吾輩はアザラシである

　さて、吾輩が居候している家の家族について、紹介せねばなるまい。
　まずは、ご主人様。現在年齢は40代らしいが、こどもには歳を教えていない様である。長身で標準体型だが、やせて見える。また、他人からは若く見られるようである。同級生には、かなり髪が少なくなったり、白髪が多い人間もいるようであるが、髪はまだかなりあるし、白髪もあまり目立たない。

　しかし、寄る年波には勝てず、対策はいろいろしているようである。
　例えば、シャンプーである。昨年あたりから「インディアン伝承シャンプー」なる結構値の張るものを使っている。宣伝文句によると、インディアンには「禿」がいないとのこと。あー日付も変わろうとしている。吾輩もそろそろ眠くなってきた。寝ることにしよう。

2009年01月19日

Posted by ゴマちゃん at 23:10 | 小説・随筆 | この記事のURL

吾輩はアザラシである、名前は…

　吾輩はアザラシである。名前はまだない…ではなくて「ゴマちゃん」である。
　どこで生まれたかとんと見当がつかぬ。分かっているのは、ご主人様の話によると
吾輩は、日本のデパートの売り場に並んでいたところ、ご主人様の目にとまり、買って（飼って）もらうようになったということである。それはもう今から約10年前の話である。

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