新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2015年02月23日
Review22. リハビリテーション臨床のための脳科学 運動麻痺治療のポイント
キーワード
:リハビリ臨床のための脳科学 評価 書評 運動麻痺治療
この書籍は、
脳血管障がい後の、
上肢や下肢などの運動麻痺の治療について、
書かれいる書籍です。
「 一般的な脳領域の各部位や、
神経ネットワーク等の傾向の概略のイメージ
は出来はじめてきたが、さらに深めて
脳科学( 神経科学 )的な知見を利用しながら、
臨床実践と結びつけようと考察されている
書籍はないか?」
と探していた時にみつけた書籍です。
この書籍は、
あまり脳領域について今まで関わっていない方の場合、
難しく感じる本ではないかと思います。
一般的にいわれている、
各脳領域の機能の傾向や
注意機能、感覚野、運動関連領野について
概略が把握できじはじめてから読み始めると、
より理解が促されやすいのではないかと思います。
この書籍との個人的な関わりとしては、
実際に、
紹介していただいている実例を
そのまま取り入れるのではなく、
あくまで考え方の一つとしての
参考にさせていただきながら、
@ 声かけや注意・意識の向け方の違いにより、
おそらく推測されるであろう脳活動状態
( 文献的に研究発表されている脳活動状態 )
A 脳画像や主観・客観的な状態などから、
おそらく推測されるであろう脳活動状態
( 文献的に研究発表されている脳活動状態 )
などの、
「 現状の状態 」
と
「 文献的に研究発表されている内容:脳活動状態 」の
結びつきのイメージをつける補助として、
参考にさせていただきました。
現在、
多くの脳科学( 神経科学 )的な
基礎研究などの知見は、
インターネット環境を利用すれば、
無料で閲覧できるように
なりつつあるように感じます。
( その中でも多くの英雑誌は
アブストラクトは無料、全文閲覧は有料 )
莫大な量の文献を効果的に利用するための、
考え方の1つの補助として、
参考になる書籍ではないかと感じました。
この書籍の価格・レビューなどを比較する
︎ Amazonで商品詳細を見る:
︎ 楽天で商品詳細を見る:
︎ セブンネットショッピングで商品詳細を見る:
リハビリテーション臨床のための脳科学 運動麻痺治療のポイント
︎ Yahoo!ショッピングで商品詳細を見る:
リハビリテーション臨床のための脳科学 運動麻痺治療のポイント/富永孝紀/市村幸盛/大植賢治
︎ ポンパレモールで商品詳細を見る:
本/リハビリテーション臨床のための脳科学 運動麻痺治療のポイント/富永孝紀/市村幸盛/大植賢治
︎ 丸善&ジュンク堂ネットストアHONで商品詳細を見る:
リハビリテーション臨床のための脳科学 運動麻痺治療のポイント
︎ 紀伊國屋書店ウェブストアで商品詳細を見る:
リハビリテーション臨床のための脳科学―運動麻痺治療のポイント 富永 孝紀/市村 幸盛/大植 賢治/河野 正志【著】
[ スポンサードリンク ]
︎ ジュンク堂書店
:総在庫数200万冊
︎ 紀伊國屋書店 ウェブストア
by リハビリ関連書籍のレビュー.blog
︎ リハビリ関連書籍のレビュー.blog | 書評(一覧)
︎ 2015年 | リハビリ関連書籍の新刊
︎ 医学・看護・リハビリ関連本Search | 本のお探しコンテンツ
︎ リハセラピストのためのアプリプログラミング講座
︎ 医学・リハビリ | スマホ(Android・iOS)アプリ
︎ 医師の転職・求人・アルバイト求人サイト比較
︎ PT/OT/ST等のリハセラピスト関連の転職・求人サイト比較
2014年12月04日
Review49. 快楽の脳科学「いい気持ち」はどこから生まれるか
この書籍を読むまでは、
「 高次脳機能 」
という言葉は知っていたのですが、
「 低次脳機能 」
という言葉で、
脳の機能など説明されていることも
あることを知りませんでした。
また、
本書の40ページで紹介されている
「 低次脳機能研究会(略称:低脳研) 」
という研究会があることも知りませんでした。
この書籍で登場する、
「 低次脳機能 」というのは、
脳幹から大脳辺縁系の機能に関連することの総称として
この言葉が使われているようです。
対する
「 高次脳機能 」というのは、
大脳新皮質の連合野の機能だったり、
思考、言葉、判断、理解、推理、空想などと言った事の
総称として、高次脳機能というものが使われているようです。
報酬系や、人の欲望、恐怖・快楽、
各種精神症状(陽性症状、幻覚など)と関連させながら、
神経メカニズムなどについて説明されており、
勉強になりました。
「 高次脳機能 」と「 低次脳機能 」という
枠組みで、
人の快楽について考えてみたい場合、
参考になる書籍ではないかと思いました。
報酬系、人の欲望、各種精神症状などに関心のある方の
場合、
神経メカニズム的な視点で、
解説がされており、
参考になるのではないかと思います。
この書籍のレビューや価格等を比較してみる
[ スポンサードリンク ]
by リハビリ関連書籍のレビュー.blog
▲ この記事のトップへ
︎ プロフィール | サイトポリシー・免責事項
︎ サイトマップ
︎ リハビリ関連書籍のレビュー.blog | 書評(一覧)
︎ 医学・看護・リハビリ関連本Search | 本のお探しコンテンツ
︎ PT・OT・STのためのリハビリQ&A
︎ 医療介護保険・診療報酬・リハビリ関連ニュース(一覧)
︎ コンテンツ(一覧) | リハビリ関連書籍のレビュー.blog
2014年11月12日
Review47. 学習と脳 器用さを獲得する脳
キーワード
:学習 脳 リハビリ ミラーニューロン キャノニカルニューロン 芸術
楽器演奏(ピアノ・アコギ・オーボエ) 水彩画 写真 DVD教本
この書籍は、
「 脳とリハビリテーション・学習、各運動領野の知識や、
運動学習理論などについて深められる書籍はないか? 」
と探していた時にみつけた書籍です。
当時、脳と運動・リハビリテーションに関連する文献を、
文献検索サービスや、検索システムを利用し、
猟集していたのですが、
神経系リハビリテーションに関連する
文献(特に英文献)が、増えてきており、
その知識をまとめて処理するために、
適宜復習できるような書籍はないかと、
探していました。
「 学習と脳―器用さを獲得する脳 」の書籍を、
みつけて、購入したのは、
2009年なのですが、
この書籍自体は、2007年に刊行されていた書籍のようです。
はじめて、
この書籍を読んだときは、
個人的な感覚ですが、
ちょうど詳しく知りたかったことも載っており、
とても驚いたことを覚えています。
脳神経科学的な基礎的なこと以外にも、
リハビリテーションとの兼ね合いも、
当時としては、
試行錯誤段階だとは思いますが、
脳神経科学的な知見をリハビリテーションに
活かそうとしようとする試みを読みながら感じました。
書籍全般を通して、
「
器用さのメカニズム」に関して、
多くの文献を引用しながら、
考察されているのですが、
身体部位を基準とした空間座標の運動
・
座標表現と頭頂連合野・頭頂ー前頭野投射関係
・
頭頂連合野の座標情報と運動関連性
・ 運動前野(背側運動前野・腹側運動前野)の
機能のと到達運動課題
・ 補足運動野の順序処理
・ 自発的な順序動作や、
視覚指示信号にもとづいた順序動作
・ 帯状皮質運動野の機能
(尾側帯状皮質運動野・吻側帯状皮質運動野)
・大脳基底核の学習機構の知見
・小脳の運動学習 など
運動を実施する際の、
脳内現象を考察・推測する上では、
役立つような情報を
まとめていただいているのではないかと思います。
また、
A 連続的運動学習
といった
運動学習の2つのタイプについても、
説明がされています。
個人的には、上記の運動学習の2つのタイプの考え方に加え、
「 運動学習早期の段階の脳活動 」や
「 運動学習の自動化の段階における脳活動 」などの、
知見を考慮しながら
脳神経系になにかが起こった際の
運動麻痺や、各種失行(道具使用障がいなど)などの、
高次脳機能障がいの症状や、
画像情報や観察から推測される、
残存機能を考える上で、
適宜、
この書籍でまとめていただいている、
基礎研究知見や、
運動学習理論などを、
読み返しながらら学ばせていただきました。
この書籍や、
当サイトで、書評させていただいた
︎ 31. 運動学習理論に基づくリハビリテーションの実践
︎ 23. 脳科学と理学療法 理学療法MOOK 16
︎ 22. リハビリテーション臨床のための脳科学 運動麻痺治療のポイント
︎ 21. 片麻痺回復のための運動療法―促通反復療法「川平法」の理論と実際
︎ 20. アクション( 神経心理学コレクション )
︎ 19. 脳卒中理学療法の理論と技術
等の知識を合わせて学習しながら、
脳神経系の何かしらの損傷後の、
実際の臨床所見や、その後の変化・経過などを、
見させていただく中で、
それぞれの方々で、
漠然とした、
「 運動 」と「 認知活動 」の関連性や、
脳損傷部位と運動麻痺の傾向などが、
みえてくるのではないかと思います。
この書籍のレビューや価格等を比較してみる
︎ 楽天で詳細を確認してみる:
感想(4件)
上記の書評・レビューで書かさせてい頂いた事柄などは、
実際に、後天的などで、
脳に何らかの損傷が起こってしまった方の支援に
携わらさせていただく場合、
脳画像や、実際の臨床所見などの情報もあわせながら
運動麻痺や、各種高次脳機能障がいなどを推測したり、
残存されているであろう機能を推測していく上では、
脳の学習・運動学習に関する知識があると、
知識が無い場合と比べると、
考察の幅がひろがりやすく、
支援を進める上で参考になるのではないかと思いますが、
しかし、
一般的に、
自分自身の余暇活動や、
趣味などに関連付けて見ると、
上記のような細かい知識はそれほど必要ないのかもしれません。
多くの臨床家は、
リハビリメニューの等の難易度設定(段階付け・シェーピングなど)
を試行錯誤されながら、
創意工夫されて、
日々最善のサービスを提供されていらっしゃるかと思います。
今までの経験を通して感じることの1つとしては、
領域特異的な活動、
例えば、
・ ピアノ・ギター演奏、各種楽器
・ 絵画・描画
・裁縫
・その他趣味や余暇活動などのアクティビティ
などは、
すでに、
多くのその道の専門家(例えば、ピアノなどの教師・講師・研究者など)
によって、
初学者・初心者が学習しやすいように
難易度設定がある程度、
体系化されているように感じます。
そういった情報も、
学びなが参考にさせていただくことで、
基本動作以外の、応用的な活動に対する
段階付けのバリエーション、教示方法(見本の提示方法)、
フィードバックの方法(賞賛など)など
の参考になるのではないかと感じます。
以下には、学習つながりで、
アート・芸術関連の初心者向け学習教材をまとめておこうと思います。
どなたかの学習のきっかけとなれば幸いです。
公式サイトで確認していただけると感じていただけると思うのですが、
どの教材も、
初心者の方にやさしい構成を考えていただきながら、
作っていただいているのだと思います。
@ ピアノ教室には小さい頃通わなかったけど、
大人になってピアノが弾きたくなった方や、
A 憧れのアコースティックギターの
練習をなにからはじめていいか
分からない方、
B オーボエの音色が好きで、
自分でもオーボエを演奏してみたいけど、
オーボエの学習教材を探すのに
困っている方、
C 水彩画をはじめたいけど、
教室に通うのは恥ずかしいので
自宅で自分のペースで、
水彩画のコツを学習
(スケッチ・風景・水彩画の塗り方など)
できるような
学習教材を探している方
などの参考になる教材ではないかと思います。
脳と学習に関して学んでいくと、
実際に他者が何かを行なおうとしている時に、
観察者の脳内で「 ミラーニューロン 」
「キャノニカルニューロン」が活動する知見や、
など参照
アクションオブサーベーションセラピー・観察学習などの
知見も散見されており、
運動などの学習を進める上で、
手本・見本となる、
教師・指導者・教材などは、
学習する方にとって分かりやすい方法で、
手本を提示することで、
より学習が円滑に進みやすいのではないかという
知見も徐々に出てきているように思います。
以下に、あげさせていただく、
・ピアノ演奏
・アコースティックギター演奏
・オーボエ
・水彩画
などは、子供の頃から教室などに通い、
習って実施していた方にとっては、
比較的その活動自体は、大人になっても、
人並み以上にできやすいとは思いますが、
大人になってから、はじめて
ピアノ・アコースティックギター・オーボエなどの楽器演奏、
水彩画などの絵画を
始める場合、
何も分からない状況では、
学習が不効率になり、
失敗体験を重ねることで、
その活動の習得が難しくなりやすいことが予想されるのではないかと
思います。
この記事を読んでいただいている方の中で、
ピアノ演奏、アコースティックギター演奏、オーボエ演奏、水彩画などに
関心のある方がいらっしゃいましたら、
一度リンク先の公式サイトで、
自分にとって分かりやすい内容なのか、
見ていただき、
検討していただければと思います。
各教材の公式サイトでの、説明や写真などを
見させていただいて感じることとしては、
パソコンなどのコンピュータの性能の向上もあり、
学ぶ方が、分かりやすいように編集できる、
画像技術などが進歩している点や、
高速回線のインターネットの普及により、
このような学習教材などの情報を、
調べようと思えば比較的簡単に、
情報収集できるようになり便利な時代になっていると感じます。
自分自身も、楽器演奏は、
個人で楽しむ程度に実施していますが
ギターやピアノなどを自分で学び始めるにあたって、
いったいどうすればいいのか、
情報を探すのが大変だった記憶があり
こういったまとまった教材を学習をはじめる段階で
しっていれば、
学習教材などを探す手間が省けたのではないかと感じます。
︎ 教材の詳細はこちら
:【30日で弾ける初心者向けピアノレッスン 3弾セット】
︎ 教材の詳細はこちらから
:30日でマスターするギター講座 教本&DVD
オーボエは世界で一番難しい
木管楽器としてギネス・ワールド・レコーズに掲載されているようです。
* ウィキペディア:「オーボエ」参照
︎ 教材の詳細はこちらから
:プロが教えるオーボエ上達講座
︎ 教材の詳細はこちらから
:簡単3ステップの水彩画講座
一眼レフカメラ撮影に関する教材もあるようですので、
掲載しておきます。
︎ 教材の詳細はこちらから
:一眼レフカメラ上達講座
[ スポンサードリンク ]
by リハビリ関連書籍のレビュー.blog
▲ この記事のトップへ
︎ プロフィール | サイトポリシー・免責事項
︎ サイトマップ
︎ リハビリ関連書籍のレビュー.blog | 書評(一覧)
︎ 医学・看護・リハビリ関連本Search | 本のお探しコンテンツ
︎ PT・OT・STのためのリハビリQ&A
︎ 医療介護保険・診療報酬・リハビリ関連ニュース(一覧)
︎ コンテンツ(一覧) | リハビリ関連書籍のレビュー.blog