梨花は呼ばれた。
相手は平林だった。
「うちの孫に会っただろう。何話した?」
「金貸せって言われただろ。」
「なんかあったら、こっちにとばっちりが来るんだ。」
「余計なことしないでくれ。」
そう言われて電話は切れた。
その電話で梨花は思いついた。
すぐに相川のもとへ向かった梨花。
「今の電話で預金キャンセルになって。」
「証書出してもらったのにすみません。」
「書損になりますよね?」
「平林さんお急ぎのようで。」
そう言うと担当外の処理を始めた梨花。
平林には証書を渡し、
銀行には預金のなかったことにする。
こうして梨花は200万円を横領した。

その夜、決意した梨花は正文に言った。
「行けない。私上海行けない。」
「仕事があるから。」
「今辞めるわけいかないの。」
「私にも責任があるの。」
「それだけの仕事しているの。」

次の日200万円を光太に渡した。
購入しようとしていたBMWを、
買わないことになったと嘘をついた。
「あげる訳じゃないの。貸すの。」
「利子は取らないから。」
「大学辞めたくないんでしょ?」
光太は言った。
「梨花さんのお金でしょ。」
「旦那さんとBMV買うお金だったんでしょ?」
「いらないよ。そんなの。」
梨花は言い返した。
「だったらおじいさんから借りたと思いなさい。」
「金なんてみんな同じじゃない。」
しかし光太は言う。
「受け取ったら変わっちゃうよ。」
梨花は返す。
「変わらない。200万くらいなら。」
光太は200万を受け取った。


〜〜高校生の頃〜〜
『愛の子供プログラム』
個人が各国で悩んでいる子どもに寄付をする。
梨花も一生懸命個人のお金で寄付をしていた。


〜〜1995年〜〜
梨花と光太の関係は続いていた。
単身赴任となった正文を尻目に、
光太と高級レストランでご飯を食べて、
ホテルに泊まり・・・
光太も少しずつお金を返済していた。

そんなある日二人で歩いていると、
声をかけてくる女子学生たち。
光太のボランティアサークル仲間らしい。
街角にたって寄付金を募るサークル。
「もしかしてお姉さんですか?」
梨花は言った。
「はい。」
光太は梨花に言う。
「姉にならなくてもいいのに。」
「ただうるさいだけの子どもだよ。」

梨花は光太にお金を渡して言った。
それは光太から返済されたお金。
「これ募金しておいて。」
「自分で使わないでよ。」
梨花は高校生のときの寄付を思い出していた。
そのときやり取りしていた5歳の男の子。
しかし震災が起きて手紙は来なくなったと・・・

ある日の銀行。相川は梨花に言った。
「雰囲気変わりましたよね。」
「着ているものも感じ変わったし。」
「気をつけないとチェックされていますよ。」
「毎日人のお金いじる仕事しているんですよ!」
梨花は返した。
「変な気起こすわけないでしょ!」
そんな梨花に相川は言う。
「駄目ですかね?」
「一瞬借りて返すとか?」
「使わないお金なんて、
 一瞬借りてもわからないと思うんです。」
「見張っててくれますか私の手?」
「マジで悪さしそうなんで!」

梨花のその日の外回りは名護さんの家。
「来てくれたの梅沢さん?」
梨花は驚いて聞いた。
「昨日来ましたよね?」
「大きい買い物したいからって。」
昨日名護さんから電話を貰って、
預金を下ろして持ってきた梨花。
しかし名護さんは若干ボケていた。
昨日おろすと伝えたお金の話を忘れていた。
「申し訳ないけど、このお金戻しておいて。」
持参した300万円。
ふただび持ち帰ることになった梨花。
銀行への帰り道。
梨花は自分の通帳にその300万を預金した・・・

その300万円は光太との豪遊に使われた。
スイートルームに泊まって・・・
美味しいものを食べて・・・
買い物をして・・・
そして3日目の夜に梨花は言う。
「また来よう。来週。」
「再来週もその次も。」
「週末になったらここに来よう。」

梨花の横領は計画的になっていた。
孫のために預金をしようとしていた小山内家。
その家庭にも横領の手はのびた。
自宅で預金証書を偽装するようになり。
専用の機材もそろえた。
もちろん横領した家庭へ届く明細も、
上司の目を盗み個人で処分をした。
横領したお金で車を買い、
光太との愛の巣である家まで借りた。
光太へはパソコンまで買い与えた。

横領が続いていたある日、
先輩の隅に転勤の話があがった。
25年働いている一番の古株。
とっつきにくい正確と、堅実な性格。
もちろん支店としては辞めさせるための戦略。
移動に反対する隅。

一方で梨花と光太は贅沢な生活を送っていた。
そんな時光太は梨花に言う。
「怒らないで聞いてくれる?」
「大学辞めたんだよね。」
「先が見えちゃってさ〜」
そして光太はHP制作の仕事をすると言い出した。

銀行では相川が梨花に話す。
隅の噂話。そして井上次長の話。
井上次長の話をする相川。
「苦労してるんですあの人。」
その言葉で気がついた梨花。
「あの人?そういうこと?」
相川は言った。
「そういうことしそうな私と、
 そういうことしそうな次長が、
 そういうことしているんです。」
そして更に話し続ける相川。
「伝票うたされていたんです私。」
「架空の・・・」
「決算の前に支店の成績を水増しするんです。」

その頃、隅は梨花の行動に気がついていた。
梨花の対応した証書がないことを・・・
井上次長に相談する隅。
井上は隅に言った。
「顧客に証書を渡して、
 預かった金を取ったってことですか?」
翌日梨花は井上に呼び出された。
井上は梨花に対して、
保管したはずの証書のありかを問いただした。
「200万はどこに行ったんですか?」
梨花は素直に答えた。
「すみませんでした。」
井上は言った。
「これただじゃすみませんよ。」
「支店長を呼びます。」
その時梨花は切り出した。
「お返しします。」
「相川さんとのことは誰にも言いません。」
「伝票操作のことも誰にも言いません。」
「来月には返しますので。」
井上は黙った・・・

暴露されたくない井上は隅に言った。
「誤解だったらしいですね。」
「証書も誤って捨ててしまったようです。」
しかし隅には全てお見通しだった。
「次長が何をしているのかくらいは想像はつきます。」
「やるべきことをやってください。」
しかし井上は隅を制した。
「僕に任せてください。」

梨花はバレた200万を返すため、
更に横領を計画していた。
その時正文から電話が入った。
近いうちに一時帰国するというもの。
正文の事は頭にない梨花。
梨花は名護の家に向かった。
預金をおろす名護にお金を持って行ったのだ。
名護に10万円を渡して、
200万引き出した証書にサインさせた。
ボケている名護は気がつかない・・・

そんな状況でも見栄を張る梨花。
光太は毎月返済していたが小額。
「先輩全然仕事回してくれなくて・・・」
梨花は言う。
「先月もそう言ってた。」
光太は素直に、
「こういうの駄目だね。」
「明日にでもバイト探して即効返す。」
梨花は言う。
「やめなよ。明日天気悪いらしいよ。」

それから数日後・・・
光太に電話する梨花。
しかし電話は繋がらない。
部屋に向かうとそこには女物の靴が・・・
光太は部屋に若い女性を連れ込んでいた。
梨花は何も言わずに部屋を出た。
梨花を追いかける光太。
「梨花さんごめん。」
「許してください。」
「あの部屋いると時々たまんなくなる。」
「いつまでこの生活持つかなとか、
 梨花さんもそう思っていたよね?」
梨花は強がった。
「食べたいもの考えておいて。」
光太は言った。
「それは駄目だよ。」
梨花は更に強がった。
「じゃあ、おしまい。」
こうして光太との関係は終わった・・・

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そんなある日。
隅は梨花を昼食に誘った。
そして梨花に隅は言った。
「返せば全て元通り?」
「それだけで済むと本当に思っているの?」
隅の移動の話を持ち出し、誤魔化す梨花。
そんな梨花に隅は言った。
「辞めないわよ私。」
「行くよ。行くべきところに・・・」
梨花は先に席を立った。
そしてレジに向かった梨花。
財布にはお金がなかった。
クレジットカードを出すが全て止められていた。
それを見た隅はお金を出して言う。
「200万だけなの?」

どうにもならなくなった梨花。
翌日平林の家へ向かった。
そして新しい商材を進めた。
胸元のボタンを外して色仕掛けに出た。
「国債買ってくださったとき、凄く嬉しかったんです。」
そう言って平林に抱きついた。
すると平林は言った。
「あんた勘違いしている。」
「俺があの時国債買ったのは、
 あんたの提案が面白いと思ったからだ。」
「預けろとか増やせとかは誰でも言う。」
「でも使って楽しめって言ったのは、
         あんたが初めてだった。」
「ノルマそんなに厳しいのか?」
「今のままでいいんじゃないか?」
「焦らなくても大丈夫だよ。」

梨花の焦りとは関係なく正文が帰ってきた。
上海の思い出を語る正文に対して、
「私ちょっと行かなきゃ。」
正文は驚いて聞く。
「こんな時間に?」
梨花は答えた。
「この時間じゃなきゃ駄目だって言う人がいて・・・」
そして梨花が向かったのは光太のために借りた部屋。
今では横領の為の部屋となっていた。

隅は更に梨花を調べていた。
移動前に決着をつけようとしていた野田。
始めに行ったのは小山内家。
「お渡ししている書類に不備がないか・・・」
そう言って調べると多額の横領が発覚した。
銀行では支店長と井上が話していた。
支店長は言う。
「全額返済させて何とかならないのか?」
井上は返した。
「私もそう思ったんですが、思ったより規模が・・・」

〜〜高校時代〜〜
梨花が寄付した子供から帰ってきた手紙。
左頬に大きな傷のある貧しい少年。
梨花は大切のその写真を握り締めた。
しかし同級生たちは言った。
「梨花さんまだやっているの?」
寄付をやめたと言う同級生。
しかし梨花は寄付を続けた。
その額は次第に多くなり、
父の書斎からお金を盗んで寄付をした。
そんな時の全校集会。
先生は言った・・・


〜〜現在〜〜
銀行はあわてていた。
本部も総額を調べた。
井上は梨花に言う。
「どういうつもりなんだよ。」
「今度こそ終わりだぞ。」
井上が部屋を出ると隅は言った。
「どこかに土地でも持ってないの?」
「全額返せば刑事告訴は免れられるかもしれない。」
梨花は答えた。
「行きます。行くべきところに。」
「それしかないですから。」
それを聞いた隅は、
「今のうち考えておけば?」
「相談できそうな親戚とか?」
梨花へアドバイスする隅に、
「ずるいんじゃないですか?」
「人を追い込んどいて今になって優しくするの?」
「自分より惨めな人間だから?」
隅はそんな梨花に言う。
「あなた惨めなの?」
「私最近あなたのこと考えている。」
「なんでこんなことしたのか。」
「自分だったらどうするかも考えた。」
「自由に何でも好きにやれるとしたら何をするか。」
「そしたら徹夜くらいしか思いつかなかった。」
「私したことないのよ。翌日に響くから。」
「定年したらやってみようと思ってた。」
「あなたはしたんでしょ?」
「私には想像できないようなこと。」
「何千万も使ったんだから、
  したいことし尽くしたんでしょ?」
「それでも駄目?何も変わらない?」
「そこに座って私を見て・・・
 惨めな人間と思うのはあなたのほうじゃない?」

梨花は言った。
「私も徹夜したことはなかった。」
「誰かと朝までずっと、
 起きていたいと思ったことなかったから。」
「でもあの日初めて朝帰ってきた。」
光太と初めて関係を持った朝を思い出していた。
あの朝電車を待つ梨花は、
朝焼けに消えていく月に手をかざし、
自分の指で月を消した。
その話を聞いて隅は梨花に聞いた。
「何でどうして月が消えるの?」
梨花は答える。
「偽者だから。」
「幸せだったんですあの時。」
「幸せだけどいつか終わるなと思ってた。」
「悲しいんじゃなく当たり前に。」
「だってそういうものだから。」
「本物に見えても本物じゃない。」
「初めから全部偽者。」

〜〜高校時代〜〜
全校集会で先生が言った言葉。
「愛の子供プログラムは打ちきります。」
「一部の生徒が極端に多額の寄付をしたからです。」
「こういった行為はつつましく行うべきです。」
「ひけらかしは恥ずべき行為です。」
それに対して質問した梨花。
「私分かりません。」
「何がいけなかったのか。」
「ひけらかしたんじゃありません。」
「時間が経つとみんなやめちゃったんです。」
「あの子達は喜びます。」
「あの子達が喜んでいると思うと幸せなんです。」

〜〜現在〜〜
高校の記憶も同時に思い出した梨花。
梨花は隅に続けて言った。
「偽者なんだから壊れたっていい壊したっていい。」
「怖くない。そう思ったら体が軽くなったみたいで。」
「だから本当にしたいことをしたんです。」
それに対して隅は言う。
「幸せだから横領したの?」
「信頼してくれた人裏切って、
 好き勝手にお金使って自由ってそういうこと?」
「確かに偽者かもね。
「お金なんて、ただの紙だもの。」
「だからお金では自由にはなれない。」
「あなたが行けるのはここまで。」

それを聞いた梨花は行動に移した。
銀行のガラスを割って外へ逃げた。
隅に一言残して・・・
「一緒に行きますか?」

数日後・・・
銀行はいつもの日常に戻っていた・・・
隅も打ち合わせで会議室にいた。
その会議室は以前梨花が旅立った場所。

梨花は逃走していた。
そして1人タイにいた。
その商店街で果物を売っていた男性。
その男性の左頬には見に覚えのある傷が・・・


(終わり)

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2015年06月14日

【ゲノムハザード ある天才科学者の5日間】出演者・感想・完全ネタバレ(セリフ完全再現)

本日の映画紹介。
【ゲノムハザード ある天才科学者の5日間】
ゲノムハザード.jpg

【出演者】
石神武人(オ・ジヌ):西島秀俊
カン・ジウォン:キム・ヒョジン
美由紀:真木よう子
ハン・ユリ(原西由梨):中村ゆり
伊吹克彦:浜田学
警察を名乗る男:パク・トンハ
佐藤博士:伊武雅刀

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【感想】
面白かった〜
あんな結末だったとは〜
裏切りに裏切りの連続の映画ですね♪
最近見ていたドラマ「アルジャーノに花束を」
に少し似た部分があったような・・・
科学って落とし穴があるんですね〜

でもやっぱり西島さんの演技うまいです!
感情表現の仕方が独特ですが、
伝わってきますよね〜
西島さんの映画は結構見てますが、
心に響いてくる映画多いです!

この映画は是非見てほしい!
久しぶりに良く出来たストーリーだと感じました。


【あらすじ】(ネタバレあり)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
きっと信じられないと思います。
僕だってそうでしたから。

石神はボロボロの姿で公園を歩いていた。
そんな石神にすれ違いざまに手を触れた美由紀。

名前は石神武人。34・・・
今日で35歳になりました。
僕は普通の人間です。
今まで生きてきて人に危害を加えた事も、
大きな罪を犯した事もありません。
僕の妻もそうです。
デザイン会社でイラストレーターをしています。
去年会社の公募展で入選したおかげで、
就職も出来、それから妻にもであって。
結婚してまだ1ヶ月しかたってません。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ある日、石神のもとに届いた小箱。
中には一枚の手紙とレコード。
ルービックキューブのキーホルダー。
手紙には韓国語で
『再び巡ってきた誕生日。
 あなたも帰ってくることが出来たのに。
                     妻より。』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ここ数日何かおかしな感じがしていましたが、
特に気にはしていませんでした。
幸せだったので・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
家に帰った石神。
家の鍵は空いたまま。
帰る前にかけた電話にも妻は出なかった。
家に帰ると床には大量の蝋燭。
石神は今年は最高の誕生日だ。
そう言って家の中にいるはずの妻を探した。
初めてデートしたときの話をする石神。
妻を久しぶりにデートに誘った。
その時倒れこんできた妻の美由紀。
美由紀の体は血だらけだった。

その時一本の電話が入る。
相手は美由紀。
「実家に来ているの。」
「お母さんが調子悪くて。」
「だから今日は実家に泊まるね。」
そう言われて電話が切れた。
しかし家に倒れているのも美由紀。
あわてた石神は直ぐに
再び美由紀の携帯に電話するが、
美由紀は出なかった。

その時玄関から物音が・・・
石神は玄関に向かった。
すると2人の男が家に入ってきた。
そして男は警察手帳を出した。
「近くで殺人事件があったもので。」
「捜査に協力してくれませんか?」

その時部屋のほうから物音が・・・
警察と石神は部屋へ戻った。
石神は驚いた、死体がない!
「死体と血痕が消えたんです。」
部屋中の蝋燭を見て警察は言う。
「ここで1人で何していたのですか?」
「本当にこの家の方ですよね?」
「石神武人さんで間違いないですか?」
石神武人は言った。
「私を疑っているんですか?」
警察は返した。
「署までご同行願いますか?」

韓国人で報道局で働くジウォン。
合わせたい人がこの町にいる。
そう言われて取材のため日本に来ていた。

石神は2人の男と車に乗っていた。
男たちは石神に聞いた。
「お名前は?あなたの名前ですよ。」
「オ・ジヌと言う男覚えてますか?」
すると片方の男が韓国語で言った。
「本気か芝居かどっちだ?」
石神は2人の男が警察ではないと悟った。
「車を止めてくれ。」
その瞬間1人の男は石神に銃を向けた。
「オ・ジヌ知っているな?」
石神は男たちに言った。
「美由紀もお前らの仕業だろ。」
そう言って隙をつき反撃した石神。
石神は車から降りて逃げた。

その頃ジウォンは、
運転しながら誰かと電話していた。
「すぐに放送できない理由は?」
「情報提供者と連絡がつきません。」
「そんなことより、
 明日帰国してすぐに編集します。」
「何としても放送しますから。」
「できないなら、今回のネタを検察に・・・」
その時突然飛び出してきた石神をひいてしまう。

車を止めて焦るジウォン。
その時後部座席のドアが空き、石神が入ってきた。
「早く出してください。」
「お願いします。助けてください。」
石神の手にはさっきの男から奪った銃。
必死な石神を見てジウォンは車を発進させた。
「僕の妻が死にました。」
「いや。生きているのか、
 確認しなければならないのです。」
ジウォンは石神を乗せ美由紀の実家に向かった。

実家についた石神はインターフォンを鳴らす。
しかしインターフォンに出たお母さん。
「間違えていますよ。」
家が違うらしい。
「おかしいな。この家のはずなのに。」
「急に何も思い出せない。」
「家も電話番号も・・・」

そんな石神を見たジウォン。
「コーヒーでも飲みに行きますか?」
2人は近くのファミリーレストランへ。
ジウォンは石神の話を聞いた。
その時、先ほどの男たちが追ってきた。
運転できないはずの石神だが、
車に乗って男たちから逃げた。
自然と運転していた・・・
肩を擦り剥き怪我をしていた石神。
気がつくと知らない大学で勝手に薬品を調合し、
自分の肩の消毒を始めていた。

そんな石神をジウォンは追ってきた。
「この大学に通っていたのですか?」
石神は首を横に振った。
「じゃあ何でここまで?」
「運転も出来ない人が・・・」
石神が置いてきたジャケットを持ってきた。
そのポケットには追跡装置が入っていた。
「あの人たちは怪しすぎる。」
「あなたはもっと怪しいですけど。」
「行くところも財布もないんでしょ?」
「一緒にいましょう。朝まで生きていたければ。」

2人はラブホテルで朝まで過ごす事にした。
部屋で光る不思議な証明。
石神はどこで覚えた知識か話し始めた。
「ストロンチュウム炎。」
「電球の中で発光しているんです。」
普通の人間は知らないような知識。
ジウォンはそんな石神を取材し始めた。

成り行きを聞いたジウォンは言う。
「消えた死体なんですけど、
 本当に奥さんだったと思いますか?」
「実家から電話してきた人は?」
「事前に録音して聞かせたとか?」
「私が言いたいのはあなたの頭が、
 おかしくなったんじゃないかと言う事です。」
石神は答えた。
「むしろその方がマシだ。」
「僕だって信じたくない。」
「愛する人が目の前で死んでいたんです。」
「警察に任せたら、
 その全てが真実になってしまいそうで嫌なんです。」
ジウォンとはまた会う約束をして別れた。

翌朝目を覚ますと、
テレビでアルツハイマーについて語る佐藤博士。
石神のポケットには大量の薬品が入っていた。
石神は自分の働く会社に電話しようとした。
しかし会社名も電話番号も思い出せない。
ホテルを出た石神はあるマンションに向かった。

ドアを開けると男が迎えた入れた。
その男は石神の知人、伊吹。
「昨日は予定があったから早めに店閉めたんだ。」
「美由紀ちゃんも実家に用事あったようだし。」
石神は男に言った。
「伊吹。家に行ってきてくれないか?」
そして家の地図を描く石神。
地図を描く姿を見た伊吹。
「右手使ってる。」
「左利きって自慢していた奴が・・・」

ジウォンは石神の過去を追っていた。
石神が1年前まで働いていた場所。
石神を知っている人間に会い、
会社に飾られた写真を見ていたジウォン。
「この中にはいませんね。」
会社の人は言った。
「いますよ。この人。」
全然の別人だった・・・

伊吹の家で寝ていた石神。
すると玄関で物音がした。
のぞき穴から外を見る石神。
そこにはまたしても男たちが・・・
どこで覚えたのか、即興で爆弾を作り爆発させ、
時間を作りマンションから逃げた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
伊吹も誰も信じられない。
信じられるのはこの記憶だけだ。
どうして俺はこうなってしまったんだろう。
全てが狂い始めている。
このまま自分の家さえも忘れてしまうんじゃないか。
その前に帰りたい。そこで死んでしまったとしても。
美由紀に一度会えるのなら。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

逃げる石神はある新聞の記事を目にした。
ラブホテルで見たアルツハイマーに関する記事。
自分の家にたどり着いた石神。
そこには見たことのない家族が・・・
半年前から住んでいるんですけどと言われる。

自分の家のはずだった場所から、
逃げるようにひき帰す事になった石神。
美由紀の顔を思い出して泣き崩れる。
『あなたが言うとおり僕は頭がおかしくなりました。』

そこへ現われたジウォン。
「ご飯は食べました?」
そうして友人の家に招きいれたジウォン。
「韓国ラーメンでもいいですよね?」
そう言ってアルミの鍋で茹でたラーメンを出した。
それを見た石神はいう。
「アルミの鍋がアルツハイマーの原因となる。
                 という説がありました。」
それを聞いたジウォンは聞いた。
「一体そういうことどこで学ぶのですか?」

ジウォンは調べた石神の過去を話した。
「あなたの家だと教えてくれた住所には、
          平沢と言う夫婦が住んでいました。」
「6ヶ月くらい前から。」
「昨日一緒にた町には、
 久保田さんと言う家はありませんでした。」
「つまり美由紀さんの実家はないと言うことです。」
「名波さんですよね?」
「石神と言う人は知らないといってましたよ。」
「一番仲のいい友達なんでしょ?」
石神は言い返した。
「伊吹って言いませんでしたか?」
言っていたことがチグハグは石神に対し、
「人をだますか馬鹿になるのかどっちかにして下さい。」
石神は真剣な顔で答えた。
「僕の記憶が変わったんです。」
悲壮感漂う石神にジウォンは、
「食べましょうアルツハイマーなんか忘れて。」
すると石神は話し始めた。
医学的用語を使って記憶の伝達の話を始めた。
どこで学んだか分からない、専門知識・・・
ジウォンは再び聞いた。
「アルファー広告ではいつから働いていたんですか?」
それを聞いて自分の会社を思い出した石神。
続けて聞いたジウォン。
「その前は?鳥山アートスクール?」
「行きましょう。あなたの家。」
まったく答えられない石神。
「もともと記憶力は良くありませんでした。」
「交通事故にあってから途切れ途切れで。」
そんな石神にジウォンは言う。
「起きた事全て覚えている人はいないです。」
「辛い記憶は無理やりにでも忘れたほうがいい。」
「問題なのはありもしない記憶を覚えている事です。」
「あなたみたいに・・・」

そしてジウォンと家に向かった石神。
「もし僕に何かあったらそのまま逃げてください。」
そう言ってマンションへと入っていく石神。
追いかけるように石神の家に入ったジウォン。
昨日あったはずの蝋燭はなかった。
「蝋燭は?」
「もしかして美由紀さんが?」
石神が答えた。
「昼間に伊吹に変わりに着てもらったんです。」
しかし疑問点が・・・
「昼間に来て変わりに電気まで直した?」

石神は何かを思いついたように、
家にあった薬品を混ぜ始めた。
そして出来た薬品を床に振り掛けた。
「ルミノール反応。」
「血を拭いても血痕は残る。」
確かにその家には血痕の反応があった。
その作業を見ていたカン・ジウォン。
「あなた本当にイラストレーターですか?」
そう言いながらベランダにでたジウォン。
落ちていた携帯を見つけた。

そのときだった。家に入ってきた男たち。
石神を力でねじ伏せた。
間一髪でジウォンは逃げるが、
石神は男たちに連れて行かれた・・・

石神は男たちに言った。
「いつまで猿芝居しているんだ?」
男は言う。
「私達はあなたを守ろうとしているんです。」
「あなたに何かあったら俺たちが殺される。」
「あなたに会いたがっている人がいます。」
「その人のもとへ、
 あなたを無事に連れて行ったら終わりです。」
そのときだった。
車に近寄るワゴン車。
そしてワゴン車が通り過ぎると後方から煙が上がる。
様子を見に行く男たち。
その間にポケットに忍ばせた薬品を取り出す石神。
石神はその薬品を男たちにかけて逃げ出した。

逃げ切った石神はジウォンと合流した。
そして伊吹のもとへ向かった。
新聞記事に載っていた男を見せて聞く。
「お前もグルなのか?」
「お前が知っていて俺が知らない事を全部言え。」
伊吹は素直に答えた。
「その人がお前の事訪ねてきたんだ。」
「お前が何かの病気にかかっているって。」
「ウイルスにかかっていて、
        死ぬかもしれないって。」
それを聞いて怒鳴るように石神は言う。
「病気?何の?」
伊吹は静かに答えた。
「知らないんだ。」
冷静になった石神は伊吹に話した。
「お前にはいろいろ悪かったな。」
伊吹は聞いた。
「美由紀ちゃんのことは?」
石神は血痕のことを伊吹に話した。
そして石神は言った。
「もう自分が何を思っているか信じられない。」

ジウォンは石神を待っている間に、
石神の家で見つけた携帯を見た。
そして発進履歴から電話を鳴らすと・・・・
ジウォンの携帯がなった。
車に戻った石神にジウォンは言う。
「あなたの奥さんのものですか?」
携帯を見た石神は答えた。
「いいえ。」
ジウォンは続けた。
「日本に来て会うことになっていた、
       ある情報提供者がいました。」
「その人のものなんですけど。」
「あなたの家のベランダにありました。」
「その女性は行方不明になった韓国人の夫について、
            伝えたい事があると言ってました。」

そしてジウォンは自分の推測を話した。
「あなたは2つの家庭を持っていた。」
「だから奥さんが2人いた。」
「その1人が死んでいるのを見て、
 ショックを受けて記憶が混乱したんです。」
「2人の女性を1人の女性と勘違いしたんです。」
「あなたは韓国人じゃない。」
「でもあなたがもともと別人だとしたらあり得る。」
「記憶は自分なのよ。自分自身なのよ。」
「記憶が変わったって言う事は、
    自分が別人になったって言う事。」
「いったいあなたは誰なんですか?」

それを聞いて声を荒げる石神。
「俺だってこの状況説明してほしいくらいだ。」
その後も混乱した状況を話し続ける石神の言葉には、
節々に韓国語が発せられた。
それを聞いたカン・ジウォン。
「韓国人だったんですか?」

翌日目を覚ました石神。
そこに1枚の写真がジウォンからFAXで届いた。
「その人知っていますか?」
石神は知らないと答えたが、
「知っていないといけない人なんです。」
「石神武人 」
「この人は左利きであなたは右利きだった。」
「整形したとしても聞き手までは変わらない。」
「どちらが本物の石神さんなんでしょう?」
「もし公募展に応募した石神と、
 受賞した石神が別人だとしたら?」
「鳥山アートスクールを辞めて、
   受賞するまで2週間なんです。」
「その間にあなたは石神武人になって、
 就職して美由紀さんと結婚したんです。」
「自分がその男だと思いながら・・・」

それを聞いた石神はある場所に向かった。
それは以前追われたときに行った大学。
その大学には自分の写真と、
新聞に載っていた男が握手している写真があった。
そこを通りかかった男が声をかけた。
「ジヌ!」
「1年ぶりだ。ここにお前が現れたのは。」
「みんなお前が死んだか、
 拉致されたと思っていたんだ。」
大学の研究員で、石神とは過去同僚だった。
石神ではなくジヌという男と・・・
石神は聞きた。
「俺がここでやっていた仕事は?」
同僚は答えた。
「以前のお前は俺の名前は忘れても、
 研究の事は忘れなかったはずだ。」

ジウォンも大学に駆けつけた。
そして元同僚に石神の研究を聞いた。
石神が研究していたのは、記憶を消すウイルス。
そのウイルスを記憶を保存する事ができる、
ウイルスへ変化させる開発していた。
それが出来ればアルツハイマーを治すことが出来る。
アルツハイマーになる前に人間にウイルスを投入し、
そのウイルスをアルツハイマーになってから注入する。
すると以前の記憶を思い出すという研究。
石神は天才科学者であった。
「アルツハイマーを治そうとした奴が、
 アルツハイマーになって戻ってくるとは。」
石神は聞いた。
「俺の家はどこか知っているか?」
同僚は言う。
「由梨さん引っ越したのか?」
石神が始めて聞く名前だった。
「由梨さん?」
同僚は驚いて言った。
「奥さんの名前も思い出せないのか?」

石神は何かを思い出しつぶやいた。
「西原由梨?」
ジウォンは聞いた。
「どうですか?自分を取り戻した気分は?」
石神は無言だった・・・

石神とジウォンは由梨の家へと向かった。
そこには石神をつけている男がいた。
それに気付いたジウォンは男に声をかける。
男は由梨の依頼で石神を追っていたと言う。
浮気調査で・・・
石神は聞いた。
「なぜ俺の居場所が分かった?」
探偵は言う。
「1ヶ月前奥さんにバレただろ。」
石神は思い出した。
1ヶ月前に見知らぬ女が自分を追いかけてきたことを。
そしてその女は言っていた。
「ジヌさん」と・・・
探偵は言った。
「名前を変えて仕事まで変えて、
 結婚までしていたから捜せなかった。」
「目の前で妻を無視するとはな。」

そして由梨のアパートへ入った石神。
そこには息のない白い顔の由梨が・・・
その部屋には数多くの医学書。
もちろんアルツハイマーに関するものだ。
そして由梨が好きだった蝋燭の山。

由梨はあの石神の誕生日の日、
昔の記憶を思い出してほしくて蝋燭に火をつけた。
しかし事件は起こった。
石神のアパートに忍び込んで蝋燭をつけた由梨。
そこにいた何者かが由梨を殺害した。
その直後に石神が帰宅。
まだ部屋にいた犯人は、石神も殺そうとしていた。
しかし警察を名乗る男たちが現れて、
犯人は遺体だけを処理したのだった。
時間がなかったのか遺体と血だけを処理し、
石神が家から出た後に、
由梨の遺体だけをアパートに運んだ・・・

ジウォンは言った。
「遺体を処理しなかったのを見ると、
            普通の殺人者じゃない。」
石神は言った。
「僕の事を良く知っている人間。」
「研究所の人間。」

その時石神へ美由紀から連絡が入った。
「オ・ジヌって誰なの?」
「本当にあなたがその人なの?」
「私本当にあなたのこと愛していたのに。」
石神は答えた。
「愛している。本当だ。」
その時電話口に石神を追いかけていた男が・・・
「そういうことは会ってから・・・」
「それより可愛いお嬢さんは、
 これからも一緒に動くんですか?」
石神は察したジウォンも危ないと・・・
「今行ったら戻って来れないかもしれない。」
「由梨のことお願いします。」
ジウォンは返した。
「私は一度も自分のネタを逃した事がないの。」
「連絡待っていますから。」

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石神は1人で美由紀のもとへ向かった。
そこには石神を追いかけていた男たち。
そして美由紀もいた。
美由紀に話しかけようとするが、
目の前で美由紀は車でどこかへ連れて行かれる。
男は石神に言った。
「奥さんも今は状況を理解するのに時間がかかる。」
「数時間後には全て理解できますよ。」

自分と美由紀を取り戻したい石神。
男たちに連れられ石神はソオルへ行った。
そこで待っていた1人の男。
石神は男へ聞いた。
「僕たちに何でこんな事をするんだ?」
「何が目的だ?」
男は言った。
「1年前のキミに魅力的な提案をしよう。」
石神は聞いた。
「あんたたちは何者だ?」
男はアメリカ3大製薬会社に出資している人間。
その男はなぜ石神になったのか聞いた。
答える事のできない石神。
男は石神に1年前の研究所の防犯カメラを見せた。
そこに映っていたのは、
本物の石神を抱きかかえて運んできた佐藤博士。
佐藤博士は新聞に載っていた、
大学でジヌと握手をしていた写真の男。

それを見た石神は全てを思い出した・・・

〜1年前〜
物音に気がつき研究室に入ると、
倒れた石神と佐藤博士がいた。
助けようとしたジヌに佐藤博士は殴りかかった。
そしてその日からジヌは石神になった。
ジヌの作ったウイルスで石神の記憶を吸収して、
ジヌの脳に移したのだ。
しかしウイルスには人間の脳より容量が少ない。
なので石神の過去の記憶が残っていないのだ。
最近の記憶しか残ってなかった理由だった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

その頃ジウォンは佐藤博士を追っていた。

記憶を取り戻した石神は言った。
「僕はモンスターを作りだした。」
この1年ジヌは石神の記憶で埋め尽くされていた脳。
しかしここに着て急激に過去の記憶が戻ってきた。

石神は投資家の男に言った。
「研究員は記録を残す。」
「ほしいのはそのファイルだろ。」
アルツハイマーの特効薬。
それが出来れば莫大な金になる。
投資家の男は石神の意見に賛同し、
東京の研究所へ向かった。

研究所へ向かう車の中石神は言った。
「ウイルスは組みかえる前の状態へ戻ってしまった。」
「人為的に遺伝子を操作したせいだろう。」
「不老不死の夢は一年限りだったという事だ。」
「石神の記憶を移したウイルスが、
 もとの状態に戻ったから俺の記憶も戻ってきた。」
「覆っていた記憶は消えたんだ。」
「この研究は完全に失敗している。」
投資家の男は言った。
「ふざけた事を言うな。」
「研究ファイルをよこせ。」
石神は続けて言う。
「お前たちが諦めなきゃいけない理由は他にある。」
「俺に問題が起きた。」
投資家の男は再び聞いた。
「お前はどうなる?」
石神は答えた。
「死ぬか。誰でもなくなるか・・・」

そして薬品を取り出した石神。
それは石神が合成させた薬。
一瞬で車を吹き飛ばす事ができる薬。
「俺には死ぬ覚悟がある。」
「お前たちはどうだ?」
投資家の男を脅して車から降りた。
男たちから逃げた石神だが、
追いかけてきた男たち。
男は銃を石神に向け聞いた。
「一体何がお前をそうさせるんだ?」
石神は答えた。
「明らかにしなきゃいけないことがあるんだ。」
「それまで俺は死ねない。」
男は石神の決意に追うことを辞めた。

石神は佐藤博士のもとへ向かった。
石神を見た佐藤博士は言った。
「今までどうしていたんだね?」
石神は言った。
「良くご存知でしょう。」
佐藤博士は言った。
「記憶が戻ったのか?」
佐藤博士と石神は研究の話をした。
石神が研究したウイルスは未完成。
ウイルスを投与すると一次的に記憶が戻る。
しかし1年経つともとの状態に戻る。
つまり記憶を記憶を消すウイルスになる。
今の石神の体内にあるウイルスは、
この後記憶を消すのである。

この先記憶がなくなるであろう石神に、
佐藤博士は言った。
「悪くなる前に研究記録を渡してくれるか?」
「君が作ったものだ、君だけのノウハウがあるはずだ。」
「研究記録を渡してくれれば、
  私が発病をとめてやろう。」
石神は答えた。
「自分で始めた事です。」
「自分で終わらせます。」
「これ以上悪くなる前に、
 石神武人について教えてください。」

佐藤博士は話した。
1年目運転をしていた佐藤博士。
偶然石神武人をひいてしまった。
全てが終わると考えた佐藤博士。
痕跡さえ残らなければと研究室に運んだ。
そこで偶然にもジヌに見つかった。
そしてウイルスを使用して、
本物の石神武人を処分した。
ジヌは石神武人になり生活を始めたのだった。
佐藤博士は言った。
「私達は偉大な研究をしていたのだ。」

それを聞いた石神は言う。
「それはあなたの研究だ。」
「俺たちの研究はアルツハイマー治療薬だった。」
「忘れたのか!」
そう言って銃を発砲した石神。
「俺の妻が殺された。」
「俺の記憶が戻る事を望んでいない人間がいた。」
「ハン・ユリは自分の夫の記憶を取り戻そうとした。」
「それで殺されなければならなくなった。」
「お前は全てを失いたくなかっただけだ。」
佐藤博士は返した。
「永遠に死なない方法を見つけたんだ。」
「成功すればもっと偉大な科学者として、
      この世に名を残す事ができる。」
「ここで辞めるわけには行かない。」
「発病したら忘れる記憶。」
「ただの事故で死んだ人間のために、
 偉大な業績を棒に振るわけにはならない。」
「君には撃てない。」
石神は言った。
「できない理由なんてどこにもない。」
「どうせ記憶する事も出来ないんだ。」
そして銃を発砲した・・・

しかし銃は佐藤博士の横を打ち続けるだけ。
石神はビビって倒れこむ佐藤博士に言った。
「お前を殺さない理由は、
 妻が復讐を望んでいないと思うからだ。」
そういい残して研究所を後にする石神。
外にはジウォンが待っていた。
全てはジウォンが仕組んだもの。
一部始終をレコーダーに録音していた。

ジウォンの車に乗った石神。
ジウォンは言った。
「打つ手はないの?」
石神は答えた。
「体に免疫反応が起こり、
 ウイルスを防ぐ事ができたら。」
「ある意味本当の臨床試験はこれからです。」

そしてジウォンは石神を降ろした。
「私が何を言ったって1人でいたいんでしょう?」
石神は言った。
「あなたに出会えた事が、
 僕の人生で最後の幸運でした。」
ジウォンは言う。
「ただネタにあると思ったから一緒にいただけです。」
そんなジウォンに石神は、
「責任の取れない言葉ですが、
       忘れられないと思います。」
ジウォンも返した。
「私もこの状況にふさわしいか分かりませんが、
                    元気でいてください。」
「記憶は消えても、
 思い出はどこかに残っているものです。」

そう言って車に乗ったジウォン。
友人に電話して言った。
「帰る前に渡したいプレゼントがあるの。」
「特ダネよ!」


一方石神はなくなっていく記憶の中で、
由梨からもらったレコードを手にして、
蝋燭に火をつけようとしていた。
そしてあることに気がついた。
石神の前には伊吹がいた。
「記憶を取り戻すためには、
 石神武人の記憶を全て消えなきゃいけない。」
「そうすると自分が誰かも分からなくなります。」
「ここにメモしておかなければ、
 あなたが誰なのかもわからなかったと思います。」
「誰かがこの蝋燭に火をつけた人を殺しました。」
「蝋燭をかたずける時間がなかったから、
      そのままにしたのだと思っていました。」
「蝋燭がこのくらいになる前に1時間はかかります。」
「その間に何をしていたのか教えて下さい。」

伊吹は言った。
「何で俺に?」

石神は続けた。
「私が書いた地図は、
 オ・ジヌと言う人間が住んでいた家です。」
「あなたがこの家で地球の絵を見たのは、
            あの夜しかないのです。」
「どうしてそんな事を・・・」
「真実を知ったとしても、
 私は記憶を残す事は出来ません。」
「石神として生きる最後の日かもしれない。」
「お願いです。」

あの事件の夜、部屋に飾られた絵。
それは石神が書いた絵であり、
特殊な塗料で描かれた絵。
普段は海の絵であるが、
電気が消えたときに現われる地球の絵。
それを知っているはずがない伊吹。
その事に気がついたのであった。

伊吹は答えた。
「俺が殺したんだ。」
「美由紀はその人が死んだ事も知らないんだ。」

事件の真相を知った石神。1人公園へ向かった。
公園で美由紀とすれ違う石神。
石神の記憶はなくなり美由紀の存在がわからない。
『あたしあなたの事愛していたのに・・・』
そんな記憶を思い出して振り向く。
すぐさま抱きしめる美由紀。
美由紀はあの夜の話をした。

家に帰った美由紀は、
蝋燭に火をつけて床に座る由梨を見た。
「初めは頭のおかしい人だと思ったの。」
「勝手に人に家に忍び込んで・・・」
「蝋燭なんてつけて・・・」
「とにかく夫を返せって・・・」
そして由梨はジヌの写真を見せたという。
そして口論となって誤って殺してしまった美由紀。
美由紀は伊吹に頼んで処理をお願いした。
その時はまだ、
頭を打って倒れていたと思っていた美由紀。
伊吹は死んだ由梨を運んだ。
そして美由紀とアリバイ工作をした。
美由紀が実家にいたことにして・・・
伊吹は美由紀に言った。
「お前は何も知らないんだ。」

美由紀と伊吹は幼い頃施設で育った。
その後見人が佐藤博士だった。
佐藤博士は美由紀に、
2年間だけ妻として石神と過ごしてほしいと頼んだ。
伊吹は反対したが、美由紀がやろうと言った。
そして家と金と店を手に入れた。
しかし美由紀は石神を本当に愛してしまった。
美由紀は石神に言った。
「今となっては行き場のない感情だけど」
石神は亡くなる記憶の中で言った。
「ありがとう。」
「僕は幸せだ。」
「本当に申し訳ない・・・」
そして倒れた石神。
石神の記憶は完全に消えたのであった・・・


〜1年後〜
韓国で働くジウォンに一枚の手紙が届く。
待ち合わせ場所に向かったジウォン。
そこに現われたのはジヌ(石神)。
ジヌは韓国語で言った。
「はじめまして。手紙を書いたものです。」
「1年前の記憶がなくて・・・」
ジウォンは言った。
「食事しませんか?」
「話はいつでもできるけど、
  夕食は週に7回だけよ。」
「話は食べながら・・・」
「食事もせずに分かれるのは嫌なの。」
そんなジウォンにジヌは言った。
「以前どこかでお会いしましたか?」
ジウォンは答えた。
「いいえ!」
「記憶は消えても、思い出は残る。」

頭の片隅に残った思い出が蘇り、
ジヌは止まった・・・

そんなジヌにジウォンは、キーホルダーを渡した。
逃走中に石神がジウォンに渡したもの。
そのキーホルダーはUSBメモリーだった。
関係者が探していた石神の研究ファイル・・・

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
きっと信じられないわ。
私もそうだったから。
あなたの記憶はここから始まるのよ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


(終わり)

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2015年05月21日

【寄生獣】出演者・感想・完全ネタバレ(セリフ完全再現)

本日の映画紹介。
【寄生獣】
寄生獣.jpg

【出演者】
泉新一:染谷将太
ミギー:声・阿部サダヲ
田宮良子:深津絵里
村野里美:橋本愛
島田秀雄:東出昌大
A:池内万作(余貴美子)
泉信子(新一の母):余貴美子
平間(刑事):國村隼
辻(刑事):山中崇
広川剛志(政治家寄生獣):北村一輝
後藤:浅野忠信

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【感想】
これは凄い!
何が?
染谷くん!!!

これ完全に演技力ですよね〜
まるでミギーがいるみたいです。
これ系の映画ってあんまり・・・
みたいな感じだったのですが、
食わず嫌いでしたね〜
面白いです。

完結篇を見たい!
と思わせる映画でした。

見てない方は、
私と同じような考えなのでは?
だまされたと思って一度見てください。


【あらすじ】(ネタバレあり)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
人間の数が半分になったら。
燃やされる森の数も半分になるのだろうか?
人間の数が100分の1になったら。
垂れ流される毒も100分の1になるのだろうか?
地球上の誰かがふと思った。
みんなの命を守らなければ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ミギーが運転する車。
車はバイクに体当たりした。
バイクに乗っていたは寄生獣、後藤。
しかし後藤は生きていた。
森に逃げ込んだ後藤を追いかける。
「銃も効かない相手に槍かよ。」
そう言って木の棒を持つ新一。

しかし後藤は強かった。
一気にミギーを追い詰める後藤。
ミギーは言う。
「2人とも死ぬことはない。」
「どちらかが助かれば合格点だ。」
そう言って新一を守ったミギー。
「走れ新一。」
「私がいなければもう見つかることもない。」
「出会ったとき君の脳を奪わなくて良かった・・・」
「正確には君の脳を奪うのに失敗したんだったな。」
「あの時失敗しなければ、
 君と会う事もなかったんだな。」

〜〜数ヶ月前〜〜
変な虫が新一の部屋に入ってきた。
その虫を倒そうと雑誌を丸めるシンイチ。
その虫は新一に飛び掛り、新一の右腕に入った。
「蛇が腕の中に。」
そう言って自分の腕を縛る新一。

幻覚と思いその日はそのまま寝た新一。
次に朝目覚めた新一の右腕は痺れていた。
「コードで締めるからでしょ。」
「壮絶に寝ぼけていたもんね。」
そういう母。

その日、学校に向かった新一。
声を掛けた同級生の里美。
その時、新一の右腕が勝手に動き、
里美の顔と胸を触った。
「何してんの。信じられない。」
そう言って里美は立ち去った。
体育でバスケをやっても右手が勝手に動き、
超ロングシュート成功。

その日の学校は不思議な事ばかり。
学校から新一は右手を見ていた。
そして右手にカッターナイフを当てた。
その時、右手が化け物に変わった。
「失敗。失敗。」
新一はビックリして言う。
「俺の右手。」
右手は話す。
「俺の右手食べた。言葉教えろ新一。」

そして右手は新一の部屋の書物を読み漁った。
そんな右手に新一は言った。
「病院って知っている?」
「そこ行って右手ぶった切ってもらうからな。」
右手は答えた。
「右手を切られると死んでしまう。」
「君も右手を失う。」
「お互い損だ。」
「僕は君の脳を奪うのを失敗して、
     ザンネンと言う気持ちだ。」
そして化け物呼ばわりする新一に言った。
「名前が必要ならミギーって呼べ。」

翌日の学校。
放課後にミギーと高校を回る新一。
ミギーはあらゆる知識を吸収した。
新一は美術部。里美も一緒だ。
里美を見たミギーは新一に言う。
「新一あの娘と交尾したいんだろ。」

一方全国各地では、
不審な殺人事件が相次いで起きていた。
それは人間の脳に寄生した寄生獣の仕業。

ある日の下校途中。
突然ミギーは話し出す。
「相手との距離5メートル。」
ミギーは同種に会いたかったのだ。
寄生獣は同種との距離を感じる事が出来る。
新一はミギーの言う場所へ向かった。
そこはラーメン屋だった。
店の中では寄生獣が人間を喰らっていた。
新一とミギーに気がついた寄生獣。
「仲間か?」
新一は逃げ出した。
追いかける寄生獣は自分の腕を切り、
ミギーに話しかけてきた。
「こっちに移って来いよ。」
「腕から腕なら簡単だろ?」
戸惑っているミギーを見た寄生獣。
「そいつの首をはねれば否応なしだ。」
そう言って新一に襲い掛かった。
絶体絶命の危機。
そのときミギーは新一を守った。
右手を刃物に変えたミギー。
寄生獣を瞬時に切り倒した。

連日ニュースでは殺人事件のニュース。
新一は悩んでいた。
真実を皆に伝えるべきかどうか。
その時ミギーは新一に言った。
「私はシンイチから養分をもらって生きている。」
「他の同種は自分で養分を確保するしかない。」
「人間はありとあらゆる種を食べる。」
「人間のみ食べる行為は慎ましいではないか。」
そう言って新一を脅すミギー。

方や警察は事件を追っていた。
ミギーが倒した寄生獣。
体内から人間の指が出てきた事を知り、
人間を食べていたことが分かる。
しかしその人物が首なし死体で見つかったのだ。
刑事の平賀は困惑していた・・・

ある日の全校集会。
ミギーは急に話し出した。
「その中に同種がいる。」
「目をあわすな。」
同種は新たに赴任してきた田宮良子。
壇上で全校生徒に挨拶する田宮。
しかし目線は新一を見ていた。
ミギーは最強の寄生生物と呼んだ。

田宮は体を共用するミギーに興味を持った。
ミギーも田宮に興味を持った。
普通の人間生活をしている寄生獣に・・・
そんな田宮に新一は言った。
「何をたくらんで学校の中にいるんだよ。」
すると田宮は言う。
「放課後時間を頂戴。じっくり話し合いましょう。」

シンイチとミギーは指定された場所に行った。
すると田宮以外に2人の寄生獣。
学生の島田秀雄と警察官のA。
Aはミギーを見ていった。
「出来損ないをネットワークに入れるつもりか?」
田宮はAに返した。
「貴重なデータだわ。」
そして新一とミギーに話しかける田宮。
「生き残るためには助け合う必要がある。」
最近は惨殺死体が減っていることを告げた。
田宮の言うように、最近は殺人が減った。
その代わり行方不明者が増えている。
つまり隠れて人間を喰らっている。
新一はその事を田宮に問いただすが、
それに答えたのはAだった。
「一応必要ない人間を、
 処理しているはずなんだけど。」
ネットワークに入る事に抵抗がある新一。
「俺を化け物の仲間にしないで欲しい。」
それに返す田宮。
「私たちはいったい何のために、
 この世界に生まれてきたんだろう?」
「私たちは自分の身を守りたい。」
「私たちと連結する事を考えて。」
「全校生徒が人質と思いなさい。」
「あなたのガールフレンドもね・・・」
そう言って立ち去った3人。
立ち去った後にミギーは言う。
「新一Aには気をつけろ。」
「私たちに殺意を抱いていた。」

田宮たちは同じ家で暮らしていた。
田宮だけは実験中と言って普通に食事をしている。
また田宮はAとSEXし妊娠していた。
これも田宮の研究であった。

新一の母親は新一の異変に気がついていた。
「何があったの?」
「母さんさ、あんたの力になりたいんだよ。」
そんな母に新一は言い返す。
「いくつだと思ってんの。そういうの重いんだよ。」
「俺のことほっといてくれよ。」
そう言って学校へ向かった。
そんな感情に興味を持つミギー。
特に新一が母の火傷跡を見ると感情に変化がある。
その理由を聞きだすミギー。
4歳のころに鍋の油をひっくり返した新一。
それを母がかばって火傷したと話した。
「自分を傷つけても他者を守る。」
そんな人間に興味を持つミギー。

その日の帰宅中の。
「前方20メートル。いるぞ。」
「昨日のAだ。すごい殺気だ。」
Aは新一とミギーを待ち構えていた。
戦闘能力は当然ミギーより上。
ミギーの指示で魚市場に逃げ込んだシンイチ。
追いかけてきたA。
Aはラーメン屋の同種を殺したことを知っていた。
ミギーを危険と見なしたAは新一を襲ってきた。
「こちらに勝算があるとすればキミだけだ。」
そう言ってミギーはAと戦った。
隙を見て新一自身がAに棒パイプを刺した。
大量出血で倒れこむA。
そんなAにミギーは言った。
「キミもいずれ朽ち果てる。」
「人間独自が攻撃してくると、
       思わなかったのが敗因だ。」
勝利した新一とミギーは帰宅した。

そのころ仕事を終え帰宅中の母。
母は倒れているAを見つけていた・・・

帰宅した新一。直ぐにミギーは言う。
「新一起きろ来るぞ。」
「またかよ。」
そう言って、包丁を持ち待機する新一。
家の鍵が開く。
Aは生きていた。新一の母に寄生して。

新一は現実を受け入れられないでいた。
「新一こいつはAだ。」
叫ぶが新一は信じられないでいた。
警戒をとき、朝のことを誤る新一。
「凄い感謝しているんだよ。」
「だから嘘だって言ってよ母さん。」
その瞬間Aは新一を攻撃した。
倒れこむ新一。
Aはミギーに言う。
「心臓を破壊した。即死だ。」
「お前ももうすぐ死ぬ。」
そしてAは去った。

ミギーはすぐに新一の心臓に入り込んだ。
間一髪で新一の心臓は再生した。
ミギーは自らの細胞を使って修復したのだ。
ミギーの一か八かの大冒険。
それが成功したのでった。

体力が回復した2日後。
新一とミギーは田宮のもとに向かった。
Aの居場所を聞こうとしたが答えない田宮。
全てを実験と話す田宮。
新一は実験のために母を奪った田宮を怒った。
田宮は新一の殺意に気付き対抗としようとした。
その時田宮は気がついた。
新一の中にミギーの細胞が入ったと・・・

刑事の平間は引き続き事件を追っていた。
そしてラーメン屋とAに刺さった鉄パイプ。
両方に同じ指紋がついていることを知った。
そして寄生獣の噂も気がついていた・・・

翌日新一はAを追った。
当てもないが適当に歩いた。
すると政治活動を行う選挙カー。
その選挙カーの上で演説する広川。
その周りの人間全てが寄生獣。
その存在に喜ぶミギー。
「数ヶ月の間にとてつもない進化をとげている。」
「寄生生物が支配する時代が来るかもしれない。」

数日振りに学校へ行った新一。
同じクラスには新しく転校生が着ていた。
以前田宮に紹介された寄生獣の島田だった。
これは田宮が新一の監視役として仕向けたもの。
島田は田宮に新一の日常を報告する。
新一の肉体はミギーの細胞によって、
この数日で異常発達をしていた。
同時にミギーにも異変があった。
1日に4時間ほど眠くなる。
しかも突然・・・
記憶がなくなるように機能しなくなる。

世間では噂が広まっていた。
それは寄生獣の見分けかたであった。
寄生獣の髪の毛を抜くと、
抜いた髪の毛がウネウネ動くというもの。

数日後新一の変化はより大きくなっていた。
それは肉体的にも精神的にも。
里美との下校途中。
「何かが聞こえる。」
そう言って道路で倒れた動物を見つけた。
車が走りかう道路。ためらいなく歩いて犬のもとに。
まるで車が避けて要るような状態。
そして犬を抱きかかえる新一。
「あっ。死んだ。」
そうして抱きかかえた犬をそのままゴミ箱へ。
それを見た里美。
「何しているの?何しているか分かってる?」
新一は返した。
「死んでんだよ。死んだ犬は犬じゃない。」
「犬の形をした肉だよ。」
人間と言うよりも寄生獣に近くなっていた。

一方で田宮のお腹も大きくなっていた。
学校でも話題となっていた。
校長に呼ばれた田宮。
その夜家に帰ると田宮の両親がいた。
学校から連絡があったと。
「本当だったのね。」
そう言って田宮のお腹を見た。
すると田宮の母は言った。
「涼子じゃない。お父さん警察を呼んで。」
田宮はすぐに両親を殺害した。
そして田宮は学校を辞めることにした。

田宮のもとへ行った新一。
「島田は?一緒に連れて行けばいいのに。」
そんな新一に田宮は言った。
「私も島田も人間の食事をとっている。」
「そうなれば何も問題ないでしょ?」
島田は美術部のモデルを頼まれていた。
島田に美術部の生徒が言った、
「日本人離れしたスタイル。」
「人間じゃなかったりして。」
そう言って不意に島田の髪の毛を抜いた。
島田の抜かれた髪の毛はウネウネと動いた。
悲鳴を上げた生徒。
それを尻目に島田は言った。
「なんて事してくれるんだよ。」
「せっかくここまでうまくやって来たのに。」
「すぐ済むよ。お願いだからじっとしておいて。」
そう言って攻撃を始めた島田。

田宮と一緒にいた新一。
島田の発する殺意を感じ取ったミギー。
新一は島田のもとへ急いだ。
島田は里美を殺そうとしていた。
間一髪でそれを助けた新一。
そこに現われた田宮。
「騒ぎを起こす仲間は嫌いだ。」
そう言い即興で作った火炎瓶を島田に投げた。

新一は里美を抱きかかえ3階から飛び降りた。
火炎瓶で爆発した3階。
しかし島田は生きていた。
屋上に向かった島田。
新一は近くのビルの屋上に上り、
学校の屋上に上がる島田を見張る。
そしてミギーを弓に変えて、
鉄パイプを撃ちはなった。
「やっぱり共存なんて無理なんだよ。」
島田を撃ち殺した新一。

その帰りを待ち構えたいた田宮。
「しばらく消える。」
そう言った田宮に新一は言った。
「もっと早く殺しておけばよかった。」
「島田もお前も。」
田宮は答えた。
「私を殺したらお腹の子も死ぬ。」
ミギーは田宮に聞いた。
「本当に人間の子を産み育てるつもりか?」
田宮はミギーの質問に答えた。
「これもまた実験だ。」
「母親になれば理論を超越した、
 特殊な能力を備えるものなのか?」
「それを知りたい。」
そしてAの居場所を教えて田宮は消えた。

Aのもとを訪れた新一。
Aに連れられ人気がない場所へ向かった。
Aは戦闘モードになる。
そのときミギーに睡魔が。
「私にできることはこれだけだ。」
そう言ってミギーは剣に変わった。
「がんばってくれ。」
ミギーは眠りに着いた・・・

身体能力が向上している新一。
剣となったミギーを使い対等に戦った。
そして新一がAを殺そうとしたとき、
「やめて新一。母さんよ。」
新一の手は一瞬止まった。
その瞬間をAは見逃さず新一を襲った。
しかしその攻撃はA自身の手で止まった。
母さんの残留思念がAの行動をとめたのだ。
新一は意を決してAを殺した・・・

目覚めたミギーに新一は話した。
「母さんが助けてくれた。」
「でもミギー。やっぱり俺、
 心もお前たちと同じになってしまった。」
「母さんが奪われたときも今も。」
「出ないんだよ。涙。」

その頃・・・
寄生獣の政治家広川は見事当選した。
警察本部に呼ばれた刑事平賀。
特殊部隊SATに呼ばれていた。

広川に会っていた宮田。
宮田は広川に言った。
「人間の数が半分になったら。
 燃やされる森の数も半分になるのだろうか?
 人間の数が100分の1になったら。
 垂れ流される毒も100分の1になるのだろうか?
 地球上の誰かがふと思った。
 みんなの命を守らなければ。」

そこにいた後藤。宮田に言う。
「蝿は教わりをしないのに、
      飛び方を知っている。
 蜘蛛は教わりもしないのに、
      巣の張り方を知っている。
 生物はみな、
      命令に従っているだけなんだ。
 脳を奪ったとき私も命令を受けた。
      この種を食い殺せ。」

Aを殺した新一は決意を固めた。
「俺わかったよ。やるべきこと」
「どんなやつだろうと関係ない。」
「寄生生物を見つけて、
     一匹一匹殺していく。」
「それが俺のやるべきことだ。」


〜そして冒頭のシーンに戻る〜
後藤に追い詰められたミギー。
「走れ新一。」
「私がいなければもう見つかることもない。」
「どこまででも走れ。」
「キミだけでも生き残れば合格点だ。」

(終わり)

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2015年05月19日

【麒麟の翼】出演者・感想・完全ネタバレ(セリフ完全再現)

本日の映画紹介。
【麒麟の翼】
麒麟の翼.jpg

【出演者】
加賀恭一郎(刑事):阿部寛
松宮脩平(刑事):溝端淳平
八島冬樹:三浦貴大
中原香織:新垣結衣
青柳武明(被害者):中井貴一
青柳悠人(武明の息子):松坂桃李
青柳史子(武明の妻):相築あきこ
青柳遥香(武明の娘):竹富聖花
糸川肇(水泳部顧問):劇団ひとり
吉永友之(水泳部):菅田将暉
杉野達也(水泳部):山ア賢人
黒沢翔太’(水泳部):聖也
横田省吾(冬樹の同僚):柄本時生
青山亜美(ジャーナリスト):黒木メイサ
加賀隆正(恭一郎の父):山崎努
小竹由紀夫(武明の部下):鶴見辰吾
小林(刑事主任):松重豊
石垣(刑事課長):北見敏之
藤江(刑事):緋田康人
金森登紀子(看護婦):田中麗奈

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【感想】
ストーリーが面白い。
人情劇でもありながら推理していく様。
とても良い作品だったと思います。
全てにおいて時間軸がぶれていない。
それが映画を面白くさせた要因?

阿部さんの演技はもちろん。
全ての役者さんがうまいので、
見る者をひきつけます。

そして最後にネタバレ。
そういうことか〜と感心しました。
しかし良く出来たストーリーですね!

一度は見てほしい作品です。
私好きなのは、中盤で田中麗奈さんが
阿部さんを諭す言葉ですね〜
これとても深いです!
文章はあらすじを見てください。
呼んだら分かります!!!


【あらすじ】(ネタバレあり)
夜の日本橋。
麒麟の銅像の前で人が倒れた。
倒れたのは青柳武明は腹部を刺されていた。
そして折鶴を麒麟像にかざし息絶えた。

その頃、惣菜屋で働く中原香織。
彼氏の八島冬樹から電話が入る。
「俺やっちゃった。」
そう言って電話は切られた。
冬樹はその後、警察に追われ逃げた。
逃げた冬樹はそのままトラックにひかれた。
危篤状態で病院に搬送された冬樹。
冬樹は武明の鞄や財布を持っていた。

警察は武明殺害の冬樹を重要参考人とした。

武明は製造会社の本部長。
腹部を刺した刃物は見つからない。
警察は冬樹を被疑者とするため、
武明とのつながりと、凶器の捜査を始めた。
刑事の加賀恭一郎と松宮脩平も事件を追った。

加賀と松宮は香織のもとへ行った。
施設で一緒だった二人。
半年前に派遣会社の工場をクビになった冬樹。
その工場は武明の会社であった。
冬樹の持っていた鞄と財布。
それが殺された武明のものだった事実を知る。
「冬樹君はそんな事する人じゃありません。」

次に武明の家を訪れた加賀と松宮。
冬樹と武明のつながりと、
長男悠人の母校へ通話履歴があったことを聞く。
しかし父のことを答えられない家族。

加賀と松宮は悠人の母校へ行った。
対応したのは水泳部の顧問糸川。
相談があると言って電話が来たという。
しかし会うことなく武明は死んだと・・・
悠人は中学時代は水泳部であった。
しかし急に水泳部をやめていた。

警察本部は、派遣切りの逆恨みの線で調べだした。

次の日工場へ向かった松宮。
冬樹と親しい人物を探した。
しかし工場長は親しい人物はいないという。
帰ろうとした松宮に声をかけた従業員の横田。
半年前に冬樹が事故を起こしたことを聞く。
工場側のミスで怪我した冬樹。
労災隠しのためクビになったことを知る。

警察は武明送検の方向で進んでいた。
ナイフが冬樹のもの分かれば送検。
そして記者会見もできると・・・

加賀は別の線を追っていた。
知り合いの青山亜美から情報が入った。
亜美は茶屋で働いているジャーナリスト。
店には半年前から何度か武明が来たという。
地図を気にしていてデジカメを持っていたと。
「運動すると甘いものが欲しくなる。」
その言葉から記憶に残っていた。

冬樹を看病する香織は、
冬樹との思い出を思いだしていた。
事件前に仕事をしない冬樹とのやりとり。
穴の空いていない靴下を探していた冬樹に、
しっかり仕事してよと喧嘩した記憶。

武明の葬式当日。
悠人に声をかける武明の部下小竹。
「まだ水泳やっているのか?」
武明がよく悠人の水泳のことを話していた。
また水泳部の友人たちも励ましに来た。
水泳部顧問の糸川も来ていた。

数日後のニュース。
武明の会社の労災隠しが騒がれた。
しかも労災隠しは武明の独断だと会社は言う。
それを期に悠人も避けられるようになった。
「殺される理由あったんだろ。」と・・・

その頃加賀は青山に呼ばれ、
武明を目撃した男性に会っていた。
武明は紫の千羽鶴を神社に納め、
その写真を自分で撮っていたと言う。
武明に「何かの願掛けですか?」
と声をかけると武明は、
「この神社でのお参りはついでなんです。」
そう言ったという。
武明が訪れた椙森神社は日本橋七福神の1つ。
武明が日本橋七福神を巡っていたと推理した。

ニュースで騒がれる事件。
もちろん香織のもとにも取材陣が来た。
同時に仕事も辞めさせられた。
落ち込んでいた香織。
そのとき加賀から電話がかかってきた。
ナイフを持っていたかどうかの事情聴取だった。
香織と加賀が会った場所は産婦人科。
香織は冬樹の子を授かっていた。
香織はその事を冬樹は告げていない。
香織は加賀に話した。
事件当日に穴の空いていない靴下を探していた冬樹。
事件当日にかかってきた冬樹との最後の会話。
「えらいことやっちまった。」と・・・

捜査本部は冬樹を犯人として会見を開こうとした。
しかし松宮がとめた。
冬樹が面接を受けようとしていたのではないか?
その面接先をあらってからでも遅くないと・・・
もちろん、その入れ知恵は加賀。
そして会見まで時間を得た加賀と松宮。
日本橋七福神を回った。

7つの神社では武明の情報を得る事ができた。
黄色1色や緑1色や青1色の千羽鶴を持って、
1ヶ月に1回の頻度で訪れていたと言う。
そして加賀は武明が買った和紙の店を見つけた。
そして1つ気になること、
安産祈願の神社と思っていたが、
同時に水難祈願の神社であった事・・・

加賀は松宮を連れて青柳家へ向かった。
何度もくる警察に悠人は言った。
「こんなに来る意味あるのかよ。」
「親父の自業自得だろ。」
「日本橋なんて有名な橋の上でのびてて、
 だからマスコミにも大きく取り上げられて・・・」
松宮は悠人の言葉に被せて言った。
「お父さんは、のびてたんじゃない。」
「麒麟の像の下で力尽きて倒れていたんだ。」

悠人は父親を嫌っていた。
悠人が水泳をやめたときに、
なぜ辞めたのか問いただした。
水泳を悠人に教えたのは武明だった。
水泳をやめた理由は分からなかった。
それから悠人は武明と話さなくなった。
加賀は悠人が水泳をやめた理由が気になった。
悠人が辞めた時期に水泳部で事故があった。
そんな事実を母親から聞いた。

加賀が帰った後、悠人はインターネットで
「キリンノツバサ」を検索した。
そして何かに気がついた・・・

加賀の予想通りに、
冬樹は事件当日に面接を受けていた。
警察本部は新たな事実を知った。
裏づけを必要になり会見を更に延ばした。

時間を得た加賀と松宮。
加賀は再び香織のもとを訪れた。
事件当日に冬樹が、
家具屋の面接に行っていたことを香織に伝えた。
香織と冬樹の家にある家具は全て冬樹の手作り。
香織に1つ質問した加賀。
「あなた前に言いましたよね?」
「彼に人は殺せないと。」
「今でもそう信じていますか?」
香織は答えた。
「分かりません。」

そして青柳家に向かった。
武明の労災隠しが連日報道され、
朝方に次女の遥香が自殺未遂をしていた。
それを看病する悠人。
加賀と松宮の前で、
「自殺なんかしたら、
 親父が悪いって認めたようなもんじゃないか。」
前日とは変わり、武明を悪く言わない悠人。
何か心境に変化があった事に気がつく加賀。
加賀は原点に戻ると松宮に言った。

加賀は武明の殺害現場にいた。
そこにいたのは香織。
香織は冬樹の最後の電話場所として、
殺害現場に足を運んでいた。
加賀を見た香織は言った。
「やっぱり信じられません。」
「冬樹君に人を殺せるはずありません。」
加賀は答えた。
「分かっています。」
そして加賀に初めて東京に来た頃の話をした。
冬樹と一緒ヒッチハイクで東京に来た日のこと。
加賀は言った。
「それはいつの事ですか?」
香織は日付を忘れていた。
月日がたって忘れていたのだ。
そんな香織に加賀は言った。
「調べてください。」

そんな話をしながらたどり着いた先は、
武明が倒れていた日本橋の麒麟像の前。
「本来は翼がないんです。」
「ここは日本のスタート地点。」
「ここから日本中に飛び立っていけるように、
 願いをこめられてつくられたそうです。」
加賀の話に対して香織は言った。
「でもこれじゃ飛びたてませんね。」
「この麒麟まるで、私と冬樹君みたい。」
その時加賀の目に留まったのは悠人。
悠人も原点に戻ってきていた。

悠人はその後武明の部下小竹に会っていた。
それを尾行していたのは松宮。
労災隠しを全て武明の独断とした、
部下の小竹に対して言い寄った。
「親父はそんな汚い事する人間じゃない。」
そう言って小竹を殴った。
とめに入った松宮。
その場は収まったが、
松宮からその事を聞いた加賀。
やはり悠人の中で何らかの変化に疑問を覚える。

時間は迫っていた。
捜査本部は会見を控えていた。
冬樹を犯人とする記者会見。
加賀は冬樹が犯人でないと思っていた。
真相を明かすまでは記者会見させまいと、
一生懸命情報を集めた。

そんな時に金森登紀子に呼ばれた加賀。
金森は刑事であった父を看病した看護婦。
父の命日が近づき加賀に話しに来た。
仕事で父の命日にも顔を出さない加賀。
そんな加賀に対して金森は言った。
「お父様は最後にあなたに会いたかったんです。」
「死を間近にむかえたとき、
   人はプライドや意地を捨て、
     本当の心を取り戻します。」
「そう言う人のメッセージを受け止めるのは、
              生きている人の義務です。」
そう言って説教を受けた加賀。
加賀はそれがヒントとなり何かに気がついた。
きっと父親からのメッセージがあったと・・・
それが瀕死の状態でたどり着いた麒麟の像。

そして加賀と松宮は事件を振り出しに戻した。
事件の発生時刻に冬樹が日本橋にいたと・・・
それが防犯カメラに映っていたことの事実。
警察本部は混乱した、
会見前に振り出しに戻されたのだから・・・・

加賀は引き続き捜査を進めた。
向かった先は悠人の母校。
話を聞いたのは水泳部の顧問糸川。
悠人が水泳を辞めたとき起きた事件。
その事件は水泳部の1人が、
夜にプールに忍び込んだ。
糸川はプールに浮いている生徒を見つけた。
通報が早くその生徒は一命を取り戻した。
その後その生徒は引っ越したと言う。
顧問で数学教師の糸川に加賀は言った。
「中学の数学は公式が一杯出てくる。」
「公式を覚えるといろんな問題が解ける。」
「正しい公式を覚えられるように、
 しっかり指導してあげてください。」

冬樹は亡くなった・・・
そして香織は故郷に帰ろうとを考えていた。
香織は冬樹の子供を産もうか悩んでいた。

加賀は悠人のもとへ向かった。
そして水泳部の事件の事を聞いた。
「教えてくれないか?」
「キミがお父さんから受け取ったメッセージを。」
悠人は答えた。
「これ以上教えられる事はありません。」
何かを隠している様子だ・・・

松宮も真実を知った。
打ち明けたのは冬樹の同僚横田だった。
工場で起きた事故に関しては、
武明が知らなかった事実。
武明に伝えようとした従業員をとめたのが、
武明の部下小竹であったことを・・・

合流した加賀と松宮はプール事故にあった、
悠人の同級生である吉永の家に行った。
吉永は一命はとりとめたが脳障害になっていた。
吉永の母に武明について聞いた。
写真を見せたが知らないようだった。
しかし千羽鶴の話をすると・・・
「東京のハナコさん?」
吉永の母は看病ブログをやっていた。
そのブログに応援メッセージをくれる相手。
それが「東京のハナコさん」。
そしてブログのタイトルが、
「キリンノツバサ」。

全ては繋がった。
すぐに悠人に会いに向かった加賀と松宮。
悠人は水泳部の同級生に会いに行っていた。
呼び出しをかけたのは同級生だった杉野。
加賀は悠人を見つけた。
待ち合わせの杉野がまだ来ていないようだ。
焦った加賀は至急緊急配備を要請した。
そして電車に飛び込んで、
自殺をはかろうとした杉野を見つけた。

加賀は悠人に事件の真相を聞いた。
当時水泳部だった悠人と杉野と後輩の吉永。
大会のリレーで順調に勝っていたメンバー。
しかし最後の最後で足を引っ張った吉永。
大会で負けてしまった。
大会の夜プールに忍び込んだメンバーは、
練習と銘打って吉永を無理やり特訓した。
物音に気がついた顧問の糸川。
プールに駆け寄ると逃げるメンバー。
しかし吉永だけ逃げてこない。
気がつくと吉永はプールに浮いていた。
糸川は吉永を助けたが意識がない。
焦った糸川はメンバーを帰した。
そして自分が発見した事にしたのだった。

翌日学校に行くと警察が来ていた。
吉永の意識が戻ると事件が発覚すると、
しばらくは焦っていた悠人たち。
しかし吉永の意識は戻る事はなかった。
そして時が経ち事件を忘れかけていた悠人。
ある日インターネットで見つけたブログ。
それが吉永の母の「キリンノツバサ」
事件を思い出して罪悪感にかられた悠人。
悠人はブログに返信した。
そして千羽鶴を折って神社参りを始めた。
「東京のハナコさん」として・・・

しかしある日、
自分の部屋でブログを見ている武明。
父に気付かれたと思って怖くなり、
ブログを辞めた。千羽鶴つくりも・・・

そして武明が殺された。
自宅を訪れた松宮に、
「お父さんは、のびてたんじゃない。」
「麒麟のある像の下で力尽きて倒れていたんだ。」
と言われてブログを久しぶりに見ると、
そこには未だに「東京のハナコさん」がいた。
それで気がついた。
父の武明が続けていたことを・・・

武明は悠人の部屋でブログを見たとき、
それがプール事故の被害者と気がついた。
そして気がついた。
何で悠人が水泳を辞めたのか。
事件に悠人が関係していることも・・・
武明は真相を探るため、
杉野や糸川と会う約束をした。
杉野には吉永の父と嘘を言って会った。
呼び出された杉野はビビッていた。
事件の事がばれたのではないかと・・・
自分の人生が危ないと感じた杉野は、
ナイフを持参して会いに行った。
もちろん武明も悠人に聞くことが出来ず、
友人や糸川に会いに行ったのだった。
杉野は武明に、
吉永が1人でやったと嘘をついた。

悠人が犯人であると思っていた武明。
杉野に自分が悠人と一緒に罪を償うと伝えた。
杉野は悠人が警察に突き出されると思った。
そうすれば自分もばれると思った。
そして武明を刺したのであった。
事件翌日にニュースを見ると、
犯人が別の人間で取り上げられていた。
安心していた杉野に悠人から連絡が来た。
3年目の事件が警察にばれていると・・・
切羽詰った杉野は自殺しようとしたのだった。

加賀は悠人に言った。
「お父さんはいつも、
 キミと向き合おうとしていたはずだ。」
「キミがちゃんと向き合っていれば、
 杉野君に話を聞こうとは思わなかった。」
「どうしてお父さんは重症のなか、
 麒麟像にたどり着いたか。
 このブログを見ていたキミは分かるよね?」

〜麒麟の翼はきっと勇気の翼〜

「キミと向き合う事ができなかった事。」
「お父さんはずっと悔やんでいた。」
「杉野君を追い込んでしまったこと。」
「だからあの麒麟像にたどり着きたかった。」
「吉永くんに償うために。」
「そしてキミ最後のメッセージを伝えるために。」
「勇気を持て。真実から逃げるな。」
「自分が正しいと思うことをやれ。」
「その証がこれだ。」
そう言って大量の白い折鶴を見せた。
これは武明の車の中から見つかった折鶴。
悠人の変わりに折り続けた鶴であった。
続けて加賀は言った。
「キミはこんな事をするお父さんが、
 労災隠しなんかしないと思った。」
「たとえ誰も信じなくても、
 自分だけは信じようと思った。」
悠人は泣きながら言った。
「信じていいんですよね。」

次の日加賀は糸川のもとへ言った。
「あなたが事故を隠蔽したせいで、
 今度は教え子が自殺するとこでした。」
「本当は青柳さんの電話、
 どういう内容だったのですか?」
全てを隠して生きていた糸川。
糸川は全て生徒たちのためと答えた。
加賀は怒り糸川の胸ぐらをつかみ言う。
「ふざけるな。」
「杉野君が青柳さんを刺したとき、
 何で自主しなかったか分かるか?」
「あんたが間違った事を教えたからだ。」
「隠せばどうにかなる。そう3年前に教えたから。」
「そんな事も分からなければ、
        あんたは教師を辞めろ。」
「あんたに人を教育する資格はない。」

加賀と松宮は香織のところへ行った。
そして香織に自分の推理を話した。
冬樹があんな行動をした2つの理由。
面接に落ちた冬樹は武明を目撃して追いかけた。
そこには刺された武明がいて、
そばにあった鞄を盗んで立ち去った。
そして焦って香織に電話したのだ。
もう1つは事件捜査で知った事実。
冬樹は日本橋七福神の1つで絵馬を買っていた。
その神社の絵馬は持ち帰るものだが、
それを知らない冬樹は神社に絵馬をくくった。
それを保管していた神社。
そこには
『生まれてくる子供のために、
 早く仕事が決まりますように。』
書かれたのは事件当日であり、
2人が東京へ来た6月13日。
冬樹は記念日を忘れていなかった。
しかも子供のことにも気がついていた。
これが事件の真相であった。

それを聞いた香織は泣いた。
「私産みます。」
「この子産んで育てます。」
「世の中甘く見てますよね?」
加賀は返した。
「世の中甘く見ているようなら安心だ。」
「どこにも光はないと絶望しているより。」

悠人は日本橋の麒麟像の前にいた。
千羽鶴を持ってこれから吉永に会いに行こうと・・・

加賀と松宮は香織を、
日本橋の麒麟像の前まで見送った。
香織は2人に言った。
「ここからもう一度スタートします。」
「この子と・・・」
「冬樹君の疑いを晴らしてくれた事、
           一生忘れません。」
それを聞いた加賀は言う。
「そんな事忘れてもいい。」
「忘れてはいけない事はその子のため、
 何があっても負けないと誓った事です。」

そうして事件は解決した。
加賀は父親の法事へ向かった・・・

(終わり)

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2015年05月15日

【かずら】出演者・感想・完全ネタバレ(セリフ完全再現)

本日の映画紹介。
【かずら】
かずら.jpg

【出演者】
森山茂:三村マサカズ
大和田:大竹一樹
牧田涼子(茂の会社の人):芦名星
豊田あさみ(茂の会社の人):井森美幸
宮内徹平(茂の会社の人):載寧龍二
富岡部長(茂の会社の人):ベンガル
森山盛夫(茂の父):麿赤兒
森山加代子(茂の母):丘みつ子
森山律子(茂の妹):入来茉里
森山明(茂の弟):永岡佑
森山三男(茂の弟):篠山輝信
田村洋平(カツラ友の会):田中要次
レイコ(田村の愛人):安藤玉恵
山中誠(カツラ友の会):正名僕蔵
幸田雄一郎(カツラ友の会):酒井敏也
OL:手島優
女子高生:板野友美

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【感想】
くだらない?
面白い?
でも現実こうなのでしょうね〜
薄毛に対してとても恐ろしく感じます。
全て実話に基づいているところが怖い!

結果としては、牧田(芦名)さんが素敵。
こんな女性と結婚すると幸せでしょうね〜
外見など一切気にせずに、
中身だけで人を見てくれる人。

最初はコメディ全開なのだろうな〜
と思ってましたが、ストーリーしっかりしてる。
まあ大竹さんは完全にコメディですが・・・

面白く拝見させていただきました。


【あらすじ】(ネタバレあり)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
・田村洋平の体験談
三年前のことなんだけどね。
あの夏僕は出張って言う名目で、
レイコとグアムに行こうとしていたんですよ。
それがね〜
あんな事になるなんてね〜

海外に向かおうとしていた
空港の金属検知器に引っかかった。
原因はカツラのホックだった。
警備員は言った。
「はずしていただけませんか?」
仕方なくカツラを外した。
もちろんレイコには言っていなかった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜これは実話に基づく物語である〜

社会人の森山茂は薄毛に悩んでいた。
そんな茂は本社への転勤を命じられた。
皆に見送られて東京へ向かった茂。
俺なんかが東京でやっていけるのか?
最初は不安で一杯だった。

東京に着いた茂。
出社は明後日から。
人生を変えるチャンスと考えた茂は、
カツラショップへ足を運んだ。
しかし時間とお金もかかる事を知った。
初出勤にはどうやっても間に合わない。
諦めかけていたその時、
電信柱に張られた一枚の広告。
「早い。安い。うまい。」
「あなたのカツラ作ります。」

茂は最後の頼みと、広告の住所へと足を運んだ。
そこは錆びれた一軒屋。
これが僕の、
嬉しくも悲しいカツラ人生の始まりだった。

出迎えてくれたのは大和田。
「王手なら出来上がるまで1ヶ月以上かかるよ。」
「でもうちは即日渡し。」
「こういうのは思い立ったが吉日って言うでしょ。」
「かぶりたいと思ったら直ぐかぶる。」
そして専門用語と情で攻めてくる大和田。
茂はカツラを作る事を決意した。.
価格は本人の希望で決めると言う大和田。
茂は言う。
「頑張れば25万くらいなら・・・」
大和田は言った。
「何歳?」
茂は答えた。
「35歳。」
大和田は返す。
「じゃあ35万だ。」

カツラは直ぐに出来上がった。
そして着けてみた。
ピッタリだった。
素直に喜ぶ茂に大和田は言う。
「今日からキミもカツラーだ!」
茂は言う。
「その何とかラーって言うの、
 あんまり好きじゃないですけど・・・」
大和田は言った。
「じゃあカツラッチ。」
「カツラは万能じゃないが、
   うまく付き合えば、
 あんたを自由にしてくれるはずだ。」
自信満々に言って茂の背中を叩く大和田。

そして東京本社の初出勤。
もちろん茂はカツラをしていった。
大和田のアドバイスどおりに・・・
「カツラの最大の敵は人だ。」
「額の生え際が目立たないように、
     人前ではあごをグッと引く。」
「人前では髪を触らない事。」
自己紹介を終えた茂。
すると女性社員の豊田から質問が。
「森山さんは独身なんですか?」
周りの社員は笑い出した。
その笑いがカツラに向けられているように感じた茂。
直ぐにトイレに駆け込んだ。

トイレでカツラにした事を悔やんだ茂。
カツラを外そうとしたとき、大和田から電話が来た。
「あんたカツラ外すつもりでしょ?」
「大丈夫誰も気づいていないから。」
「安心して。深呼吸して。」

その夜は茂の歓迎会。
女性社員は違う部長の噂話。
その内容は部長がカツラだと・・・
茂は敏感だった。
「なんでカツラだと思ったの?」
豊田は答えた。
「なんとなく。」
茂は更につっこんだ。
「なんとなくで分かっちゃうもんなの?」
豊田は答えた。
「なんか不自然なんですよね。」
茂は更に突っ込んだ。
「どこが不自然なの?」
あまりにしつこい茂に場が凍った。

その時居酒屋の店員が運んできたメニュー。
店員は足を滑らしメニューをぶちまけた。
しかも茂の頭に・・・
店員は直ぐに拭こうとした。
「直ぐにお拭きいたします。」
茂は拒んだ。
「やめて。」

近くで見ていた大和田。
茂をトイレに呼び込んだ。
そして茂に、
「スペアカツラ。」
「これさえあればもう安心。」
「今なら大特価28万6千800円。」
「リボ払いも出来るよ。」
茂は言った。
「買います。リボ払いで。」

カツラッチデビューの日。
俺は心にも体にも自由がないことを知った。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
・山中誠の体験談
カツラの人間にとって風って恐怖じゃないですか。
でも普通思うみたいに、
風でづれちゃうとか飛んじゃうって事はなくて、
着けて初めて分かったのは、
乱れる事の怖さでしたね〜
それなのに新婚旅行で香港に行ったとき、
妻が言い出したんですよ。
ヘリコプターで夜景が見たいって。
妻には着けていることを隠してますよ。
あの激しくプロペラが回っている乗り物に、
どうやって乗り降りすればいいんですか?
残こされた道は1つしかありませんでした。
それは絶対に飲んではいけないと、
注意されていた生水でした。

生水を飲んでお腹を壊して、
ヘリコプターの難を逃れたのであった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

茂は風と戦っていた。
大和田のアドバイスどおりに・・・
「風に向かうとき大切なのは、
          ポジショニングだ。」
「F1カーのようにピッタリ前の車の背後につけ、
                  風の抵抗を避ける。」
「風を防ぐものがないときは受けて流す。」
「どうしても避けられない風が来たときは、
 分け目の中心で風を捉え風と一体となるんだ。」

そんな時道でぶつかった女性、牧田涼子。
その女性が仕事のパートナーになった。
茂は会社でデザインを書いていた。
そのデザインを見た牧田。
「デザインは現場から。」
「それがこの仕事の基本です。」
茂は風の恐怖で外には出ていなかった。
牧田は続けていった。
「優秀で情熱的なデザイナーの方と一緒に、
 新しい絵を造れるって聞いてたのに・・・」
「がっかりです。」

その日の帰宅中。
「ようラッチ。」
大和田さんだった。
「カツラッチからもうラッチになったの?」
大和田さんは何でも屋を営んでいた。
そして大和田さんの家に招かれた・・・
「で、何?」
「もう好きな女できた?」
その時店内にお客さんが来た。
その女性客を店内に招いた。
「カツラのお客さんの相談を受けているから待って。」
そして話の続きを始める。
「で、彼女がハゲ線って事は?」
「やっぱり付き合いたいの?」
「彼女名前なんていった?」
茂は答えた。
「涼子さんです。」
大和田は言った。
「涼子さんと付き合いたいですって言ってみて。」
「確認だよ。」
動揺したときにカツラが動かないかのチェック。
茂は大和田に言われた通りに言った。
「僕は涼子さんが・・・」
その時新たな客が来た。
女子高生だった。
大和田はその女子高生も招きいれた。
「カツラのお客さんの相談を受けているから待って。」
2人の客が見守る中で話は進んだ。
「僕は涼子さんと付き合いたい。」

つぎの日、現場に足を運んだ茂。
そこには牧田が待っていた。
「来てくれたんですね。」
牧田は的を得た茂のアドバイスで、
仕事のパートナーとして信頼していった。

・次の問題は天。
 上からの視点に注意。
 不自然に光を反射して、天使の輪に見える事がある。
バスに乗った2人、席を勧める牧田。
席に座ろうとした茂。
しかし、
「って俺が座れるわけないじゃないですか。」
「座ってください。」
そう言って席を豊田に譲った。

・次の問題は水。
 濡れると地盤が透けて見えてしまう。
 特に生え際の割れ目。
突然の雨だったが、茂は準備万端。
折り畳み傘を持ち歩いていた。

・次の問題は火。
 汗には気をつけろ。
 皮膚はしっとり髪はサラサラ。
 不自然だよね?
暖房の中で熱論を繰り返す茂。
突然暖房をとめた茂。
「なるべく自然と同じ条件の中で、
        イメージを作りたいんだ。」

何とか切り抜け続ける茂だった。

・半径70pの人の動きに注意してください。
そして取引先との接待。
もちろん牧田も一緒だった。
取引先の社長は牧田にちょっかいを出す。
連れの男は茂に言った。
「東京はこんな感じだよ。」
「そんなこと気にしている余裕あったら、
        頭下げて仕事もらわないと・・・」
そう言って茂の頭に手をかざした男。
茂はそれを振り払った。
取引は不成立。
しかし牧田は守ってもらったと勘違いし株が上がる。

その帰りに牧田は言う。
「ずっと気になっていたことがあるんです。」
「森山さんって・・・」
茂は思った。
もしかして俺のカツラばれてる?って・・・

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
・幸田雄一郎の体験談
女の子との距離は縮まる。
そりゃあ嬉しいですよ。
でもそれは新しい苦難の始まりでもあります。
ディズニーランドに行きたいって言われたら、
どうします?
金具でカツラをとめた頭で、
ビックサンダーマウンテンなんて乗れますか?
水に弱い頭で、
スプラッシュマウンテンなんて乗れますか?
なんとかディズニーはかわしましたよ。
この年でそんなとこ行けないよって。
すると彼女が言うんです。
じゃあお泊りで温泉連れて行ってって。
いつばれるかと思うと気持ちいい所じゃなくて、
ムレムレになった頭を乾かすところは、
個室のトイレしかありません。
カツラを乾かすドライヤーもありません。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そんな時牧田が遊園地に誘ってきた。
茂は言う。
「俺苦手なんだよね。」
「ジェットコースターとか絶叫マシン。」
悲しそうに諦めかけた牧田。
その顔を見て茂は決心した。
「行こう。遊園地。」
「冗談だよ。苦手なわけないじゃん。」

早速大和田に相談に行った。
話をきいた大和田は言った。
「じゃあ強化するか。」
「カツラと地肌の密着を強化する、
          ボンドと両目テープ。」
「覚悟してもらわなければならない事がある。」
「接着剤がつきやすくなるように、
 金具の内側の毛をそらなくてはいけない。」
「地肌とカツラの密着度を高めるって事は、
 地肌へのストレスを高めるってことになる。」
「だから残りの地毛が抜けてしまう事もある。」
「どうする?」
「地毛を捨てるか彼女を捨てるか?」
「地毛か彼女か?」
茂をまくし立てる大和田。
茂は決意した。
「地毛を捨てる!」

そしてデートの日。
意を決して密着させたカツラ。
茂を見た牧田は言った。
「なんか今日の森山さんいつもと違う。」
「自信で満ち溢れている感じ。」
そしてジェットコースターへ・・・
大和田が渡してくれたボンド。
それは時速150qまでは耐えられる。
ジェットコースターは150qを超えた。
カツラは吹き飛ぶ。終わった・・・

そしてジェットコースターが終わって、
茂の顔を見る牧田。
茂は泣いていた。
「何ですか、その顔?」
茂は聞き返した。
「顔?」
そして頭に手をあてるとカツラがついている。
ジェットコースターの後ろの席には大和田が。
そして伝票を茂に渡した。
スペアカツラと出張費。
あわせて36万円の伝票だった。

そしてデートはうまく言った。
仕事も順調に進んだ。
より親密になっていく茂と牧田。
茂は悩んでいた。
その悩みを大和田に相談した。
「カツラだって隠している事が、
  彼女をだましているみたいで、
     後ろめたいって言うか・・・」
大和田はあっさり答えた。
「じゃあさっさと告白しちゃえばいいじゃん。」
それに対して茂は言った。
「出来るもんならしたいですよ。」
「でも出来ないです。」
大和田は言う。
「じゃあ着いてきて。」
向かった先は小さなスナック。
中にいたのはカツラ友の会のみんな。
大和田が作ったカツラをかぶる人たち。
同じ境遇の人間と話すことで気持ちが晴れると・・・

そこにいたのは会社の同僚宮内。
宮内はずっと茂を見守ってくれていた。
田村や山中、幸田もこの会の人たち。
みんな揃って牧田へは隠すことを進めた。

数日後、牧田とやってきたプロジェクト。
コンペを見事に勝利し仕事を勝ち取った。
状況も助けてとても良い雰囲気になる。
2人きりでキスのチャンス。
そんな状況でも嘘を突き通したくない茂。
「ダメなんだ〜。」
そう言ってその場を去った。
そしてカミングアウトすることを決意した。

一方牧田は同僚の豊田に誘われていた。
豊田はなんとなく気がついていた。
そしてカツラだと牧田に進言した。
牧田も意を決した。
思い切って温泉旅行に茂を誘った。
茂は実家に行くと断った。
しかし牧田も引かなかった。
じゃあ実家についていくと・・・

茂は焦った。
そして実家に電話した。
親父にもカツラをかぶってもらおうと・・・
しかし父親は猛反対。
家族は全員が薄毛の家系。
親父は無理だったが兄弟は協力してくれると。

そして家に到着した。
家族で出迎えてくれた。
親父も兄弟も皆カツラをしてくれて・・・
母は気を効かせて、
牧田を山菜取りに連れて行った。
そして牧田に言った。
「あの子は優しい子ですから、
          見捨てないで下さい。」
「これからもっと悪いとこ見つかると思いますから。」
家では親父と茂が喧嘩をしていた。
「お前のやっている事は嘘の上塗りだ。」
茂は言った。
「分かったよ。言えばいいんだろ。」

そしてその夜。
茂は牧田を呼んだ。
「話があるんだよ。」
「俺さ、ないんだよ。」
「頭に全然ないんだよ。」
「今まで嘘ついていてごめん。」
牧田は言った。
「結婚する気なかったんだ。」
「最低。」
そして家を飛び出した牧田。

茂は家族に言った。
「どうして頭の毛が薄いって言うだけで、
 こんなに苦しまなければいけないんだよ。」
すると大和田も現われた。
カツラをつけるために現われたそうだ。
大和田は茂に言った。
「言ったんだろカツラですって。」
茂は答えた。
「そういう言い方してないよ。」
「頭に全然ないって・・・」

一同は気がついた。
行き違いがあったことを・・・
茂も自分の言い方の間違いに気がつき、
すぐに牧田を追っかけた。

家族は心配していた。
カツラ友の会のみんなも心配していた。
もちろん大和田も・・・

そして駅にたどり着いた茂。
しかしそのタイミングで電車は発車した。
「涼子さ〜ん。」
その時声が聞こえた。
「何ですか?」
「そっちは逆方向です。」
牧田は反対の路線で電車を待っていた。

茂は意を決して話した。
「涼子さん。俺の気持ちを聞いてください。」
「俺は臆病者です。」
「ごめんなさい。」
「さっきは嫌な思いをさせてごめんなさい。」
「もう1つ誤らなければいけないことがある。」
「キミに隠し事をしてました。」
「俺は本当はカツラなんです。」
牧田は答えた。
「知ってた。」
「初めて会ったときから知ってた。」
「だから何?」
驚いた茂。そのまま話を続けた。
「こんな俺だけど、俺と結婚してください。」
「いきなりすぎますが、絶対幸せにします。」
「俺とあったかい家庭つくろう。」
牧田は答えた。
「よろしくお願いします。」

そして抱擁する2人。
茂は聞いた。
「これどうしようか?」
牧田は答えた。
「カッコいいからかぶってて。」
「なくても好きだけど、
 もう茂さんの一部なようなもんでしょ。」
そして2人はキスをした。

『カツラが僕に幸せを運んでくれた。』

尻目に大和田は言う。
「あれっ!200万超えてるな。」

(終わり)


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2015年05月13日

【指輪をはめたい】出演者・感想・完全ネタバレ(セリフ完全再現)

本日の映画紹介。
【指輪をはめたい】
指輪をはめたい.jpg

【出演者】
片山輝彦:山田孝之
住友智恵:小西真奈美
潮崎めぐみ:真木よう子
鈴木和歌子:池脇千鶴
エミ:二階堂ふみ
紺部豊(片山の同僚):山内健司
渋沢柿生(住友の研究助手):佐藤貴広
赤富士薬品社長:マギー司郎
鴨川(医者):水森亜土
鷹田(医者):杉山彦々

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【感想】
不思議なラブストーリーでした。
私純愛よりはこういう映画のほうが好き。

最後まで引っ張って話が一気に完結する。
なので最後まで飽きずに見られる。
とても良い作品だと思います。
出演者は少ないけど出ている役者が、
実力者揃いだったのも良かったです。

二階堂ふみちゃんって、
宮崎あおいちゃんに似ている・・・
そう思いました。

一度は見て欲しい映画ですね〜


【あらすじ】(ネタバレあり)
片山は病院のベットで目を覚ました。
「で?頭打ったとき何してました?」
片山は赤富士製薬の営業マン。
営業先のスケートリンクで転び頭を打った。
「営業に行ったんです。」
「スケートなんてしませんよ。」
診断は一過性の記憶障害。

片山は自分の鞄を探しに病院を抜けだし、
自分が倒れたスケートリンクに向かった。
そこには自分の鞄を肩にかけて滑る少女エミ。
「キミ。その鞄見せてくれ。」
しかしエミは無視して滑る。
必死にスケートリンクの周りを走って追う片山。
疲れて倒れこんだ片山にエミは近づき、
「氷の上にあがる勇気もないのね。」
そう言って鞄を渡した。
片山は鞄の中の財布を確認した。
そして鞄に入っていた指輪を見つけた。
それを見て唖然とする片山。
目には涙が浮かんでいた。

『僕の記憶から花嫁が消えた』

片山は病院へ戻って精密検査を受けた。
一過性の記憶障害。それ以外に異常は見られない。
片山は社会復帰した。
そして営業に出た。営業先の風俗店。
風俗嬢の潮崎めぐみが誘惑してきた。
顔馴染みのようだが覚えていない。
「仕事中ですので。」
そう言って片山は逃げた。

片山は指輪を握りしめて公園でたたずむ。
すると薬箱を持った鈴木和歌子が現われた。
これまた記憶がないが、取引伝票は多数あった。
しかも宛名にはハートマークまで・・・
片山の頭の包帯を見た鈴木は、
片山を急に抱きしめた。
片山は驚き逃げた。

家に帰った片山。
そこには会社の先輩、住友智恵がいた。
「今から輝彦が好きなつくね汁つくるから。」
そう言って部屋に入ろうとする。
片山は関係を覚えていない・・・

その時片山の携帯がなった。
電話の相手は潮崎だった。
「さっき元気なかったから、
 つくね汁作ってあげようと思って。」
片山は言った。
「これから来るっていうこと?」
「キミが?家に?」

片山は住友を置いてアパートを後にした。
するとアパートを出た道に鈴木がいた。
両手には食材を持っていた。
「輝彦さんの好きなつくね汁。」

片山は意味が分からないなりに、
鈴木を連れてアパートと真逆の方角に歩いた。
近くのスーパーを通りかかると、潮崎がいた。
隠れて素通りした片山。
そのまま病院へ向かった。

『やっぱり僕の何かが、くるってる』

片山は再検査を受けた。
片山は担当医に言った。
「彼女が三人いるみたいなんです。」
「みんな見覚えない人で・・・」
先生は言った。
「焦っちゃいけませんよ。」
「気長にね〜。」

片山はスケートリンクに向かった。
エミを見つけた片山は指輪を見せて、
「キミが入れたんじゃないのか?」
エミは近づいて来て指輪を取り、
「そうかもね。貰ってあげる。」
「ありがたくお金に変えさせていただくわ。」
その日からエミは相談相手となった。
そして片山に言う。
「もっと話してみれば?この人たちと。」
「大切な人があなたの指輪を待っているんでしょ?」

片山はエミに言われたように3人と話す決意をした。
住友智恵32歳。東大医学部卒で会社の若きリーダー。
潮崎めぐみ27歳。人気No.5の風俗嬢。
鈴木和歌子29歳。公園で人形劇屋台をしている。
3人ともそれぞれ良いところがあった。
3人とも片山を思う優しい女性。

『結論から言えば3人とも可愛い』

片山はエミに相談に行った。
「直ぐには思い出せないみたいだし、
      もう少し様子見ないとな〜。」
片山がエミに言うと、エミは片山の携帯で
「三股かけてるし、君のこと覚えてませんけど、
            僕と結婚してみませんか?」
あわてて携帯を奪い取る片山。
エミの芝居だった。
「本物だったら残るんじゃない?」
片山は返した。
「信用って言うのは失うのは簡単だけど、
    取り戻すには何倍っていう
        時間と労力が必要なんだ。」
エミは言った。
「つまんない。」
「脳みそから加齢臭が出ている感じ。」
「全部の娘に逃げられるよ。」

『あわてて決めなくたっていいじゃないか。
            今僕は絶好調にもててる』

同僚の結婚式に出席した片山。
式の最中に倒れてしまい、
指輪を落としてしまった。
それを見つけた同僚。
社内は片山の持っていた指輪の話に・・・
もちろん社内では片山の結婚を祝う準備が・・・

『確実に何かの準備が始まっている』

真相を確かめるために、3人の生活調査を始めた。
まずは住友の家へ。
住友の本棚は科学書だけ。
その時住友の携帯が鳴った。
会社からの呼び出しだった。
「変えれないかもしれないから。」
そう言って片山に鍵を渡す住友。
片山は住友の手をとり、
「行かないで。」
住友は不思議そうな顔で片山を見て
「輝彦何か変。」
「いつもはどうでもいい感じだったけど・・・」
「分かった。行かないであげる。」
そう言ってキスを迫った。
片山は住友にキスをした。
そして一緒に寝た・・・

『結婚に大切なのは安らぎではないだろうか?』

次は鈴木の家に行った。
「輝彦さんの好きなつくね汁です。」
そう言ってつくね汁を作ってくれた。
しかしつくねを吐き出してしまう片山。
「何をやってもダメですね。」
「輝彦さんを喜ばせたいのに。」
片山は焦って答えた。
「そんな事ないです。」
「和歌子さんの人形劇が好きです。」
鈴木はその一言で機嫌を直した。
そして一緒に寝た・・・

『結婚に必要なのは、
 もっと気楽な関係ではないだろうか?』

最後は潮崎の家に行った。
洗濯物をたたんでいる片山。
その一方で料理をつくる潮崎。
いくら待てど料理が出来上がらないので、
様子を見に行くと潮崎が倒れていた。
いや寝ていたのだった・・・
抱き起こした片山。
「眠くなっちゃた・・・」
「今日お客さん8人連続でさ。」
「石鹸使いすぎた。ザラザラ。」
そう言ってザラザラな手で片山の頬を触る。
片山は言った。
「寝てればいいのに。」
潮崎は返した。
「輝彦が私の料理食べたいって珍しいからさ。」
「嬉しかったな〜」
潮崎は料理を作って寝た。
その料理は未知の食べ物。
結局カップラーメンを食べた片山。

『しかしこれを結婚生活と言えるだろうか?』

それからも何度も3人に会った片山。
疲れ果ててエミに会いに言った。
「これもらっちゃおうかな〜」
そう言って指輪をはめるエミ。
「はめたのそれ?」
片山は寝ている3人の指にはめていた。
「サイズがあったらそれで決めるの?」
「自分で決めることから逃げているのよ。」

片山は会社で渋沢に聞いた。
「寿司とカレーとラーメン。
 どれかを食べ続けなきゃいけないとしたら、
        キミはどうやってそれを選ぶ?」
渋沢は答えた。
「お腹減ってからでいいですか?」

『その通りだ。満腹でいるうちは、
 本当に食べたいものなんて分からない。
 愛でも同じなんだ。僕は女の断食を試みる。』
『今乗り越えなければ、
 僕はこの三角形から抜け出せない。
 僕は僕が愛する人を知りたいだけだ。』

3人の女性は皆、
片山に指輪をはめられたことに気がついていた・・・

住友が現れた。
「私怒っているのよ。」
「勝手に進められちゃ。」
「凄く困るんだから。」
結婚相手が自分だと勘違いしている様子。

営業に出た片山。
「輝彦〜。」
「やっぱり来るころだと思った。」
そう言った潮崎。
周りの風俗嬢は祝福モード。

その夜鈴木が家に来た。
「今日いらっしゃるかと思って。」
そういってつくねを持ってきた。

『断食とはこうも難しいものか。
 それにしてもパワーアップしているような・・・』

片山は必死に3人を避けた。
避け続けた。無視をした。
そして断食を始めて1週間がたった。

『家から出なければジャマされない。
 静寂の中愛する人の顔が浮かぶはず。』

頭の中にはエミの言葉だけがよぎる。
そしてついにはエミの幻覚まで見る。
「ねえ輝彦。私達こうなる運命だったのかも。」
片山はスケートリンクに足を運んだ。
そしてエミに言った。
「ジャマしないでくれ。」
エミは言った。
「滑らないのにこんなに通う人珍しいよ。」
「滑ろう。」
そう言って片山の手を引っ張った。

『どうして今まで気がつかなかったんだろう?
           なんてキミは美しいんだろう。』

そんな片山にエミは聞いた。
「そろそろ誰かの顔浮かんできた?」
「選ばないのは簡単だもんね。」
片山は答えた。
「あわてて選んで、違う奴選んだらどうするんだよ?」
そんな片山にエミは言う。
「転んでから考えなよ。」
「何のために絆創膏持っているの?」
「思いっきり転ぶためでしょ。」

そういわれた片山は吹っ切れた。
そしてエミの手をとって思いっきり滑った。
滑り終わった片山とエミ。
片山は聞いた。
「君の名前は?」
エミは自分の名前を名乗った。
片山は言った。
「明日も来ていいかな?」
「これからも、ずっと一緒に滑ってくれるかな?」

その夜、家に帰った片山。
家の前には鈴木が・・・
「音がするのに電話でないから。」
家に入ると住友が・・・
「無断欠勤しているから、
 家で倒れているかと思って、
 大家さんに鍵あけてもらって。」
「あんたが怪しいから証拠探していた。」
そう言って家を荒らしていた住友。

住友は片山の後ろにいた鈴木を見た。
「もうちょっとマシな浮気しなさいよ。」
それを聞いた鈴木は言う。
「あなたの方が浮気相手じゃないですか?」
その時留守番電話が鳴った。
「メグで〜す。
 輝彦さっき携帯に電話したんだけど。」
鈴木は住友に言った。
「私じゃないです。」
住友は言った。
「誰?輝彦ずっと何やってたの?」

そうこうしていて日がまたいだ。
何かに気がついた片山。指輪を探した。
しかし指輪は住友が持っていた。
その時、潮崎も家に現われた。
そして3人はその指輪を奪い合った。
指輪を取り上げた片山。
「この指輪をはめる人は決まっている。」
「キミたちじゃない。」
その瞬間片山は突き飛ばされて頭を打った。

『そうだキミを忘れるなんてどうかしてた。』

エミとの楽しかった記憶を思い出した片山。
目が覚めると病院のベットだった。
そしてそこにはエミがいた。
「何で私の番号言うのよ。」
片山は言った。
「答えがあった。」
そう言って指輪をエミにはめようとすると、
エミの薬指には指輪が・・・
「今私誤解されてる?」
そういったエミ。
エミとの別れの記憶を思い出した。

片山はスケートリンクに向かって走り出した。
今まで相談していたエミは全て幻覚だったのか?

「私達距離を置いたほうが言いと思うわ。」
そういったエミの顔が思い出された。
「もうつまんないの。輝彦といても。」
そう言って家を出て行ったエミの顔も・・・

『いつかキミにばったり出会ったら、
          可愛い恋人を紹介してやる。』
『ざまあ見ろって、言うつもりだった・・・
 僕は思い出のキミに恋していただけでした。』


〜包帯がとれた。明日僕は30歳になる〜

潮崎は結婚退職をしていた。
住友は研究が評価され世界へ羽ばたいた。
鈴木は一躍有名となりテレビに出ていた。

『女たちは美しかった。』

テレビに流れる鈴木の紙芝居のワンシーン。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
かつて虎とよばれたバターは言いました。
ぐるぐる回って僕は溶けてしまった。
ホットケーキで天に召されるまで、
冷蔵庫でカチンコチンになるのがお似合いさ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

片山は深夜にスケートリンクに忍び込み、
スケートリンクの真ん中で横になった。
「でっかい冷蔵庫で、
 カチンコチンになるのがお似合いさ。」
片山は3人の女性との思い出を思い出していた。
楽しかった3人との女性の思い出を・・・

しかし最後に思い出された記憶。
「何のために絆創膏持っているの?」
「思いっきり転ぶためでしょ。」
そう言ったエミの言葉であった。

片山はスケートリンクに横たわりながら泣いた・・・

数日後スケートリンクにエミを呼んだ。
「私本当に電話番号変えるからね。」
「じゃあ私行くから。」
そう言って帰ろうとするエミに片山は言った。
「ありがとう。来てくれて。」
「ずっと言うの忘れてた。」
「さよなら。」

エミは答えた。
「さよなら。輝彦・・・」


(終わり)


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2015年05月12日

【怪物くん】出演者・感想・完全(セリフ完全再現)

本日の映画紹介。
【怪物くん】
怪物くん.jpg

【出演者】
怪物くん:大野智
怪物大王:鹿賀丈史
ドラキュラ:八嶋智人
オオカミ男:上島竜兵
フランケン:チェ・ホンマン
ピラリ(市川ウタコ):川島海荷
カー(市川ヒロシ):濱田龍臣
ヴィシャール(岩石男):上川隆也
デモキン:松岡昌宏
デモリーナ:稲森いずみ
サニル:北村一輝
ドラゴンの声:山口達也

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【感想】
ドラマ見てなかったので・・・
でも思っていたよりは面白かった。

簡単明快なストーリー。
その中での怪物くんのキャラクターが生きている。
大野くんの配役も良かったですね。

流し見する分には十分ですね♪
時間があったらドラマ版も見てみま〜す。


【あらすじ】(ネタバレあり)
怪物大王の王位継承式。
怪物くんの挨拶。
「皆の者、今日から俺が・・・」
その時、
「おまちくださ〜い。」
1人の国民が話す。
「噂で聞いたのですが、
  王子はご自分の誕生日パーティーで、
        ニガニガ草をお残しになったとか?」
怪物くんは答えた。
「そんなこともあったな。」
その国民は言った。
「国民があなたのために採取したものですよ。」
別の国民が言った。
「私は坊ちゃんが描く大王さまが許せません。」
「怪物大王の絵に鼻毛を描くなんて。」
怪物くんは答えた。
「見たまま書いて何が悪いんだよ。」
怪物くんの返答を聞いた国民が、
「こんなワガママな王子を王にするなんて早計かと。」
そして国民は騒ぎ出した。
「反対!反対!反対!」
怪物くんは声を荒げて言った。
「嫌いなもの食えなかったら大王になれないのかよ。」
「パパの顔に鼻毛書いたらダメなのかよ。」
「だったらいいよ。こんな国なんてもう知らないよ。」
そう言って国民の前から立ち去る怪物くん。

直ちに大王様に呼ばれた
ドラキュラとオオカミ男とフランケン。
「お前たち直ぐに王子を連れ戻せ。」
3人は怪物くんのもとに・・・
しかしドラゴンを呼んで人間界へいってしまう。
もちろん3人は追いかけた。

ついた先は日本ではなかった。
そこは大きな王宮だった。
その時、武装した兵士たちが一斉に、
4人に向かって弓矢を撃ってきた。
弓矢を火を吹いて跳ね返す怪物くん。
それを見た兵士たちは怪物くんにひれ伏した。
兵士のボス、ヴィシャールが現れて言う。
「お許しくださいませ。てっきり敵の侵略かと。」
「あなたは伝説の勇者様ですね。」
違うと誤解を解こうとする3人を尻目に怪物くんは、
「その通り。俺は伝説の勇者だ。」

料理を出され歓迎された4人はご満悦。
そのときヴィシャールが怪物くんに話す。
「直ぐに姫をお救い下さい。」
「古文書には、天空より舞い降りし者あり。
 その勇者、魔力を操りて悩める姫を助けると。」
怪物くんは断る。
「やんね〜よ。」
するとヴィシャールは言う。
「古文書によれば伝説の勇者、
 姫を助けたのち伝説のカレーを食すと・・・」
カレーには目がない怪物くん。
それを聞いて姫の救出に乗り出した。

姫をさらったのはヴィシャールへの反乱軍。
直ぐに怪物くんはドラゴンを呼び、反乱軍へ・・・
そしてあっという間に姫を救出。
救出した姫の名はピラリ。
日本で出会った市川ウタコにそっくりだった。

ピラリをヴィシャールに引き渡すと、
ヴィシャールは国民に言った。
「早速明日婚礼の儀を執り行う。」
そして怪物くんはカレーを待った。
しかしそれは罠だった。
4人は地下の牢獄に落とされた・・・

落ちた先は鉄格子に囲まれた牢獄。
怪物くんは念力で鉄格子をあけようとする。
しかし怪物くんの念力が効かない。
ドラキュラが持っていた魔王石がない。
魔王石もヴィシャールに取られてしまった。
魔王石がなければ怪物くんは念力が使えない。
そのことを知っていたヴィシャール。
ヴィシャールの本性は下級怪物岩石男。
王族の血をひく者しか王になれない定めを知り、
怪物王国から逃げて人間界にやってきた。
そして人間界で王になろうとした。
王族の血をひくピラリ姫と結婚して・・・

そして牢獄に入った4人にヴィシャールは言った。
「地獄を見せてやる。」
その時ヴィシャールの部下が報告に来た。
「ピラリさまが何者かに。」
あわてたヴィシャール。
4人を置いてピラリのもとへ・・・

ピラリを助けたのは重臣のサニル。
逃げようとして地下に逃げ込むが、
そこにはヴィシャールの目を盗み、
牢獄から脱出した可愛物くんたちが・・・
ピラリ達と怪物くんは合流した。
そのとき姉を迎えに来たカー。
怪物くんはカーを見て市川ヒロシと間違えた。
またしてもそっくりな別人。

ピラリは今までの事情を怪物くんに話した。
今までは貧しくも幸せに暮らしていた。
しかし3ヶ月前に岩の化け物が王宮を襲った。
騒ぎが収まり王宮に戻ると、
化け物を倒した男としてヴィシャールが、
王宮を支配していたと言うことを・・・

サニルの勧めでピラリは怪物くんを連れて、
王宮から離れた基地へと向かった。
たどり着くと、そこに仲間たちは1人もいない。
その時ヴィシャールの兵士たちが乗り込んできた。
ピラリたちを待ち伏せしていたのだ。
サニルは待ち伏せの兵士にやられてしまう。

傷つきながらサニルは怪物くんに言った。
「勇者様今こそ魔術で我々を救ってくれ。」
怪物くんは答えた。
「俺は勇者なんかじゃないんだよ。」
「勝手に期待すんな。」
そのときピラリは言う。
「あ〜あ。使えねえ。」
「私はあなたと結婚します。ヴィシャール様。」
「本当言うとこんなボロボロの服着て、
 質素な生活するの飽き飽きしてたんだ。」
「あんたたちを勇者と期待して、
 また女王に戻れるかと思ったのに。」
「まあ王妃でもいいわ。」
「放っておきましょう。ヴィシャール様。」
そう言い怪物くんたちを置いて王宮に戻った。

残された怪物くんたち。
そこに何度呼んでも来なかったドラゴンが現れた。
ドラゴンは王宮へ行っていたと言う。
しかしそこには怪物くんはいなく、
ピラリがいて手紙を渡されたと言った。
手紙はカーに宛てられて書かれたもの。
内容は、助けるためにああするしかなかった、
そして手紙が届くころには自分はいないだろう、
国民のヴィシャールへの洗脳を説くためには、
命と引き換えに訴えるしかないという内容。

3人は怪物くんに言った。
「どうするんですか?」
怪物くんは答えた。
「怪物ランドに戻るよ。」
「行っても念力使えないし。」
呆れた3人は怪物くんを置いて、
ピラリ救出に向かうのだった。
しかし3人はあっさり捕まった・・・

ヴィシャールの計画は裏で操られていた。
操っていたのはデモキン。
デモキンはヴィシャールを利用して、
人間の欲望を集める事で、
デモリーナを復活させようとしていた。

夜が明けて婚礼の儀。
「お聞きください神よ。」
「わが后となる姫の誓い・・・」
同時に捕まった3人の処刑も行われようとしていた。
オオカミ男が首をはねられそうになったとき、
現われたのは怪物くん。
3人を助けた怪物くんは言う。
「俺はただ文句言いに来ただけだ。」
「よっぽどピラリのほうがワガママじゃねえか。」
そういうと牢獄から脱出をはかった。

婚礼の儀ではピラリが、
「このヴィシャールは洗脳しているんです。」
「目を覚ましてください。」
「私はあなたたちを信じています。」
そう民衆に訴えかけていた。

怪物くんたちはやっと出口に出た。
そこはピラリとヴィシャールが見える位置。
しかし出口は閉ざされていた。
念力は使えない。
怪物くんはカーに言った。
カーの得意とするブーメランを使って、
ヴィシャールが持つ魔王石を奪うようにと・・・

カーは意を決してブーメランを投げた。
同時に民衆に訴えかけていたピラリは、
塔の上から飛び降りる。
カーの投げたブーメランは、
ヴィシャールの持つ魔王石を捕らえた。
その瞬間怪物くんに念力が戻る。
手を伸ばす怪物くん。
間一髪で飛び降りたピラリを救うのだった。

焦ったヴィシャールはデモキンのもとへ。
そしてデモキンに助けを求めた。
しかしデモキンは、
「欲望が溜まった今、
 貴様がどうなろうが興味はない。」
「王になりたければ1人でやれ。」

それを聞いたヴィシャールは怒った。
「最初からそのつもりだったのですか?」
「その女のために・・・」
そういうと、復活間近のデモリーナに向け岩を投げた。
それをかばうデモキン。
デモキンに岩が当たり倒れた。
そのままヴィシャールはデモキンを殺そうとした。
しかし、それを助けたのはデモリーナ。
ヴィシャールの体に剣が突き刺さった。
しかし完全復活をしていなかったデモリーナ。
デモリーナは消えてしまう。
それに激怒したデモキン。
一撃でヴィシャールを吹き飛ばした。

そのころ王宮の広場では、
助かったピラリを見て民衆が拍手を送っていた。
そして抱き合うピラリとカー。
そして2人は怪物くんに頭を下げた。
民衆から感謝を言われる怪物くんたち。
王宮を取り戻した祝賀会。
「伝説のカレーか。」
復活したサニルがカレーを運んできた。
黄金に光るカレー。
怪物くんが食べようとしたとき、王宮が揺れ動いた。
そしてカレーが全て床に落ちてしまった。

外を見るとそこには巨大化したヴィシャールが・・・
激怒して巨大化したのだった。
「絶対ゆるさねえ。」
「カレーのジャマしやがって。」
そう言って巨大化したヴィシャールのもとへ・・・
フルパワーで闘う怪物くん。
しかしヴィシャールは岩石男。
砕かれても何度も再生する。
「俺は怪物ランドのプリンスだぞ。」
そう言って何度も立ち向かう怪物くん。
しかし何度も岩を当てられた怪物くん。
力尽きそうになったその時・・・

デモキンが現われてヴィシャールを攻撃した。
「貴様だけは許さんぞ〜。」
怪物くんも立ち上がって2人で闘う。
デモキンは怪物くんに言った。
「奴の左胸を狙え。」
そう言うとヴィシャールの攻撃を止めた。
しかし怪物くんは動かない。
「早くしろバカ王子。」
怪物くんは怒っていた。
「3・2・1」
怪物くんの足が伸びて、
ヴィシャールの目の前に行き、
頭から大量の火を放出した。
怪物王子の大噴射!

ヴィシャールは吹き飛びもとの大きさに。
傷ついたヴィシャールに向かって怪物くんは言う。
「俺はお前の言うとおりワガママだ。」
「けどなお前はワガママの、
      本当の意味を履き違えてる。」
「自分の信念を強く持ちそれを貫く事。」
「自分のやった事に責任を持つ事。」
「それがワガママだ。」
以前ピラリに言われた事をそのまま言う怪物くん。
怪物くんは続けた。
「そんな覚悟もないくせに、
  ワガママなんて言葉使うんじゃねえよ。」
「ワガママ最高。」
そう言うと、再びヴィシャールに向かって火を吹いた。

しかしその火はヴィシャールの頭の上。
ヴィシャールは言う。
「なぜとどめを刺さぬ。」
怪物くんは答えた。
「うるせえ。帰るぞ。」
「こいつは俺たちの国のもんだ。」
「だから俺たちで片を付ける。」
「いいだろデモキン。」

そして平和が訪れた王宮。
怪物くんたちは怪物ランドに帰ろうとした。
ヴィシャールを引き連れて・・・
そんな怪物くんにカーは言う。
「絶対また遊びに着てね。」
そしてピラリも言った。
「あの怪物さん。」
振り向いた怪物くんにキスをした。
「私もずっと待っているから。」

照れた怪物くん。
「じゃあそろそろ行くか。」
そういうとドラゴンに乗って怪物ランドへ帰った。
ドラゴンに乗り飛び立った怪物くんは、
空の上からピラリに言った。
「ピラリ1つ言い忘れてた。」
「俺よりお前のほうがチンチクリンだぞ。」

怪物ランドに戻ると、民衆が待っていた。
「新大王!新大王!」
一部始終を怪物ランドの住人は見ていたのだった。
それを聞いた怪物くん。
「うるさ〜い。」
「俺のワガママは変わらないからな。」
「これからだってニガニガ草は絶対食わない。」
「パパの似顔絵にも絶対鼻毛書く。」
「けどな、お前らを最後まで守るって言う
           ワガママも貫き通るからな。」
「覚えておけ。」
新大王の誕生であった。

(終わり)


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2015年05月09日

【さよならみどりちゃん】出演者・感想・完全ネタバレ(セリフ完全再現)

本日の映画紹介。
【さよならみどりちゃん】
さよならみどりちゃん.jpg

【出演者】
ゆうこ:星野真里
ユタカ:西島秀俊
太郎:松尾敏伸
真希:岩佐真悠子
リカ(ユタカの元カノ):中村愛美
ミドリ(スナックの新人)小山田サユリ
真希の同級生:藤沢大悟
ママ:佐々木すみ江
スナックの常連:千葉哲也
スナックの常連:にわつとむ
スナックの常連:佐藤二朗
スナックの常連:諏訪太朗

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【感想】
すみません・・・
私にはさっぱり・・・
女心を描いた作品。
女友達は好きだといっていましたが、
やっぱり分からなかった・・・

ゆうこが最後に歌った曲が、
荒井(松任谷)由美さんの
「14番目の月」
これがいいらしいですが・・・
(最後に歌詞載せます)

すみません男には分かりにくい。
何でこんな男についていくのか・・・


【あらすじ】(ネタバレあり)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
俺って平熱高くてさ、37度もあるんだぜ。
よく自慢していたユタカと始めてヤッタ日、
ユタカは本当に熱くて私は溶けてなくなった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「俺、彼女いるから。」
彼女はダイビングのインストラクターを目指して、
今は沖縄にいるそうだ。名前はミドリ。

〜私は溶けてなくなった〜

数日後ユタカのバイト先の居酒屋に行ったゆうこ。
ゆうこにユタカは言った。
「ゆうこバイトしない?」
そう言ってスナックのバイトを紹介するユタカ。
その居酒屋には新しく入ったバイトの真希。
ユタカは真希を狙ってると教えてくれた。
「バイト先見てから決める。」
そう笑顔で答え店を後にした。

普通にOLをしているゆうこ。
ゆうこは翌日スナック有楽に足を運んだ。
「歌は好き?」
首を横に振ったゆうこにスナックのママは、
「歌を本当に嫌いな人はいないと思ってる。」
「頑張ってよ。」
そう言って早速接客をさせるのだった。

仕事終わりユタカの元へ行ったゆうこ。
「しっかりしたスナックじゃん。」
「私無理だよ。」
ユタカは答えた。
「新しい子がくるまでの繋ぎなんだし。」
「頑張ってよ。」
そう言って優しくキスをするユタカ。
そしてゆうこを優しく抱きしめた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あれなんだっけ?
絵本。
オフクロがよく読んでくれてさ、
私は知ってた。ユタカが好きな絵本。
虎がバターになるように、
私は溶けてなくなっていく。
このまま時間がとまればいいのに。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ゆうこはスナックでのバイトを頑張った。
もちろんOLもしっかりこなした。

そんな時にユタカがスナックに来た。
スナックの店員、太郎と真希を連れて・・・
ユタカと太郎がカラオケを歌っているとき、
真希はゆうこに言った。
「ユタカさんの彼女になりたいんですけど、
 いいですか?」
ゆうこは答えた。
「何でそんな事私に聞くの?」
「私一回振られているから。」
真希は言った。
「だったら未練がましく、
 ダラダラしないほうがいいんじゃないですか?」

数日後、真希がゆうこの家に来た。
「ご飯作ってあげようと思って。」
そして真希がつくったハンバーグを食べた。
「ユタカさんが好きって聞いたから。」
「先輩は作ってあげたりするんですか?」
「好きなら作ってあげたくなるじゃないですか?」
ゆうこは答えた。
「人によるんじゃない?」

帰り際に真希は言った。
「私先輩みたいな人好きかも。」
「先輩とだったら男で張り合ってもいいかな。」
そう言って2人は別れた。

それから数日後。
真希が酔いつぶれてユタカが送った。
ユタカを待つゆうこと太郎。
ゆうこを心配する太郎。
「来ないんじゃん。私帰る。」
帰ろうとするゆうこに太郎は、
「ユタカさんゆうこさんの事は、
         本当に思っていると思うよ。」
「いい女だって言ってるし。俺もそう思うし。」
ゆうこは答えた。
「全然いい女じゃないけどね。」
太郎は言った。
「そんな事ないって。ゆうこさんはいい女。」
「俺ゆうこさんのこと好きです。」
その時あらわれたユタカ。
「何やってるんだよ。帰るぞ。」
そう言ってゆうこを連れてかえるユタカ。
ユタカはゆうこに言った。
「しっかりしろよ。バーカ。」
「言っておくけど、
 俺は真希とはヤッテないぜ。」
「太郎はやめておけ、ガキだぞ。」
ゆうこは返した。
「いい男見つけるもん。」
その夜2人は愛し合った。

ゆうこはスナックの仕事になじんだ。
相変わらずの常連に囲まれて楽しんだ。
カラオケだけは歌わなかったが・・・
そんな時に、ユタカの元彼女が来た。
ユタカは元カノと楽しそうに飲みに出た。

日がまたいだ早朝。ゆうこの家にユタカが来た。
凄く酔っ払って現われたユタカ。
「お前さ太郎とヤッテるならそう言えよ。」
そう言ったあと、昨日の状況を説明し始めた。
飲んだ後にホテルに行った2人。
抱こうとしたが断られた。
それを聞いたゆうこ。
「つまんないこと言わないでよ。」
そう言うとユタカは静かに帰って行った。
そしてその日ユタカは真希を抱いた。

数日後のユタカのバイト先。
真希はユタカに聞いた。
「ユタカさん。誰が一番好きなの?」
ユタカは太郎を捕まえて言う。
「太郎かな?俺たちそういう仲なんだよ。」
真希はゆうこのバイトするスナックに電話した。
真希に呼び出されたゆうこ。
真希の同級生たちも一緒にいた。
真希はゆうこに言う。
「1週間くらい前にユタカさんとヤッちゃったんです。」
「それでもう気がすんだって言うか。」
「ユタカさんってすごい自分勝手じゃないですか。」
「それだけなんですけど先輩に聞いてもらいたくて。」
それを聞いたゆうこ。一気にお酒を飲み干した。
そして真希の同級生と関係を持った。

あれからしばらくユタカとは会っていない。
ママはゆうこに聞いた。
「ユタカちゃん来ないわね。」
「ユタカちゃん、ゆうこちゃんの彼氏でしょ?」
ゆうこは否定し、彼女がいることを教えた。
ママはユタカの彼女のことを知っていた。
「沖縄行ったんでしょ。あのアバズレ。」
「ピンサロで働いてたんだよ。」
その時新人さんが店に入ってきた。
偶然か、新人さんの名前もミドリ・・・

ゆうこは荒れていた。太郎とも寝ていた。

それから数日後、働いているゆうこにママは言った。
「ユタカちゃんのところに着てたわよ。」
「あのアバズレ。」
それを聞いたとたん走り出してしまうゆうこ。

バイト先から出てきてタクシーに乗るユタカとミドリ。
ゆうこは走って追いかけた。
しかしタクシーには追いつけない。
必死に走り続けるゆうこ。
夜の道路を一生懸命追いかける。

気がつくと朝日が上っていた。
ゆうこは気力を失い、ゆっくりと歩いていた。
そして家に帰った。
すると玄関の前にユタカがいた。
「遅せーよ。」ユタカ
「いつからいるの?」ゆうこ
「ずっと。」ユタカ
「お前ボロボロじゃん。どうしたの?」
「ユタカ私のこと知らないでしょ。」ゆうこ
「うん。知らない。」ユタカ
「私お店やめたいの。」ゆうこ
「いいんじゃない。辞めても。」ユタカ
「ねえ?ヤリたくない?」ゆうこ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
溶けてなくらなくてもいい。
初めてそう思ったSEXはとてもよくて、
ユタカはいつもよりグズグズしてて、
でもとても良くて・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「一日寝っちゃったな〜」
目覚めたユタカは言った。
それに対してゆうこは聞いた。
「何で来たの?」
「ミドリちゃんと一緒だったんでしょ?」
ユタカは答えた。
「俺さ。終わっちゃったミドリと・・・」
そしてユタカとゆうこは元の関係に戻った。

ある日ユタカとゆうこ、太郎の3人で歩いていた。
いつものような適当さでユタカは言った。
「なあ、ゆうこお前ソープで働かない?」
それを聞いた太郎は怒った。
「いい加減にして下さい。」
ユタカは笑いながら言う。
「冗談だろガキ。」
太郎の怒りは頂点に達した。
「ガキはてめ〜だろ。」
「いつもいつも回りの人間傷つけて、
            どっちがガキだよ。」
それでもユタカはいつもの具合で返した。
「怖え〜。逃げようぜゆうこ。」
そう言ってゆうこの手を引っ張って走った。

そしてゆうこの家で抱き合った。
2人で寝ている布団の上でユタカが話し出した。
「ミドリはさ。なんか知らないけど出来やすい女でさ。」
「2回できてるの俺のとき。」
「金払えとか言われてるの。」
「慰謝料だとかなんだとか。」
「何でこんな話しているのかな?」
「何でも話しちゃうんだ。お前だと。」
「言ったっけ?俺真希とやったんだ。」
「処女だったんだぜ。」
「どうだったお前のほうは?」
「太郎とやったろ。」
ゆうこは素直に答えた。
「うん。」
ユタカは笑いながら言った。
「こういう関係もいいよな。」

ゆうこは今まで溜まっていたものが込み上げた。
「私ユタカが好き。」
「ユタカのことがメチャクチャ好き。」
「ユタカだけなの。」
「だから私のこと好きになってよ。」

それを効いたユタカは無言だった。
泣き出すゆうこ。
無言のまま服を着たユタカ。
「ほんじゃな〜」
そう言って家を出て行った。

その日、ゆうこはスナックに行った。
そしてママに
「仕事辞めさせてください。」
そう伝えるのであった。
そして最後のスナックの仕事。
今まで拒んできたカラオケ。
初めて自分から歌った。
何かを吹っ切るかのように・・・

〜〜 「14番目の月」 〜〜
作詞・作曲 荒井由美
あなたの気持ちが読みきれないもどかしさ
だから ときめくの
愛の告白をしたら最後 そのとたん
終わりが 見える
um・・・ IWANUGA HANA
その先は言わないで
つぎの夜から 欠ける満月より
14番目の月が いちばん好き

気軽なジョークが とぎれないようにしてね
沈黙がこわい
月影の道で 急に車止めないで
ドキドキするわ
um・・・ YANAGI NI KAZE
なにげなく かわすけど
つぎの夜から 欠ける満月より
14番目の月が いちばん好き


(終わり)


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2015年05月08日

【探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点】出演者・感想・完全ネタバレ(セリフ完全再現)

本日の映画紹介。
【探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点】
探偵はBARにいる2.jpg

【出演者】
俺:大泉洋
高田:松田龍平
河島弓子:尾野真千子
桐原(組長):片桐竜次
相田(若頭):松重豊
橡脇孝一郎:渡部篤郎
新堂艶子(橡脇の秘書):筒井真理子
橡脇の秘書:永倉大輔
野球男(橡脇の支持者):矢島健一
松尾(北海道日報の記者):田口トモロヲ
佐山:波岡一喜
フローラ(オカマバーのママ):篠井英介
マサコちゃん(常田鉄之輔):ゴリ
トオル(オカマバーの元店員):冨田佳輔
源ちゃん:マギー
モツ:徳井優
学生:近藤公園

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【感想】
やっぱり面白い。
昨日に引き続き見ました!
今回残念だったこと・・・
渡部篤郎さんもっと出して欲しかった〜

でも札幌の町並みをしっかり映してます。
地域に密着した作り方なんでしょうね〜

しかも最後の最後で犯人のどんでん返し。
ここまで引っ張って結果はこれ?
とはいえ1作目に引き続き、
人情を訴えた作品に仕上がってました。

3作目に期待ですね〜


【あらすじ】(ネタバレあり)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北の都。我が町札幌。
こうして眺めてみると、
その美しさに心が洗われる。
この状況でなければ・・・
日の丸飛行隊を目指しているわけでもないこの俺が
なぜこんな状況になっているかを説明するには、
少し時間を戻す必要がある。

俺は大倉山スキー場のジャンプ台から飛ばされた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

仲良しのオカマのホステス、マサコちゃんが、
最初はつたないマジックであったが、
努力家の彼女は日々の練習の成果もあり、
「オカマジックショー」として披露するほどになった。
そしてマサコちゃんはマジック大会に出場し、
順調に勝ち進み全国大会出場を決めた。

オカマバーで暴れる客。
ママのフローラに頼まれてその男を倒した俺。
立ち上がった男は急に銃を乱射し始めた。
俺とママは裏口から逃げようとしたが、
裏口が閉まって逃げられない。
危機一髪のところに現れたのが高田。
あっという間に倒してしまった。
そしてその男を桐原組若頭、相原につきだした。
相原が追っていた人物である。

数日後マサコちゃんの全国大会。
堂々と演じきったマサコちゃん。
優勝を勝ち取るのであった。
そしてその2日後、殺された・・・

大会を終わったマサコちゃんは翌日札幌に戻った。
そして祝勝パーティー。
「きっとイエスさまも見てくれてたんだわ。」
それがマサコちゃんとの最後になったのだ。
翌日の早朝に路地で血だらけで見つかった。

マサコちゃんは有名人であった。
なので犯人も直ぐ見つかるだろうと思っていた。
しかしその予想は外れた・・・
3ヶ月たっても何の進展もなかった。
俺はその間病気にかかっていた。
かなりの重症であった。
ほとんどベットからでることなく、
1人の女に没頭していたのだった。
そして北海道の夏が終わるころフラれた・・・

そして俺は街に復活した。

俺は直ぐにママ、フローラに会いに言った。
そして客のリストを見せてもらおうとした。
スタッフにも事情を聴こうとしたが、
マサコちゃんの名前を出すと顔を背けた。
「お前らの友情はそんなもんか?」
ママは言った。
「あんたこそ、今まで放っておいてなんなのよ。」
「あんた今まで何してたのよ。帰ってよ。」

俺は北海道日報の松尾に会った。
マサコちゃんの情報を入手するため。
マサコちゃんは政治家である橡脇孝一郎と
関わりがあったという情報を得た俺。
橡脇とマサコは東京で合い恋人関係になった。
数年して別れ北海道に戻った橡脇。
しかし橡脇がTVに出ているマサコちゃんを見た。
政治家として過去を闇に葬ろうとして・・・
と言う推理をした俺と松尾。

俺は真相を突き止めるため行動に移した。
「橡脇のことで御宅の社長と話がしたい。」
ある場所に電話した。
その夜俺は尾行された。
それに気がついた俺は返り討ちにする。
返り討ちにしたのは、変装していた女だった。
しかも有名なバイオリニスト河島弓子。

話を聞くとマサコちゃんは河島のファン。
犯人が見つからないので自分で探していた。
そんな時にマサコを探る男が現れたので、
追いかけていたということであった。
話を聞き事情を説明した俺。
河島を依頼人とし本格的な捜査が始まる・・・

と思ったその日に桐原組に拉致された。
連れて行かれたのは大倉山スキー場。
ジャンプ台の上にスキー靴を履かされ、
手を縛られた状態で立たされていた。
桐原組とは昔からの馴染み。
しかしマサコちゃんを追ったことで、
組長を怒らしてしまった。
「橡脇のことで御宅の社長と話がしたい。」
あの電話は桐原組にかけたものだった。

先代の橡脇を刺し政界から追いやった。
その張本人が組長であった。
誤解が解けた俺は助けてもらえることに・・・
と思ったが組員が手元を誤りジャンプ!
けいてん越えの大成功。
何とか助かった俺だった。

部屋に戻ると源ちゃんとモツ、学生がいた。
3人は呼び込みの仕事をしている馴染み。
マサコちゃんに関しては口を閉ざしていたが、
事件当日のことを教えてくれた学生。
マサコちゃんと橡脇が一緒にいたと・・・

その夜高田とのみに出た俺。
マスクをした集団に襲われた。
札幌を走る路面電車に乗り込み難を脱出。
そのとき松尾から電話が入った。
「バカヤロー!」
怒っているようだ。内容は・・・
俺を名乗るバカが中央署記者クラブに電話した。
マサコちゃん事件の決定的証拠をつかんだ。
それを松尾に伝えてくれと言う電話だったそうだ。
もちろんその情報は流れた。
一気に橡脇陣営と反橡脇陣営に流れた。
そのため俺と松尾は一気に指名手配になった。
分かった事はただ一つ。
橡脇が事件に関係していると言うこと。

路面電車が停留所につくと、
外から大量のマスクの人間が入ってきた。
またしても危機一髪。
助けてくれたのは相原だった。
相原は現状を教えてくれた。
俺を追っているのは3グループ。
橡脇陣営。反橡脇陣営。フリーグループ。
反橡脇陣営を仕切っているのは花岡組。
フリーグループは俺を捕まえて、
橡脇に恩を着せようとしている者達。

何とか助かった俺は馴染みのバーに行った。
俺の帰りを待っていたのは高田と河島。
記者クラブに電話したのは河島だった。
「どこの誰かくらい検討つけたんやろな。」
河島の迫力は凄かった。
3人は早速ママに会いに行った。
どんな連中にどのように脅されているのか?
それだけでも聞こうとしてた。

ママは教えてくれた。
マサコと一番仲の良かったトオル。
マサコが橡脇と付き合っていたことを、
トオルだけは知っていた。
マサコが死んだ直後に、
バーでついその話をしてしまったトオル。
数日後にトオルは消えた。
ママは橡脇陣営に言われた。
「政治家はやるときはやるんだ。」
それから皆口を閉ざした。

俺たちはトオルの故郷室蘭へ向かった。
ススキノでは追われる身の俺たち。
逃げるように室蘭へ向かったのだった。
室蘭と言っても広い手がかりが・・・
と思っていたがオカマっぽい子の一言で、
直ぐにトオルの居場所は分かった。
トオルは小さな美容室で働いていた。
ススキノから逃げて室蘭に来ていた。
「事件のこと何でもいいから教えてくれない?」
「俺たちはただマサコちゃんを

トオルはあの話をした夜、3人の男に囲まれた。
そして200万を渡されて、
直ぐにススキノから消えろと言われた。
もしススキノで見かけることがあったら、
その日が命日がなるといわれて・・・
そしてトオルを脅した男の正体も分かった。
橡脇の秘書だった。
トオルがマサコと仲良くなった理由。
それはマサコの出身も室蘭だったこと。
トオルの情報からマサコの実家を探した。
そしてマサコの実家が分かった。
今は誰も住んでいない荒屋。
父の借金でじょうはつしたそうだ。

「探偵ゴッコは終わりだ。」
「あんたもバイオリニストに戻りな。」
そう河島に伝えた俺。
危ない話につき合わせられないと感じて・・・
すると河島は返した。
「もうバイオリンは辞めた。」
「もう飽きた。才能ないねん。引退や。」
そして俺たちはススキノに戻った。

その帰り道に高田は言う。
「一つ報告あるんだけど。」
「峠からずっと付いて来る車があるんだよ。」
その時後ろの車が追突してきた。
乗っていたのは佐山。
突然銃を乱射してきた。
高田のボロボロの愛車も燃え尽きた。
絶体絶命・・・
その時警察が駆けつけ何とか難を回避した。
そのままススキノに帰ったが、
河島は報道記者に囲まれた。
有名なバイオリニスト失踪。
もちろん芸能報道記者は殺到していた。

一難さってまた一難。
オカマバーの店員から高田に電話が入る。
バーに行った俺と高田。
そこにはボコボコのママと店員。
多数のマスクの男たち。
「お前が嗅ぎまわるからだ。」
そう言うマスクの男。
狭いバーで大乱闘となった。
高田の強さもあり相手を倒した。
そしてボス的な存在の男を問い詰めた。
橡脇を支持する一般市民だった。
事件に関しては何も知らないと・・・

俺は橡脇の事務所に乗り込んだ。
橡脇は俺に言った。
「私が彼を殺したようなものだ。」
「ただお祝いを言いたかっただけだ。」
「15年も経てばただの友人として、
       話ができると思っていた。」
「実際そうだったよ。」
「15分ぐらい話をして別れたよ。」
俺は聞いた。
「あんたは良き友人として会ったが、
 周りがそうは思わなかった。そういうことか?」
「あんたのせいでマサコは殺されてるんだろうが!」
橡脇の事務所の新堂結菜か、
その部下がかかわっていると俺は考えた。
橡脇は言った。
「私がつまずいたら、
 私を信頼してくれている人たちはどうなる。」
「金が目的ならこんなことはやっていられないよ。」
そう言って支持者からの応援の手紙の山を見せた。
「この国を変えようとするうねりなんだ。」
「私はその先頭に立っている。」
「やり遂げなければならない。」
「でなければ、時代は変えられない。」
「うちの人間が殺人にかかわっていると言うのならば、
私はどんな罰だって受ける。」
「しかし今ではない。」
「3年で片を付ける。」
橡脇は原発問題の北海道の先頭。
しかし俺は曲げなかった。
マサコの悔いを晴らすために・・・

そして刑事告訴する計画を立てた。
それを河島に伝えた。
安心した河島は、
「さよなら。今までありがとう。」
俺と高田が思っていた以上に、
あっさり納得してくれた。ように見えた。
そしてたまたま現われた学生と3人で飲んだ。
俺は死ぬほど飲んだ。
学生も酔っ払った。
「あんな真っ赤な花束なんて、
 プレゼントしてかっこつけてよ。」
その言葉に引っかかった俺。
「お前か?お前なのか?」
学生は言った。
「橡脇が犯人ですよ。」
俺は言い返した。
「お前が殺したのか?」
学生は本性を出した。
「うるさいんだよ。ただの便利屋が。」
「俺はゴミを捨てただけだよ。」
「あれは燃えるごみだべ。」

ずっとどん底だった学生は、
マサコが有名になることに嫉妬していた。
そしてあの日犯行に及んだ。

学生は俺と高田から逃げた。
居酒屋を飛び出した学生は、
そのまま車に撥ね飛ばされた。
そしてそのまま死んでしまった。

自体をどう収めたらいいのか分からない俺。
とりあえず依頼人である河島に電話をした。
マネージャーに電話するが、
河島は再び行方をくらませていた。
その時松尾から電話が入った。
マサコの過去を探っていた松尾。
マサコは父親が失踪した後に、
親戚のもとに引き取られていた。
しかしうまく行かなかったマサコは、
東京へ単身上京したのであった。
男に体を売ってお金を稼ぎ、
そのお金を全額送金していた。
送金先は大阪の親戚に引き取られた妹。
河島弓子は実の妹だったのである。

その日は札幌大通り公園で、
橡脇の演説が行われていた。
俺と高田は大通り公園へ走った。
そして必死に河島を探した。
俺は河島を見つけた。
手に包丁を持った河島を・・・

河島は橡脇へと足を進めていた。
そして河島が橡脇を誘うとしたとき、
俺は河島の前に立ちふさがった。
俺の腹には河島の持った包丁が刺さった。
「どうして?」
河島は聞いた。俺は答えた。
「探偵は、依頼人守らなきゃいけないんだよ。」
「厄介なことにさ〜。」

俺は無事だった。
「こういう人は簡単には死なないのよ。」
そう看護婦に言われた俺は退院した。
そして馴染みのバーで河島に会った。
「あんたはあんたの世界に戻ったほうがいい。」
「マサコちゃんもそれを一番願っているよ。」
マサコは言った。
「プロになって成功したらお兄ちゃん呼んで、
 一緒に暮らそうってずっと言ってたんだ私。」
「でもお兄ちゃんは俺のことは伏せておけって。」
「俺なんかがいるのが分かったら、
            何もかも水の泡だからって。」
「そんな事あらへんよね?」
「全部お兄ちゃんのおかげなんやから。」
「私絶対呼ぶって約束した。」
「でもこんな私は私は結局呼ばへんかった。」
「ずっとお兄ちゃんのこと隠していた。」
「私やねん。」
「お兄ちゃん見捨てた張本人。私やねん。」

俺は河島に言った。
「うぬぼれんなよ。」
「悪いがあんたが呼んでも、
 マサコちゃん行かなかったと思うぜ。」
「だってマサコちゃんは、
 ススキノで最高の仲間に囲まれてたんだから。」
「これだけは断言する。」
「マサコちゃんは最高に幸せな人生を送ったよ。」

河島はバイオリンの世界に戻った。
そしてコンサート。
兄マサコちゃんを思い出して弾いた。
バイオリンを進めてくれたのも兄だった。
バイオリンを弾く河島の目からは涙が・・・

俺は1人ススキノの町を歩いていた。
「どうりで寒いわけだ。」
空を見上げると雪が降っていた。
そして高田と一緒に馴染みのバーへ入った。

胃腸薬とピースが出される。
俺はウヰスキーを飲んだ・・・

(終わり)

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