2012年07月30日
投資の失敗原因〜認知バイアス〜
FXや株式投資で「あ〜、またやっちまった」と失敗を繰り返す今日この頃、皆様如何がお過ごしでしょうか。
ちょうど、先週のマーケット・トレンド(Padcast)にて、認知バイアスの例を特集していましたのでメモしてみました。
わかっていてもやってしまう認知バイアス。でも、時々振り返ってみてみると失敗も減るのではないかと思います。
1.バンドワゴン効果
バンドワゴンとは行列の先頭の楽隊の車。志向、流行のこと。バンドワゴンに乗る=時流に乗る。
具体例:人気銘柄Facebook株に乗り遅れないよう手を出したら高値掴みだった。
投資信託の銘柄ランキングなんかもこの効果を狙って記載されていることがあるので注意です。ようするに上位の商品を安易に我々に選択させようと狙っている場合があるからです。もちろん、上位商品が必ずしも悪いわけではないのでわかって買っているか、ということになります。
2.アンカー効果(アンカリング効果)
アンカーは船のいかりのこと。何を基準においているか。
具体例:本日の日経平均は9,000円だった。下がりまくっているので下値を8,500円、上値を10,000と予測して買いで入った
不確かな情報に対して、はじめの情報に判断が影響されることを指していて、日経平均「9,000円」というのがアンカー。別に日経平均は9,000円を軸に動いているわけではないのについつい現在の価格を前提としてしまう。
不動産投資などではじめに高めの価格を設定し、値引きして安くするのはこの典型例。
3.コンコルド効果
あの音速航空機、コンコルドのこと。コンコルドは商業的に失敗したのは御存知の通り。
コンコルドのように新たに追加投資することが明らかに損とわかっているが、これまでの投資を惜しんで改めて投資してしまうこと。
具体例:8,000円で買ったソニー株を2,000円を割ったので買いで入った。(ただし、2012/7/27現在900円台。。。。)
損切りできずにナンピン買いするのが典型例です。対策は業績が悪化しているとか、ハワードが会長職をやめないとか悪材料が続いているなら損切りを早めにするしか対策はありません。お金を活かすってことですかね。(難しいんだけど。。)
4.フレーミング効果
フレームとは枠組みのこと。人間はなんらかの枠組みのもとに判断している。
具体例:「70%の確率で勝てる」といわれるのと「30%の確率で負ける」(引き分けがないとする) この場合どちらも同じ事を行っているのに表現によって感じ方が違う。
大型家電販売店で100人に1人無料なんかもいい例ですね。ようするに1%Offのこと。それを1人に集中させると1人無料。どっちが購買意欲をそそられますか!?
5.あと知恵バイアス
物事が起こった時にあとからなんとでも解釈すること。こんなことになることははじめからわかっていたといった内容をもっともらしくいうこと。
具体例:今日の相場が上がった場合、「投資家の買い安心感から終始堅調に推移した」とアナウンスされた。
この例は「買い安心感から」とは理由になっていない。買った量と売った量は同じはずなので買い安心感というものは成り立たないはず。売っている人は不安でしょうがない状態ってことになる。
6.ギャンブラーの誤謬(ごびゅう)
確率はわかっているのにあえて間違った判断をしてしまうこと。
具体例:コインを5回連続して表が出た場合、次は裏であると思ってしまうこと。
あくまで確率は5割であると理解しているのに、あまりにも連続して表ばかり出るのでそろそろ裏がでるであろうと思ってしまう状態。株やFXでも連続で下がっているときに明日は上がるだろうとか、
上昇トレンドが発生しているときに、翌日も上がるだろうという予想を立てること。当たることも多い気がするけど、やっぱり確率論からすれば「気のせい」
なかなかに耳が痛い例だったので書き留めました。もちろん、全てにおいて合理的に行動することは困難です。でも、判断する前に認知バイアスを思い出して、再確認することが出来れば成績が向上するのではないかと思います。
ちょうど、先週のマーケット・トレンド(Padcast)にて、認知バイアスの例を特集していましたのでメモしてみました。
わかっていてもやってしまう認知バイアス。でも、時々振り返ってみてみると失敗も減るのではないかと思います。
1.バンドワゴン効果
バンドワゴンとは行列の先頭の楽隊の車。志向、流行のこと。バンドワゴンに乗る=時流に乗る。
具体例:人気銘柄Facebook株に乗り遅れないよう手を出したら高値掴みだった。
投資信託の銘柄ランキングなんかもこの効果を狙って記載されていることがあるので注意です。ようするに上位の商品を安易に我々に選択させようと狙っている場合があるからです。もちろん、上位商品が必ずしも悪いわけではないのでわかって買っているか、ということになります。
2.アンカー効果(アンカリング効果)
アンカーは船のいかりのこと。何を基準においているか。
具体例:本日の日経平均は9,000円だった。下がりまくっているので下値を8,500円、上値を10,000と予測して買いで入った
不確かな情報に対して、はじめの情報に判断が影響されることを指していて、日経平均「9,000円」というのがアンカー。別に日経平均は9,000円を軸に動いているわけではないのについつい現在の価格を前提としてしまう。
不動産投資などではじめに高めの価格を設定し、値引きして安くするのはこの典型例。
3.コンコルド効果
あの音速航空機、コンコルドのこと。コンコルドは商業的に失敗したのは御存知の通り。
コンコルドのように新たに追加投資することが明らかに損とわかっているが、これまでの投資を惜しんで改めて投資してしまうこと。
具体例:8,000円で買ったソニー株を2,000円を割ったので買いで入った。(ただし、2012/7/27現在900円台。。。。)
損切りできずにナンピン買いするのが典型例です。対策は業績が悪化しているとか、ハワードが会長職をやめないとか悪材料が続いているなら損切りを早めにするしか対策はありません。お金を活かすってことですかね。(難しいんだけど。。)
4.フレーミング効果
フレームとは枠組みのこと。人間はなんらかの枠組みのもとに判断している。
具体例:「70%の確率で勝てる」といわれるのと「30%の確率で負ける」(引き分けがないとする) この場合どちらも同じ事を行っているのに表現によって感じ方が違う。
大型家電販売店で100人に1人無料なんかもいい例ですね。ようするに1%Offのこと。それを1人に集中させると1人無料。どっちが購買意欲をそそられますか!?
5.あと知恵バイアス
物事が起こった時にあとからなんとでも解釈すること。こんなことになることははじめからわかっていたといった内容をもっともらしくいうこと。
具体例:今日の相場が上がった場合、「投資家の買い安心感から終始堅調に推移した」とアナウンスされた。
この例は「買い安心感から」とは理由になっていない。買った量と売った量は同じはずなので買い安心感というものは成り立たないはず。売っている人は不安でしょうがない状態ってことになる。
6.ギャンブラーの誤謬(ごびゅう)
確率はわかっているのにあえて間違った判断をしてしまうこと。
具体例:コインを5回連続して表が出た場合、次は裏であると思ってしまうこと。
あくまで確率は5割であると理解しているのに、あまりにも連続して表ばかり出るのでそろそろ裏がでるであろうと思ってしまう状態。株やFXでも連続で下がっているときに明日は上がるだろうとか、
上昇トレンドが発生しているときに、翌日も上がるだろうという予想を立てること。当たることも多い気がするけど、やっぱり確率論からすれば「気のせい」
なかなかに耳が痛い例だったので書き留めました。もちろん、全てにおいて合理的に行動することは困難です。でも、判断する前に認知バイアスを思い出して、再確認することが出来れば成績が向上するのではないかと思います。