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2015年11月28日

【都立中高一貫校】 すぐに実践できる適性検査作文の書き方




 
☆ はじめに

頻繁な更新はできませんが、これから時々、都立中高一貫校の受検対策のヒントなどを書いていこうと思います。

今まで、「Shall_we_try都立中高一貫校?」というブログを書いていましたが、記事の記載方針を変えて再出発することにしました。
  
ぜひ、お読みいただけばと思います。
 

★ 作文はすぐに書けるようになる
 
都立中高一貫校の適性検査まで、あと2か月少しとなりました。 
多くの受検生の保護者は焦りに似た気持ちでいっぱいだろうと思います。 

しかし、見方を変えれば、まだ2か月もあります
 
これからの2か月というのは、多くの受検(受験)生が著しく成長する時期です。
私の子供も、まさしくこの頃から受検日までの間に、大きく成長したと思います。 
過去問や通信教育の問題を解く様子を見ていて、雨後の竹の子の如く、正確な解答をスピーディーに仕上げる力が着実についていくのを日々実感しました。 
作文についても、最初は規定文字数の半分も書けず、そもそも何を言いたいのかサッパリわからない内容でしたが、この頃から徐々に規定文字数分のわかりやすい文章を時間内に書けるようになってきた記憶があります。

この時期になっても、「適性検査の作文がなかなか上手く書けない」と、必死な思いで作文練習に取り組んでいる受検生とその保護者は多いと思います。
 
その気持ちはよくわかります。
しかし、焦っても仕方ありません

「適性検査で求められていることをきっちりと理解」し、「文章の正しい書き方を習得」すれば、レベルの高い作文をすぐに書けるようになりますから、落ち着いて作文スキルを学んでいきましょう。

と、言うことで、第一号の記事は、「すぐに実践できる適性検査作文の書き方」にしたいと思います。
 
 
★ 適性検査で求められる作文とは?
 
適性検査で「作文」があると言っても、学校毎に「作文」の出題形式はマチマチです。

長文を読んで原稿用紙1~2枚の文章を書かせたり、写真やイラストを見せて意見を書かせたりと、そのスタイルに差があります。

しかし、学校側がその作文で見抜きたいポイントは同じです。
そのポイントは、間違いなく、「論理的思考力」の程度です。
どの学校も、論理的思考力に秀でた子供を求めているということです。
 
少し話が逸れてしまいますが、「論理的思考力とは何か?」という視点から整理し、学校側が作文で子供のどのような能力を見抜こうとしているのかを考えてみましょう。
 
「論理的思考力」の意味を少し分解すると、次の3つの力で表現できます。

@ 見聞きした話・取り巻く環境の本質を分解・整理する力 = 情報を正しくインプットする力
A 分解・整理の結果を、自らの判断・行動へ的確に活かす力 = 情報を的確に処理する力
B 自らの判断・行動を、周囲へ容易かつ正確に説明する力 = 情報を解りやすくアウトプットする力


@ABの3つに分類すると解りやすいですが、この論理的思考力というのは、将来、社会人になると様々な場面で求められる力です。
特に、どのような組織であっても、リーダーには必要不可欠な能力となります。

都立中高一貫校の場合、多くの学校の方針に「将来のリーダーを育成する」ことが謳われていますので、リーダーの素養ある子供を求め、適性検査に論理的思考力を確認し易い作文を課しているのです。
そして、本来であれば上記@ABをしっかりと確認したいところだと思いますが、適性検査の時間的制約から、上記Bの能力を作文で重点的に試しているのです。
(上記@Aの能力は、「算数中心の適性検査問題」の方で試していると言えるかもしれません。)
 
このように、学校側の考えをしっかりと押さえると、見えてくるものがあります。

「周囲へ容易かつ正確に説明する力」にて文章を書けないと、適性検査では話にならないと言うことです。

これは試したい能力という観点だけでなく、現実の採点風景を想像してもその大切さが想像できます。
適性検査の採点では、数人の先生が1000~2000人の作文をおそらく2日間程で読むことになるはずです。
先生方は、時間的な制約から、何度も文章を読み返すようなことは出来ません。
したがって、先生方は一度文章読んですぅ~っと頭に入ってくるパンチ力のある作文しか、合格圏内に食い込める点数を付けないでしょう。

言い換えると、考え方が立派で、豊かな知識に基づく内容を書いていても、相手に伝わらない作文スキルで文章を書いている限り、100%評価されないということです。
よく進学塾では、作文対策として、「時事問題に取り組むことが大切だ!」とか「きれいなフレーズを覚えよう!」と言ってますが、これは完全な間違いではないものの、核心に迫れていない不十分な対策だということです。

最も大切なのは、「文章の正しい書き方を習得」することです。
時事問題などの話のネタよりも、まずは、文章を書く筋道・方法という正しいスキルを抑えるべきだということです。
時事問題などは、テレビなどから自然に知るレベルで十分です。
 

★ 文章の正しい書き方を習得しよう!
 
さて、「文章の正しい書き方を習得」することの大切さをご理解頂けたと思います。
しかし、多くの方が、『しかし「文章の正しい書き方を習得」するにはどうしたらいいのか?』と思われているのではないでしょうか?

のちほど簡単に実践できるポイントを説明しようと思いますが、この方法は当然ながら私が考えたものではありません。
私自身も、「ふくしま国語塾」の「福嶋先生」の著書を読んで学んだものです。

お時間があるようでしたら、ぜひ、直接、福嶋先生の本を読んでみて下さい。
まさしく、目から鱗です。
 
受検対策だけでなく、大人でも普段の生活で大いに役立ちます。
素晴らしい論理的思考力で書かれていますので、誰でも簡単に理解できる内容になっています。

添付リンクのように、福嶋先生はたくさんの本を執筆しています。
この中で、私が読んだ本は次のAとBですが、自信を持ってお勧めできます。

A 「本当の国語力」が驚くほど伸びる本―偏差値20アップは当たり前!
B 「ビジネスマンの国語力」が身につく本


Aのリンク→ 福嶋先生の主な本
Bのリンク→ 「ビジネスマンの国語力」が身につく本(なぜかAのリンクにないので・・・)

Bについては、大人向けに書かれていますが、子供をどのように指導すれば良いかを理解できます。
もちろん、働く保護者の方々には、ビジネスにおけるプレゼン・折衝・文書作成の能力向上に、直接役立ちます。
また、仕事以外でも、例えばPTAの会合等でワンランクアップの話し方ができるようになり、少しカッコよく振る舞えるでしょう、間違いなく!

では、次の項で、福嶋先生の著書から学んだ「即効性のある作文を上達法」を話ましょう。
 
 
★ 即効性のある作文を上達法
 
福嶋先生は、著書の中で、「論理的思考力」というものを次のように整理しています。

「国語力」=「論理的思考力」=「言いかえる力」+「くらべる力」+「たどる力」

要は、普段よく使われる「国語力」とは「論理的思考力」と同じことであり、「論理的思考力」は「言いかえる力」「くらべる力」「たどる力」の総合力と同じだということです。
そして、この3つの力を意識すれば、「相手が容易にかつ正確に理解できる」文章を書けるようになるということなのです。

どうでしょう?
かなり要約して説明しましたが、おぼろげながらでもご理解頂いているでしょうか?

この3つの力を一つづつ説明できれば良いのですが、今日は「言いかえる力」の練習法を簡単に紹介しましょう。


★ 「言いかえる力」
 
私自身も普段の仕事で「論理的思考力」を意識していますが、「言いかえる力」というのが比較的すぐに作文に活かせると思います。
この「言いかえる力」を少しでも意識できるようになると、文章に説得力が出て、読み手の心に残る作文が書けるようになります。

では、「言いかえる力」を学んでいきましょう。
難しいことではありません。
「言いかえる力」を身に付けるとは、次のような文章表現を習得することです。

〇 「具体的なこと」を「抽象的なこと」に言いかえる表現
〇 「抽象的なこと」を「具体的なこと」に言いかえる表現


「つまり」とか「例えば」という接続詞を使う表現です。

よく考えると、普段の会話でも話し相手がわかってないなぁと思う時、「例えばさぁ、XXXということだよ。」とか、「つまり、私が言いたいのは、〇〇〇ということよ。」と言いませんか?
又、「あんたが言いたいのは、例えば、XXXということなんだよね?」とか、「まあ掻い摘んで言うと、つまり、君が言わんとしていることは〇〇〇ということかな?」など、話し相手の方から確認される形で「言いかえる力」による相互理解を深めるパターンもよくあります。
 
人間の脳というのは、「抽象的なこと(共通点としてまとめることができること)」と「具体的なこと(一つ一つの具体例)」の両方を説明することで、理解しやすくなる性質を持っているのです。
 
少し例をあげて、この「言いかえる力」を見てみましょう。

「言いかえる力」を意識していない人、下手な人は、次のような表現で説明を終えてしまいがちです。
そして、この表現の後、すぐに脈略のない話が展開されます。

・私は、森林伐採やダム建設を止めるべきだと思っている。

この文章に、「森林伐採やダム建設」という具体的な言葉に共通する抽象的な言葉を足してみましょう。

・私は、森林伐採やダム建設を止めるべきだと思っている。
 つまり、環境破壊はいけないと考えている。

もしくは、次のように表現するとどうでしょう。

・私は、環境破壊はいけないと考えている。
 例えば、森林伐採やダム建設を止めるべきということだ。

非常にシンプルな例を挙げましたが、このような例を見るだけでも、相手の受け止め方が変わると思いませんか?
この例では、「森林伐採やダム建設は止めるべき」とだけ言われても、相手は「環境破壊がダメと言いたいのか?お金が必要だからダメと言いたいのか?それとも他に理由があるのか?」などと迷いが出るため、すんなりと理解ができなくなるのです。

「つまり」「例えば」を使うような、「具体的表現→抽象的表現」「抽象的表現→具体的表現」の「言いかえる力」を意識するだけで、読み手の心にすっと入っていく文章になります

このレベルの「言いかえる力」なら、意識すれば、すぐに身に付くと思います。
 
ぜひ、試して頂ければと思います。
(近いうちに、次は「たどる力」を紹介したいと思います。)
 
    
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J.F.ケネディやビル.クリントンなど多くの欧米政治家が尊敬する江戸中期の米沢藩主上杉鷹山の名言。
私はこの言葉からいつもパワーを頂いています。
クリック頂けるといいことあるかも!?(ブログ村のランキングが開きます)

  
 
<ご参考>


〇 "お勧め!" 論理的思考力を鍛えるための学習

「論理的に物事を考える力(=論理的思考力)」を鍛えるには、とにかく「子供のチャレンジ精神をくすぶり、かつ、質の良い問題に多く取り組むこと」に尽きますが、これにはZ会が最適です。

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☆ 資料請求だけでもしてみてはどうでしょう?
(Z会は安心です。資料請求しても、電話等による不快な勧誘を受けることはありません。又、資料請求すると、効果的な学習方法を紹介する冊子も貰えます。無料ですから、当リンクからの資料請求をご活用ください)

2016年の各都立中高一貫校におけるZ会会員合格者数:白鴎(41名)、桜修館(41名)、三鷹(27名)、小石川(22名)、九段(21名)、南多摩(20名)、大泉(19名)、富士(17名)、立川国際(17名) 、武蔵(15名)、両国(11名)
Z会は適性検査と同じ「考えさせる」系統の問題が多いため、このように大勢が各都立中高一貫校で合格しているのだろうと思います。

 

〇 作文を上達させる家庭学習

作文の上達には、文章の正しい書き方を学び、そして数多く文章を書くことが必要です。
次の作文の通信教育を上手く活用できれば効果は大きいと思います。
こちらも資料請求だけでもしてみてはいかがでしょうか。

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〇 各都立中高一貫校の過去問
 
「目指す学校」は「どのような問題を出すのか」を知ることは非常に重要です。
又、過去問をよく目にする場所に置いておくだけで、「モチベーションのアップ&維持」に有効です。
  
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〇 論理的な文章構成力を習得するための本

都立中高一貫校の適性検査対策は、「論理的な」考え方を身に付けることです。
各校で出題形式に差がありますが、作文はいかに論理的な文章を書けるかがポイントとなります。
論理的思考による文章の書き方を指導している福嶋国語塾の福嶋先生の本から、都立中高一貫校の適性検査対策に最も適したものを紹介します。
 
・ 指導する保護者向け
 
次の本を読むと、作文指導で何を子供にアドバイスすれば良いかが理解できます。
 
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・ 子供向け
 
福嶋先生はどれも素晴らしいと思います。
特に、”「本当の国語力」が驚くほど伸びる本―偏差値20アップは当たり前!” はお勧めです。

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〇 「やる気」スイッチをONにするための本

「やる気」を出す系統の本には、根拠レスな気合論の内容が多いものです。
しかし、ここで紹介する”のうだま―やる気の秘密”は、科学的根拠に基づく事実を簡単に説明している本です。

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〇 シカクいアタマをマルくする

「日能研」の電車内広告の問題が好きなこともあり、紹介したいと思います。
勉強方法に困った時など、日能研の資料を見たり、場合によっては話を聞くと、何か役立つかもしれません。
通塾を強く進める訳ではありませんが、まあ無料ですから、気軽に資料請求でもしてみてはどうでしょう。

Click!! → ≪日能研公式サイト≫ 詳しい資料はコチラ ← Click!!

以上  
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この記事へのコメント
Posted by と at 2016年05月20日 01:46
チビの母様
 
コメントありがとうございます。
 
おそらく、最初から作文が得意な子供はかなり少数派で、苦手意識を持っている子供が大半だろうと思います。
とにかく、常に3つの力を意識して生活していると、着実に作文は上達すると思いますよ。
 
次は、「たどる力」を書きますと言いながら、そのままとなっています・・・(汗)
そのうち、書きたいと思いますので、引き続き読んで頂けると嬉しいです。
 
以上
Posted by gogo(ブログ主) at 2015年12月09日 23:27
はじめまして。
前のブログからずっと読んでいます。

娘も作文が少し苦手です。
「言いかえる力」を意識して、普段の会話にも取り入れていきたいです。
ありがとうございます。
Posted by チビの母 at 2015年12月09日 14:57
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以前、「Shall_we_try都立中高一貫校?」というブログを書いていました。 都立中高一貫校ブログを始めて2年という節目を迎え、記事記載の方向性を見直し、新たなブログで再出発しました。この新たなブログでは、「@受検(受験)勉強の方法 」と「A倍率など様々な数値から見る都立中高一貫校を取り巻く環境分析」の2視点をメインに話を展開していきます。
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