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2018年04月01日
和太鼓 鼓宮舞 再びドイツ公演 今回も観客総立ちの快挙!
今年(2018)再び鼓宮舞の和太鼓コンサートが3月11日にフランクフルト、24.25日には、ハイデルベルグでありました。
去年に引き続き2回目の公演になりますが、また鼓宮舞の太鼓が聴けるというので、楽しみにしていた人達が沢山いたと思います。
でもこの時期は丁度ハイデルベルグで行われるFrühlingskonzert (春のコンサート)という市を上げての、音楽大祭典があり、しかも学校が春休みになるので、かなり客足に影響があると予想されましたが、結局両日満席の大盛況で終わりました。
これには影で一生懸命応援してくれた、ハイデルベルグを始め、遠方のフランクフルト方面の主婦の方たちの尽力の成果でもあると思います。
私も微力ながら、インターネットの広報をしたり、当店のお客様にクーポン券を配って宣伝したり、寿司を寄付させて頂きましたが、特にFさん、Sさん、Tさんの尽力がなかったら、ここまで集客をするのは難しかったと思います。
皆、少しでも多くの人に、鼓宮舞の素晴らしい和太鼓を聴いてもらいたいとの思いでした。
さて、公演が始まると一番最初の太鼓の響きがホール中に響き渡り、その途端観客の「ドキッ!」というリアクションが伝わってきました。
それは、太鼓の響きが大きいというのもあるのと同時に、なんとも言えない、凜とした魂の響きとも云えるような波が、会場中を包み込みました。
私はこの時「ジ〜ン」とした心の振るえを感じざるを得ませんでした。
これは、会場にいた人のほぼ全員がそう感じたことだと思います。
今回は会場が少し小さいのもあって、太鼓の響きを体中に感じました。
中には耳を押さえている子供もいたので、私は途中でいなくなってしまうかな、と心配だったのですが、後でその子のお母さんから
「最初音が多きたかったので、子供がビックリして耳を押さえていたんだけど、慣れてくるとだんだん良くなってきて、結局最後まで聞いててすごく良かった。素晴らしかった!」と感想をもらいました。
だんだん会場が熱気に包まれてきて、外山さんの尺八や横笛が時々登場して、絶妙なハーモニーをかもし出し、中盤では皆が魅了されているのが良く分かりました。
休憩時間に、和菓子や寿司などを頬張りながら、観客はしごく満足の様子。
鼓宮舞のグッズを買って、太鼓のメンバーと一緒に写真を撮ってもらい大喜びのドイツ人たち。
後半コンサートはどんどん盛り上がり、会場中がひとつになるのを感じました。
演目が終わっても拍手が鳴り止まず、観客は総立ち。 何度もアンコールをしてもらい、皆大喜び。 |
中にはフランクフルトの公演が良かったので、アウトバーンで1時間ほどの距離にあるハイデルベルグの公演をわざわざ再び聴きに来た人も、私の知る限り何人もいました。
ドイツでこのような素晴らしい日本の文化を紹介してくれる鼓宮舞の人達に、私は感謝の気持ちでいっぱいです。
公演が終わって、私も打ち上げに参加させて頂いたのですが、そこのレストランでも鼓宮舞のメンバーの若い息吹がすごく新鮮でした。
皆疲れを知らず、それぞれ独自の十八番を紹介してくれて大いに盛り上がりました。
指導者でもあり、尺八奏者の外山さんは、観客を引きつけるものを持っているのか、彼が話すとどんどん引き込まれていって、いつも笑いに包まれます。
そしてひとりひとりのメンバーへの心配りも忘れません。
メンバーも外山さんに全幅の信頼を置いているのが良く分かりました。
サポート役の田島さんもひょうきんな人柄で、雰囲気を和ませてくれます。
こういった人達のサポートを受けながら、鼓宮舞の太鼓が磨かれていくのだな、と感じました。
鼓宮舞の太鼓には、すでにかなり根強いファンが付いているので、これからヨーロッパならずとも世界に羽ばたいて行くだろうと、大いに期待して、陰ながら応援しています!
2017年03月19日
和太鼓 鼓宮舞が来独 ドイツ人観客総立ちの快挙!
和太鼓のコンサートに初めて行ってきました。
鼓宮舞という大阪を中心に活躍している、殆ど少年達という若さの粋で、一番下はなんと12歳!
フランクフルト、ハイデルベルグ、そしてシュパイヤーという町での演奏ツアーでした。
私はハイデルベルグの由緒あるコングレッスハレという、大ホールでの演奏を聴きました。
ここでは、世界的に有名なピアニストのラファウ・ブレハッチやキッド・アームストロングそして坂本龍一等が演奏したこともあり、毎年春の音楽祭には、世界的に名立たるアーティストを迎えます。 |
私は最初、「たかが太鼓でしょ。リズムしかないし」なんて思っていたのですが、ところがどっこい。
同じ「リズム」といっても所謂「パーカッション」とは違って、なんかお腹の底に響くんデスよね、音が。
それにただ音が「大きい」だけじゃなくて、それはもう「すごい!」としか言いようのない響きなんです。
まるで魂の響きです。
普通これだけ大きな音をず〜っと聴いてると、イライラしてくるものだと思うのですが、なんか不思議とどんどん力が沸いてくるんですよね。 これは一重に演奏者達の、魂の鼓動が伝わってきたのだと思います。 |
物凄い精神力と統一性、そして規律性を感じました。
一番最初の曲からすでに観客を魅了していた演奏は、次第に会場の聴衆をひとつに統一していったのを感じました。
最後の曲が「ひとつ」という名がついてるのも、偶然ではないでしょう。
観客はもう総立ちで、拍手喝采。
今まで何度もこの大ホールで世界的に有名なアーティスト達のコンサートを聴いてきましたが、これほど聴衆が沸き立ったのを見たのは、個人的に初めてでした。
拍手喝采が鳴り止まず、3度もアンコールの大サービスをしてくれました。
きっと皆疲れているのに、ご苦労様デス。
後で私の知っている沢山のドイツ人の知り合いが、皆口々に「素晴らしい!」と言っていました。
ホントに素晴らしかったです!!
鼓宮舞の計らいで、難民の人々も100名近く招待で観にきていましたが、彼らも感激していたようです。
裏話ですが、この太鼓グループを指導されている尺八演奏者でもあるトヤマ氏は、演奏者達の栄養にも気をつかっているそうで、ジャンクフードを食べるのを禁止しているとか。
ジャンクフードを食べた翌日に太鼓を叩くと、すぐにバレるのだそうだ。
全員が写ってないのが残念…
人を感動させられるような演奏は健全な心身から、というトヤマ氏の精神が青少年の演奏者たちにも受け継がれて、これほどの感動を人に与えられるのですね。
またドイツに来ることがあったらぜひ観に行きたいです。
<編集後記>
その数日後、公演に行った数人のお客様から、「すっごく感動した!」「すごかった。また行きたい!」とのお言葉をいただきました。
また以前に他の太鼓の公演を聴いた方が「今回のはまた違う感動があった。若さが漲っていたしダイナミックでそれでいて規律性があった。またぜひ行きたい!」とすごく感激していました。
鼓宮舞のみなさま、ドイツでも沢山のファンがいますよ。