アフィリエイト広告を利用しています

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2015年09月30日

【 迷い道 】B

スポンサードリンク








     【 迷い道 】B


 長姉が先に嫁いでしまったが為に 両親を置いて嫁ぐ気になれず独り身でいる冬子。

今どき、婿養子なんて言葉は流行らないのに頑として条件に合う彼を待ち続けている。

 可愛く、楚々として男の人に尽くすタイプの彼女は 節約上手で良妻賢母型。

沙代子と会うときは いつも地味な服装をしていた。

でも彼女から滲み出る雰囲気は いつも落ち着いていて品がある。

職場の男子社員に入れる朝夕のお茶が美味しいので 皆 心待ちにしてくれていると言う。

 彼女は、朝一番に出勤して お茶の準備をすることから一日の仕事が始まる。

そして男性社員たちは 彼女が入れるお茶を飲んで仕事に出る。

そして夕方。

それぞれ営業から戻る時間は 異なるが、一人一人にねぎらいの気持ちを込めて、お茶を入れてあげる冬子。

 全員が戻るまで ずっと彼女は自分の仕事をしながら待ち続ける。

そして最後の社員が戻り、同じようにねぎらいを込めて彼にお茶を入れてあげる。

で、彼女の一日の仕事が終了。

それから やっと自分も帰宅するそうだ。

彼女が家に着くのは、遅い時は 夜10時にもなると言っていた。

 自分の仕事が終われば さっさと帰宅すればいいのにと沙代子なら思うのだが、彼女いわく

「夜遅く仕事を終えて会社に戻った時、誰もいなかったら可愛そうじゃない?」

 沙代子も茶道を習っていたから、多少のたしなみは持っているつもりだが 気持ちが備わっていないから
冬子には到底かなわない。

 冬子には、自分を犠牲にしてまで相手に喜んでもらおうというサービス精神がある。

こんな素敵な女性を見逃すなんて、世間の男たちは何を見ているのかと思う。

 そして三度の食事より仕事が好きな 君江。

結婚なんてしたくないと言う。

この先もずっと独身を決め込んでいる。

働き始めて10年になる彼女は、今や男性をしのぐ勢いで仕事をこなす。

収入も半端じゃないから 使えるお金も貯蓄も余裕だ。

老後は海外で悠々自適に過ごすとか。

彼女の男友達は、沢山いるようだ。

男のような性格で 少々の悩みなど気のおける仲間と一晩飲み明かして忘れ去る。

 彼女には、どこか姉御肌のようなところがある。

だから沙代子は何かと彼女に相談に乗ってもらっている。

最近、自分のマンションを買ったと聞いた。

沙代子と同い年とは到底思えない。

今度 彼女の誕生日に少し思い切って 洒落たケーキとプレゼントを持って押しかけよう。 Cに続く


スポンサードリンク





【 開かない扉 】B

スポンサードリンク







@ Aと読んで下さって ありがとうございます。

今日は Bです。


【 開かない扉 】B



任せるというよりも 関わりたくないと言うのが本音かもしれない。

今、麻衣子の前で朝食を食べている3人の子供たちを見ていると、余計な雑念を持たずに まだまだ子育てを頑張らなければ、と思う。

そう、我が家の子供は4人。全員女の子で4人姉妹。

 中学2年の次女 歩

 小学5年の三女 愛

 同じく2年の末っ子の 玲

この子たちは、まだかわいい時期だ。

長女が今の次女と同じ中学2年の頃は、すでに反抗期に入っていた。

それを考えると 次女だって いつどうなるか分からない。

 今は、その次女を中心に下の妹たちがまとまっているという感じを受ける。

生活するうえで 互いにルールを作っているようだ。

麻衣子は、敢えてその中には割り込まない。

かつて昔の子供たちが そうであったように、年長の子が年下の面倒を見るという光景は 今では殆ど見られなくなった。

少子化の影響なのか 一人ひとりが自己を主張する。

我が家は子供が多いので、勝手な自己主張は許されない。

 麻衣子の精神状態が悪かろうが、良かろうが子供たちは気にすることもない。

普通なら母親の機嫌に左右されるのだが 下の3人の子供たちは各々勝手に行動しているから助かる。

 次女の歩みが号令をかけると 三女と四女は 勢いよろしくランドセルを背負い、家を飛び出して行く。

この朝の時間が麻衣子にとって束の間の心地よいひと時なのだ。

 最後に次女が登校。

そして麻衣子の心が沈むのだ。

次女だって京子もそうであったように いずれ反抗期を迎えるだろう。

反抗期がない子供なんて皆無に等しいと思う。

出来るなら何も起こらずに無事に通過してもらいたい。

 主人は、我が家で一番先に家を出る。

だから 次女が登校した後は、麻衣子と京子の二人きりとなる。

 京子の勤務スケジュールは全く知らない。

また こちらから聞くこともしない。

OLなら毎朝 決まった時間に出勤するのだろうが・・・

 さてと、掃除機でもかけようか。

寝ている長女に遠慮などしていたら、永遠に掃除など出来ない。

と言うより半ば腹立ちまぎれに掃除機をかけているような気がしないでもない。

今日も1日自分との戦いが始まるのか、と思うとうんざりする。

娘は寝ているのだから、私1人で好きなようにすればいいのだが、それが出来ないのだ。

友人に愚痴の電話をしようにも それが出来ないのだ。

寝ていてもそういう話は 聞こえるものだ。

働きに出ようかと考えた時期もあったが 家を空ける勇気が出ない。

さりとて京子と家で自然に過ごすことすら出来ないのだが。

親子でありながら、親子の感覚を感じない。

まるで居候がいるような感じなのだ。

 麻衣子には京子と面と向かって会話をする勇気がないのかもしれない。

それは、もしかして自分の子育てを非難されることを恐れているのかもしれない。

手探りで4人の子育てをしてきた私。

母親としての自信がある。

そりゃ、重箱の隅を突っつけば埃も出てくるかもしれないが・・・

 自分の子育てを振り返り、私自身を納得させながら掃除機をかけつづける。

部屋数少ないから 少しの時間で終わる。

ラジオをつけた。


 

***********************************************************************************************


以上をBとします

次回で終Cです。

私が仕上げた終わりと 皆さんが想像した終わりと どう異なるのか分かりませんが 良ければ最後 読んで頂ければ 嬉しいです。

シルバーウイーク特別企画 最終編は明日です。

今、私は 再び もがいています
A8のここでは 私の心を書かないことにしているので私自身のことは今後FC2にします。
もがきながらもA8では 気持ちを切り替えるように努めたいと思ってます。



スポンサードリンク







ここからFC2に飛べるリンクです。自由に行き来しちゃってください(^^♪
⇊ ⇊

自宅療養する旦那との同居生活



2015年09月28日

【 迷い道 】A

スポンサードリンク








【 迷い道 】A
 

自尊心の高い彼女は、結婚生活への妥協をすることが出来なかった。

離婚した後も 自分の理想に合う彼を追い求め続けている。

彼女は 今でも自分を磨くことに余念がない。

女性は、いくつになってもお肌の手入れが必要だとか言って 日々手抜かりが一切ない。

ま、考えれば当たり前のことなのだが。

沙代子などは 化粧品にもまるで無頓着で 栄子に会うと必ず、

「女性のあるべき姿」を延々と講義さながらに聞かされる。

時には美容セールスかの如く、化粧品をズラリと並べて 延々と説明をする。

沙代子には美しくなりたいとか、自分を磨きたいとか どの化粧品が自分を美しく見せるとか 一度も考えたこともなかった。

 沙代子は自然派で、美しさとか可愛さとかは 内面から滲み出るものだ、と七面倒くさいものだから分かったような反論をしていた。

どんな高級化粧品使って美人になっても 結婚すれば相手に 素顔を見られるのだもの。

そのうち彼女は諦めたようで 沙代子に女性のあるべき姿の講義をしなくなった。

 もしかして栄子の理想は、女性として自分を磨き続け、それを日々認めてくれる彼が傍にいることなのかもしれない。

考えて見れば 年老いた男性だって化粧化けした老年女性に惚れてしまうのだから、栄子の主張する女性像もあながち否定できない。

沙代子も少しは 栄子を見習うべきか?

 栄子とは正反対のタイプの友人で 絶対良い縁談だからと親戚にすすめられ、素直に農家へ嫁いでいった加奈。

お舅さんが心根優しい人で 随分大事にしてもらったが彼女が嫁いで3年目に他界した。

 彼女が、お舅の人柄がよかったからと聞く。

その理解あるお舅さんがいなくなったのだから、さぞ四面楚歌の状態だったと思う。

 大体、長男宅に嫁ぐってこと自体、沙代子には出来っこない。

おまけに農家だから、夜が明けないうちから起きて支度をしないと間に合わない。

これも朝の苦手な沙代子には まず無理だ。

誰よりも早く起き、出戻り小姑なども含む大家族の朝食を作らなくちゃならない。

それから朝の家事を手早く済ませ、夕方までずっと畑仕事だ。

庭先の畑じゃないから 疲れは半端じゃない。

畑から戻れば また大家族の夕食作りが待っている。

 これでは心身ともに参るばかりだ。

嫁に行ったのか、女中に行ったのか 分からない。

だが 昔は皆 そうやって来たのだろう。

 ご主人との間に生まれた2人の子供たちは 姑だけになつくように仕向けられていた。

 今どき こんなテレビドラマみたいな出来事があるなんて信じられないが・・・

こんな姑には 天罰が下って欲しいものだ。

 その後、彼女は お姑や小姑に追い出されるような形で離婚してしまった。

彼女にとって決して良い縁談ではなかった。

最悪にご主人からも理解がなかったのだから。

人生なんて割に合わないことばかりだ。

長男に嫁ぐ大変さは、話を実際に聞くと凄みがある。

私などは即 離婚してしまうだろう。  Bに続く


スポンサードリンク






**********************************************************************************************

Aまで来ました。

麻衣子のまわりに いろんな友人たちが います。
彼女たちの 生き様、そして麻衣子の思うようにならない恋を描いています。


よろしくお願いします

小説 【 迷い道 】

スポンサードリンク












 私の本棚は 殆ど エッセイ、ポエムが中心です

こないだ 【 開かない扉 】を4回に分けて載せました

小説は あまり書かないので 本棚に入っているのは 2つです。


また 小説を書いてみようかなと思っています。

近頃 Wordで原稿用紙バージョンあるので 昔のように鉛筆をナメナメ書かなくて済むので便利です。



今日は 残りの 1つの小説を載せたいと思います

前回の小説に比べて 約3倍の長さなので 何回に分けるか 未定です。

ラスト3ぐらいになれば 「あと〇回です」って報告することにします。


途中で 飽きた方は そこで 読むのをやめて下さっていいです。

ちなみに 今回も フィクションです。



************************************************************************************************


     【 迷い道 】@


 幸せって何?

結婚だけが 幸せ?

 さっきから沙代子は、机の前で ぼんやり考え込んでいた。

もともと ぼんやりしている性格なものだから、はた目から見れば大して普段と変わらないが。

 昨日、友人たちに誕生パーティーをしてもらった。

が、29歳になった自分としては 正直言って誕生日なんて存在しないほうがいいし、誰にも祝ってほしくない気分だ。

だって あと1年後には・・・考えたくない。

昨日集まった友人は 皆、独身族。

好きで独身族をやっているわけでもなく、気がつけば三十路前だったという感じ。

 親の立場からすれば、さっさと嫁に行ってほしいと思っているに違いない。

 美女美男カップルで 友人の中で一番早く結婚式を挙げた栄子。

当時は珍しかったミニのウェディングドレスが 人形のような華奢な彼女に良く似合った。

社内恋愛だと聞いたが、1年も経たぬうちに離婚してしまった。

 私たちは彼女が羨ましいとさえ思っていたのだから、衝撃だった。

 結婚生活と言うものは、案外厄介なものなのかも知れない。

彼女の理想の結婚生活は、どのようなものだったのだろうか?

 栄子の披露宴では、沙代子の友人たち殆どが 新郎側の友人独身男性をチェックするのに余念がなかった。

沙代子はと言えば、正直言って まだ結婚に何の興味もなかったから、テーブルに並べられた料理に舌鼓を打つのに専念していた。

 滅多に口にすることのない料理に目もくれず、独身男性に気を取られてばかりの友人たちと 沙代子の行動は対照的だった。

 結局は、友人たちの努力は空しく終わったが。

栄子の求めていた新郎生活も、相手に通ずることなく 終わりを迎えた。

彼にしてみれば

「おい待てよ、一体何?」って感じだろう。

 抜群のルックスで端正な顔立ちの新郎、そして彼の隣には秋田美人を感じさせる栄子。

 二人を見ていると、誰が見ても芸能人カップルさながらに見えた。

ファッション雑誌の表紙を飾るかのような結婚式披露宴で皆の注目を浴びた栄子は、沙代子たちに言わせれば、すでに理想の幸せそのものではないかと思うのだが。

 けれど、幸せの価値観は それぞれに違うようで 沙代子たちは栄子の幸せの価値観を理解することが出来なかった。    Aに続く

 

スポンサードリンク






2015年09月26日

エッセイ 【 言葉と言葉 】

 

スポンサードリンク









今日は エッセイを載せます

 【 言葉と 言葉 】



 大切な人を傷つけてしまった

ずっとずっと大切にして来たのに・・・

ガラス細工のように 大切にしてきたのに・・・

傷つける言葉は嫌いだけど、結果的に傷つけてしまうことがある。

何気なく話したことなのに、だから余計に自分の中で言い訳する。

「ごめんなさい」が出てこなかった。

たった6文字が出てこなかった。

人を勇気づけられる言葉は大好きだ。

適当な言葉が見つからないなら、何も言わずにそばにいるだけの方がいい。

大切な人は、私から離れて行った。

 秋は苦手だ。

秋の空気は、切なくて自然と感じる五感も寂しくて自分を傷つける。

今まで一生懸命に小枝にしがみついていた葉っぱが 大地に落ちるのを嫌がるかのようだ。

あちらこちらと寄り道しながら 諦めて先に落ちて行った葉っぱの上にゆっくりと重なる。

言葉はなくても、大事に落ちた葉っぱは

「とうとう落ちちゃった。これからよろしくね」

きっと静かな会話を交わしているんだろう。

 傷つけた言葉は 取り戻すことが出来るのだろうか?

 夏の間は、あれだけ青々と強そうに木々に茂っていた葉っぱも

秋になり、夕焼けに染まったかのように 切ない色になり、もろくなっていく

そして冬

散り散りに消える

かろうじて残った葉っぱを見ると、

「落ちないで!」って言葉をかけてしまう

そして思わず テープで枝に貼り付けたくなる

 自然の生き物たちと会話をするのが好き!

花や 虫たち そして水たまりで泳いでいる小さな生き物たち・・・

 特に雑草が大好き!

心が苦しい時は ふらりと散歩する

どこへいく目的もないから 雑草たちと とりとめのない話をしながら ふらりと歩く

雑草にも名前があるのだろうが、こちらはしらないものだから 勝手に名前を付けたりして会話をする

あちらは 私にへんてこな名前を付けられて 迷惑だろうが、そんなことは お構いなく私は 雑草たちに話しかける

それが結構 楽しかったりする

 いろんな人に 踏みつけられながら、残りの力をだして首をもたげている姿は 私に勇気を与えてくれる。

「どんな時だって、自分の力を信じなよ!」

 土がないはずなのに どこからか生えている雑草たちを見ると 元気が出る

水たまりの生き物たちには

「ねぇ、大きな水たまりに お引越しすれば?」って声かける

 雑草たちと違って いつまでも水たまりは そこにないから気になって仕方がない。

彼らに 言われた

「私たちの事は構わないで。それより あなたこそ、しっかりしてよ!」って・・・

 小さな虫たちに 心の穴を見つけられた私は ちょっと癪に触ってしまった。

「ふん、あなたたちに何が分かるのさ!!」


彼らから 目をそむけて空を見上げた。

雲になりたいなぁ・・・

今度は 雲と喋ってみた。

けど、雲は まるでお釈迦様のように 黙ってばかりで私に話しかけてくれない。

私が お釈迦さまみたいになれたら 傷つける言葉なんて決して使うことないだろうな。

大きな大きな雲みたいな存在になりたいな。

大きな雲と 小さな生き物たち。

彼らを見ていると私の切ない心なんて ちっぽけな存在だろうなぁ。

冬の間、生き物たちは お休みしている

冬の散歩は 嫌いだ。

お話が出来ないから・・・

春になると、むくっ! ポコッと、あちらこちらで

「おはよう」って挨拶が聞こえる。

春になると、少し傷ついた心の穴も ふさがれた感じになる。

「よし、決めた」

あの人に 「ごめんなさい」って謝ろう。

小さな生き物たちや 大きなお釈迦さまのおかげで 少しだけ元気になれた気がする。

「ありがとう」

春の散歩は 大好きだ。

 今度は、大切にするね。


****************************************


最後まで 読んでくださって ありがとうございます(*^^*)

A8では こんな風に 時々 私の本棚から 載せたいと思います。

不定期更新なので すみませんが よろしくお願いします

すごく へたっぴな文章校正なので 寸評は いらないですから・・・
下手の横好きで 書いてます。

ただ 読んでくださるだけで 私は幸せです(^^♪
いつもありがとうございます。


スポンサードリンク





最新記事
プロフィール
羊羹ママさんの画像
羊羹ママ
就活すれど履歴書返却されるばかり。けど生活は待ってくれないので収入源求めてアンテナ張って日々頑張っています
ブログ
プロフィール
カテゴリアーカイブ
日別アーカイブ

スポンサードリンク

×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。