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2018年07月15日
W杯ロスについて考える
ついにW杯が決勝を向えます。
そこでW杯ロスについて心理学的に考察して
みたいと思います。
W杯とオリンピック
どちらが終わったときに空しさを感じましたか?
双方共に4年に1度のイベントです。
もちろん、見ている人が
どちらを楽しみにしているかで
ロスは大きく変わりますが
W杯とオリンピックでは
一般的にオリンピックロスの方が強いと
考えられます。
それは終了する「終わり方」に
大きな違いがあります。
オリンピックは
競技が次第に盛り上がり
連日の競技がびっしりとあり
閉会式で突然終了します。
競技量と時間経過は
こんな感じです。
感情も同じ感じ盛り上がり
バタッと終わります。
この形はとても空しさを生む形状をしています。
一方、W杯は
日本人の感情としては
決勝リーグ突破まで
盛り上がっていき
決勝リーグで残念ながら負けてしまうと
気持ち的にトーンダウンしてしまいます。
準決勝、決勝と素晴らしい
プレイはあるものの
試合の間隔が空くようになり
試合数が減ります。
サッカーが大好きな人は決勝に向けて
高まっていくと考えられますが
多くの日本人の感情は
試合数が減りや間隔があき
こんな感じになります。
何段階かを経て
段階ごとに下がる気持ちが
ロスを生みにくい構造をしています。
特別、サッカーを頻繁に見ておらず
W杯を中心に盛り上がる多数の日本人は
こんな構造をしていると考えられます。
こうしたロスを生みにくい形状は
実は色々なジャンルや業界に活かせます。
特にエンターテイメントな産業は
「終わり方をどうするか」なんて
意識しながら
商品や演出を考えると
精神的なダメージの軽減になり
ヤミツキ感などを生むようになります。
そしてこれは人と別れるような
ときにも応用できるかもしれません。