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SBI証券でインドネシアルピア建社債、豪ドル建社債、トルコリラ建社債が発売中

SBI証券が外貨建て債券祭りのようになっています。気になったので、以前のように投資の判断の自己分析を行なってみました。

■それぞれの気になる!利回りは
1.インドネシアルピア建社債 約4年 5.80%
2.豪ドル建社債 約3年半 5.20%
3.トルコリラ建社債 約3年 7.00%

発行体は、バークレイズ・バンク・ピーエルシーが1.と3.
ロイヤルバンク・オブ・スコットランド・ピーエルシーが2.です。発行体の格付(S&P)けもそれぞれA+とAですのでいきなり倒産というリスクは低そうです。

■判断材料その1:利回り
単純比較ですが、この3つから選ぶのであればトルコリラ建社債が約3年と期間も短いのに最も利回りが高い7.00%ですからイチオシです。
所感としては全体として年初に比べて利回りが下がっています。特にインドネシア・ルピア建ては2月に発売された韓国輸出入銀行およびロイズ・ティーエスビー・バンク・ピーエルシーの社債は約3年モノなのに6.10%でした。今回のバークレイズのモノは約4年と1年も満期が長い上に、5.80%というのはメリットが低いと考えます。ちなみに、外貨建て社債は販売手数料が設定されていません。無料なのではなくて、実際には
・為替手数料として支払うことになっている
・本来はもっと高い利回りを「ピンハネ」されている

のどちらかです。

■判断材料その2:通貨リスク
直近5年間(2007/1〜2012/1)の為替変動から変動リスクを比べてみました。為替スプレッドと違って明確な定義があるわけではないと思いますので下記の方法で計算した結果を為替リスクとします。
1.直近5年間の高値と低値を記録する
2.高値−低値の差額を計算する
3.(高値+低値)/2=xxを計算し平均為替レートとする
4.差額/平均為替レート=xx%を計算し、為替リスクとする
5.上記の1.〜4.をインドネシアルピア、トルコリラ、豪ドルで計算
要するに、平均為替レートからどれくらい上下したかを為替リスクとします。
【結果】
・インドネシアルピア:58%
・トルコリラ:80%
・豪ドル:32%
【参考】
・ドル:38%
・ユーロ:55%

さすがに、新興国と先進国でリスクに差が出ました。ここで改めて気づくのはユーロ危機で揺れまくったユーロよりもインドネシア・ルピアの方がリスクが高いということです。トルコリラはそれ以上です。
では、判断材料2の結論は豪ドルかというと現在の通貨ポジション(高値にあるのか安値にあるのか)を加味するとインドネシア・ルピアになります。考え方は、
インドネシア・ルピアの5年間の平均為替レートからの乖離:▲19%
トルコリラの5年間の平均為替レートからの乖離:▲35%
豪ドルの5年間の平均為替レートからの乖離:+2.3%
となります。豪ドルは5年間の平均為替レートは約82円でしたのでこの3つの通貨の中では唯一高値圏にあります。あまりにも単純計算ですが、先ほどのリスク%に加えると、
・インドネシアルピア:31%
・トルコリラ:45%
・豪ドル:34%
ということになります。豪ドルは確かに為替変動の点ではリスクは最も低いですが、高値圏にあるため債権が満期となる3年半先は「下がっている」リスクを気にする必要があります。

■判断材料その3:コスト
最後に為替スプレットです。外貨ですので買い付けに通貨ごとの為替スプレットを加味する必要があります。
・インドネシアルピア
 為替スプレッド:0.0003円=約3.4%
・トルコリラ
 為替スプレッド:2.5円=約5.6%
・豪ドル
 為替スプレッド:1円=約1.2%
豪ドル以外はすべて「1年目の金利はなかったもの」くらいのつもりで購入する必要があることがわかります。ここで注意が必要なのは最終的に円に替えるのであれば往復で手数料が必要です。つまり、
・トルコリラ 約11.2%のコスト。約1年半分の利金に相当
・豪ドル 約2.4%のコスト。半年分の利金に相当
となります。どちらの通貨も外貨建てで購入、償還できるので為替損にならないように外貨建てでの取引がお勧めですが、ただし、いずれはコストがかかることは見込んでください。
しかし、例外があります。インドネシア・ルピアです。インドネシア・ルピアはインドネシア当局から海外での流通が規制されているため(NDF通貨)、外貨で決済ができません。そのせいかわかりませんが、利金、償還金共に円貨に戻す際に為替スプレットがかからない仕組みになっています。(SBI証券だけかもしれません。念のため)
ということで、
・インドネシアルピア 約3.4%のコスト。約7ヶ月分の利金に相当
となります。
微妙なところですが、豪ドル建債権がコスト面では優位です。逆にトルコリラを選ぶ場合には金利ではなく「為替差益」を狙っていると考えるべきです。

■結論
今回は見送りです。
インドネシアルピア建債権が3年であればもうちょっと悩むのですが、判断材料1〜3で検討すると最も購入に該当するのは豪ドル建債権です。しかし、5.20%であれば「豪ドル定期預金」と比べた場合、メリットの説明が難しいです。インドネシア・ルピアのように定期預金ができなく、かつ、為替差益を狙えるようなものでなければあえて社債という形で購入する必要がないという判断です。
トルコリラは。。。冷静に比較すると単なるギャンブルであることがわかります。
トレードグランプリ

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