2020年10月18日
原神をMatepad Proでプレイしたら快適だった
原神(げんしん)が大ブレイク中
事前公開時から、基本料無料なのにやたらとできの良いフィールド型RPGとして噂になっていた原神が9月28日にリリースされ、さっそくダウンロードして遊んでみました。この記事を書くのはもっと早くしようと思っていたのですが、思った以上にゲームにのめりこんでしまい、書くタイミングを2週間くらい先送ってしまいました(笑)
中国発のゲームということで、スパイウェアが入っているとか、ゼルダをパクりすぎているといった記事が目立ちましたが、会員制でID登録するゲームはほとんどすべてに共通する話ですし、端末の情報を監視するプログラムが入っているという点もハッキングやチート防止プログラムであることが説明されたりして色々とお騒がせでしたが、ふたを開けてみれば1週間で100億円以上の売り上げを上げるなど、これまでのスマホゲームの中でもトップレベルの快進撃で広まっています。
ゼルダ BoWロスにはうってつけのゲーム
ゼルダ BoWは非常によくできたゲームで、ゼルダの世界に入り込むことができました。一方でクリアしてしまうとやるべきゲームがなくボーっとしてしまう人も続出だったようですが、そんなあなたにも最適です。何がいいかというと、
- アニメ調ながら作りこまれた広い世界観
- 美しいグラフィック
- 高い山があったら上る(笑)
- 踏ん張りゲージあり
- キャラクターが作りこまれ、動作が生き生きとしている
といったように、ゼルダ同等の異世界を味わえます。それに加えて
- ゼルダよりも複数のキャラクターが操作できる、仲間になる
- ソロプレイも自分のペースできるが、マルチプレイも対応
- キャラクターの成長や武器の成長・合成
- 「元素」「マルチキャラ」を前提とした迫力のある戦闘
などはゼルダ以上の要素もあります。もちろんゼルダ BoWを一通りやった身としてはそれでもゼルダのほうがゲーム感が上だとは思っていますが、異なった楽しみの要素でカバーされていると感じられました。
何よりも「無料」でスタートできるというのが素晴らしいです。
ゼルダ ロスを補うと考えられていた、「ゼルダ無双 厄災の黙示録」を11月20日の発売を待ち望んでいる人も多いと思いますがそのうち何割かは「原神」で一定の満足感を得て、買わない選択肢に走っていくのではないかと想像してしまいます。
要求されるスペック
推奨スペックとしてそれぞれ以下のようになっていました。
<Andoroid>
CPU:Snapdragon845、Kirin810及びそれ以上のCPU
RAM:4GB以上
システム:Android 8.1及びそれ以上
ストレージ:8GB以上の空き容量
<iOS>
iPhone 8 Plus以降の端末、iPhone SE(第2世代)、iPad Air(第3世代)、iPad mini(第5世代)、iPad Pro(第2世代)12.9インチ、iPad Pro(第2世代)10.5インチ、iPad Pro(第3世代)11 インチ、iPad Pro (第3世代)12.9 インチ 、iPad Pro(第4世代)11 インチ、iPad Pro (第4世代)12.9 インチ
<PC>
システム: Windows 7 SP1 64-bit、Windows 8.1 64-bit、Windows 10 64-bit
CPU: Intel Core i7(第4世代以上)及びより優れた性能をもつもの
RAM:16 GB
ビデオカード:NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB及びより優れた性能をもつもの
DirectXバージョン:11
ストレージ:30GB以上の空き容量
Androidのスマホに関していうと、Xperia XZ1(SD835)でやっている人が評価コメントで、CPU負荷が高く遅くなる、読み込みが遅いとの記述があったので、推奨スペック以下では動作はしますが、それなりにストレスがたまりそうです。
またPCが一番快適だというのが多数の意見ですが、CPU、メモリ、グラフィックカードともに現在対象とされるデバイスでは一番いいものが揃えられるので当然といえます。
手持ちのスマホではMate 20 Pro(Kirin980)にインストールしてみましたが、動作に関しては一切問題ありません。この2年くらいの高スペック機種なら何の不満もないのではないでしょうか。しいて言えば端末がちょっと暖かくなります。熱くて持っていられないというレベルではありません。あと、思ったよりも電池の消耗は激しくないです。CPUがフル稼働している感じはしますが、4時間くらいは連続でできるのではないでしょうか。パケットの使用量も100Kbyte/時間くらいで常識的な範囲内でした。
唯一気になったのは新幹線で移動中に異常に動作が重くなったのですが、通信回線速度の問題だとわかりました。右上にアンテナのようなアイコンと「ms」という表記があるのですが、数字が小さいほど速度が速く、大きいほど遅いということのようで、この表記が赤字となっている時間が長く続くと動作が遅かったり、リアルタイムセーブエラーが発生しました。それでもスマホのスペックとは関係なさそうでした。
Matepad Proでプレイしたらマジ神だった
Mate 20 Pro(Kirin980)で十分快適だったので、Matepad Pro(Kirin990)にもインストールしたのですが、当然のごとく動作は快適でした。
しかも、Mate 20 Proでは端末が暖かくなりましたが、Matepad Proではほとんど影響がなく暖かくなったという気もしません。もちろんゲームが動作しているのでそこそこ暖かいですが動画を閲覧しているレベルです。電池の減りもMate 20 Pro同様に常識の範囲内でした。1時間プレイし続けて電池の減りは約10-15%くらいでした。やはり動画を見続けるくらいの消費量といえます。
Matepad Proは解像度が高く、大画面(10.8インチ)なのでスマホでは味わえない、世界の広さと戦闘の迫力も味わえます。
スマホとの操作感で気になるのは、
・コントローラーが大きくなるので指の移動距離が延びる(=微妙な操作は雑になる)
・スマホよりも重い(460gであり、両手で持つ分には負担ではない)
という点でしたが、いずれも許容範囲内でした。
それよりも、メリットが大きく、
・解像度最高、60fpsとしても余裕で原神の世界が楽しめる
・純粋に画面が広く、没入感がある
・フレームレスなので縁からコントローラーまでの距離が短く手の負担が軽い
といった点があります。
人によっては「原神専用機」になってしまうのではないかと危惧しました(笑)
いずれも中国製アプリと中国製端末の最高峰です。やはり中国の人材輩出力と底力は驚きを感じました。
しかし、改めてAndoroidタブレットの最高峰でありながら、約6万円程度で購入できるMatepad Proはコスパが高いと感じました。
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