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トラウマを和らげる薬「インデラル」

成分名はプロプラノロール。

有名なβブロッカーで

心臓の必要以上の興奮を抑えるその作用のため

本邦では 本態性高血圧症(軽症〜中等症)および 狭心症に用いられている

劇薬です。

裏処方?としては

抗精神病薬によって惹起される錐体外路症状(EPS)の治療にも

用いられています。(というかファーストライン;第一選択薬)

すなわち中枢系にも作用しやすい薬であるのですが,

最近では,ネガティブ感情を抑制するのではないかという報告がされています。

すなわちトラウマの治療に応用が可能ということ。

PTSD;心的外傷後ストレス障害に至ってしまうようなアクシデントに遭遇したとき

その直後に服用することで最も効果が高く,PTSD発症が抑制されるというのです。

効果は劣るもののの,そのネガティブな感情が浮かんできた時に服用しても

トラウマを和らげる作用を示すという報告,非常に興味深いですね。

記憶に関連する薬なので,(記憶能力に関しての)安全性については不安が残りますが

もし,本当にネガティブな感情にのみ選択性があるとすれば,

救える心は救いたいですし,利用しない手はありません。

マウスやラットの実験ではなかなか証明が難しそうなこの話題は

倫理的な話にも発展しやすいところです。

(例えば愛する人の死別によるトラウマを安易に拭い去っていいのか…etc)

今後のさらなる研究を期待したいと思います。


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