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豆まめケアマネ
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2022年05月02日

ひとりが怖いAさんと慰めるBさん

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感想(12667件)




夕方になってくると不安が高じてひとりでいられなくなる認知症女性のAさん

毎日、同じ時間に自分の部屋から事務室へやってきて
「誰かおりますか?」と尋ねる
みんなが夕食や帰宅で引き上げた後の時間なので、誰もいないとわかると
半べそ状態になって
「一人やと、こわいこわいねん」
「子どもはどこにおるんやろ、こんなとこ、一人でおるの、嫌やわ」

実は、毎日3人の子供が入れ替わり立ち替わり訪問しているし
長女は隣の部屋に住んでいたりするが、認知症のため、すっかり忘れてしまっている

昼間は全く大丈夫なのだけど、夕方になると不安になり
泣いたり、ウロウロと探し回ってみたり不穏になる



「もう、こんなとこ、嫌やわ、帰りたい」
と泣き言を言うAさんに、
同じく認知症で、早朝にドンドンするので、部屋移動になったBさんが慰める
「そんなこと言わないで、ここはいいとこよ」

「家の方がええわ、ひとりはこわい」
「ひとりじゃないじゃない、みんないるし。お姉さん(私のこと)もいるじゃない。
 ご飯だって出てくるんだから、ここは本当にいいとこよ」

そう言ってAさんを慰めるBさんに、思わず私は
「Bさん、大好きよ!」と言っていた

「あら、ありがと」とサラリと答えるBさん
 すごく、かっこいい、
 大好きである

認知症であっても、記憶が保持できなくても
人としての強さや温かさ
包容力と懐の深さに、毎日感動している

Aさん、Bさん、そしてみんながいるから
毎日が楽しくて、毎日が愛おしい

明日も
また会おうね
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2021年12月25日

犬も食わない喧嘩を食ってみた






寒い季節になると、寒冷刺激がストレスになるようで

色々な事件が勃発する


特に、認知症の方々は環境下での影響を受けやすいので

心理、周辺症状や不穏状態がおこりやすい


今日は、午後から電話が入って

「大変です!AさんがBさんに殴りかかってしまって!」





いやいや


「すんでのところで止めたんですけど」


あ、よかった


「とにかく大変なんで、すぐ来てください!」


‥‥‥


行っても、殴り合いはとめられないよ?非力だし


仲裁して、話を聞けという事らしいので、早速向かう



部屋に向かい

ベットに寝ている奥様を睨みつけて座っているAさんに話を聞く


昼寝から起きると、部屋にいるはずの奥様がいない

探していると、奥様と友人女性がBさんの部屋に入っており

ベッドに座って話をしていたとのこと


「あいつが女房を部屋に連れ込んだんや!」

Aさんは杖を振り回し、殴りかかろうとしたところ

職員に制止されたらしい



うーん

まあ、そりゃ

腹たつよね、きっと


「あんたやったらどう思う?なんかあったら、どうするんや!」


なんか、なんかね、うん

そうなんだけど


Bさんはかなり重度の認知症で、Aさんの妻も同様

一緒にいた女性も同じくらいで

いずれも、要介護3、要介護5の車椅子、もう1人は要介護3の

歩行器である

そしてAさん含め全員が90オーバー、四捨五入したら100で

この元気さに、驚きの方が勝る


睨まれている妻が、ベッドで横になったまま怒り出す

「この人は、いっつもそうや!腹が立つ!」

いつも?

「叩いたろか!ほんまに!もう、里へ帰るわ!」

「私かて、みてくれる人はおるんや、里には親もおる!」

around100の娘の親が‥‥いたら、ちょっと怖い


「言うたってくれ、男の部屋に入ったらアカンのや!」

「何をしょうもないこと言いよるんや!アホか!」

もう止まらないので、黙って怒鳴り合いを聞いていた



妻には、他の人の部屋に入ってはいけませんと説明し

Aさんには、みんな認知症で悪気はないのだから許して欲しい

部屋に入れないようにBさんにも、Bさんの息子さんにも

きちんとお願いしておくからと伝えて説得する



そんなこんなで1時間以上かかってしまった



事務所に戻り、ケアマネ仲間に話すと3人が3人とも

「良いなあ、そんな風にやきもち焼かれて〜」と口にする


Aさんの妻、可愛いもんね、いやいやAさん若いよね〜等々

羨ましいと言う結論に達した



夕食時には、何事もなくみんな夕食を取れたと報告を受けた


犬も食わない喧嘩を食ってみたら

羨ましいと言う味がしたと言う話である
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2021年12月18日

事故に注意

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感想(2件)




今朝、また利用者さんが転倒して怪我をした


本人が言うには、ベッドから落ちたと言うが、詳細はわからない

次に聞いたら、わからないけどこうなっていたと言う

うちの利用者さんは9割が認知症のため、はっきりしないのである


左手首にヒビが入り、シーネ固定されて三角巾で吊るしている

いつもは歩行器を押して移動するが、今日は車椅子


しばらく、夜間もおむつだね〜と話していた





夜に戻ってきた職員が言う

「自分で、トイレへ行ってました!」




でも、片手でしょ?

「はい、自分で紙パンツも降ろして」

うえまで上げられないでしょ?

「ちゃんと上げてました。で、ベッドに戻って座ってました〜」


うそ

‥‥

すごいやん

でも、痛いでしょうに

「いや、痛くないそうです」


うそ

‥‥‥


そういえば、大腿部頸部骨折して家族判断で手術をしなかった方

強制退院になった後、歩いてたっけ


やはり

恐るべし



そして、やはり

事故に注意だわ

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2021年11月25日

チャレンジ




昨年、ターミナルで関わった男性の妻


認知症が進んで、毎日に生活が立ち行かなくなっていると

息子さんから相談があった


何度か認定や福祉用具の調整で訪問していたが

大量の腐敗した食品や賞味期限切れの廃棄物で

大変な状況になっていた





とはいえ、本人の受け答えは、至極真っ当に聞こえるし

相談してきた息子さんも、母親には強く言い切ることはできない


途方に暮れていたが、本人から幻視の話が出た為、専門医を予約した



そして、息子さんに

「なんとかしたいと思っているなら、必ず受診に連れてきてくる」

事をお願いした。


受診予約に情報提供、その後のショートステイまで手配したが

無理かもしれないと思っていた





今回から担当変更したケアマネも、内心そう思っていたらしい

約束の時間を5分過ぎても来ないので

こちらに電話しようと思っていたら、息子さんと本人が

約束通り病院へ現れた





その後は、受診、検査、診察を終えて、

無事、ショートステイに来ることができた


待ち受けていた私の顔を見て、「あら?」と笑ってくれた

覚えていてくれたのかな?



泊まらないよ、と言う本人だが

息子さんの姿が見えなくなると、次第に落ち着き

食堂に入るなり、先にいた方々に

「お世話になります、よろしくお願いします。」と頭を下げた


息子さんには

受診すらできないかもと思っていたことを伝え

頑張ってお母様を連れてきてくださった事を讃えた



一歩を踏み出した本人には

新しいことをやってみよう、とお伝えした


周りの人たちも、優しく声をかけてくれて

「ここは楽しいよ〜」と話しかけてくれる



「年を取ったら、あかんね〜」と家族の写真を見ながらつぶやく姿に

心が少し、ヒリっとするけれど



息子さんの言葉を受け入れて、

ここまできた勇気を、一歩踏み出した強さを

たくさんたくさん、讃えたい



しっかり完食した夕食を見て、確信する


きっと、大丈夫

無事、次のステージに上がれたのだと

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