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2017年05月25日

新作プレビュー 『カフェ・ソサエティ』 (最終回)

◆ もうすぐ何かが終わるような・・・恋愛手帖の終章?

 ヴォニーに振られたボビーは、失意のままNYに戻っていき、そこで第二の人生を始める。そこで当初考えていたものとは違うけれど、かなりなサクセス・ライフをゲットする。あまり詳しくは書かないが、美人妻(ブレイク・ライブリー)を娶り、所帯を持って幸せ満喫。と、そこへかつての恋人ヴォニーが現れて・・・という第三幕がこの後に準備されているのだけれど、本妻にだまってヴォニーと逢うということが、かつてボビーが彼女にやられた背信行為を今度は自分の妻にしてしまうという皮肉な展開となり、それはいかにもウディ・アレンらしい展開ながら今回はそれだけでは終わらない。いや、それだけでは終わっていないような気がするのです。


数年後、再会した二人
▲ ボビーはヴォニーと道ならぬ恋に・・・。
Photo by Sabrina Lantos (C) 2016 GRAVIER PRODUCTIONS, INC


 言ってしまうと、今回のラストシーン、どこか未練ありげで、そしていつになく歯切れ良く終わらない。良く言えば《悠揚迫らざる》、悪く言えば《フラフラし続ける》キャメラワークにそれを感じる。
 その未練なキャメラの揺れ(横撮影)は、アレン氏がまるで今までの自分がしでかしてきた不埒な恋愛事件を、またはスキャンダルを反芻するかのような《心境》に思え、はたまた自分に関わった女性達をこの『カフェ・ソサエティ』のヒロイン2人(元恋人と本妻)にダブらせて集約させてしみじみと概観しているような、そんな感じに私には思えました。

       それは、まったくの思い違い、思い過ごし、なのかもしれない。

 それにその流れでいくと、
「じゃあ、コレはウディ・アレンの集大成? もう彼は映画を撮らないの?」
となってしまうのだが、そんてことはない。アレン氏はもう今年製作のプロジェクト(原題『Wonder Wheel』)に入っている。なぁ〜んだ、まだまだ撮る気じゃん・・・。

 でも、あのアレン氏の名声を失墜させた養女(幼女)への性的イタヅラとか、ミア・ファローと別れてその養女と結婚し、その女からもセクハラ行為を暴露された近年の騒ぎなどの事は映画には出てこないのだけれど(そりゃ、映画で少しでもそれを臭わせればマスコミに嗅ぎつかれてあることないこと書かれ、終いには逮捕されるもの。だから自分でそれを臭わせるわけがない)、それ以外の彼自身の女性関係について、冷めたというか諦観めいた心境を示したのが今回の『カフェ・ソサエティ』だという気が私はしている。

 ウディ・アレンの遺言と見ても良いけれど、さっきも書いたがまだ撮ってるんでね。今回の作品はその下書きってところかもしれない。 

       ★ 『カフェ・ソサエティ』 公式サイト:http://movie-cafesociety.com/

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『祇園の姉妹』や『浪華悲歌』で日本映画にリアリズムを打ち立て、『西鶴一代女』『雨月物語』などの名作を放った溝口健二の人生を、伊藤大輔・小津安二郎・黒澤明などのライバル監督&スタッフとの確執とともに描いた 『 ラストシーンの余韻 』、紙の書籍で発売中!

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2017年05月24日

新作プレビュー 『カフェ・ソサエティ』 (その3)

◆ ウディ・アレンとデイミアン・チャゼル

ヴェロニカ
▲ ボビーは自分が経営するクラブでゴージャスなヴェロニカ(ブレイク・ライブリー、中央)
と出会う。右はボビーの友人ラッド(パーカー・ポージー)。
Photo by Sabrina Lantos (C) 2016 GRAVIER PRODUCTIONS, INC


 ジェシー・アイゼンバーグがクリステン・スチュワートとのロマンスに酔い、それに破れて傷心するあたりの表情には、若い頃のウディがよぎるだけでなく、どうも黄金時代のハリウッドを背景にしているせいか、この春ヒットした『LA LA LAND』のイメージもそこによぎるのだ。あの女優志願のミア(エマ・ストーン)に惚れ、その女が大スターになるのと引き替えにひっそりとジャズクラブの主人に成り下がっていくセス(ライアン・ゴスリング)のイメージが・・・。

 というか−−『LA LA LAND』も大概ヒットして大勢の人が観たようだから、あの映画の好きなところをネタバレを承知で書くけれど−−そもそも『LA LA LAND』にはウディ・アレン作品からの引用がある。

        『マジック・イン・ムーンライト』(2014)だ。

 この作品のヒロインがこの度『LA 〜』でオスカーを射止めたエマ・ストーンであり、そのエマが彼女の霊能力を「インチキだ」と見抜くためにやってきたマジシャンのコリン・ファースと想定外のデートで訪れる場所が天文台。その中にあるプラネタリウムで二人は心通わすロマンチックな時間を過ごすのだが、この『マジック〜』のワン・シークエンスは『LA LA LAND』ではエマとゴスリングとが星降る夜空にふんわり浮かんで宇宙空間を優雅に舞い踊っていく、プラネタリウム(*)のファンタスティックなシーンへと大胆に転用(リブート?)されている。

 デイミアン・チャゼル監督がアレン作品をパクッたわけじゃないんだろうけど、偶然似ちゃったって事なのか。もっとも『LA LA LAND』にはエマ・ストーンの部屋の壁に大きなイングリッド・バーグマンの(『カサブランカ』のポスターとおぼしき)大きな肖像が描かれてあったり、ワーナー・スタジオ周辺をゴスリングと歩く時に、そのゴスリングが「あれが『カサブランカ』でボギーとバーグマンが寄り添った窓だよ」と言ったりする件があったり、という具合にオールドムービーへの言及や引用がある(そこが嬉しい)。

 その映画が『カサブランカ』ってことはもう、その『カサブランカ』を元ネタにしてウディ・アレンが脚本・主演した『ボギー! 俺も男だ』(1972・米、ハーバート・ロス監督)がただちに連想される。『カサブランカ』(1945・米、マイケル・カーチス監督)やイングリッド・バーグマンを介してチャゼル監督とウディ・アレンは容易にリンクするわけで、まあ、それはどうでもいいのだが、私はニヤニヤして観てました(あと、ジャズ・サウンドへの熱烈な傾倒と憧憬なんてところも二人は一緒だ)。


 1950年代のハリウッド映画のルックやセンスを現代の劇映画で、しかもミュージカルで描くという、誰もがやりたいと願い、やったとしてもそうは成功しないアプローチ(挑戦)を、まんまと成功させたデイミアン・チャゼル監督を私は絶賛する。


     アレ? ウディ・アレンの、『カフェ・ソサエティ』の話がどっかいっちゃいましたね。


 『LA LA LAND』は戦後のハリウッドの黄金時代である所の1950年代(風のタッチ、スタイル)を現代に移し替えて描いた(ってのは私見ですよ)ものだけど、『カフェ〜』はまんまその時代の話だから、ノスタルジック・ムードが横溢してくるのは当たり前。

 でもボビーがヴォニーに振られてNYへ里帰りしちゃう後半の展開からノスタルジックなムードは薄れ、いつものアレン映画のようで、そうじゃないような、ある種、黄昏た心境ドラマみたいになっていく。 <続く>

セレブになったヴォニー
▲ 秘書だったヴォニー(クリステン・スチュワート)も今やセレブに・・・。
Photo by Sabrina Lantos (C) 2016 GRAVIER PRODUCTIONS, INC

*『LA LA LAND』の天文台  プラネタリウムで二人が天空に舞い上がっていく『LA LA LAND』の天文台は、その名をグリフィス天文台。『LA〜』の劇中にも出てきたジェームズ・ディーン主演作『理由なき反抗』(1955・米、ニコラス・レイ監督)のラストに登場する有名な場所、今言うところの聖地≠ナあるが、そのグリフィスはアメリカ映画の父≠ニ呼ばれたデビッド・ワーク・グリフィス監督のファミリー・ネームと同じ。だから、あそこでグリフィス天文台が出てくるについては2つの思い入れ(オマージュ)があるんだろう、と見たが。

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2017年05月19日

インターミッション 桜の森の満開の・・・

 またまたひと休みクリップ≠ひとつ。
 白石サイクリングロード内の八重桜が咲き乱れたエリアはまさに「さくらのアーケード」。その下を駆け抜けた映像のみを連結。
 名付けて「The Cherry Corridor」。字幕に続いてオーパーラップ、ホワイトアウトにチャレンジ。ぎこちなさ満点ですが、何とぞよろしく!



https://youtu.be/66elXqjuHJw


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2017年05月18日

インターミッション 春風をアナタに・・・

 『カフェ・ソサエティ』の話はまだ続きますが、ここでひと休み。
 近所のサイクリングロードでは八重桜が満開。あんまり綺麗だから、写真でなく動画で撮影。右手でデジカメを廻しながら、左手だけでハンドル操作しての走行はちょっとタイヘンでしたが、それでもブレブレながらほんわかした画が撮れました。
 名付けて「THE SPRING OF SHIROISHI COCOROAD 」
 最初「白石サイクリングロード〜〜」と日本語表記にしてたら、映像編集ソフトの不具合か、英語でしか表記できなくなって、こんな横文字にするハメに・・・。ま、意味が分かってもらえればよいです。

 和んでくださいまし。。。


https://youtu.be/kEuL4DEYPqo

2017年05月17日

新作プレビュー 『カフェ・ソサエティ』 (その2)

◆ 青二才の初恋と失恋、そして三角関係の行方は・・・?

 ストーリーをば。

 1930年代のハリウッド。人気スターや有名監督などが所属する大手エージェント会社(日本でいえば芸能事務所)を経営して羽振りの良いフィル(スティーブ・カレル)の許に、サクセス・ストーリーを夢見る甥のボビー(ジェシー・アイゼンバーグ)がNYからやってくる。フィルはボビーを企画やシナリオの下読みをする雑用係に使い、秘書のヴォニー(クリステン・スチュワート)をあてがってハリウッド見学をさせたりするが、そのヴォニーにボビーはゾッコンまいってしまう。
 意を決して告白すると、ヴォニーは「実は恋人がいるの」とつれない返事。傷心ながらもボビーは引き下がるが、彼を振ったヴォニーも気が晴れない。なぜなら相手の男は自分と別れたがっているよう。男は妻帯者だからしてヴォニーとは不倫の関係というわけだが、彼女はついにその男から別れを切り出される。その男とはヴォニーとボビーのボス(上司)、フィルであった・・・。

ボビーのワンショット
▲ ウディの分身? ボビー役のジェシー・アイゼンバーグ
Photo by Sabrina Lantos (C) 2016 GRAVIER PRODUCTIONS, INC


 こういう因縁めいた三角関係、ウディ・アレンの恋愛映画としてはまったく目新しくない。『ハンナとその姉妹』『それでも恋するバロセロナ』『恋のロンドン狂騒曲』が同種のアレン作品としてパッと脳裏をよぎるけど、彼の作品では常に登場人物が恋しているので、いまさら〜という感じがしないでもない。
 ただ、その振られる青年ボビーを演じているジェシー・アイゼンバーグが、かつてのオドオドした若い頃のウディ・アレンそのものって感じなので、そこんところがとても可笑しい。ハリウッドにやってきたボビーが、NYにいるギャングの兄から「ヒマしてンなら女でも買え」と言われてコールガールをモーテルに呼んだはいいが、ドタバタドタバタしたあげく、相手の女が自分と同じユダヤ人だと知ると善人ぶって「ボクと寝なくていいよ、そんな事しなくていいから帰りなさい」と追い出そうとする。すると女は「商売だから、一度ヤルと決めたら仕事が終わるまで帰らない」とゴネ出してすったもんだする件はいかにもウディらしい設えだった。
 ただその間抜けな青臭い役を、当然ながら80歳を超えたウディが自演できるわけもない。だからジェシーに演らせているのだが、良い替え玉(自分の分身)≠見つけたもんだ。ジェシー・アイゼンバーグは『ローマでアモーレ』(2012)に続くアレン作品2度目の出演だが、『ローマ〜』の時よりも演じ甲斐のある役をやっている(大体、『ローマでアモーレ』はアレン作品にしては収拾のつかない脱線オムニバスで、意図がよく判らない小品ではあった)。 <続く>


 『 カフェ・ソサエティ 』 予告篇      https://youtu.be/hYAhQEcVbqc

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2017年05月16日

新作プレビュー 『カフェ・ソサエティ』 (その1)

◆ 懐メロなジャズが流れてこそのアレン節

カフェ・ソサエティ380
Photo by Sabrina Lantos (C) 2016 GRAVIER PRODUCTIONS, INC


 以前、ブログで「今、晩年のアレン氏に、最後の最盛期が来てる」(*1)なんてことを書いた手前、今回の新作についても何か書かなきゃと思ってはいたが、3月、4月と体調を崩し、GW中もヒザ痛に悩まされたいせいで、まったく文章を書く気にならずにグズグズ。そしたら『カフェ・ソサエティ』とっくに封切られて、今、公開中です。

 今更でなんですが・・・ちょっと書きますか。ちょっと書くと言っても、今回、アレン監督が描くのは1930年代のハリウッド(の物語、というか裏話)だから、「ちょっと」ってわけにはないかない。スティーブ・カレルが演ってる業界人フィルの台詞には「グロリア・スワンソンが出演を拒否したって」とか「(セシル・B)デミル監督が乗り気だってよ」などと当時の大スター、大監督、要するにハリウッド・クラウンの名前がぞろぞろ出てきて、それを聞いてるだけでもムフフと楽しいのだが、30年代ってのは本当はその前のローリング・トゥエンティーズ=Aつまりハチャメチャだった狂騒の1920年代の末に起こった世界恐慌(1929年、ウォール街の株価大暴落に端を発する)を受けて、本当なら経済沈滞、失業者増大で社会不安がいやが上にも増した意気消沈なご時世≠フハズ。
 ところが「不景気の時は映画とパチンコ屋が流行る」の道理か、映画業界はまだまだ安泰でご陽気でゴージャスでありまして、『風と共に去りぬ』が製作されたハリウッド黄金時代のピークと言われる1939年まで突っ走っていく。
 
 そんな不況知らずのハリウッドの状況を、アレン監督は、敏腕エージェントのフィルがプール付きの豪邸で毎夜盛大なパーティをやってるシーンをスケッチするオープニングからさらりと巧いこと見せていく。

 お得意のオールディーズなジャズをフィーチャーして。

ボビーとヴォニー
▲ ボビー(J・アイゼンバーグ)が恋い焦がれるヴォニー(C・スチュワート、右)
Photo by Sabrina Lantos (C) 2016 GRAVIER PRODUCTIONS, INC


 もー、このジャズを使われちゃうと途端にウディ・アレンの薬籠中に入れられて、手際の良い演出(語り口)で最後まで見せられちゃうから、アレン・ファンはイイ気分だし、そうでない人はそれなりに♀yしめると思うが、果たしていつでもこのジャズの使用でいいもんだろうか?
 というか、どんな題材の作品でも何でもかんでも口当たりのいいジャズをフィーチャーしちゃっていいのかな? 確かにどれもこれもウディ・アレン印のお墨付き作品にはなっている、でも同時にどれもこれも代わり映えしない同じモノになる危険性もある。題材によっては、ノンキな軽い調子で語られちゃ困る、シラケる題材もあるだろう。

 また同時にこうも考える。アレン作品からこのオールディーズ・ジャズを取り除いたら、または別ジャンルの曲を使用したらどうなるのかな、と。そしたら前作の『教授のおかしな妄想殺人』(2015)ではまさにそれを実践してた。メインで使ってる「The ‘In’ Crowd」(*2)はジャズだが、1960年代の曲でしかもクラブ録音。だから観客の手拍子や歓声などがオフで聞こえてくる。ヘー、なんでこんなの(洗練とは正反対な曲調)を使ったんだい? と観ている間中ずっと違和感だったし、彼のドラマではジャズナンバーをドラマのバックに流しているのが常なのに、なんにも曲を流さずにホアキン・フェニックスとエマ・ストーン『マジック・イン・ムーンライト』に続くアレン作品出演)のツーショット(会話)でいたり、となにかいつもと違う感じではあった。

 なーるほど、ジャズを使わないとこうなるのか。こんなに彼の映画らしくなくなるのか。

 もっと言えば「凡庸な普通の作品になるのか」ってことを痛感したのだが、それは当のアレン氏も同じだったらしく、『カフェ〜』ではまたもとの調子(ジャズ曲使用)に戻している。
 ま、戻すも戻さないも、(おそらく)ここで使ったジャズ・チューンは当時、流行っていた曲だと思われるから、時代的にも正解ってことでしょうが。 <続く>

     ★ 『カフェ・ソサエティ』 公式サイト:http://movie-cafesociety.com/

*1 その記事は2015年4月11日付の「新作プレビュー『マジック・イン・ムーンライト』<前篇>」。http://ag4nematwc.blog.fc2.com/blog-entry-403.html
*2 「The ‘In’ Crowd」・・・ラムゼイ・ルイス・トリオによるワシントンD.C.の「ボヘミアン・キャヴァーンズ」での演奏曲。このデータは映画サイト「ムビコレ MOVIE
COLLECTION」の伊藤隆剛さんの「【映画を聴く】『教授のおかしな妄想殺人』後編 ライヴ録音のテーマ曲が劇場効果を倍増!」より。参考及び引用させていただきました(感謝!)。詳細を知りたい人は以下のサイトへ。http://www.moviecollection.jp/news/detail.html?p=9832


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2017年04月08日

今年一番笑った、「爆報!THE フライデー」の黛ジュン!

●燃えたぎったファイヤー≠ニ失礼ぶっこいちゃうわよ!

 やー、もう、あまりにもおかしくておかしくて、録画で見直しても何度も笑ってしまうから、ココに書くのだけれど、昨晩、放送されたTBS系の番組「爆報!THE フライデー」は凄かった。この日のメインネタは、「天使の誘惑」でレコード大賞を獲った女性歌手(そう、アイドル風のミニスカ・ルックだったが、顔が大人びてからかアイドルとは言えない)の黛ジュンだったが、よく知らなかったが、この人、19歳で結婚したり、妻子ある男性と不倫したりと波乱の恋愛遍歴の持ち主で、婚約会見を4回も開いたっていう恋のツワモノ

 番組内でも語っていたが、恋愛関係になるとその男一途になってのめりこむ性質(タチ)らしく、詐欺にもひっかかっているんだが、最後、53歳の時に旧知の作詞家と婚約を交わし(これが4回目の婚約会見)、ウキウキ気分でいたところ、これがまたも破局に終わる。

 その理由が・・・・コレはTBSの動画サイトで直接見て欲しい。大爆笑も大爆笑だから。

 なので破局理由は伏せるが、何がおかしかったって、相手がフリー(独身)でも妻子持ちでも、惚れたら一途になっちゃう自分を形容して燃えたぎったファイヤーを抑えきれない、って言ったこと!

 これだけでも結構おかしかったが、続いて取材者から「好きになったら浮気はしないんですか?」と訊かれて、当たり前じゃないの、と言わんとばかりに放ったひと言が、

           (アナタ) 失礼ぶっこいちゃうわよ!

 で、コレにはマイッタね。不倫してんだから、黛さん本人こそその浮気してる相手なのにさ。
 しかも、再現VTRの後、爆笑問題たちがいるスタジオに黛さん本人が登場するのだが、そこで爆笑問題に対して大爆笑な事をヌカす!(コレも動画で見て欲しい)

              まー、とにかく笑った。

 おそらくこの「爆報」の黛ジュンと、3月29日放送の「くりぃむクイズ ミラクル9 春のクイズ祭り 3時間スペシャル」(テレビ朝日系)に出た浅丘ルリ子が、今年一番笑った双璧だ。

 こういう酸いも甘いもかみ分けた、大ベテランの人達を笑ってさらし者にするのじゃなく、うま〜く活用して優しくワイワイ盛り上げてほしいね。そうすりゃ、老若男女みんな ハッピーになれるもの。


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2017年04月06日

往年の大スターが顔を揃える昼ドラマ 『やすらぎの郷』(2)

◆ 倉田保昭が出た!

 今日の第4回、出演者の名前を見て「オッ」と思ったね。

            倉田保昭 が出るって! 

 倉田保昭ったって、今の若い人達は知らんだろうが、ブルース・リー『燃えよドラゴン』(1973・米、ロバート・クローズ監督)が火を付けたカンフーブームは、続々と同種のカンフーアクションを生み出して怒濤の大量大公開。それが1970年代中期で、日本国中、アチャー、アチャー! で大変な騒ぎだった。小学生だった私もヌンチャク片手に、負けじと「アチャー、アチャー」と快鳥音を発していたもの(ヌンチャクは手作りの自前!)。

 1960年代後半から落ち目で、ヤクザ映画とポルノしか取り柄がなかった当時の日本の映画会社は当然これに飛びついて・・・といっても、それをやるのはいつも機を見るに敏な%潔fさんなんだけど、ブームに乗り遅れてなるものかとアクションスター・千葉真一を主演にたてて同種の格闘技映画を製作(この時代、パニック映画とオカルト映画のブームが到来して、1970代はドエライ事になる!)。

 で、その頃、我ら小学生を熱狂させてた和製ドラゴン(和製ブルース・リー)が倉田保昭なんだ。

 こんな話、今、アラフィフの中年(いやもう壮年か)オヤジはみんな知ってることで、『闘え!ドラゴン』の倉田保昭、風間健(東映のやくざ刑事<Vリーズに『激突!殺人拳』、ユニバーサルの『ドラゴンを消せ!』)、『片腕ドラゴン』のジミー・ウォングって名前がすらすら出てくると、「アンタ、生まれは昭和30年代の後半から40年代だね」ってことになる。

 とにかく、倉田さんが出るっていうんで緊張して観ていたが・・・最後まで観ても、アレ、どこに出てた? と確認できなかった。だからもう一度観てみた。するとなんとジムで身体を動かしているツーショットの一人(隣の一人は伊吹吾郎、こちらはすぐ判った)が、倉田さんだった。引きの画で一瞬だったから気付かなかったゼ。でも出てた、嬉しかった。

 高級養老院「やすらぎの郷」の施設を初めて訪れた脚本家の菊村(石坂浩二)に、施設の説明をする責任者が名高達郎で、これは記憶で書くのだが、この人が俳優デビューしたての頃、「加山雄三と高橋英樹を足して二で割ったようなハンサムだ」(※)と言って褒めたのが、この第4回にも登場する共演者の浅丘ルリ子じゃなかったか、と思うのだが・・・だとしたらその作品は斎藤耕一監督のスリラー『渚の白い家』(1978・松竹)って事になるが・・・この映画、予告篇があまりにも不気味だったので観るのを回避した。今もって観ていない。

 それはともかく、第4回のラストに、ついに往年の大女優達が姿を見せる。ここのところは告知CMで何度も流れていたのでそれほど驚かなかったが、その映像を観ていたら『渚の白い家』と同じ年に製作された、名匠ビリー・ワイルダー監督の最後の傑作『悲愁』(1978・米。原題:FEDORA)が脳裏をよぎった。この名作もロードショー時に見逃している。当時、この映画を淀川長治さんや双葉十三郎さんが激賞してたから、私は前売り券を買った。なのになぜ見逃したのか?  いや、劇場に観に行ったことは行ったのだが、すでに昨日で公開が終わっていたのだった! あまりにも客が入らなかったので、最終日を待たずして打ち切って違う映画をかけていたのである! 札幌じゃこういう事、まま、あるのだ(と言っても、この作品しかその記憶はないが)。
 ポスターが貼り替わった映画館の前で、『悲愁』の前売り券を握りしめながら呆然と立ちすくんだ事を、昨日の事のように思い出す。

 で、それから20数年後、ビデオでようやくこの映画を観ることが出来た。もう、震えましたね、感動して! 一世を風靡したハリウッドの大女優フェドラ(またはフェドーラ)が晩年、ひっそりと隠棲している終の棲家に、昔一緒に仕事したウィリアム・ホールデンが訪ねていく。確か、フェドラそっくりの女優(実は彼女の娘)だったかがデビューしてその真偽を探るって、ストーリーじゃなかったかな。で、まるで神殿みたいなフェドラの邸宅に行くんじゃなかったかな、と記憶しているが、まあ、これから先はナイショにしておきましょう。

 観終わった時、思ったのは、

           伝説は守り続けられねばならない

 という重〜いテーマというかメッセージ。それが芸界の、エンターテイメントの、偉大な俳優&芸人をリスペクトするための掟、十字架としてドーンと観客の心に突き刺さってくるラストが忘れられない。

 『やすらぎの郷』もそうなればいいな、と密かに思っているのだが。

加山雄三と高橋英樹、ではなく、加山雄三と渡哲也だったかな、いや加山雄三と石坂浩二だったかも・・・とにかく片方は加山さんだったのは記憶しているが、もう一人は定かではない。当時の二枚目男性スターの名前だったのは確か。でもそれを言ったのは浅丘ルリ子だったかな、違う女優さんかも(何分、30年以上前の事で・・・許してタモレ)

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シルバータイムの昼ドラマ 『やすらぎの郷』

● うーん・・・ちょっと期待しちゃう。

 観てますか、『やすらぎの郷』
 告知CMの時から気になっていて、今日で4話が終了したけれど、とてもステキな何かが始まるような気がする。
 女優の妻(風吹ジュン)に先立たれた老脚本家(石坂浩二)が、テレビに功労のあった俳優やTVマンだけが入れる老人ホームに誘われる。そこには、かつて銀幕ならぬブラウン管を彩った大スターや名脇役たちが一堂に介していた・・・というプロットを知るとダニエル・シュミット『トスカの接吻』パオロ・ソレンティーノ『グランド・フィナーレ』を想起しちゃうのは、映画ライターの悪い癖だが、それでも出てくるキャストの豪華さに、そして

      ♪ 愛より急ぐものが どこにあったのだろう・・・ ♪ 

 で始まる中島みゆきの主題歌「慕情」が流れる感動的なタイトルバックに、胸が締め付けられる。

 昨日の第3話には岩本多代が出た。嬉しいな。昔から綺麗で、控えめな、大好きな女優さんなんだ。これからどんな人達が登場するんだろう。

 4話分見逃してても、今ならテレ朝のHP、「テレ朝キャッチアップ」で無料で観れるから、興味のある人は是非!
http://www.tv-asahi.co.jp/douga/yasuraginosato_cu/1087?official=1

    やすらぎの郷 450

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2017年03月03日

緊急コラム 番狂わせとミステイク − 決定! 第89回アカデミー賞  <最終回>

◆ 作品賞を獲得した『ムーンライト』のこと

ムーンライト350
▲高校時代のシャロン(アシュトン・サンダース)。『ムーン
ライト』、公開は3月31日(配給:ファントム・フィルム)
(C)2016 A24 Distribution, LLC


 それはそうと、作品賞を逃した『LA LA LAND』。2度目の鑑賞でも十二分に感動して、帰り際、久方ぶりにパンフレットでも買ってみようかなと思い、売店に寄ってみたが、な、なんとパンフレットは売り切れていた! エー、マジ?! 公開は先週の金曜日(2月24日)からだよね、じゃ、その金曜、土曜、日曜にバババババッと売れちゃったってわけ?!

 凄い人気だなー・・・ま、それは判らないでもないけれど。

 そんな『LA LA LAND』を蹴落として作品賞を受賞した『ムーンライト』って一体どんな映画なんだ? 

 ・・・フフフ、実は先日、ひと足先に観たのだが、うーむ、確かに素晴らしい。誤解されるのを承知で言うならば、ラストカットなんてトリュフォー『大人は判ってくれない』(1959・仏)だよ。おそらく、虐められた少年の限りなくやるせない切ない心理というものをこんなに見事に描いた作品もないし、しかもそれがホモ・セクシャルに発展していく展開は意外に思えるかもしれないが、映画を観てるとまったく自然なことに思えてくる。

 しかも映画は主人公シャロンの苦痛なドラマを幼少期から始めていて、そのシャロンを<幼少期・青年期・成人後>と3人の別々の人物が演じていくのだが、その誰もが素晴らしい。
 特に素晴らしいのは、青年期、つまりハイスクーラー時代のシャロンを演じたアシュトン・サンダースだが、同じ人物を年齢に応じて3人が演じたから主演男優賞で選ぶとなると分が悪いって事になる。そのせいか、今回、3人のうち誰もノミネートされてない。

 逆に『ムーンライト』で助演男優賞を受賞したのは、その幼少時代のシャロンに優しく接し、いわば彼の育ての親%Iな存在となっていくヤクの売人を演じたマハーシャラ・アリ。この人、試写で観た時から「ア、これは獲る」と思ったね(もちろん、受賞が決まったから言うのだが)。ちょっとしか出ないんだが、妙に印象に残る顔なんだよなあ。それに受賞こそならなかったが、主人公のダメ母を演じたナオミ・ハリスも・・・。

 で、(これもまた誤解を恐れずに言うのだが)『ムーンライト』はある面だけ見ると、母親が自分の娘を情け容赦なく殴り蹴りつけて虐め続ける、観ているのが辛い愛憎劇の『プレシャス』(2009・米、リー・ダニエルズ監督)であり、度しがたく暗い人生転落劇でもあるわけで、こうした社会告発的側面を持った深刻な映画って、今までのアカデミー賞ではノミネートされることはあってもオスカーを授かる事はなかった。

 それが、これほどアメリカの映画人、つまりハリウッド人種に好かれる映画はないだろうと思われる『LA LA LAND』を押しのけて受賞する、ってのはどういうことだ? 

 ゴールデングローブ賞にならったのか? 

 確かにドラマ部門は『ムーンライト』で、ミュージカル・コメディ部門は『LA LA LAND』ってのが今回の結果だったが、それにしても解せない。 

 ま、その疑問を晴らすためには、『ムーンライト』を観てもらうしかない。だから是非、ご覧下さい。

 おそらくそこには、我々(日本人)の予想した通りの、下流ブラックの見捨てられたような過酷な日常≠ニ、我々の知らない人と人の温かい睦み合い≠ェある。

 ・・・胸打たれ、心に染みる作品だった、『ムーンライト』。

       ★『ムーンライト』公式HPhttp://moonlight-movie.jp/

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『 ラストシーンの余韻 』
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