ITパスポート過去問解説

ITパスポート過去問 31年春問47

問題

問47　アジャイル開発の特徴として，適切なものはどれか。

ア　大規模なプロジェクトチームによる開発に適している。
イ　設計ドキュメントを重視し，詳細なドキュメントを作成する。
ウ　顧客との関係では，協調よりも契約交渉を重視している。
エ　ウォータフォール開発と比較して，要求の変更に柔軟に対応できる。

解説

アジャイルとは、素早い、俊敏ななどの意味を持つ言葉であり、アジャイル開発とは、ソフトウェア開発における開発手法の一つで、状況の変化に柔軟に対応できるように開発する手法の総称。
ウォーターフォール型などの開発では、各工程を順番に1度だけ行うことを前提に開発が進められるが、アジャイル開発では、機能単位の小さいサイクルで繰り返す。優先度の高い要件から順に開発を進め、各機能の集合体として大きなシステムを作っていく。

アジャイル開発は、開発途中での仕様の変更が予想されるプロジェクトに向いており、また、大規模なプロジェクトには、むいていない。また、計画段階で詳細な仕様を決めないため、開発途中でユーザとコミュニケーションをとりながら、確認しながら進めるため、ニーズに最大限にこたえることができる。などの特徴がある。

ア　アジャイル開発は大規模なプロジェクトには適さない。
イ　変更が予想されるため、詳細なドキュメントの作成は行わない。
ウ　ユーザとコミュニケーションをとりながら開発していくため、ユーザとの協調が重要である。
エ　正解