ITパスポート過去問解説

ITパスポート過去問 31年春問31

問題

問31　EA(Enterprise Architecture)で用いられる，現状とあるべき姿を比較して課題を明確にする分析手法はどれか。

ア　ギャップ分析
イ　コアコンピタンス分析
ウ　バリューチェーン分析
エ　パレート分析

解説

EA　エンタープライズアーキテクチャとは、効率の良い組織を生み出すための、組織の設計手法であり、組織内のいろいろな構成要素（人的資源、業務、システム、情報等）の全体最適化をすすめる。
この時、今ある姿と、あるべき姿の違いを分析し、これを埋めるための方策を検討するギャップ分析を用いて、課題を明確にすることができる。

ア　正解

イ　コアコンピタンスを特定する手法。コアコンピタンスとは、他社にまねのできない自社の核となる能力

ウ　バリューチェーンとは、企業活動を製品に対して価値を付加していく工程の連鎖と考えることで、バリューチェーン分析とは、各工程のコストを調べ、他社と比べての強み、弱みなどを分析する手法。

エ　複数の要素の中からどれを重視するかを分析する手法。たとえば、要素を売上順に並べ累積構成比を調べ、全体に占める構成比の多い順にAグループ、Bグループ、Cグループなどに分割する。