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posted by fanblog
 前回は単純なバックアップについて解説しました。
 しかし、カスタマイズを進めていくと、単純なバックアップだけでは
 ちょっと不便な事があります。

 今回は一歩進めて、コード管理ツールを使うことによって、
 資産をもう少し上手に管理してみましょう。







1.コード管理ツールとはなにか?


 コード管理ツールとはコードのバージョンを管理し、各バージョン間のdiffを取ったり
 logを記録したりという全般的な管理を行なうソフトウェアです。

 今回は、そのひとつである「Subversion」というソフトウェアを使用します。
 ただ、こちらはコマンドラインでの使用を想定しているため、少々癖があって
 使いにくいかもしれません。

 そこで、SubversionのGUIフロントエンドのひとつである「TortoiseSVN」を
 紹介します。


  TortoiseSVN
  こちらは、エクスプローラ等のファイラーから右クリックメニューで
  操作ができるので、使いやすいと思います。




2.なぜコード管理ツールを使うのか?


 まずは、前回紹介したバックアップとコード管理ツールの違い押さえておきましょう。
 資産を保存するという意味ではどちらとも同じです。ただ、その性質が全く違います。


  ・バックアップ
    ある時点でのファイルを保存する


  ・コード管理ツール
    線・および面(表現が適当でないかもしれませんが)での保存を行う。
    異なるバージョンを同時に管理することができる


 ちょっと言葉では説明しづらいので、まずはイメージで見てみましょう。



  



 バックアップは、取った時点でのコピーに過ぎません。
 もし、前の前のコードに問題があったとしたら、もうそこには戻せないのです。
 この対処として、日付をつけてコードを管理するという手もあります。
 しかし、ファイルが修正した分だけ作られてしまうので、効率的ではありません。

 一方、コード管理ツールは、コードの履歴(前回との差分)を保存しています。
 つまり、何世代前のコードにいつでも戻せるのです。
 機能を追加する毎に世代を管理しておけば、たとえ半年、一年前に追加した機能に
 不具合があったとしてもすぐに追加前の状態に出来ます。

 また、大規模な修正をする場合、メインのラインとは別のラインでコードを
 管理したいことが多々あります。
 その場合、ある時点のコードより別バージョンとして、その履歴も管理できるのです。
 そして、その修正が終わったら、メインのラインに修正を反映する(マージ)ことも可能です。

 私の場合、特に影響の大きかった修正でもある「レイアウト」は、この別のラインで
 開発していました。
 メインのラインでは、タイトルロゴや文字の大きさ等、細かい修正を行い、
 レイアウトが完成した段階で、2つのラインをマージし、最終確認を行っています。

 これら機能があるため、常にコード管理ツールを使うようにしています。



3.メリット・デメリット


 私がコード管理ツールを使用していて感じた事は以下の通りです。


 1)メリット

  ・コードを管理するという手間から解放される

    全てのコードを一元管理しているので、
    「あれ?、このファイルはどこに保存したかな?」
    という問題から解放されます。


  ・機能間で起こり得る不具合を見極めながら開発できる

    ある機能を組み込んだら、別の所で不具合が出た、なんてことよくあります。
    そんな時、コード管理ツールがあれば、影響が出ても直ぐに対処することができます。


  ・いろんな事にチャレンジできる

    上記と関連してますが、そのおかげでいろんな機能を組み込むのが楽になります。
    カスタマイズは、まずやってみて、結果を楽しむ、という過程が大事だと思います。
    ブログを続けるモチベーションも上がりますしね。


 2)デメリット

  現在使用している段階では、特にデメリットと感じているところはありません。
  まぁ、強いてあげるなら、機能や操作方法を覚えるのが少し大変な所ですね。
  しかし、その作業を十分を補えるだけのメリットがあります。



4.コード管理ツールの使い方


 使い方……。ちょっと書き始めたんですが、とんでもなく長くなりそうなので、
 私が参考にさせていただいたサイトを紹介します。


 WindowsでSubversionを使う:TortoiseSVNでバージョン管理
  少し古い記事になりますが、大変参考になりました。
  ただ、多少専門的知識があった方が理解しやすいと思います。



ちょっと難しいかもしれませんが、カスタマイズする際には、試しに一度使ってみるのも
良いと思います。
上手に使いこなすと、カスタマイズ(開発)の生産性が上がること、間違いなしです。

以上、大分中途半端になってしまいましたが、コード管理ツールの解説でした。






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