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2016年11月03日
<書評> 悲しみの底で 猫が教えてくれた 大切なこと
今回は、書評です。
毎日、本を読んでいるのですが、とても気に入った本がありましたのでご紹介させていただきます。
悲しみの底で 猫が教えてくれた 大切なこと
瀧森古都氏作
クローン病になり、辛く長い入院生活を過ごした時に、この本の登場人物と同じことを考えたことがあります。
「生まれてきてよかったのか?」
この原因もわからず、治療法もないよく解らない病気になったあたなも、一度や二度考えたことがあるのではないですか?
私は、生まれてきたことが間違いだった、と悩んだこともありました。
同じように悩むあなたへ贈る1冊です。
大切な人に、感謝の気持ちを伝えたい、また会いたい。そういう暖かい気持ちになれる本です。
現在の福島県を描いた場面もあり、忘れてはいけないことを思い出させてくれます。
あなたが、もう一度会いたい人は誰ですか?
あなたが、感謝の気持ちを伝えたい人は誰ですか?
「何のために生まれてきたのか」そう悩んだことのあるあなたにもオススメです。
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2016年08月27日
遠い太鼓〜ある朝目が覚めて、ふと耳を澄ませると〜 村上春樹氏
こんばんは。
大変時間がかかりましたが、村上春樹氏著書の
遠い太鼓
を読み終わりました。
570ページに及ぶ読み応えのある1冊です。
村上氏が3年間に及ぶヨーロッパ生活の日記・スケッチブックとして書き溜めたものを編集して文庫にした本でした。
「ある朝目が覚めて、ふと耳を澄ませると、何処か遠くから太鼓の音が聞こえてきたのだ。ずっと遠くの場所から、ずっと遠くの時間から、その太鼓の音は響いてきた。ーーその音にさそわれて僕はギリシャ・イタリアへの長い旅に出る。」
とカバーの裏面に書いてあり、楽しいヨーロッパ生活を想像させますが、
中を開いてみると意外にも苦労話が多くあります。
特にイタリアへ対する沸々とした思いが。
ヨーロッパに行かれる前に読んでみても面白いかもしれません。
外国を知ることでまた自分の国を良く知るきっかけにもなりますので、見聞を広めるために読むのも良いと思います。
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