Review43. 肩関節運動機能障害―何を考え、どう対処するか: リハビリ関連書籍のレビュー.blog

2014年10月06日

Review43. 肩関節運動機能障害―何を考え、どう対処するか

肩関節運動機能障害―何を考え、どう対処するか (実践MOOK・理学療法プラクティス)

キーワード
：肩関節　リハビリ　本

肩関節周囲には、

大小様々な筋肉がついていたり、

肩甲骨の多様な動きや、

その関節運動の自由度の高さから、

肩関節について、勉強したいが、

何から手をつけていいか分からない方も

いるのではないかと思います。

この書籍では、

・痛みや拘縮へのアプローチの考え方

・運動連鎖

・解剖頸軸回旋

・肩関節の制限された運動方向と、関節包、

　臼蓋上腕靭帯、烏口上腕靭帯の関係

・ Weitbrecht孔( ヴァイトブレヒト孔 )

・腱板など基本的な肩関節の構造の説明や、

　実際の肩関節周辺の解剖

などの知見に触れられており、

肩関節周辺の解剖や

肩の代表的な症状への運動療法などの

基礎を学べるのではないかと思います。

この書籍の特徴としては、

各テーマごとに、

・メモ

・ Advice

・新人理学療法士へひとこと

・ Further Reading ( 書籍の紹介 )

などの工夫があり、

経験方法な先輩から、

学習方法や、実技、

実際の臨床での注意事項などを

アドバイスを受けているような感覚で

読み進められるのではないかと思います。

理学療法士PT向けの書籍のようですが、

整形外科領域や、脳血管障がい領域などで、

肩の運動に関わる作業療法士の方にとっても、

肩関節周辺の運動療法基礎を習得する上で

参考となる書籍ではないかと思います。

この書籍をきっかけとして、

「 Futher Reading 」

で紹介されている書籍や、

文献検索サービスなどを利用して、

知識を深めたり、

諸先輩の経験談などを吸収することで、

肩関節への運動療法について

深められるのではないかと思います。

この書籍の価格やレビューなどを比べてみる