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2021年11月06日
後悔しない生き方って?
人はみんな、自分は間違いたくないと思っている
ものを買う選択一つを取っても
「買ってよかった、値打ちがあった」と思いたいし
「この買い物、失敗したなあ」と思うと、すごく後悔する
仕事の本を探していた時に、
「後悔しない高齢者住宅の選び方」という本を見かけた
サービス付き高齢者住宅も運営している事業所としては
興味深い本である
うちを選んでくれた利用者さん達は
後悔せずに居られるのかしら、と
人生の終末期の援助をさせていただく中で
どんな選択をしても
残された家族は、後悔している場面に出会う
あの時、こうすればよかったのかしらとか
これを選んだから死期をはやめたんじゃないか、など
献身的に介護をしてきた家族ほど、
後悔や、「もしもあの時こうしていたら」と言うことが多い
そんな時にいつも伝えるのは
介護への労い、承認である
どんな選択をしても、どんなに精一杯介護をやり切った家族でも
後悔はする
家族だけでなく、介護に関わったチームメンバーも同様である
だからこそ
本人が「ああ、いい人生だった。いい人にもたくさん出会えた」と
思ってもらえれば
及第点だと思えるのではないだろうか
ついつい声の大きな人に振り回されがちである
本人の気持ちではなく、介護者の声ばかり聞いてはいないだろうか
誰のための支援なのか
誰の人生なのか
原点に立ち戻って考えよう